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ネズミの悲鳴
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「ただいま戻りました!!!!」
怒鳴り込むように入った執務室の中に居たのは予想通り、シャオとアランの2人だった。
アランの方は備え付けられた正面の執務机に座っていた。
アランがここにいるのはいつもの事だ。自室以外では大抵この執務室にいて暇を潰すことの方が多い。
問題はこいつだ、とシャオは執務机の前に置かれた椅子に座っているルカを睨んだ。
こいつ。なぜ昨日入るなと言った執務室に入っているのか。シャオはルカを睨みつけながら低い声で言った。
「……貴様、頼んだ草むしりはどうした?」
「終わりました」
ルカの返答に、思わず口がぽかん、と開く。
ーーあの量を? 昨日の朝見た限りだと私でさえ数日かけねば除去できぬ程生えていたぞ?
「その、正面が終わったらほとんど終えてしまって」
「は? 裏手の方が生えていたはずです。貴方の目は節穴ですか?」
シャオの敬語だが、棘のある言葉にルカは困ったような表情を浮かべた。
そのシャオとルカのやり取りに口を挟んだのはアランの方だった。
「どうやら、屋敷の裏手に小規模の爆弾が降ったらしい。そのおかげで裏手の草がほとんど吹っ飛んだそうだ」
「爆弾ってそんなまさ……」
そこまで言って、シャオは思い出した。
昨日、アランがルカをここに居させると言った時のことど。
現実を受け入れたくなかったシャオは窓から猛吹雪の中、外に出て急速に溜まったストレスを発散するべく魔法を放った。
もちろん屋敷に当てるなどという馬鹿な真似はしていない。屋敷の裏手の方に放っただけだ。
だが、その魔法弾が裏手の草を吹き飛ばすほどの威力があっただけのこと。
「後で裏手を見てみるといい。窪みが面白いことになっている」
「…………」
アランのからかうような言葉に、シャオは何も言い返せない。
詰まるところ、ルカの草むしりが早く終わったのは他でもないシャオのせいだった。
腹立たしいが自分のせいでもあるのだからと自分を納得させるが、まだシャオの腑に落ちていないことがある。
施錠魔法のことだ。ルカがアランに危害を与えないようルカを屋敷に出してから施錠魔法をかけていたというのに何故ルカがこのアランの執務室にいるのか。
ルカ程度の魔法士に自分のかけた魔法をこんな短時間で解析できるはずがない。どういうタネだとシャオはルカを睨みつける。
「ルカさんがこちらにいるのは何故ですか?」
「想像以上に草むしりが早く終わりまして、どうしようかと思ってましたら、アラン様に呼ばれまして……、話をしておりました」
「……クッ!」
シャオは下唇を噛んだ。
シャオがかけた施錠魔法は昨日の夜ルカの部屋にかけたようか時間で解除されるものとはまた違うものをかけた。
もっと複雑な、屋敷に住む人間に許可された場合でした屋敷に入ることの出来ないようなものだ。
つまり、ルカは1人で屋敷に入ることは出来ないが、屋敷に住むシャオかアランが屋敷に入ることを許可すれば屋敷内に入ることが出来るのである。
ルカの話を聞くに、ルカを屋敷に入れることを許可したのはアランだ。
シャオとしては昨日ルカの部屋にかけた施錠魔法とは違うものを使いたいという気持ちしかなかったのでその施錠魔法を使ったのだが、まさかアランがルカを招くとは思わなかった。
視線を移動させるとアランの机には、シャオがいれた覚えのない紅茶が置かれ、その隣には空になったスープ皿の姿がある。
それを見た途端シャオのこめかみがピクピクと動いた。
ーーココココココイツ!!! 主に得体の知れないスープを食べさせるなんて!!
ルカのあまりにも浅慮で身勝手な行動にシャオの怒りは頂点に達する。
そもそもこいつがシャオも座ったことがない客人用の執務室のソファ座っていることも、主と対等に目線を合わせていることも、すべてがシャオにとっては許せない。
アランはなぜこの無法者をこの屋敷に居させることにしたのか。
新しい従者が欲しかったにしても、あまりにも従者として不出来すぎる。
だが、アランはそれを指摘するつもりもないらしい。ルカの行動を気にも返さずシャオを見ると口を開いた。
「シャオ。ネズミはどうした?」
「も、もちろん捕まえてきました! 少々お待ちください!」
シャオは急いで執務室前の廊下に置いておいたネズミが入っているカゴをアランに見せつける。
総勢115匹。アランが言っていた数よりも多いこの成果にアランはきっと喜んでくれるはずだとシャオは鼻高々にみせた。
「……」
「……」
だが、アランの顔は一向に明るくならなかった。その隣にいるルカもケージを見て唖然としている。
なぜ2人がそんな顔をするのかわからず、もしや自分が数え間違いをしたのかと思い、もう一度カゴに入っているネズミを見ると、2人の沈黙の意味がわかった。
「…………」
カゴに入っていたネズミはすべて、死んでいた。1匹やそこらではない。無事なネズミが見当たらぬ程、無数のネズミの死骸が転がっている。
「は!?」
思わず大声で叫んでしまうほどに、その光景は衝撃的だった。
カゴのネズミはどれも息をしておらず、ピクリとも動いていない。なぜだ。捕まえた時は元気だったのに。
「……凍死、ですか?」
「そんなわけないだろう!!」
ルカの言葉に、シャオはアランがいることを忘れ叫んだ。
このネズミ達は寒冷地にいるだけあって、寒さに強い。氷漬けでもない限りそう簡単に死ぬことはないはずだ。
なら、そうでなければ猛スピードで村からここに来た間になにかあったのか。考え事をしていたせいでネズミについては何も思い出せない。
なにがあったのかと必死に思い出そうとするシャオに、アランが声をかける。
「シャオ」
「は、はい主」
「俺の伝え方が間違えていたようだ。俺は、生きているネズミが欲しい。死んだネズミは要らん。健康なネズミをもってこい」
「……はい」
「今日中に集めれば良い。それに、ここにはルカがいる。多少お前がいなくなっても問題は無い」
『いなくなっても』。
アランのその言葉はシャオの胸に深く突き刺さった。
シャオはアランの忠臣だ。シャオの全てはアランのためにある。そうでなければ、シャオは生きている理由がない。だというのに、今自分はアランに必要とされていないのだ。
その事実が、シャオの心を深く傷つけた。
「ッ……、わかりました」
昨日感じた胸の痛みが、また蘇る。
それを悟られないよう、シャオはアランとルカに背を向け、逃げるように執務室から出ていった。扉が閉まる音が、まるでシャオとの心が壊れていく音のように聞こえた。
怒鳴り込むように入った執務室の中に居たのは予想通り、シャオとアランの2人だった。
アランの方は備え付けられた正面の執務机に座っていた。
アランがここにいるのはいつもの事だ。自室以外では大抵この執務室にいて暇を潰すことの方が多い。
問題はこいつだ、とシャオは執務机の前に置かれた椅子に座っているルカを睨んだ。
こいつ。なぜ昨日入るなと言った執務室に入っているのか。シャオはルカを睨みつけながら低い声で言った。
「……貴様、頼んだ草むしりはどうした?」
「終わりました」
ルカの返答に、思わず口がぽかん、と開く。
ーーあの量を? 昨日の朝見た限りだと私でさえ数日かけねば除去できぬ程生えていたぞ?
「その、正面が終わったらほとんど終えてしまって」
「は? 裏手の方が生えていたはずです。貴方の目は節穴ですか?」
シャオの敬語だが、棘のある言葉にルカは困ったような表情を浮かべた。
そのシャオとルカのやり取りに口を挟んだのはアランの方だった。
「どうやら、屋敷の裏手に小規模の爆弾が降ったらしい。そのおかげで裏手の草がほとんど吹っ飛んだそうだ」
「爆弾ってそんなまさ……」
そこまで言って、シャオは思い出した。
昨日、アランがルカをここに居させると言った時のことど。
現実を受け入れたくなかったシャオは窓から猛吹雪の中、外に出て急速に溜まったストレスを発散するべく魔法を放った。
もちろん屋敷に当てるなどという馬鹿な真似はしていない。屋敷の裏手の方に放っただけだ。
だが、その魔法弾が裏手の草を吹き飛ばすほどの威力があっただけのこと。
「後で裏手を見てみるといい。窪みが面白いことになっている」
「…………」
アランのからかうような言葉に、シャオは何も言い返せない。
詰まるところ、ルカの草むしりが早く終わったのは他でもないシャオのせいだった。
腹立たしいが自分のせいでもあるのだからと自分を納得させるが、まだシャオの腑に落ちていないことがある。
施錠魔法のことだ。ルカがアランに危害を与えないようルカを屋敷に出してから施錠魔法をかけていたというのに何故ルカがこのアランの執務室にいるのか。
ルカ程度の魔法士に自分のかけた魔法をこんな短時間で解析できるはずがない。どういうタネだとシャオはルカを睨みつける。
「ルカさんがこちらにいるのは何故ですか?」
「想像以上に草むしりが早く終わりまして、どうしようかと思ってましたら、アラン様に呼ばれまして……、話をしておりました」
「……クッ!」
シャオは下唇を噛んだ。
シャオがかけた施錠魔法は昨日の夜ルカの部屋にかけたようか時間で解除されるものとはまた違うものをかけた。
もっと複雑な、屋敷に住む人間に許可された場合でした屋敷に入ることの出来ないようなものだ。
つまり、ルカは1人で屋敷に入ることは出来ないが、屋敷に住むシャオかアランが屋敷に入ることを許可すれば屋敷内に入ることが出来るのである。
ルカの話を聞くに、ルカを屋敷に入れることを許可したのはアランだ。
シャオとしては昨日ルカの部屋にかけた施錠魔法とは違うものを使いたいという気持ちしかなかったのでその施錠魔法を使ったのだが、まさかアランがルカを招くとは思わなかった。
視線を移動させるとアランの机には、シャオがいれた覚えのない紅茶が置かれ、その隣には空になったスープ皿の姿がある。
それを見た途端シャオのこめかみがピクピクと動いた。
ーーココココココイツ!!! 主に得体の知れないスープを食べさせるなんて!!
ルカのあまりにも浅慮で身勝手な行動にシャオの怒りは頂点に達する。
そもそもこいつがシャオも座ったことがない客人用の執務室のソファ座っていることも、主と対等に目線を合わせていることも、すべてがシャオにとっては許せない。
アランはなぜこの無法者をこの屋敷に居させることにしたのか。
新しい従者が欲しかったにしても、あまりにも従者として不出来すぎる。
だが、アランはそれを指摘するつもりもないらしい。ルカの行動を気にも返さずシャオを見ると口を開いた。
「シャオ。ネズミはどうした?」
「も、もちろん捕まえてきました! 少々お待ちください!」
シャオは急いで執務室前の廊下に置いておいたネズミが入っているカゴをアランに見せつける。
総勢115匹。アランが言っていた数よりも多いこの成果にアランはきっと喜んでくれるはずだとシャオは鼻高々にみせた。
「……」
「……」
だが、アランの顔は一向に明るくならなかった。その隣にいるルカもケージを見て唖然としている。
なぜ2人がそんな顔をするのかわからず、もしや自分が数え間違いをしたのかと思い、もう一度カゴに入っているネズミを見ると、2人の沈黙の意味がわかった。
「…………」
カゴに入っていたネズミはすべて、死んでいた。1匹やそこらではない。無事なネズミが見当たらぬ程、無数のネズミの死骸が転がっている。
「は!?」
思わず大声で叫んでしまうほどに、その光景は衝撃的だった。
カゴのネズミはどれも息をしておらず、ピクリとも動いていない。なぜだ。捕まえた時は元気だったのに。
「……凍死、ですか?」
「そんなわけないだろう!!」
ルカの言葉に、シャオはアランがいることを忘れ叫んだ。
このネズミ達は寒冷地にいるだけあって、寒さに強い。氷漬けでもない限りそう簡単に死ぬことはないはずだ。
なら、そうでなければ猛スピードで村からここに来た間になにかあったのか。考え事をしていたせいでネズミについては何も思い出せない。
なにがあったのかと必死に思い出そうとするシャオに、アランが声をかける。
「シャオ」
「は、はい主」
「俺の伝え方が間違えていたようだ。俺は、生きているネズミが欲しい。死んだネズミは要らん。健康なネズミをもってこい」
「……はい」
「今日中に集めれば良い。それに、ここにはルカがいる。多少お前がいなくなっても問題は無い」
『いなくなっても』。
アランのその言葉はシャオの胸に深く突き刺さった。
シャオはアランの忠臣だ。シャオの全てはアランのためにある。そうでなければ、シャオは生きている理由がない。だというのに、今自分はアランに必要とされていないのだ。
その事実が、シャオの心を深く傷つけた。
「ッ……、わかりました」
昨日感じた胸の痛みが、また蘇る。
それを悟られないよう、シャオはアランとルカに背を向け、逃げるように執務室から出ていった。扉が閉まる音が、まるでシャオとの心が壊れていく音のように聞こえた。
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