198 / 298
火神教騒乱
27.火神教本部へ
しおりを挟む
翌朝、まだ明けぬうちから俺たちは動き始めた。
今や人数は総勢6人となっているからかなりの大所帯だ。
「やっぱ俺もいかなきゃ駄目なんすかねえ…」
キツネが目をこすりながらぶつぶつ呟いている。
「いや、主はここで別れてもいいぞ」
「マジっすか!」
ゼファーの言葉にキツネが目を丸くした。
「ああ、主には十分世話になったことだ、ここらで解放してやろう」
ゼファーの目配せでヘルマが革袋から金貨を手づかみして握らせるとキツネがあっという間に相好を崩した。
「へへっこりゃすいませんね。いやはや俺も命を懸けた甲斐があるってもんすよ」
まったく現金な奴だ。
「ただし最後にもうひと働きしてもらうぞ。町が動き始めたら我々がまだこの町に潜んでいると噂を流すのだ」
なるほど、少しでも追手をかく乱させようって訳か。
「お安い御用で!」
キツネが金貨を抱えて敬礼した。
「よし、行動を起こすぞ!」
「待て、その前に主にはこれを渡しておこう」
家から出ようとした時、ゼファーが俺に一枚の羊皮紙を渡してきた。
何やら細かな文字と印章が押してある。
「なんだこれは?」
「渡すのが遅れたが余に万が一のことがあればこれを見せるがよい。少なくとも主とフィルド王国は責を免れよう」
「へ、陛下…それは…!」
エリオンが驚いたような声をあげた。
「…つまりこれは遺書ってことか」
「まあそう取ってもらっても構わぬがな。それは言うなれば余が発行した免状のようなものだ」
「ちぇ、どいつもこいつも俺にあれこれ押し付けてきちゃって」
俺はぶつぶつ言いながらその羊皮紙を懐にしまった。
「こんなもの必要ねえよ。あんたは五体満足で城に帰してやる」
「ふ、期待しているぞ」
ゼファーはかすかに微笑むと戸口へと向かい、俺たちは静かに隠れ家を出た。
先頭はヘルマ、殿は俺だ。
町は静まり返り、通りには誰もいない。
エリオンの話だと元々火神信奉の信徒は日没から日の出までほとんど家を出ないのだとか。
十分ほど歩いた先に小さな井戸があった。
「ここから入るぞ」
俺たちは釣瓶のロープを手掛かりに静かに井戸の中に入っていった。
中は意外にも広くて大人ならば腰をかがめれば十分に歩けるくらいの高さがあって水は横井戸の真ん中を流れている。
「なるほど、これならあちこちに井戸を掘らなくても新鮮な水が供給できるってわけか」
「良い仕組みでしょう?しかも水利権を一手に納めることができる。なかなか興味深い仕組みですよ」
「おい、喋ってないでさっさと行くぞ」
エリオンと一緒に感心したように辺りを見渡しているとヘルマが催促してきた。
「本殿はここから数キロ先だ。町民が起きてこないうちに移動するぞ」
俺たちは真っ暗な井戸の中を手探りで進んでいった。
「しかし本当によくこんな場所があることを知っていたな」
「できれば使いたくはなかったんだけどね」
横井戸を歩きながらエリオンが小声で話しかけてきた。
「おかげで陛下に私がこの国に作り上げたネットワークがばれてしまった。また一から作り直しだよ」
…そんなことまでやっていたのかよ。
「まあ陛下とコネができたことを思えば安いもんだけどね」
そう言ってエリオンが笑いかけてきた。
まったく、この人もかなりの食わせ物だな。
横井戸は暗く、どこまでも続いていた。
まだ外は暗いから明かりをつけるわけにはいかない。
「止まれ」
先頭を歩いていたヘルマが突然立ち止まった。
何事?と思っていると上から釣瓶が降りてきた。
なんだ、水汲みかよ。
ほっと胸をなでおろす。
「そろそろ起きてくる住人が出てきたらしい。なるべく急ぐぞ」
俺たちは上から降りてくる釣瓶に注意しながら先を急いだ。
キツネが上手いことやってくれたのか追手が来る様子もない。
横井戸はやがて上り坂になり、やがて石造りの地下道へと変わっていった。
「どうやら火神教本部に入ったようだな」
ゼファーの言葉で全員に緊張が走る。
ここから先はいよいよ相手の喉元だ。
地下道を進んでいくとやがて小さな地下室に辿り着いた。
壁に空いた穴から水が噴き出して地下道へと流れ込んでいる。
どうやらここが水源みたいだ。
「さて、問題はここが本部のどこかということだな」
「わ、私、この場所知ってます」
ゼファーの言葉にエイラがおずおずと手を上げた。
「ここは北の水の間と呼ばれている部屋で、本殿はこの上にあります」
「それは都合が良いな。エイラ、主は本殿に行く道も知ってるのか?」
「は、はい…」
エイラが小さな声で頷いた。
その手が震えながら俺の服の裾を掴んでいる。
ひょっとして…
俺はエイラの前にしゃがみこんだ。
「エイラ、君を燼滅教団に売った司祭の名前を教えてくれないか?」
「ユ、ユニウス様、です」
「わかった、そいつは絶対に近づけさせないよ。だから安心してくれ」
エイラの顔に安堵の色が浮かんだ。
やっぱり、自分が売られた場所に来るのはエイラにとって不安だったんだな。
「それで、本殿に入ってどこに行くつもりなんだ?」
「我々が向かうのは創火派の長、カミウス司祭長の居室だ」
「カミウス様は本殿南棟の一番奥にお住まいです」
「それはここからどのくらい離れているのだ?」
「そ、それは…」
ゼファーの質問にエイラが口ごもる。
「だいぶ離れてるな。ここからだと五階くらい上になるしかなり歩くことになるぞ」
「何故わかる」
俺の言葉にゼファーが怪訝そうに聞いてきた。
「何故って…なんとなくわかるんだよ。本殿の見取り図はこんな感じだな」
俺はそう言って石壁に本殿の地図を描いた。
「俺たちがいるのがこの一番下で南棟ってのはこっちになる。途中に大聖堂やら他の信徒の居住区画なんかがあるからこっそりそこまで行くのは難しいぞ」
「凄い…本当にこの通りです」
エイラが目を見開いて驚いている。
「主の力はそんなことまでわかるのか。大したものだな」
「まあなんとなくだけどな。それよりもここまで来たんだったらもうこそこそ行く必要なくないか?どちらにしろいずればれるぞ」
「むう…それはそうだが」
俺の提案に尚も渋るゼファーだったけど、その時地下室のドアが突然ガタガタと音を立てた。
今や人数は総勢6人となっているからかなりの大所帯だ。
「やっぱ俺もいかなきゃ駄目なんすかねえ…」
キツネが目をこすりながらぶつぶつ呟いている。
「いや、主はここで別れてもいいぞ」
「マジっすか!」
ゼファーの言葉にキツネが目を丸くした。
「ああ、主には十分世話になったことだ、ここらで解放してやろう」
ゼファーの目配せでヘルマが革袋から金貨を手づかみして握らせるとキツネがあっという間に相好を崩した。
「へへっこりゃすいませんね。いやはや俺も命を懸けた甲斐があるってもんすよ」
まったく現金な奴だ。
「ただし最後にもうひと働きしてもらうぞ。町が動き始めたら我々がまだこの町に潜んでいると噂を流すのだ」
なるほど、少しでも追手をかく乱させようって訳か。
「お安い御用で!」
キツネが金貨を抱えて敬礼した。
「よし、行動を起こすぞ!」
「待て、その前に主にはこれを渡しておこう」
家から出ようとした時、ゼファーが俺に一枚の羊皮紙を渡してきた。
何やら細かな文字と印章が押してある。
「なんだこれは?」
「渡すのが遅れたが余に万が一のことがあればこれを見せるがよい。少なくとも主とフィルド王国は責を免れよう」
「へ、陛下…それは…!」
エリオンが驚いたような声をあげた。
「…つまりこれは遺書ってことか」
「まあそう取ってもらっても構わぬがな。それは言うなれば余が発行した免状のようなものだ」
「ちぇ、どいつもこいつも俺にあれこれ押し付けてきちゃって」
俺はぶつぶつ言いながらその羊皮紙を懐にしまった。
「こんなもの必要ねえよ。あんたは五体満足で城に帰してやる」
「ふ、期待しているぞ」
ゼファーはかすかに微笑むと戸口へと向かい、俺たちは静かに隠れ家を出た。
先頭はヘルマ、殿は俺だ。
町は静まり返り、通りには誰もいない。
エリオンの話だと元々火神信奉の信徒は日没から日の出までほとんど家を出ないのだとか。
十分ほど歩いた先に小さな井戸があった。
「ここから入るぞ」
俺たちは釣瓶のロープを手掛かりに静かに井戸の中に入っていった。
中は意外にも広くて大人ならば腰をかがめれば十分に歩けるくらいの高さがあって水は横井戸の真ん中を流れている。
「なるほど、これならあちこちに井戸を掘らなくても新鮮な水が供給できるってわけか」
「良い仕組みでしょう?しかも水利権を一手に納めることができる。なかなか興味深い仕組みですよ」
「おい、喋ってないでさっさと行くぞ」
エリオンと一緒に感心したように辺りを見渡しているとヘルマが催促してきた。
「本殿はここから数キロ先だ。町民が起きてこないうちに移動するぞ」
俺たちは真っ暗な井戸の中を手探りで進んでいった。
「しかし本当によくこんな場所があることを知っていたな」
「できれば使いたくはなかったんだけどね」
横井戸を歩きながらエリオンが小声で話しかけてきた。
「おかげで陛下に私がこの国に作り上げたネットワークがばれてしまった。また一から作り直しだよ」
…そんなことまでやっていたのかよ。
「まあ陛下とコネができたことを思えば安いもんだけどね」
そう言ってエリオンが笑いかけてきた。
まったく、この人もかなりの食わせ物だな。
横井戸は暗く、どこまでも続いていた。
まだ外は暗いから明かりをつけるわけにはいかない。
「止まれ」
先頭を歩いていたヘルマが突然立ち止まった。
何事?と思っていると上から釣瓶が降りてきた。
なんだ、水汲みかよ。
ほっと胸をなでおろす。
「そろそろ起きてくる住人が出てきたらしい。なるべく急ぐぞ」
俺たちは上から降りてくる釣瓶に注意しながら先を急いだ。
キツネが上手いことやってくれたのか追手が来る様子もない。
横井戸はやがて上り坂になり、やがて石造りの地下道へと変わっていった。
「どうやら火神教本部に入ったようだな」
ゼファーの言葉で全員に緊張が走る。
ここから先はいよいよ相手の喉元だ。
地下道を進んでいくとやがて小さな地下室に辿り着いた。
壁に空いた穴から水が噴き出して地下道へと流れ込んでいる。
どうやらここが水源みたいだ。
「さて、問題はここが本部のどこかということだな」
「わ、私、この場所知ってます」
ゼファーの言葉にエイラがおずおずと手を上げた。
「ここは北の水の間と呼ばれている部屋で、本殿はこの上にあります」
「それは都合が良いな。エイラ、主は本殿に行く道も知ってるのか?」
「は、はい…」
エイラが小さな声で頷いた。
その手が震えながら俺の服の裾を掴んでいる。
ひょっとして…
俺はエイラの前にしゃがみこんだ。
「エイラ、君を燼滅教団に売った司祭の名前を教えてくれないか?」
「ユ、ユニウス様、です」
「わかった、そいつは絶対に近づけさせないよ。だから安心してくれ」
エイラの顔に安堵の色が浮かんだ。
やっぱり、自分が売られた場所に来るのはエイラにとって不安だったんだな。
「それで、本殿に入ってどこに行くつもりなんだ?」
「我々が向かうのは創火派の長、カミウス司祭長の居室だ」
「カミウス様は本殿南棟の一番奥にお住まいです」
「それはここからどのくらい離れているのだ?」
「そ、それは…」
ゼファーの質問にエイラが口ごもる。
「だいぶ離れてるな。ここからだと五階くらい上になるしかなり歩くことになるぞ」
「何故わかる」
俺の言葉にゼファーが怪訝そうに聞いてきた。
「何故って…なんとなくわかるんだよ。本殿の見取り図はこんな感じだな」
俺はそう言って石壁に本殿の地図を描いた。
「俺たちがいるのがこの一番下で南棟ってのはこっちになる。途中に大聖堂やら他の信徒の居住区画なんかがあるからこっそりそこまで行くのは難しいぞ」
「凄い…本当にこの通りです」
エイラが目を見開いて驚いている。
「主の力はそんなことまでわかるのか。大したものだな」
「まあなんとなくだけどな。それよりもここまで来たんだったらもうこそこそ行く必要なくないか?どちらにしろいずればれるぞ」
「むう…それはそうだが」
俺の提案に尚も渋るゼファーだったけど、その時地下室のドアが突然ガタガタと音を立てた。
11
あなたにおすすめの小説
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
転生特典〈無限スキルポイント〉で無制限にスキルを取得して異世界無双!?
スピカ・メロディアス
ファンタジー
目が覚めたら展開にいた主人公・凸守優斗。
女神様に死後の案内をしてもらえるということで思春期男子高生夢のチートを貰って異世界転生!と思ったものの強すぎるチートはもらえない!?
ならば程々のチートをうまく使って夢にまで見た異世界ライフを楽しもうではないか!
これは、只人の少年が繰り広げる異世界物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる