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第20話 ヌルヌルフィーバータイム
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僕は結局、ロドンゲさんに甘える形で日曜日もゆっくりと旅館で過ごした。
ロドンゲさんのマッサージは仕事疲れの体を存分に癒してくれたものだ。
それどころか妙に腹回りとか細くなった気がするし、なんなら元気すらみなぎってくるかのよう。
手足や首肩、背中や腹だけをまさぐられたなのにあんなにも気持ち良かったし。
ちょっと胸とお尻がムズムズするけど、きっとなんて事ないに違いない。
……とはいえ愛情的なものはさすがに感じない。
やっぱり容姿が容姿なだけに、そこまでは感情は動かなかったようだ。
その点で言えば、僕にとってはエルプリヤさんやピーニャさん、レミフィさんやアリムさんの方がずっと魅力的なのだろう。
贅沢な話だけど、それだけがちょっと物足りなかったかな?
ちなみに今のロドンゲさんは黄色になっている。
この色が一体何を意味するのかはわからないけど。
ただ、出会った当初よりもずっと友好的。
これから出勤だからとスーツを着ようとしたら着せてくれたし、今では前ではなく後ろについて触手で道を指し示してくれている。僕の体にまとわりつきながら。
「あ、夢路さん。今日お帰りなのですね」
それで玄関へと訪れればエルプリヤさんがやっぱりいた。
小さく手も振ってくれていて、相変わらずとても可愛らしい。
「うん、これから仕事だしね。二日間ちょっと、お世話になりました」
「いえいえ! むしろ迷惑を色々とおかけして申し訳ありませんでした!」
「いえいえこちらこそ!」
「いえいえ!」
でも対面した途端に「いえいえ合戦」が始まってしまって、次には互いに笑い合う。
なんだか似た者同士みたいな感じがして、ついつい手まで合わせてしまった。
ロドンゲさんのマッサージもいいけど、このほんのりした掌の感触もたまらない。
柔らかくて、優しくて、触れた指先がクイッってちょっと押してくれる――そんな何気ない感覚が僕の心をくすぐってくれるから。
「それでロドンゲさんはいかがでしたか?」
「ええもう、本当にここまでしてもらっていいのかってくらいでしたよ! 人気なのがとてもよくわかりました」
「それは良かった……あらロドンゲさん、夢路さんの後ろで何を――ッ!?」
だけどふとエルプリヤさんがロドンゲさんを見た途端、その掌がパッと離れる。
しかもなぜか体を震わせ、驚愕しながら後ずさりまでし始めていて。
「え、一体どうしたんです?」
「あ、あ、そんな、ロドンゲさん……!?」
「えっ……?」
その異様なまでの様子に釣られ、僕も思わず振り向く。
しかしその瞬間、僕もが同様に驚愕する事となる。
ロドンゲさんがなんか虹色になっていたので。
もう色が目眩くほどに変わってる。
レッツフィーバータイムと言わんばかりにギュンギュンと。
触手も無数に持ち上がってビュンビュンしてるし!
そんなロドンゲさんを前に、エルプリヤさんは「もうこの世の終わりだ」と言わんばかりの恐怖の形相になってる。
そこまで驚く事なのこれ!? 確かに異常なのはわかるけど!?
「これ一体どういう事なんですエルプリヤさん!?」
「そんなまさか、そこまで夢路さんの事を!?」
「僕!? 僕なの!? これの原因、僕だったの!?」
「ああなんて事でしょう! そんな、いけません! それだけは!」
「当事者の僕を置いて行かないで!?」
しかも二人の間だけで事が進んでいるみたいなので僕は置いてけぼり。
遂には触手達が玄関中を打ち始めたし、その一本でエルプリヤさんと綱引き始めるしでもう訳がわからない。
挙句の果てにはエルプリヤさんに大量の粘液がぶちまけられたりともうめちゃくちゃだ!
どういう事!? 一体何が問題だっていうのさ!?
……ただ、そうして押し問答している内にロドンゲさんの色が落ち着きを見せ始めていた。
エルプリヤさんも触手を離していて、ドロッドロの着物で口の粘液を拭う。
「おうややおおいえあんあうえいあんおおおあういあいいえう。ぷぇ」
「何言ってるのかわかりません」
本人は至って真面目そうに話しているけど、もうデロンデロンで話す事ももうままならなさそう。
ハンカチを渡してみたけど何の役にも立たずズルズルになってるし、なんならエルプリヤさんの頬にくっついて離れなくなってる。何この驚異の粘度!
なので仕方ないから僕が代わりにロドンゲさんを叱っておこうと思う。
「ロドンゲさん、理由はよくわからないけどダメですよ、エルプリヤさんにこんな事しちゃ」
「うじゅ!?」
「まぁこのあられもない姿もなんかそそられ――ゲフン、ロドンゲさんもこの旅館の従業員なんですから、争いとかそういうのは無しにしましょう? 話し合いでの解決をどうかよろしくお願いします」
「けちゅう…………」
ロドンゲさんも僕にこう言われてとうとう真っ白に。
さっきまで元気だった触手達もしおれ、力無く床に落ちてしまった。
なんかもうこのまま干からびて死んでしまいそうな雰囲気だ。
どうやら僕の言葉がよほど堪えたらしい。
「あいあおうおあいあう、うえいあん。ぷぇ」
「とりあえずエルプリヤさんもそのドロドロをなんとかしよう?」
「あいおうえう。ああういあおええおおあいえうああ。ぷも」
エルプリヤさんの方もなんだかここから動きたくなさそう。
大丈夫ですって、何となくそう言っているような気がするけど本当?
何とかしてあげたいけど、もう出勤時間だから悩ましい。
それにエルプリヤさんも粘液越しに笑顔で手を振って見送ってくれているし、この好意を無為にするのも気が引ける。
粘液の事、まったく気にも留めていないようだからね。
なのでひとまず、彼女から差し出されたヌメヌメのカードリーダーに電子マネーを通し、支払いを済ませて玄関を出る。
でもちょっとだけ扉を閉めずに覗き込んでみたのだけど。
直後現れたお客さんにビビられているのをうっかり目撃してしまった。
全然大丈夫じゃなさそうなんだけど、本当にいいのかな……?
――という訳で仕方なく半休を取って、粘液除去に一役買う事にしたのだった。
結局、こうなった原因の詳細は教えてもらえなかったけどね。
ロドンゲさんのマッサージは仕事疲れの体を存分に癒してくれたものだ。
それどころか妙に腹回りとか細くなった気がするし、なんなら元気すらみなぎってくるかのよう。
手足や首肩、背中や腹だけをまさぐられたなのにあんなにも気持ち良かったし。
ちょっと胸とお尻がムズムズするけど、きっとなんて事ないに違いない。
……とはいえ愛情的なものはさすがに感じない。
やっぱり容姿が容姿なだけに、そこまでは感情は動かなかったようだ。
その点で言えば、僕にとってはエルプリヤさんやピーニャさん、レミフィさんやアリムさんの方がずっと魅力的なのだろう。
贅沢な話だけど、それだけがちょっと物足りなかったかな?
ちなみに今のロドンゲさんは黄色になっている。
この色が一体何を意味するのかはわからないけど。
ただ、出会った当初よりもずっと友好的。
これから出勤だからとスーツを着ようとしたら着せてくれたし、今では前ではなく後ろについて触手で道を指し示してくれている。僕の体にまとわりつきながら。
「あ、夢路さん。今日お帰りなのですね」
それで玄関へと訪れればエルプリヤさんがやっぱりいた。
小さく手も振ってくれていて、相変わらずとても可愛らしい。
「うん、これから仕事だしね。二日間ちょっと、お世話になりました」
「いえいえ! むしろ迷惑を色々とおかけして申し訳ありませんでした!」
「いえいえこちらこそ!」
「いえいえ!」
でも対面した途端に「いえいえ合戦」が始まってしまって、次には互いに笑い合う。
なんだか似た者同士みたいな感じがして、ついつい手まで合わせてしまった。
ロドンゲさんのマッサージもいいけど、このほんのりした掌の感触もたまらない。
柔らかくて、優しくて、触れた指先がクイッってちょっと押してくれる――そんな何気ない感覚が僕の心をくすぐってくれるから。
「それでロドンゲさんはいかがでしたか?」
「ええもう、本当にここまでしてもらっていいのかってくらいでしたよ! 人気なのがとてもよくわかりました」
「それは良かった……あらロドンゲさん、夢路さんの後ろで何を――ッ!?」
だけどふとエルプリヤさんがロドンゲさんを見た途端、その掌がパッと離れる。
しかもなぜか体を震わせ、驚愕しながら後ずさりまでし始めていて。
「え、一体どうしたんです?」
「あ、あ、そんな、ロドンゲさん……!?」
「えっ……?」
その異様なまでの様子に釣られ、僕も思わず振り向く。
しかしその瞬間、僕もが同様に驚愕する事となる。
ロドンゲさんがなんか虹色になっていたので。
もう色が目眩くほどに変わってる。
レッツフィーバータイムと言わんばかりにギュンギュンと。
触手も無数に持ち上がってビュンビュンしてるし!
そんなロドンゲさんを前に、エルプリヤさんは「もうこの世の終わりだ」と言わんばかりの恐怖の形相になってる。
そこまで驚く事なのこれ!? 確かに異常なのはわかるけど!?
「これ一体どういう事なんですエルプリヤさん!?」
「そんなまさか、そこまで夢路さんの事を!?」
「僕!? 僕なの!? これの原因、僕だったの!?」
「ああなんて事でしょう! そんな、いけません! それだけは!」
「当事者の僕を置いて行かないで!?」
しかも二人の間だけで事が進んでいるみたいなので僕は置いてけぼり。
遂には触手達が玄関中を打ち始めたし、その一本でエルプリヤさんと綱引き始めるしでもう訳がわからない。
挙句の果てにはエルプリヤさんに大量の粘液がぶちまけられたりともうめちゃくちゃだ!
どういう事!? 一体何が問題だっていうのさ!?
……ただ、そうして押し問答している内にロドンゲさんの色が落ち着きを見せ始めていた。
エルプリヤさんも触手を離していて、ドロッドロの着物で口の粘液を拭う。
「おうややおおいえあんあうえいあんおおおあういあいいえう。ぷぇ」
「何言ってるのかわかりません」
本人は至って真面目そうに話しているけど、もうデロンデロンで話す事ももうままならなさそう。
ハンカチを渡してみたけど何の役にも立たずズルズルになってるし、なんならエルプリヤさんの頬にくっついて離れなくなってる。何この驚異の粘度!
なので仕方ないから僕が代わりにロドンゲさんを叱っておこうと思う。
「ロドンゲさん、理由はよくわからないけどダメですよ、エルプリヤさんにこんな事しちゃ」
「うじゅ!?」
「まぁこのあられもない姿もなんかそそられ――ゲフン、ロドンゲさんもこの旅館の従業員なんですから、争いとかそういうのは無しにしましょう? 話し合いでの解決をどうかよろしくお願いします」
「けちゅう…………」
ロドンゲさんも僕にこう言われてとうとう真っ白に。
さっきまで元気だった触手達もしおれ、力無く床に落ちてしまった。
なんかもうこのまま干からびて死んでしまいそうな雰囲気だ。
どうやら僕の言葉がよほど堪えたらしい。
「あいあおうおあいあう、うえいあん。ぷぇ」
「とりあえずエルプリヤさんもそのドロドロをなんとかしよう?」
「あいおうえう。ああういあおええおおあいえうああ。ぷも」
エルプリヤさんの方もなんだかここから動きたくなさそう。
大丈夫ですって、何となくそう言っているような気がするけど本当?
何とかしてあげたいけど、もう出勤時間だから悩ましい。
それにエルプリヤさんも粘液越しに笑顔で手を振って見送ってくれているし、この好意を無為にするのも気が引ける。
粘液の事、まったく気にも留めていないようだからね。
なのでひとまず、彼女から差し出されたヌメヌメのカードリーダーに電子マネーを通し、支払いを済ませて玄関を出る。
でもちょっとだけ扉を閉めずに覗き込んでみたのだけど。
直後現れたお客さんにビビられているのをうっかり目撃してしまった。
全然大丈夫じゃなさそうなんだけど、本当にいいのかな……?
――という訳で仕方なく半休を取って、粘液除去に一役買う事にしたのだった。
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