146 / 148
第十一章 最終決戦編
第146話 世界を守るために散った者達へ
しおりを挟む
神域での戦いからはや一週間が経った。
しかし世界はそんな戦いがあったなど知る由もない。
だから世間は今まで通りに動き続けている。
強いて言うならダンジョンが発生しなくなって勇者達が困っている、というくらいか。
だけどその影で、俺達は対ゲールト最終決戦における戦没者の追悼式に参列していた。
ただし主催はギルド本部。
名目は反乱戦にて戦死した勇者追悼のため。
なのでもちろんダンジョンブレイク工業の一員として参加。
ディマーユさんも商会代表として人姿で参列し、ギルドの動揺を誘ったものだ。
とはいえ争いになる訳もない。
なにせ俺達を誘ったのはあのワイスレットギルドマスターだったのだから。
そう、ワイスレットギルドマスター達はちゃっかり生きていたのだ。
当然ながらディーフさんもピンピンして参列しているし。
まったく、心配して損したぜ。
「アンタからしれっと誘いの手紙が来た時は驚いたが、本当にこんな事をしでかすなんて思わなかったよ」
「フッ、私は最初から本気だったよ。だからこそ君達は無事にこの式へ参列できる。今の君達はギルド本部の最重要賓客だからな」
ほぉ、根回しのいいこった。
「それよりもワイスレットギルドマスターさんよ」
「今はギルド本部長だ」
「……大出世したねぇ。で、本気なのか、リミュネール商会の被害者も追悼者に含まれているって?」
「無論だとも。すでにミュレ=ディネル殿とも秘密会合を行い、戦没者の情報のやりとりも済んでいるよ」
「ったく、そういう裏の事ばかりは嘘が得意だなあの人」
「ここまでほとんど時間がなかったのらから、情報共有できてないのも当然であろ」
となるとギルド側にも疑問に思う奴がいるんじゃないか?
どうして商会の人間が、だなんて。
……そう思っていたのだが、意外にそうでもなかったようだ。
どうやらゲールトとの戦いは一部のギルド員も把握しているらしい。
それというのも、例の反乱が一因となったようだ。
話では元ギルド本部長がゲールトと交信できなくなった事を機に、降伏宣言を出したらしい。
そこで本部を攻めていたこのおっさんがゲールトの事を打ち明け、真実が明るみとなったって訳だ。
それでそのまま本部ギルド員はまとめて裁判へかけられる事に。
反乱軍を率いていたおっさんがギルド本部長へと成り代わったって寸法さ。
その成り上がり具合には驚いてたまらんね。
そんな本部長とやらも俺達にはもう戦意を向けていない。
おかげで俺達は安心して追悼式を迎える事ができた。
「追悼! ゲールトという暗躍組織により影から支配されていた世界を救わんとし、その血を流した英雄達へ!」
「貴殿らの血は、想いは、我らの未来に繋げる糧とならん!」
「そしていつか英霊として世界を見守り続けてくれる事を切に願う!」
式自体はそれほど長くはなかった。
ただ戦没者の遺影や名札、愛剣など一つ一つ運んで祀り、合同墓碑へと捧げるだけ。
後はこうして追悼の意を示し、祈りを捧げて終了となる。
もちろんその中にはエリクスやラクシュ、その他のみんなの形見もある。
すべてディマーユさんが提供し、祀る事を許可したらしい。
それで式が終わり、各自が解散していく。
そんな中で俺達も集まり、墓碑に哀愁の視線を向けていた。
「……エリクスは掴み所がないが、いい奴だったよ。あいつがいなきゃ俺はディマーユさんとは会えなかったからな」
「そうだな。彼がお前を見つけなければ我も気付きはしなかっただろう。そういう意味ではエリクスが最大の功労者なのかもしれん」
「ラクシュもクリン殿もしっかりわらわ達を守ってくれた。みな、英雄だったのら」
「ああ、そうだな」
本当なら生きて再会したかった。
約束を果たしてやりたかった。
それを誰一人としてできなかったのが辛くてたまらねぇ。
「ならいっそ、生まれ変わってたなら今度こそ幸せになっていて欲しい、そう満足できるような世界を作り上げたいって思うぜ」
「うん、そうだね。私達もがんばらなきゃ!」
「がんばるれすぅ~~~!」
「アタシも帰れる算段が付くまでは協力しますね!」
「えーめんどうくさ」
「ハァ~、これだから生臭い魚類は」
「ああん!? なんか言ったか髭ゴルァ!?」
「もぉやめんか! 死者の前ぞ!?」
まぁみんなも協力的だし(一部除いて)、そんな世界の実現もきっと難しくはないだろう。
あとは目の上のタンコブであるギルドがどうにかなりゃいいんだけど。
「楽しそうだな諸君」
「お、またきたかおっさん本部長」
「ははは、歳を取る事で得られる知見もあるぞ。おっさんも悪くはない」
そのギルドの統領が直々の再登場だ。
なんか遠くで話したそうに見えたのには気付いていたがな。
「それで君らが話していた、満足できる世界を作る、という話題だが……そのネタにギルドも一つ噛まさせてほしいと思ってな」
「ほぉ? というと?」
「我々もギルド再編という形で事務的にやらねばならぬ事が多い。しかしダンジョンが発生しなくなった以上、勇者達が手持ち無沙汰になってしまってな。その中だるみを何とか緩和したいと考えている」
「まぁそうだよな、仕事がなくなっちまったら勇者も食いっぱぐれちまう」
「そこで我らもまた方向転換しようという訳だ。だがやり方が今まで通りでは勇者達が何も変わらない。それにこれ以上君達との軋轢を生むのはよろしくない」
思っていた以上に考えているんだな、この人は。
ギルドのため、ではなく勇者や市井の人達のためにと。
「だからこそ少し考えている事があるのだ。互いの意思を尊重し、それでいて競争力を維持させるとっておきの方法が」
「ふむ、ならばその詳細はこの我が後で聞くとしよう。場合によっては商会の力を貸す事も吝かではないからな」
「頼む」
たしかに偉そうな所はまだ残っている。
だけどこうして頭を深く下げて頼んでくる相手をどうして卑下できるだろうか。
いいや、俺はできんね。
この行為にはおっさんの誠意が見える。
少なくとも信じる信じないとかいう話じゃないくらいには。
「何かあったら俺にも一言言ってくれや。力を貸すからよ」
「ああ、その時はよろしく頼む、英雄殿」
「よせって、そう呼ばれるのは俺の趣味じゃねぇ」
「なはは! そなたはやはり穴掘りラングであるのが一番なのら!」
「やーん! 我も掘られちゃう~~~♡」
「はッ!? でしたらワタクシめもお願いいたしましゅううう!!!!!」
「「「……」」」
安心してください師匠。
あなた相手だとそういう気になれないんで。偉大過ぎて。
それとあれ、今さらながら師匠って生殖機能ないのでは……?
あとレトリー、お前は論外な。
「ま、ダンジョンの件についてはわらわに思う所がある。少し任せてくれぬか」
「お?」
「ちょい神ズと共に神域に戻り、現状の世界の管理状態を探ってみる事にする。その上でダンジョン生成システムの管理を神域でできぬか試験してみたい」
「本当ならば監査神の奴を復活させたいが、そうもいかんだろうな。であればやるのは自然と吾人となろう」
「ニルナナカも~~~手伝うれすぅ~~~」
「あーキスティは神域の自宅に帰るわ。予約動画とか観てないのあるだろうしぃ」
「「「コイツ……ッ!」」」
ダンジョンももしかしたら復活できる余地があるかもしれない。
そうなれば資源不足とかもすぐに解消できるはず。
そうできる事に期待してウーティリス達に任せよう。
こいつならもう心配する事はないと思うしな。
「ダンジョンが復活するならありがたい。私が計画している事もそれがあればもっと捗るだろうからな」
「なら期待させてもらうぜ本部長さん、アンタの手腕ってやつをよ」
「任せておけ、今の私はかつてない気迫で満ち溢れている! 勇者だった頃にはなかった情熱が湧き出てたまらぬよ!」
どうやらこの人も元々は商会寄りの人間だったのかもな。
ただギルドに毒されていただけで、正しい事を考えられる人。
いや、多くの勇者もそうだったのかもしれない。
それだけゲールトの呪縛が恐ろしく強かっただけで。
――ギトスもその事に気付いていたらちょっとはマシになっていただろうか?
……いや、よそう。
もう奴はいないんだ。
奴を消す事、それが世界の正常化のために最も必要な選択だったのだと。
こうして追悼式後の会合を終わらせた俺達も帰路に就く。
そしてそれぞれの生活と仕事が再び始まる。
そんな毎日はとても穏やかで、充実していたものだ。
だから気付けば、一年近い月日が経っていた。
しかし世界はそんな戦いがあったなど知る由もない。
だから世間は今まで通りに動き続けている。
強いて言うならダンジョンが発生しなくなって勇者達が困っている、というくらいか。
だけどその影で、俺達は対ゲールト最終決戦における戦没者の追悼式に参列していた。
ただし主催はギルド本部。
名目は反乱戦にて戦死した勇者追悼のため。
なのでもちろんダンジョンブレイク工業の一員として参加。
ディマーユさんも商会代表として人姿で参列し、ギルドの動揺を誘ったものだ。
とはいえ争いになる訳もない。
なにせ俺達を誘ったのはあのワイスレットギルドマスターだったのだから。
そう、ワイスレットギルドマスター達はちゃっかり生きていたのだ。
当然ながらディーフさんもピンピンして参列しているし。
まったく、心配して損したぜ。
「アンタからしれっと誘いの手紙が来た時は驚いたが、本当にこんな事をしでかすなんて思わなかったよ」
「フッ、私は最初から本気だったよ。だからこそ君達は無事にこの式へ参列できる。今の君達はギルド本部の最重要賓客だからな」
ほぉ、根回しのいいこった。
「それよりもワイスレットギルドマスターさんよ」
「今はギルド本部長だ」
「……大出世したねぇ。で、本気なのか、リミュネール商会の被害者も追悼者に含まれているって?」
「無論だとも。すでにミュレ=ディネル殿とも秘密会合を行い、戦没者の情報のやりとりも済んでいるよ」
「ったく、そういう裏の事ばかりは嘘が得意だなあの人」
「ここまでほとんど時間がなかったのらから、情報共有できてないのも当然であろ」
となるとギルド側にも疑問に思う奴がいるんじゃないか?
どうして商会の人間が、だなんて。
……そう思っていたのだが、意外にそうでもなかったようだ。
どうやらゲールトとの戦いは一部のギルド員も把握しているらしい。
それというのも、例の反乱が一因となったようだ。
話では元ギルド本部長がゲールトと交信できなくなった事を機に、降伏宣言を出したらしい。
そこで本部を攻めていたこのおっさんがゲールトの事を打ち明け、真実が明るみとなったって訳だ。
それでそのまま本部ギルド員はまとめて裁判へかけられる事に。
反乱軍を率いていたおっさんがギルド本部長へと成り代わったって寸法さ。
その成り上がり具合には驚いてたまらんね。
そんな本部長とやらも俺達にはもう戦意を向けていない。
おかげで俺達は安心して追悼式を迎える事ができた。
「追悼! ゲールトという暗躍組織により影から支配されていた世界を救わんとし、その血を流した英雄達へ!」
「貴殿らの血は、想いは、我らの未来に繋げる糧とならん!」
「そしていつか英霊として世界を見守り続けてくれる事を切に願う!」
式自体はそれほど長くはなかった。
ただ戦没者の遺影や名札、愛剣など一つ一つ運んで祀り、合同墓碑へと捧げるだけ。
後はこうして追悼の意を示し、祈りを捧げて終了となる。
もちろんその中にはエリクスやラクシュ、その他のみんなの形見もある。
すべてディマーユさんが提供し、祀る事を許可したらしい。
それで式が終わり、各自が解散していく。
そんな中で俺達も集まり、墓碑に哀愁の視線を向けていた。
「……エリクスは掴み所がないが、いい奴だったよ。あいつがいなきゃ俺はディマーユさんとは会えなかったからな」
「そうだな。彼がお前を見つけなければ我も気付きはしなかっただろう。そういう意味ではエリクスが最大の功労者なのかもしれん」
「ラクシュもクリン殿もしっかりわらわ達を守ってくれた。みな、英雄だったのら」
「ああ、そうだな」
本当なら生きて再会したかった。
約束を果たしてやりたかった。
それを誰一人としてできなかったのが辛くてたまらねぇ。
「ならいっそ、生まれ変わってたなら今度こそ幸せになっていて欲しい、そう満足できるような世界を作り上げたいって思うぜ」
「うん、そうだね。私達もがんばらなきゃ!」
「がんばるれすぅ~~~!」
「アタシも帰れる算段が付くまでは協力しますね!」
「えーめんどうくさ」
「ハァ~、これだから生臭い魚類は」
「ああん!? なんか言ったか髭ゴルァ!?」
「もぉやめんか! 死者の前ぞ!?」
まぁみんなも協力的だし(一部除いて)、そんな世界の実現もきっと難しくはないだろう。
あとは目の上のタンコブであるギルドがどうにかなりゃいいんだけど。
「楽しそうだな諸君」
「お、またきたかおっさん本部長」
「ははは、歳を取る事で得られる知見もあるぞ。おっさんも悪くはない」
そのギルドの統領が直々の再登場だ。
なんか遠くで話したそうに見えたのには気付いていたがな。
「それで君らが話していた、満足できる世界を作る、という話題だが……そのネタにギルドも一つ噛まさせてほしいと思ってな」
「ほぉ? というと?」
「我々もギルド再編という形で事務的にやらねばならぬ事が多い。しかしダンジョンが発生しなくなった以上、勇者達が手持ち無沙汰になってしまってな。その中だるみを何とか緩和したいと考えている」
「まぁそうだよな、仕事がなくなっちまったら勇者も食いっぱぐれちまう」
「そこで我らもまた方向転換しようという訳だ。だがやり方が今まで通りでは勇者達が何も変わらない。それにこれ以上君達との軋轢を生むのはよろしくない」
思っていた以上に考えているんだな、この人は。
ギルドのため、ではなく勇者や市井の人達のためにと。
「だからこそ少し考えている事があるのだ。互いの意思を尊重し、それでいて競争力を維持させるとっておきの方法が」
「ふむ、ならばその詳細はこの我が後で聞くとしよう。場合によっては商会の力を貸す事も吝かではないからな」
「頼む」
たしかに偉そうな所はまだ残っている。
だけどこうして頭を深く下げて頼んでくる相手をどうして卑下できるだろうか。
いいや、俺はできんね。
この行為にはおっさんの誠意が見える。
少なくとも信じる信じないとかいう話じゃないくらいには。
「何かあったら俺にも一言言ってくれや。力を貸すからよ」
「ああ、その時はよろしく頼む、英雄殿」
「よせって、そう呼ばれるのは俺の趣味じゃねぇ」
「なはは! そなたはやはり穴掘りラングであるのが一番なのら!」
「やーん! 我も掘られちゃう~~~♡」
「はッ!? でしたらワタクシめもお願いいたしましゅううう!!!!!」
「「「……」」」
安心してください師匠。
あなた相手だとそういう気になれないんで。偉大過ぎて。
それとあれ、今さらながら師匠って生殖機能ないのでは……?
あとレトリー、お前は論外な。
「ま、ダンジョンの件についてはわらわに思う所がある。少し任せてくれぬか」
「お?」
「ちょい神ズと共に神域に戻り、現状の世界の管理状態を探ってみる事にする。その上でダンジョン生成システムの管理を神域でできぬか試験してみたい」
「本当ならば監査神の奴を復活させたいが、そうもいかんだろうな。であればやるのは自然と吾人となろう」
「ニルナナカも~~~手伝うれすぅ~~~」
「あーキスティは神域の自宅に帰るわ。予約動画とか観てないのあるだろうしぃ」
「「「コイツ……ッ!」」」
ダンジョンももしかしたら復活できる余地があるかもしれない。
そうなれば資源不足とかもすぐに解消できるはず。
そうできる事に期待してウーティリス達に任せよう。
こいつならもう心配する事はないと思うしな。
「ダンジョンが復活するならありがたい。私が計画している事もそれがあればもっと捗るだろうからな」
「なら期待させてもらうぜ本部長さん、アンタの手腕ってやつをよ」
「任せておけ、今の私はかつてない気迫で満ち溢れている! 勇者だった頃にはなかった情熱が湧き出てたまらぬよ!」
どうやらこの人も元々は商会寄りの人間だったのかもな。
ただギルドに毒されていただけで、正しい事を考えられる人。
いや、多くの勇者もそうだったのかもしれない。
それだけゲールトの呪縛が恐ろしく強かっただけで。
――ギトスもその事に気付いていたらちょっとはマシになっていただろうか?
……いや、よそう。
もう奴はいないんだ。
奴を消す事、それが世界の正常化のために最も必要な選択だったのだと。
こうして追悼式後の会合を終わらせた俺達も帰路に就く。
そしてそれぞれの生活と仕事が再び始まる。
そんな毎日はとても穏やかで、充実していたものだ。
だから気付けば、一年近い月日が経っていた。
0
お気に入りに追加
169
あなたにおすすめの小説
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
練習船で異世界に来ちゃったんだが?! ~異世界海洋探訪記~
さみぃぐらぁど
ファンタジー
航海訓練所の練習船「海鵜丸」はハワイへ向けた長期練習航海中、突然嵐に巻き込まれ、落雷を受ける。
衝撃に気を失った主人公たち当直実習生。彼らが目を覚まして目撃したものは、自分たち以外教官も実習生も居ない船、無線も電子海図も繋がらない海、そして大洋を往く見たこともない戦列艦の艦隊だった。
そして実習生たちは、自分たちがどこか地球とは違う星_異世界とでも呼ぶべき空間にやって来たことを悟る。
燃料も食料も補給の目途が立たない異世界。
果たして彼らは、自分たちの力で、船とともに現代日本の海へ帰れるのか⁈
※この作品は「カクヨム」においても投稿しています。https://kakuyomu.jp/works/16818023213965695770
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる