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慣れ R18
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「おっメスイキ」
外で見てたアリユキの言葉通り、陰茎からは精液とは違った透明な汁が溢れていた。
リクに前、シュウに後ろを責められたせいで体がどうにかしてしまったのだろう。
恐る恐る二人の顔を見ると、まだ物足りない顔をしている。
「ユウヤ」
「はっ、んっ……、ふっ、ひ、アッ!」
リクに唇を、シュウに孔を同時に犯される。
早く二人を満足させなくてはと思いトオルは必死でリクの舌に応え、シュウを受け入れた。
「……ユウヤ」
足元から、シュウの欲に濡れた声がする。
そろそろだとトオルは孔をぐっと締め付けた。
「っ!」
「うっ、はっ、んっ!」
トオルの孔に放てらえれた熱い液体を感じた。
シュウが達したのだ。
残りはリクだ。リクを満足させねばとトオルはリクの方に視線を合わせる。
「っ……!」
リクの紺色の瞳が揺らぐ。
トオルの頬に手を伸ばし、優しく撫でると耳元へ口を寄せてきた。
「ユウヤ」
いつもより低い声で囁かれ、トオルは背筋を震わせた。
リクのキスは長い。本当は嫌なはずなのに、キスというものはそれがトオルが自ら望んでいるのかと誤解してしまう程に。
「んっ……! ふっ、んっ……!」
息を、吐かなければ。
そうすれば、楽になる。だが、それをすればするほどトオルは深い底に落ちていく感覚がして、無意識に息をするのを辞めてしまう。
「……や、ぁ」
獣のようなリクに口内を蹂躙され、トオルの孔からはもう誰のものか分からない精液が内腿を伝い出る。
「も、も……ぉ」
「今日はよく泣くな。ほら、ピースピース」
アリユキの楽しそうな声がする。
携帯をこちらに向けていることが分かり、トオルは視線だけアリユキの携帯カメラを見つめる。
「……アリユキ」
「リクの顔は写さねーよ」
パシャパシャと特徴的なカメラ音が耳元でする。
トオルが一生懸命リクにキスをしている所をアリユキのカメラに収められる。
アリユキの携帯にはユウヤとトオルの痴態がどれほど残されているのか。考えたくもない考えが浮かび、それをぬぐい去るようにトオルは目の前のリクに集中した。
█ █
トオルは急いで制服を着て、家に戻った。時刻はそれでも午後7時を少し超えたあたりで、家に戻れば部屋には明かりが見える。
扉を開けると、そこにいたのはユウヤだった。
帰ってきた姿を見て、安心したように笑顔を見せたユウヤにトオルの心はホッと軽くなる。
「おかえり、トオル」
「ただいま」
ユウヤはまだ治らない足を引きずりながら、器用に片足立ちをしながら部屋の片付けをしている。
靴を脱ぎ、鞄を無造作に置く。
この奇妙な生活に慣れている自分がいた。
それを内心おかしいと思いながら、トオルはこの不快な汗を流そうと風呂場に向かった。
外で見てたアリユキの言葉通り、陰茎からは精液とは違った透明な汁が溢れていた。
リクに前、シュウに後ろを責められたせいで体がどうにかしてしまったのだろう。
恐る恐る二人の顔を見ると、まだ物足りない顔をしている。
「ユウヤ」
「はっ、んっ……、ふっ、ひ、アッ!」
リクに唇を、シュウに孔を同時に犯される。
早く二人を満足させなくてはと思いトオルは必死でリクの舌に応え、シュウを受け入れた。
「……ユウヤ」
足元から、シュウの欲に濡れた声がする。
そろそろだとトオルは孔をぐっと締め付けた。
「っ!」
「うっ、はっ、んっ!」
トオルの孔に放てらえれた熱い液体を感じた。
シュウが達したのだ。
残りはリクだ。リクを満足させねばとトオルはリクの方に視線を合わせる。
「っ……!」
リクの紺色の瞳が揺らぐ。
トオルの頬に手を伸ばし、優しく撫でると耳元へ口を寄せてきた。
「ユウヤ」
いつもより低い声で囁かれ、トオルは背筋を震わせた。
リクのキスは長い。本当は嫌なはずなのに、キスというものはそれがトオルが自ら望んでいるのかと誤解してしまう程に。
「んっ……! ふっ、んっ……!」
息を、吐かなければ。
そうすれば、楽になる。だが、それをすればするほどトオルは深い底に落ちていく感覚がして、無意識に息をするのを辞めてしまう。
「……や、ぁ」
獣のようなリクに口内を蹂躙され、トオルの孔からはもう誰のものか分からない精液が内腿を伝い出る。
「も、も……ぉ」
「今日はよく泣くな。ほら、ピースピース」
アリユキの楽しそうな声がする。
携帯をこちらに向けていることが分かり、トオルは視線だけアリユキの携帯カメラを見つめる。
「……アリユキ」
「リクの顔は写さねーよ」
パシャパシャと特徴的なカメラ音が耳元でする。
トオルが一生懸命リクにキスをしている所をアリユキのカメラに収められる。
アリユキの携帯にはユウヤとトオルの痴態がどれほど残されているのか。考えたくもない考えが浮かび、それをぬぐい去るようにトオルは目の前のリクに集中した。
█ █
トオルは急いで制服を着て、家に戻った。時刻はそれでも午後7時を少し超えたあたりで、家に戻れば部屋には明かりが見える。
扉を開けると、そこにいたのはユウヤだった。
帰ってきた姿を見て、安心したように笑顔を見せたユウヤにトオルの心はホッと軽くなる。
「おかえり、トオル」
「ただいま」
ユウヤはまだ治らない足を引きずりながら、器用に片足立ちをしながら部屋の片付けをしている。
靴を脱ぎ、鞄を無造作に置く。
この奇妙な生活に慣れている自分がいた。
それを内心おかしいと思いながら、トオルはこの不快な汗を流そうと風呂場に向かった。
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