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第5話 異世界旅館えるぷりや
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今朝は本当にギリギリだった。危なかった。
だけど理性フル動員で衝動を何とか堪え、ピーニャさんとの分離に成功。
そのあと彼女も目を覚まし、なんて事のない旅館での朝を迎えられた。
ピーニャさんが運んできた朝食をまた二人で食べては笑顔で締めて、僕が着替えている間に彼女が部屋の片づけをする。
なんだかパートナーができたみたいでとっても捗るんだ。
今まではどの旅館でも一人で片付けしていたし、すごく新鮮な気分を味わう事ができたと思う。
それで今はピーニャさんに案内され、チェックアウトのために旅館の出入口へと向かっている。
本当ならもう一泊くらいはしていきたい所だけど、明日には仕事に行かなければならないからそうもいかないし。
それで出入口に辿り着くと、エルプリヤさんが待っていて笑顔で迎えてくれた。
「エルプリヤーゆめじがお帰りなのだー!」
「こらピーニャ、お客様の前では敬語を使ってくださいとあれほど――」
「にゃはは! それでは後は任せたのだー! 仕事の続きしてくーるのだー!」
「あ、ピーニャ! まったくもう……」
「あはは」
すると今度はピーニャさんが逃げるようにダッシュで去ってしまった。
どうやらあの自由奔放さにはエルプリヤさんも手を焼いているらしい。
お別れくらいはちゃんとしておきたかったんだけどなぁ……まぁ仕方ないか。
「僕は気にしていないから平気ですよ。最初は戸惑いましたけど、馴れたらむしろ一緒に過ごせて楽しかったっていうか」
「そうでしたか。そう言っていただけるとこちらとしても幸いです。本旅館をご堪能していただけましたか?」
「ええ、それはもう」
「ふふっ、それは良かった」
それにしてもエルプリヤさんの笑顔は格別だ。
ピーニャさんも可愛かったけれど、あの可愛さとは違う清純さ、純真さが垣間見えて堪らないんだ。
だから彼女の前では自然と物腰が丁寧となってしまう。
「あの、それで代金の方は?」
「あ、そうですね。しめて八六〇〇円となります」
「えっ!? 八六〇〇円!?」
「も、もしかしてお高かったでしょうか!?」
「いえ逆ですよ、ものすごい安い!」
でもいざ会計の話になったら驚きの安さに地が出てしまった。
あのサービスでこの値段はいくらなんでも安すぎだって。
確かに普通のビジネスホテルと比べたら高い。
けど高級旅館となれば桁が一つ違うから、比べたらずっと格安だ。
おまけにピーニャさんみたいにずっと付きっきりの担当が付けばなおの事。
お風呂に同席までされたし、もうこの五倍くらいはするって考えていたのだけど。
「まさかあれほどのすごいサービスを受けてこの値段なんて思いもしませんよ……ほんとビックリです」
「えっ、そこまで喜んでいただけたのですか?」
「ええもう……ピーニャさんが、その、なんていうかね……ハハ」
「ええっ!?」
ただ、こんな話をすると今度はエルプリヤさんが驚きを見せていて。
「もももしかしてピーニャが何か粗相をしてしまいましたか!? はわわわ……」
「あ、え、いや別に悪い事では! はわわわ……!」
あまりにも露骨に慌てる様子をみせていたもので、僕もついついのせられてしまった。
それで気付けば双方の掌を重ねていて、驚きを共有する事に。
おかげでパニックもすぐ収まり、互いに恥ずかしがりながらも落ち着く事ができた。
「じ、実はですね、ピーニャさんと一緒にご飯を食べたり、服を脱がしてもらって一緒にお風呂に入ったり、寝落ちた僕を看護して添い寝までしてもらったんですよ」
「あら、そうなのですね」
「ここまでしてもらうのはもう初めてで……ここはなんていうかその、いかがわしい事をしてもらえるお店なのかなぁって」
「いかがわしい、ですか……?」
それで正直に何があったのかをこう話してみたのだけど、エルプリヤさんはと言えば今度は首を傾げさせてしまって。
僕、何か変な事を言ってしまったのだろうか?
でもその直後にはエルプリヤさんが「くすっ」と微笑みを向けてくれていた。
「……ふふっ、夢路さんは実に奥ゆかしい方なのですね」
「え、お、奥ゆかしい?」
そんな彼女の言う事が僕にはよくわからなかった。
奥手である事には間違いないのだけど、なんだかそういう意味とも違うような気がしたから。
「えぇ。夢路さんの世界ではきっと性的行為がタブー化されているのでしょう?」
「ま、まぁ人前ではあまり行わないですね……恥ずかしくて」
「ですがそれはあくまで夢路さんの世界にとっての常識で、この旅館においてはむしろ非常識なのですよ?」
「えっ……?」
思えば最初から何かが変だった。
客層も、ピーニャさんの接客も、そして旅館に出会えたその境遇も。
何もかもが夢のようで、でも現実に存在する不可思議さ。
それがこの旅館の常識なのだとしたら。
僕の常識は、この旅館においては一切通用しない。
「本来、生物にとって性的接触や生殖行動はとても正しい行為なのです。種を残すという本能的欲求としても、快楽を求める端的欲求としても」
「は、はぁ……」
「なので、ありとあらゆる世界と繋がるこの旅館におきましては、夢路さんのような閉鎖的思考は不要でして。つまり、そういった性的交友にも寛容的なのです。もちろん、互いの同意を得られた行為が前提での話ですが」
「だからピーニャさんもあんな自由だった……?」
「えぇそうです。彼女達も生きていますからね。担当として付く限り、お客様が喜ぶ範囲であるならば思いつく事をしても良いと伝えてあります。もっとも、ピーニャは少しやり過ぎる所があるのですけど。ふふっ」
ここがどういう場所なのかは未だわからない。
けど少なくとも、エルプリヤさんもピーニャさんも僕達お客の事を考えて行動しているって事に変わりはないのだろう。
そういった意味では、この旅館は決していかがわしくも何も無いんだ。
だってそれがこの旅館の従業員にとっては、なんて事のないお手伝いの一つだから。
「ですので、そういった従業員の行為は当館サービスの内に含まれていません。それらはすべて彼等の〝善意〟によるものですから」
「だから料金がお安めなんですね……」
ただそうなると俄然興味が湧く。
この『旅館えるぷりや』という特別な場所に。
ここが一体どんな場所なのかという事に。
「でもそんな旅館なんて聞いた事もありません。ここって一体、何なんですか?」
だから僕は自然とこう聞いてしまっていたんだ。
あまりにもぶしつけだけど、こう形容する他なかったから。
ここはそもそもが旅館としても奇妙過ぎると。
するとエルプリヤさんは僕にまた微笑みを返してくれていて。
「そ、そうですね、最初にそこからお話しておけば良かったのかもしれません」
「隠すつもりは無かったんですね」
「えぇもちろん。この旅館は誠実がモットーですからっ!」
そんな彼女がゆっくりと語る。
僕が気にしてやまない、この旅館に関する謎を。
「すでにお気づきの通り、この旅館はありとあらゆる世界と繋がっております。夢路様の世界、地球とも」
「あらゆる……世界」
「そして訪れるのはすべて、憩いや癒しを求めた方々のみ。その強い想いや願いを汲み取った時、彼等はお客様としてこの旅館へと訪れられるのでございます」
「じゃあ旅館で見たあの人達は皆、別の世界の人達……?」
「そう。ですので、あえて夢路様の世界でのお言葉で例えるなら――」
そして大手を拡げ、僕にニッコリとした笑顔を向けて答えるのだ。
それはこの旅館の持つ慈しみを体現するかのごとく。
まさしく、彼女自身がえるぷりやという存在なのだと証明するかのように。
「――異世界旅館えるぷりや。当旅館をどうぞ今後ともごひいきに。またのお越しをお待ちしております」
それを挨拶として締めくくり、エルプリヤさんは僕を見送ってくれた。
彼女がその時見せてくれた笑顔を、僕はきっと一生忘れないだろう。
それだけ美しく輝かしくも見えて、とても印象的だったから。
願わくはまた訪れたい――そう思えてしまうほどに。
だけど理性フル動員で衝動を何とか堪え、ピーニャさんとの分離に成功。
そのあと彼女も目を覚まし、なんて事のない旅館での朝を迎えられた。
ピーニャさんが運んできた朝食をまた二人で食べては笑顔で締めて、僕が着替えている間に彼女が部屋の片づけをする。
なんだかパートナーができたみたいでとっても捗るんだ。
今まではどの旅館でも一人で片付けしていたし、すごく新鮮な気分を味わう事ができたと思う。
それで今はピーニャさんに案内され、チェックアウトのために旅館の出入口へと向かっている。
本当ならもう一泊くらいはしていきたい所だけど、明日には仕事に行かなければならないからそうもいかないし。
それで出入口に辿り着くと、エルプリヤさんが待っていて笑顔で迎えてくれた。
「エルプリヤーゆめじがお帰りなのだー!」
「こらピーニャ、お客様の前では敬語を使ってくださいとあれほど――」
「にゃはは! それでは後は任せたのだー! 仕事の続きしてくーるのだー!」
「あ、ピーニャ! まったくもう……」
「あはは」
すると今度はピーニャさんが逃げるようにダッシュで去ってしまった。
どうやらあの自由奔放さにはエルプリヤさんも手を焼いているらしい。
お別れくらいはちゃんとしておきたかったんだけどなぁ……まぁ仕方ないか。
「僕は気にしていないから平気ですよ。最初は戸惑いましたけど、馴れたらむしろ一緒に過ごせて楽しかったっていうか」
「そうでしたか。そう言っていただけるとこちらとしても幸いです。本旅館をご堪能していただけましたか?」
「ええ、それはもう」
「ふふっ、それは良かった」
それにしてもエルプリヤさんの笑顔は格別だ。
ピーニャさんも可愛かったけれど、あの可愛さとは違う清純さ、純真さが垣間見えて堪らないんだ。
だから彼女の前では自然と物腰が丁寧となってしまう。
「あの、それで代金の方は?」
「あ、そうですね。しめて八六〇〇円となります」
「えっ!? 八六〇〇円!?」
「も、もしかしてお高かったでしょうか!?」
「いえ逆ですよ、ものすごい安い!」
でもいざ会計の話になったら驚きの安さに地が出てしまった。
あのサービスでこの値段はいくらなんでも安すぎだって。
確かに普通のビジネスホテルと比べたら高い。
けど高級旅館となれば桁が一つ違うから、比べたらずっと格安だ。
おまけにピーニャさんみたいにずっと付きっきりの担当が付けばなおの事。
お風呂に同席までされたし、もうこの五倍くらいはするって考えていたのだけど。
「まさかあれほどのすごいサービスを受けてこの値段なんて思いもしませんよ……ほんとビックリです」
「えっ、そこまで喜んでいただけたのですか?」
「ええもう……ピーニャさんが、その、なんていうかね……ハハ」
「ええっ!?」
ただ、こんな話をすると今度はエルプリヤさんが驚きを見せていて。
「もももしかしてピーニャが何か粗相をしてしまいましたか!? はわわわ……」
「あ、え、いや別に悪い事では! はわわわ……!」
あまりにも露骨に慌てる様子をみせていたもので、僕もついついのせられてしまった。
それで気付けば双方の掌を重ねていて、驚きを共有する事に。
おかげでパニックもすぐ収まり、互いに恥ずかしがりながらも落ち着く事ができた。
「じ、実はですね、ピーニャさんと一緒にご飯を食べたり、服を脱がしてもらって一緒にお風呂に入ったり、寝落ちた僕を看護して添い寝までしてもらったんですよ」
「あら、そうなのですね」
「ここまでしてもらうのはもう初めてで……ここはなんていうかその、いかがわしい事をしてもらえるお店なのかなぁって」
「いかがわしい、ですか……?」
それで正直に何があったのかをこう話してみたのだけど、エルプリヤさんはと言えば今度は首を傾げさせてしまって。
僕、何か変な事を言ってしまったのだろうか?
でもその直後にはエルプリヤさんが「くすっ」と微笑みを向けてくれていた。
「……ふふっ、夢路さんは実に奥ゆかしい方なのですね」
「え、お、奥ゆかしい?」
そんな彼女の言う事が僕にはよくわからなかった。
奥手である事には間違いないのだけど、なんだかそういう意味とも違うような気がしたから。
「えぇ。夢路さんの世界ではきっと性的行為がタブー化されているのでしょう?」
「ま、まぁ人前ではあまり行わないですね……恥ずかしくて」
「ですがそれはあくまで夢路さんの世界にとっての常識で、この旅館においてはむしろ非常識なのですよ?」
「えっ……?」
思えば最初から何かが変だった。
客層も、ピーニャさんの接客も、そして旅館に出会えたその境遇も。
何もかもが夢のようで、でも現実に存在する不可思議さ。
それがこの旅館の常識なのだとしたら。
僕の常識は、この旅館においては一切通用しない。
「本来、生物にとって性的接触や生殖行動はとても正しい行為なのです。種を残すという本能的欲求としても、快楽を求める端的欲求としても」
「は、はぁ……」
「なので、ありとあらゆる世界と繋がるこの旅館におきましては、夢路さんのような閉鎖的思考は不要でして。つまり、そういった性的交友にも寛容的なのです。もちろん、互いの同意を得られた行為が前提での話ですが」
「だからピーニャさんもあんな自由だった……?」
「えぇそうです。彼女達も生きていますからね。担当として付く限り、お客様が喜ぶ範囲であるならば思いつく事をしても良いと伝えてあります。もっとも、ピーニャは少しやり過ぎる所があるのですけど。ふふっ」
ここがどういう場所なのかは未だわからない。
けど少なくとも、エルプリヤさんもピーニャさんも僕達お客の事を考えて行動しているって事に変わりはないのだろう。
そういった意味では、この旅館は決していかがわしくも何も無いんだ。
だってそれがこの旅館の従業員にとっては、なんて事のないお手伝いの一つだから。
「ですので、そういった従業員の行為は当館サービスの内に含まれていません。それらはすべて彼等の〝善意〟によるものですから」
「だから料金がお安めなんですね……」
ただそうなると俄然興味が湧く。
この『旅館えるぷりや』という特別な場所に。
ここが一体どんな場所なのかという事に。
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そんな彼女がゆっくりと語る。
僕が気にしてやまない、この旅館に関する謎を。
「すでにお気づきの通り、この旅館はありとあらゆる世界と繋がっております。夢路様の世界、地球とも」
「あらゆる……世界」
「そして訪れるのはすべて、憩いや癒しを求めた方々のみ。その強い想いや願いを汲み取った時、彼等はお客様としてこの旅館へと訪れられるのでございます」
「じゃあ旅館で見たあの人達は皆、別の世界の人達……?」
「そう。ですので、あえて夢路様の世界でのお言葉で例えるなら――」
そして大手を拡げ、僕にニッコリとした笑顔を向けて答えるのだ。
それはこの旅館の持つ慈しみを体現するかのごとく。
まさしく、彼女自身がえるぷりやという存在なのだと証明するかのように。
「――異世界旅館えるぷりや。当旅館をどうぞ今後ともごひいきに。またのお越しをお待ちしております」
それを挨拶として締めくくり、エルプリヤさんは僕を見送ってくれた。
彼女がその時見せてくれた笑顔を、僕はきっと一生忘れないだろう。
それだけ美しく輝かしくも見えて、とても印象的だったから。
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