詩集

動物と暮らす理由

 私の暮らす動物達は最初は新入生のように臆病だ

 
  8年前から小さなハムスターと暮らしている


 名は体を表すと言うが太陽が朝昇るように真実だ


  最初の子はワイルド


  ２番目の子は我慢強い


   ３番目の子は自由


    今月、天国にいってしまった子は甘えん坊で空のように私を見ていた



  私が暮らす動物を生きる理由にしているのは昔から家庭が複雑で頼れる人もいなかった


   動物と暮らし始めてから私はその子の命が尽きるまで、どんな地獄だろうと生きる



 守っているようで、守られいる


  愛しているようで、愛されている


  私のくだらない悩みなんか

  命には勝てない

そんな

小さく大きな
  

ささやかな私の理由