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変貌
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世界樹の発芽により、雲に覆われて淀んでいた空は晴れ渡り、黒ずんでいた森や大地はあっという間に元の姿を取り戻した。
「……凄っ」
どんな効力があってそうなったのかはわからないが、この世界にとって世界樹が絶対に必要な存在だということはよくわかった。
「とりあえず塔に帰ろう」
ちょっと色々ありすぎて疲れた私は塔に帰宅しようと思った。荷物をまとめて、植木鉢を落とさないよう腹に括りつけて歩き出そうとすると、ジトーっとした嫌な視線があちこちから向けられていることに気がついた。
──ギルルルルッ
羽音と共に聞こえてくる威嚇のような声。
ヤ、ヤバ……忘れてた。
振り返らなくてもそれが何かわかる。
世界樹の発芽に浮かれて、意識からすっ飛んでたけど……あれだよね。あのヤバそうな黒い粉を振りまいてた悪堕ち妖精。
どんどん羽音が近づいてくる。
近いから音が大きく聞こえるのか、それとも近寄ってくる妖精の数が増えたのか、振り返るのがちょっと怖い。
だがこのままにしておくわけにはいかない。
そう思ってヤケクソ状態で振り返る。
「っ……ああもう! ……ぎ、ぎぃやあああああああ!!!」
目の前には黒、黒、黒……!
先程までは悪戯っ子ぐらいの感じだった黒い妖精の表情が、悪堕ちという言葉が似合いそうな暗く澱んだ瞳と表情で私を見つめていた。
言葉なんてわからないけど、彼等が私を責めているのがわかる。
──オマエ、ナニヲシタ
そう言われてるようだった。
絶望オーラを背負った黒い妖精達はゆっくり、ゆっくりと私に近寄ってくる。おそらく彼等は私が新しい世界樹を発芽させたと気がついているのだろう。私が自分達の邪魔をした存在だと、害になる存在、排除しなければいけない存在だとわかっているのだ。
だって黒い妖精めっちゃ怒ってるもの。
侍女さんの殺気とは比べ物にならない重たくてどろどろとした殺気が出てる。目からビームでも出てるんじゃないかってほどに痛い。
その上、黒い妖精達は渦を巻きながら黒い粉を呼び出し、私の周囲を取り囲もうとした。
「む、む、無理ぃいいいいいい!!!」
動物達との命懸けの戦いとは違った恐怖が私を襲いかかる。
あれに真正面から対抗しようなんて無理だ。
「神様あああ! 悪堕ち妖精ってどうすればいいんですか!? て、手紙を! 早急に手紙を送ってくださあああいいいい!!」
半泣き状態で森の中を走り出した私は自分の出せる最高速度で木々を飛び移り、神様に向かって要望を叫んだ。
だが神様からはなんの返答もなく、黒い妖精達が高速移動して私を追いかけ、そして追い抜いた。
「ひぃっ!」
前方に回り込まれ、両サイド、後方、全て黒い妖精達に取り囲まれ逃げ道を塞がれた私は恐怖で、自分でもわけがわからなくなるほど叫んだ。
「うっきゃああああああ!!! か、神様……! もう誰でもいいから助けて! この状況をなんとかしてよおおおおお!!!」
祈りとは程遠かったが、私の叫びに世界樹が光を放って答えてくれた。
腹にくくってあった植木鉢がぴかーんと黄金色の光を放ち、そして小さくて可愛らしかった世界樹の芽がニョキニョキッと伸びた。いや冗談とか比喩とかではなく本当に茎の部分が意志を持って伸びたのだ。際限なく鉢植えから伸びていく物体の姿はまるで触手みたいだった。
えええっ、世界樹ってこんなんだっけ?
天界に呼び出された時に見た世界樹とはあきらかに違う姿に戸惑う。
そして突然変異した世界樹はとんでもない行動に出た。
「……絶対に間違えた。これって私のせい!?」
──ンギッ! ギャッ! ギルル……フギャッ!
私を取り囲んでいた黒い妖精達を茎で取り押さえ、一匹? ずつ、悪さのお仕置きとばかりに小さくて可愛らしかった葉をブンブン振り回してお尻ペンペンしていく世界樹。
反抗の意思がある黒い妖精達は小さな葉にお尻ペンペンされながら悲鳴を何度かあげ、口から黒いモヤを吐き出す。黒いモヤは空中で跡形もなく消滅し、黒いモヤを吐き出しきった妖精は恐ろしい風貌から可愛らしい姿へと変わった。
黒かった身体は赤や青や黄、緑、橙、紫など、鮮やかな色に変わり、そして表情も穏やかな物になっていた。
きっとこれが妖精達の本来の姿なのだろう。
正気を取り戻した妖精達はごめんねと言いたげに私の周囲を飛び回り、そして何処かへ向かうように空高く飛んでいった。
森にいた黒い妖精は全ていなくなり、先程妖精達が暴れて黒く穢れていた部分は全てが正常に戻っていた。
そして複数に分かれて伸びていた世界樹の茎? はシュルシュルッと土の中に戻っていき、再び小さな芽になった。
どことなく満足そうな世界樹。
葉にもハリがあるような。
色もなんだか鮮やかさが増してるような気がする。
まぁ、何はともあれ……
「ありがとう。すっっっごい助かったよ! ほんと死ぬかと思った。なんか色々びっくりしたけど凄かった!」
命の危機から逃れられた私は世界樹に感謝を伝えて、その功績を讃えた。
すると何故か茎がニョキッと伸びて葉が私の頬に頬擦りした。まるで喜びを表現してるみたいな行動であった。
「ふふっ、くすぐったいよ」
子犬が戯れてくるような態度で私に接してきては、私の腕にくるくるっと巻きついてきたりした。転生してから初めて自分に向けられた好意に感動した私は単に役目として育てる予定だった世界樹に愛着が湧いてきて、せっかくだから名前をつけてあげることにした。
「わかりやすいのがいいよね。世界樹だから…… "せーちゃん" でいっか。どう? 嫌じゃない?」
思いつきで決めた名前で呼んでみると、せーちゃんは感情を爆発させてよくわかんない舞いを踊っていた。どうやら喜んでいるみたいだ。うん、問題なさそうだね。
こうして世界樹こと、せーちゃんはちょっと変わった成長……進化……変貌を遂げて私の相棒……というか、ペットになった。
「……凄っ」
どんな効力があってそうなったのかはわからないが、この世界にとって世界樹が絶対に必要な存在だということはよくわかった。
「とりあえず塔に帰ろう」
ちょっと色々ありすぎて疲れた私は塔に帰宅しようと思った。荷物をまとめて、植木鉢を落とさないよう腹に括りつけて歩き出そうとすると、ジトーっとした嫌な視線があちこちから向けられていることに気がついた。
──ギルルルルッ
羽音と共に聞こえてくる威嚇のような声。
ヤ、ヤバ……忘れてた。
振り返らなくてもそれが何かわかる。
世界樹の発芽に浮かれて、意識からすっ飛んでたけど……あれだよね。あのヤバそうな黒い粉を振りまいてた悪堕ち妖精。
どんどん羽音が近づいてくる。
近いから音が大きく聞こえるのか、それとも近寄ってくる妖精の数が増えたのか、振り返るのがちょっと怖い。
だがこのままにしておくわけにはいかない。
そう思ってヤケクソ状態で振り返る。
「っ……ああもう! ……ぎ、ぎぃやあああああああ!!!」
目の前には黒、黒、黒……!
先程までは悪戯っ子ぐらいの感じだった黒い妖精の表情が、悪堕ちという言葉が似合いそうな暗く澱んだ瞳と表情で私を見つめていた。
言葉なんてわからないけど、彼等が私を責めているのがわかる。
──オマエ、ナニヲシタ
そう言われてるようだった。
絶望オーラを背負った黒い妖精達はゆっくり、ゆっくりと私に近寄ってくる。おそらく彼等は私が新しい世界樹を発芽させたと気がついているのだろう。私が自分達の邪魔をした存在だと、害になる存在、排除しなければいけない存在だとわかっているのだ。
だって黒い妖精めっちゃ怒ってるもの。
侍女さんの殺気とは比べ物にならない重たくてどろどろとした殺気が出てる。目からビームでも出てるんじゃないかってほどに痛い。
その上、黒い妖精達は渦を巻きながら黒い粉を呼び出し、私の周囲を取り囲もうとした。
「む、む、無理ぃいいいいいい!!!」
動物達との命懸けの戦いとは違った恐怖が私を襲いかかる。
あれに真正面から対抗しようなんて無理だ。
「神様あああ! 悪堕ち妖精ってどうすればいいんですか!? て、手紙を! 早急に手紙を送ってくださあああいいいい!!」
半泣き状態で森の中を走り出した私は自分の出せる最高速度で木々を飛び移り、神様に向かって要望を叫んだ。
だが神様からはなんの返答もなく、黒い妖精達が高速移動して私を追いかけ、そして追い抜いた。
「ひぃっ!」
前方に回り込まれ、両サイド、後方、全て黒い妖精達に取り囲まれ逃げ道を塞がれた私は恐怖で、自分でもわけがわからなくなるほど叫んだ。
「うっきゃああああああ!!! か、神様……! もう誰でもいいから助けて! この状況をなんとかしてよおおおおお!!!」
祈りとは程遠かったが、私の叫びに世界樹が光を放って答えてくれた。
腹にくくってあった植木鉢がぴかーんと黄金色の光を放ち、そして小さくて可愛らしかった世界樹の芽がニョキニョキッと伸びた。いや冗談とか比喩とかではなく本当に茎の部分が意志を持って伸びたのだ。際限なく鉢植えから伸びていく物体の姿はまるで触手みたいだった。
えええっ、世界樹ってこんなんだっけ?
天界に呼び出された時に見た世界樹とはあきらかに違う姿に戸惑う。
そして突然変異した世界樹はとんでもない行動に出た。
「……絶対に間違えた。これって私のせい!?」
──ンギッ! ギャッ! ギルル……フギャッ!
私を取り囲んでいた黒い妖精達を茎で取り押さえ、一匹? ずつ、悪さのお仕置きとばかりに小さくて可愛らしかった葉をブンブン振り回してお尻ペンペンしていく世界樹。
反抗の意思がある黒い妖精達は小さな葉にお尻ペンペンされながら悲鳴を何度かあげ、口から黒いモヤを吐き出す。黒いモヤは空中で跡形もなく消滅し、黒いモヤを吐き出しきった妖精は恐ろしい風貌から可愛らしい姿へと変わった。
黒かった身体は赤や青や黄、緑、橙、紫など、鮮やかな色に変わり、そして表情も穏やかな物になっていた。
きっとこれが妖精達の本来の姿なのだろう。
正気を取り戻した妖精達はごめんねと言いたげに私の周囲を飛び回り、そして何処かへ向かうように空高く飛んでいった。
森にいた黒い妖精は全ていなくなり、先程妖精達が暴れて黒く穢れていた部分は全てが正常に戻っていた。
そして複数に分かれて伸びていた世界樹の茎? はシュルシュルッと土の中に戻っていき、再び小さな芽になった。
どことなく満足そうな世界樹。
葉にもハリがあるような。
色もなんだか鮮やかさが増してるような気がする。
まぁ、何はともあれ……
「ありがとう。すっっっごい助かったよ! ほんと死ぬかと思った。なんか色々びっくりしたけど凄かった!」
命の危機から逃れられた私は世界樹に感謝を伝えて、その功績を讃えた。
すると何故か茎がニョキッと伸びて葉が私の頬に頬擦りした。まるで喜びを表現してるみたいな行動であった。
「ふふっ、くすぐったいよ」
子犬が戯れてくるような態度で私に接してきては、私の腕にくるくるっと巻きついてきたりした。転生してから初めて自分に向けられた好意に感動した私は単に役目として育てる予定だった世界樹に愛着が湧いてきて、せっかくだから名前をつけてあげることにした。
「わかりやすいのがいいよね。世界樹だから…… "せーちゃん" でいっか。どう? 嫌じゃない?」
思いつきで決めた名前で呼んでみると、せーちゃんは感情を爆発させてよくわかんない舞いを踊っていた。どうやら喜んでいるみたいだ。うん、問題なさそうだね。
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