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儀式 R-18
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「ーーッ!」
何かを入れられた。流し込まれる。
抵抗しようとするが、そんな抵抗を嘲るようにガランはそのままレンを抱き込むとベッドに押し倒した。
「ーーッ! ンンッ」
暴れるが、力の分は元々ガランの方があるのと、口に入れられた謎の液体に気を取られ、抵抗らしい抵抗もできないまま、液体を飲み込んでしまった。
甘さを凝縮した液がレンの喉を焼く。
「ッ……グッ」
ガランに押さえつけられたまま動けない。体を動かそうにも薬のせいか力が入らず、動けそうもない。
そんなレンにガランは言う。
「力を抜け」
「……ンッ……ンンッ」
「目を閉じてろ。周りを気にするな」
ガランはそういうと再びレンの唇を塞いだ。
また何かを流し込まれる。今度は先ほどよりも量が多く、口の端から液体が溢れてしまうが、それすらも逃すまいとするようにガランの舌がレンの口内に入り込み、舐め取っていく。
「な、にを……ッ!」
いったいレンは何を飲んだのだ。苦味のある、粉薬を溶かしたような味の水をのみ、レンはそれを嚥下してしまった。
それがただの水では無いことくらい、レンだってわかる。
なんだ? 一体何を飲まされた?
まさか、麻薬ーー。
「ーー!」
その考えにたどり着いたレンはガランの腕の中から抜け出した。
ベッドの縁に顔を向け、飲まされたものを吐き出そうと試みる。しかし、指を入れても吐き出せない。
同時に飲まされた液体のせいか、心臓が暴れだしたかのように鼓動音をたて、息が荒くなっていく。
十中八九飲まされたもののせいだろう。
それに翻弄されている間に先程のガランの腕の中に戻され、体の変化についていけないレンの体をガランは優しい手つきで抱きしめたまま、レンに囁いた。
「大した薬じゃない。怯えるな」
「な、なにを……、のませ」
「俺も、何度か飲んだことある」
「そ、それって……!」
聞き捨てならないガランの言葉にレンは混乱する。
ガランも飲んだ? この飲まされた薬がどうであれ、少なくとも15の未成年が飲んでいいものでは絶対無いはずだ。
それをガランは当たり前のように自分も飲んだことがあると言った。
レンが混乱する間にガランの手は服の中に入り込み、レンの体を撫で始めた。
「ーーッ」
ゾワゾワと肌が粟立つ。
寝間着が脱がされる。下着もつけられていないレンの裸体は簡単に周囲に晒され、レンは身震いがした。
「い、やぁ……」
レンは弱々しい力でガランの胸を押すが、効果はなく、むしろ、もっと体を密着させるように押さえつけられてしまい、ガランの舌に耳を舐め上げられると力が抜ける。
「ぁッ!」
「身を任せろ。そうしたらすぐ終わる」
「な、にを……!」
「……儀式だよ」
ガランの唇がレンの唇を塞ぐ。
舌が入り込み、口腔を犯されていく。
歯茎をなぞり、舌を絡め取られ、吸われる。
それをされるだけで、レンの中の熱はじくりと沸き上がる。
「んッ……やぁ」
レンは快感から逃げようとするがそれを許さないとばかりにガランに押さえつけられながら執拗に口付けられていく。
うちに思考回路が回らなくなり、なにも考えられなくなっていく。
「ふぁ……」
そんなレンの様子に気が付いたのだろう、ガランは唇を離すと、今度は首筋へと舌を這わせ始めた。
さらに空いている手でレンの下部に手を伸ばす。
すでに立ち上がりはじめているレンの昂りをガランは優しく握り込む。
「ひゃぅッ!」
突然の刺激にレンは驚くが、ガランはお構いなしにゆっくりと上下に手を動かし始めた。
「や、やぁ……」
レンのそこはガランの手にすぐ反応し硬さをましていく。徐々に先走りが溢れだしている様を見て、ガランは唇を歪めながらその蜜を舐めとるように唇で啜った。
その刺激にレンの体はビクリと跳ねるが、それでも手は止まらない。そのまま徐々に動かす。
潤んだ視界で周囲を見ると、動物の面の集団はレンとガランの情事を食い入るように見ていた。見られている、そう考えた瞬間、レンは羞恥で顔を真っ赤に染めた。
「いやッ、みないで……ッ」
「気にするな」
「や、だぁ……」
「俺に身を委ねていろ」
そう言いながらガランは先端を親指の腹で思い切りぐりっと押す。それと同時に今までで一番強く上下に扱かれた。
「……ーーッ!!」
その刺激に耐えきれず、レンは自身の熱を吐き出した。
何かを入れられた。流し込まれる。
抵抗しようとするが、そんな抵抗を嘲るようにガランはそのままレンを抱き込むとベッドに押し倒した。
「ーーッ! ンンッ」
暴れるが、力の分は元々ガランの方があるのと、口に入れられた謎の液体に気を取られ、抵抗らしい抵抗もできないまま、液体を飲み込んでしまった。
甘さを凝縮した液がレンの喉を焼く。
「ッ……グッ」
ガランに押さえつけられたまま動けない。体を動かそうにも薬のせいか力が入らず、動けそうもない。
そんなレンにガランは言う。
「力を抜け」
「……ンッ……ンンッ」
「目を閉じてろ。周りを気にするな」
ガランはそういうと再びレンの唇を塞いだ。
また何かを流し込まれる。今度は先ほどよりも量が多く、口の端から液体が溢れてしまうが、それすらも逃すまいとするようにガランの舌がレンの口内に入り込み、舐め取っていく。
「な、にを……ッ!」
いったいレンは何を飲んだのだ。苦味のある、粉薬を溶かしたような味の水をのみ、レンはそれを嚥下してしまった。
それがただの水では無いことくらい、レンだってわかる。
なんだ? 一体何を飲まされた?
まさか、麻薬ーー。
「ーー!」
その考えにたどり着いたレンはガランの腕の中から抜け出した。
ベッドの縁に顔を向け、飲まされたものを吐き出そうと試みる。しかし、指を入れても吐き出せない。
同時に飲まされた液体のせいか、心臓が暴れだしたかのように鼓動音をたて、息が荒くなっていく。
十中八九飲まされたもののせいだろう。
それに翻弄されている間に先程のガランの腕の中に戻され、体の変化についていけないレンの体をガランは優しい手つきで抱きしめたまま、レンに囁いた。
「大した薬じゃない。怯えるな」
「な、なにを……、のませ」
「俺も、何度か飲んだことある」
「そ、それって……!」
聞き捨てならないガランの言葉にレンは混乱する。
ガランも飲んだ? この飲まされた薬がどうであれ、少なくとも15の未成年が飲んでいいものでは絶対無いはずだ。
それをガランは当たり前のように自分も飲んだことがあると言った。
レンが混乱する間にガランの手は服の中に入り込み、レンの体を撫で始めた。
「ーーッ」
ゾワゾワと肌が粟立つ。
寝間着が脱がされる。下着もつけられていないレンの裸体は簡単に周囲に晒され、レンは身震いがした。
「い、やぁ……」
レンは弱々しい力でガランの胸を押すが、効果はなく、むしろ、もっと体を密着させるように押さえつけられてしまい、ガランの舌に耳を舐め上げられると力が抜ける。
「ぁッ!」
「身を任せろ。そうしたらすぐ終わる」
「な、にを……!」
「……儀式だよ」
ガランの唇がレンの唇を塞ぐ。
舌が入り込み、口腔を犯されていく。
歯茎をなぞり、舌を絡め取られ、吸われる。
それをされるだけで、レンの中の熱はじくりと沸き上がる。
「んッ……やぁ」
レンは快感から逃げようとするがそれを許さないとばかりにガランに押さえつけられながら執拗に口付けられていく。
うちに思考回路が回らなくなり、なにも考えられなくなっていく。
「ふぁ……」
そんなレンの様子に気が付いたのだろう、ガランは唇を離すと、今度は首筋へと舌を這わせ始めた。
さらに空いている手でレンの下部に手を伸ばす。
すでに立ち上がりはじめているレンの昂りをガランは優しく握り込む。
「ひゃぅッ!」
突然の刺激にレンは驚くが、ガランはお構いなしにゆっくりと上下に手を動かし始めた。
「や、やぁ……」
レンのそこはガランの手にすぐ反応し硬さをましていく。徐々に先走りが溢れだしている様を見て、ガランは唇を歪めながらその蜜を舐めとるように唇で啜った。
その刺激にレンの体はビクリと跳ねるが、それでも手は止まらない。そのまま徐々に動かす。
潤んだ視界で周囲を見ると、動物の面の集団はレンとガランの情事を食い入るように見ていた。見られている、そう考えた瞬間、レンは羞恥で顔を真っ赤に染めた。
「いやッ、みないで……ッ」
「気にするな」
「や、だぁ……」
「俺に身を委ねていろ」
そう言いながらガランは先端を親指の腹で思い切りぐりっと押す。それと同時に今までで一番強く上下に扱かれた。
「……ーーッ!!」
その刺激に耐えきれず、レンは自身の熱を吐き出した。
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