上 下
14 / 16

14回目◆◆Guess and sexual intercourse (推しと性交)◆◆

しおりを挟む



「お前が欲しい」




え? ワッツ? 今なんて言った? 「お前が欲しい」とかなんとか…。

「見知らぬ相手に「欲しい」と申されても…」
「「知らない」? それは本気で言っているのか? いいだろ、他言しないんだったら僕の姿を見てもいい」

サイは目隠しに手をかける。

「……わかったわ。」

私の了承共に目隠しは外される。

そして目の前にいる人物はやはりサイだった。
てか、さっきまで「知る必要はない」とか言わなかった? 

さて、ここは驚いた振りをしなければ…。

「貴男は確か… 紫原君…」

「僕の名を知ってたのか、流石副会長。」

そう言いながらまた唇にキスを落とす。 

「……ぷはっ!  貴男…一体どういうつもり? なぜ私をこんなところに…それに何故こんなことを!?」
「さっきも言っただろ「お前が欲しい」と。」

アレガチだったのか…てっきり私のフラワースキルの1部が欲しいのかと思った…。

「ていうかお前いい加減わざとらしくするな、僕の事好きなんだろ?」
「え?(バレてる…)」

なんのことですか?ととぼけるとサイは顔を近づけまたキスをする。

「いつも僕を見てただろ? 知ってるよ。
最初はうざくて目障りだと思ってた、でも君のその優しい笑顔や姿に僕は惹かれていった。

お互い話したこともないのに不思議だな。」

サイは優しく微笑むと鎖骨にキスをした。

「ここにキスした意味……分かるか?」

「え?」

もうパニック寸前で頭がショート仕掛けた時にサイがそう言ってきた。

鎖骨にキス?  え?キスに意味あることは知ってるけど鎖骨にキスの場合どんな意味か知らないけど…。
あれかな…「君を守り続けたい」的な…。

「経験もない皇女が知るわけないことはわかっている。
僕がここにキスした意味教えてやる。」

そう言いながらちゅっちゅと胸の方へとキスして行く。

「鎖骨のキスは「性的な欲求」だ」

え、もしかして今からサイにエロいことされるの?
どんなご褒美か!

有りかもしれない…推しにこんなことされるなら本望だし、デメリットなんて…………あ、そういえば私2人を救うためにリセットしてんだった。

危ない危ない危うく本来の目的を見失うところだった。


でも少しだけならエロいことを楽しんでリセットしてもバチは当たらないわよね?

などと思っている間にパンツもタイツもナイフによって引き裂かれる。

あ…なんか緊張してきた……。

「ん?   ここから蜜が結構出てるぞ、興奮してるのか? 淫乱皇女。」

クチュクチュと秘部を弄る。

「んあっ! やめ…あっ!」
「クリトリスも敏感に感じてるな、………さて、頃合か」

そう言いながらサイはカチャカチャとベルトを緩めズボンを下ろしサイのアレがあらわとなる。

ゼロスよりもでかい…え?入れる気なの?入るの?

少し不安になっているとサイはニヤリと笑い私の中にゆっくりと入れる。

しかし3回目で奪われてたとはいえ4回目の私は処女…当然すごく痛い。

「い……いた…痛い……」

激痛により涙が出るがサイは私の目から出た涙を優しく拭いペロッと舐めた。

「大丈夫だ、僕がついてるから。」

ぐうっ、イケボ…

そして、ゆっくりゆっくりと出し入れされる。
これさ、変なエロ漫画エロ小説とかその辺のやつで処女奪われた女いきなり「ああ~んきもちぃ~♡」とか言ってるけど痛みを快楽とし感じるマゾなの? と、私の中でふとした疑問になる。

てかそういうの書いてるの男だろ処女幕破れたらこの世のものとは思えない激痛走んだぞ? ていうか関係ないけど男でも妊婦体験出来るあれあったな~あれを参考にしてエロ漫画描けよ………おっと脱線し過ぎた。

それにしても処女貫かれてから数分くらい経ったのかな?ちょっとトイレ行きたくなってきた…。

「あの…」
「なんだ。」
「御手洗に行きたいのですが…」
「構わんここでしろ」
「はい!?」

変な声が出た…え?今なんて言った? 「ここでしろ?」
いやいや、私に放尿の趣味はないけど?

「大丈夫だお前の体は少しずつだが僕ので感じ始めている。」
「いえ、そういう訳では……ぁッ…やんっ!(何今の声…)」

「誘っているのか? まあ、そうじゃなくてもそのつもりだ」

サイは私を勢いよく起こしお互い向かい合ったままの……なんだっけ対面座位だっけ? その状態でまた交わる。

そして私も感じ始めてるので変な声が漏れる。

「…ァッ …んっ ああっ、むら…さきばら…く……んむっ!?」

またキスされた。


「サイって呼べ」


「さ…い……くん… ああんっ! だ、め…奥…ッ あ…あっ…あっあっ……あっ…だめぇ…何か…きちゃ…う 」

「イクのか……イケ…イケッ…」


動きも早くなる分、私も自然と腰を振っていた。
これじゃ私撫子同様ビッチやん…。
人間は性欲に素直すぎるわ。

などと考えてる間に私は達してしまった。
自慰行為じいこういではなかなかイケなかったのに…性交の力恐るべし…。

「珠華…愛してる お前は僕だけのものだ…永遠に俺と一緒だ。」


あ、このセリフ…バッドエンドだわ。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

わたしの“おとうさん”

ライト文芸 / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:1

あいつに無理矢理連れてこられた異世界生活

mio
ファンタジー / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:252

今宵、閨で

BL / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:56

モブの俺には構わないでくれ。

BL / 連載中 24h.ポイント:404pt お気に入り:394

想世のハトホル~オカン系男子は異世界でオカン系女神になりました~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:241pt お気に入り:563

妄想日記3<<RISING>>

BL / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:35

番から逃げる事にしました

恋愛 / 完結 24h.ポイント:14,633pt お気に入り:2,174

記憶の魔女の涙と恋

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:35pt お気に入り:5

処理中です...