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第二章 生き残りの日々
25:犯罪者だ!
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目的地の農村に足を踏み入れると、いつもと雰囲気が違うのに気づいた。
普段は村人たちはみんなフレンドリーで、挨拶をしてくれる。
この農村は何度も来ているから、村人や各店の店主、衛兵とも顔見知りだ。
それなのに。
「こんにちは。ひさしぶりです」
「……ッ」
俺が挨拶をすると、村人のおばさんは顔をゆがめてその場を立ち去ってしまった。
「なんで?」
「ハフゥ?」
俺とクマ吾郎は顔を見合わせて首をかしげる。
考えても分からない。とりあえず配達依頼を済ませて、それからチャラい兄ちゃんの死亡報告をしようと思った。
「配達に来ました」
配達先の村人の家を訪ねると、目の前でドアを閉められてしまった。
「あの、配達品があるんですけど!」
俺は焦る。このまま受け取ってもらえなかったら、また依頼が失敗してしまう。
けれど返ってきたのはとんでもない言葉だった。
「黙れ、この犯罪者め! 罪人が持ってきたアイテムなんか受け取れるか!」
「ええー!?」
どうやらカルマが下がりすぎたせいで、俺は犯罪者になってしまったらしい。
「護衛対象を死なせてしまった件ですか? あれは事故で!」
「知るか! とにかくお前は犯罪者だ!」
聞く耳を持ってくれない。
「お尋ね者がいると通報を受けた!」
向こうから衛兵が走ってくるのが見える。
槍を構えて殺る気まんまんだ!
衛兵は強い。今の俺ではとても勝てない。
というか、そもそも戦ったら駄目な人たちだろ。
「くそ、とりあえず逃げるぞ」
俺とクマ吾郎はその場を逃げ出した。
俺はどうにか衛兵を振り切って、森の中まで逃げてきた。
「どうすんだよ、これ……」
実質上、町に入れなくなってしまった。
たぶんあの農村だけでなく、他の町にも犯罪者として俺の顔と名前が出回っているのだろう。
どういう仕組みか分からんが、ずいぶん素早い情報伝達である。
状況を整理してみよう。
依頼に失敗してカルマが下がり、犯罪者になった。
犯罪者でなくなるには、カルマを上げればいい。
カルマを上げるには、依頼を成功させる必要がある。
依頼を成功させるには、まず依頼を受けねばならない。
依頼を受けるには、町の冒険者ギルドに行かないといけない。
でも俺は町に入れない。
「詰んでる――!」
俺は頭を抱えた。
最近の俺は多少は強くなったので、野外でサバイバルしながら生きていくのはできると思う。
森の木の実を取ってきたり魔物や野生動物の肉を狩ってきたりで、食べ物は何とかなる。
けれど一生お尋ね者で町に入れない生活なんて嫌だった。
町に入れなければベッドで寝られない。風呂も入れない。人と会話することもない。
俺は人間なんだぞ。そんなの嫌に決まってるだろ。
もう一度よく考えてみよう。どこかに突破口はないか。
「そういえば、襲いかかってきたのは衛兵だけだったな。村人は嫌な顔をするだけで」
衛兵の目さえかいくぐれば、町で活動ができるか?
軽く変装すれば村人もごまかせるかもしれないし。
「そうだ、衛兵がいない町があったっけ」
ここから南下した先にある治安の悪い町である。
そこはならず者が我が物顔でうろうろしていて、衛兵が一人もいない。
一度配達で訪れたとき、あまりのガラの悪さにさっさと退散したのだった。
「あの町に行ってみよう。行ってみるしかない」
南に向かって歩くこと約四日。
俺とクマ吾郎は、ならず者の町ディソラムに到着した。
道中で農村への配達依頼の期限が切れたおかげで、俺のカルマはさらに下がった。
今ではマイナス35である。
なお護衛対象の兄ちゃんが死んだとき、カルマはマイナス25になった。
その後彼の死体を埋葬してやったらカルマはマイナス20に上昇した。
どうやら依頼成功だけでなく、一般的に善行とされる行為を行ってもカルマは上がるようだ。
で、マイナス20だったカルマが配達依頼失敗でさらに下がり、マイナス35になったというわけである。
もはやどうしようもない。
カルマが大幅に下がったせいか、俺の体は全体的に負のオーラ(?)に包まれている。
身もふたもなく言えば悪人ヅラってやつだ。へこむわ。
それはともかく、ならず者の町だ。
町なかは相変わらず雰囲気が悪い。
やけに目付きの鋭い悪人顔の奴らや浮浪児などがたむろしている。
少し歩き回っただけ何度もスリやひったくりにあいかけた。危ない。
俺はクマ吾郎のすぐそばを歩いて、油断なく進んでいった。
「あら、お兄さんいい男じゃない。うちの店でお酒飲んでいかなぁい?」
「やめとく」
暗い路地から客引きに声をかけられたが、断った。
美人局かぼったくりにあいそうだからな。
この町に来たばかりで土地勘も何もない。トラブルはごめんだ。
この町に冒険者ギルドはなかった。
その代わり、依頼を斡旋してくれる似たような組織はある。
住民のガラは悪くても、日常の困りごとは似たようなものが多いらしい。
受付中の依頼を見ると、他の町とあまり変わらない内容が多かった。
これなら地道に依頼をこなして、カルマを上げて行くのも可能だろう。
他にも、善行はなるべく積極的にやっていこう。
カルマの上昇の具体的な内容は分からんが、やって損はない。
俺は気分を新たにして、ならず者の町ディソラムでの生活を始めた。
普段は村人たちはみんなフレンドリーで、挨拶をしてくれる。
この農村は何度も来ているから、村人や各店の店主、衛兵とも顔見知りだ。
それなのに。
「こんにちは。ひさしぶりです」
「……ッ」
俺が挨拶をすると、村人のおばさんは顔をゆがめてその場を立ち去ってしまった。
「なんで?」
「ハフゥ?」
俺とクマ吾郎は顔を見合わせて首をかしげる。
考えても分からない。とりあえず配達依頼を済ませて、それからチャラい兄ちゃんの死亡報告をしようと思った。
「配達に来ました」
配達先の村人の家を訪ねると、目の前でドアを閉められてしまった。
「あの、配達品があるんですけど!」
俺は焦る。このまま受け取ってもらえなかったら、また依頼が失敗してしまう。
けれど返ってきたのはとんでもない言葉だった。
「黙れ、この犯罪者め! 罪人が持ってきたアイテムなんか受け取れるか!」
「ええー!?」
どうやらカルマが下がりすぎたせいで、俺は犯罪者になってしまったらしい。
「護衛対象を死なせてしまった件ですか? あれは事故で!」
「知るか! とにかくお前は犯罪者だ!」
聞く耳を持ってくれない。
「お尋ね者がいると通報を受けた!」
向こうから衛兵が走ってくるのが見える。
槍を構えて殺る気まんまんだ!
衛兵は強い。今の俺ではとても勝てない。
というか、そもそも戦ったら駄目な人たちだろ。
「くそ、とりあえず逃げるぞ」
俺とクマ吾郎はその場を逃げ出した。
俺はどうにか衛兵を振り切って、森の中まで逃げてきた。
「どうすんだよ、これ……」
実質上、町に入れなくなってしまった。
たぶんあの農村だけでなく、他の町にも犯罪者として俺の顔と名前が出回っているのだろう。
どういう仕組みか分からんが、ずいぶん素早い情報伝達である。
状況を整理してみよう。
依頼に失敗してカルマが下がり、犯罪者になった。
犯罪者でなくなるには、カルマを上げればいい。
カルマを上げるには、依頼を成功させる必要がある。
依頼を成功させるには、まず依頼を受けねばならない。
依頼を受けるには、町の冒険者ギルドに行かないといけない。
でも俺は町に入れない。
「詰んでる――!」
俺は頭を抱えた。
最近の俺は多少は強くなったので、野外でサバイバルしながら生きていくのはできると思う。
森の木の実を取ってきたり魔物や野生動物の肉を狩ってきたりで、食べ物は何とかなる。
けれど一生お尋ね者で町に入れない生活なんて嫌だった。
町に入れなければベッドで寝られない。風呂も入れない。人と会話することもない。
俺は人間なんだぞ。そんなの嫌に決まってるだろ。
もう一度よく考えてみよう。どこかに突破口はないか。
「そういえば、襲いかかってきたのは衛兵だけだったな。村人は嫌な顔をするだけで」
衛兵の目さえかいくぐれば、町で活動ができるか?
軽く変装すれば村人もごまかせるかもしれないし。
「そうだ、衛兵がいない町があったっけ」
ここから南下した先にある治安の悪い町である。
そこはならず者が我が物顔でうろうろしていて、衛兵が一人もいない。
一度配達で訪れたとき、あまりのガラの悪さにさっさと退散したのだった。
「あの町に行ってみよう。行ってみるしかない」
南に向かって歩くこと約四日。
俺とクマ吾郎は、ならず者の町ディソラムに到着した。
道中で農村への配達依頼の期限が切れたおかげで、俺のカルマはさらに下がった。
今ではマイナス35である。
なお護衛対象の兄ちゃんが死んだとき、カルマはマイナス25になった。
その後彼の死体を埋葬してやったらカルマはマイナス20に上昇した。
どうやら依頼成功だけでなく、一般的に善行とされる行為を行ってもカルマは上がるようだ。
で、マイナス20だったカルマが配達依頼失敗でさらに下がり、マイナス35になったというわけである。
もはやどうしようもない。
カルマが大幅に下がったせいか、俺の体は全体的に負のオーラ(?)に包まれている。
身もふたもなく言えば悪人ヅラってやつだ。へこむわ。
それはともかく、ならず者の町だ。
町なかは相変わらず雰囲気が悪い。
やけに目付きの鋭い悪人顔の奴らや浮浪児などがたむろしている。
少し歩き回っただけ何度もスリやひったくりにあいかけた。危ない。
俺はクマ吾郎のすぐそばを歩いて、油断なく進んでいった。
「あら、お兄さんいい男じゃない。うちの店でお酒飲んでいかなぁい?」
「やめとく」
暗い路地から客引きに声をかけられたが、断った。
美人局かぼったくりにあいそうだからな。
この町に来たばかりで土地勘も何もない。トラブルはごめんだ。
この町に冒険者ギルドはなかった。
その代わり、依頼を斡旋してくれる似たような組織はある。
住民のガラは悪くても、日常の困りごとは似たようなものが多いらしい。
受付中の依頼を見ると、他の町とあまり変わらない内容が多かった。
これなら地道に依頼をこなして、カルマを上げて行くのも可能だろう。
他にも、善行はなるべく積極的にやっていこう。
カルマの上昇の具体的な内容は分からんが、やって損はない。
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