132 / 148
第十一章 最終決戦編
第132話 反抗の意志、今こそ立つ
しおりを挟む
俺達の前に突如として現れたワイスレットのギルドマスター。
しかも奴は敵であるにもかかわらずレトリーを守った。
それにこの国はワイスレットとは何の所縁もないはず。
にもかかわらずここにいて、俺達を背にしているなんて。
「今、世界中からギルドより勇者が送られてきている。緊急起動ポータルにより最重要壊滅指令が発令されたためだ」
そんな男が、立ち止まっていた俺達に淡々と訳を語る。
勇者どもが攻めてくる中、堂々と奴らに面と向かいながら剣を僅かに傾けて。
「狙いはお前達だ、リミュネール商会。そしてダンジョンブレイク工業」
「そこは問題じゃねぇ! 肝心なのは、なぜアンタが俺達を背にしてるってとこだ!」
するとこんな返事を前に、奴が顔をこちらへ向けてフフッと笑う。
「簡単な話だ。我々はこれより、ゲールトに対して一斉蜂起を開始する」
「「「なっ!?」」」
「もちろんワイスレットギルドだけではない。多くのギルドが私に賛同し、秘密裏にこの戦場へと味方の勇者を送ってきている事だろう。奴らの召集指令に便乗してな」
一斉蜂起、だと……!?
まさかこいつら、ギルド本部に逆らうつもりなのか!?
なんでそんな事が起きて――
ううっ!? あ、あれは!?
俺達を追いかけていたはずの勇者どもがいつの間にか交戦している。
しかも相手も勇者で、その数も相応に多い!?
「やぁやぁ我こそはA級勇者ギトス様一の子分、ザウコ様よぉ! 悪行勇者どもぉ! このあっしがまとめて片付けてやるぜぇ~~~!」
中には見た顔もちらほらいやがる。
あのギトスの取り巻きだったザウコって奴もだ。ボコボコにされ返されてるけど。
一体全体どういう事だ!?
いくら反旗を翻したとはいえ、勇者もが邪魔者だった俺達やリミュネール商会をかばう理由はないはずなのに。
「だがその数は奴らに比べてやはり圧倒的に足りない。だからこそだダンジョンブレイク工業よ、この圧倒的不利の状況を覆す役目をお前達に依頼したい」
「なに……!?」
「我ら反乱組もゲールトの所在はわからん。ゆえに対抗はできても攻める事ができん。しかし奴らがこうも慌てているという事はつまり、お前達にゲールトを打倒する可能性が生まれたという事なのだろう?」
「「「……」」」
「答えずともよいさ。我々はその僅かな可能性を信じたい、そう一方的に願っただけなのだから」
本気なのか、こいつは?
俺達を騙すためにこう言っているだけなのでは?
いや、だが勇者達の戦いも本気だ。
斬って、斬られて、その上で負けず必死に応戦している。
命が懸かった戦いだと理解した上で戦っているのだろう。
ならどうして?
どうしてそこまでして奴らは戦う?
「――ホッホッホ、勇者とて人ではあるという事よ」
「「「えッ!?」」」
そんな時、知った声が背後から聴こえた。
そうして皆が振り向いた先には、俺達の良く知る人物が歩いてやってくる。
「お、おじいちゃん!?」
そう、ディーフさんだ。
あの人が通常戦闘時の装備で俺達の下へ歩み寄ってきたのだ。
「如何な蛮行に手を汚そうとも、己の所業を鑑みて見つめ直した時、人はふと真理を見つける。その境地に至りし者はおのずと己を恥じ、正したいと願う事もあろう」
「そうだ。そしてその正すべき道こそが今だと判断した。それが私達がここに立つ理由だよ、ラング=バートナー……いや、ダンジョンブレイカー」
こいつ、俺の事を知っている!?
それも決して派生とかじゃなく、初代として!?
ま、まさかそれって……!?
「お、おいおいディーフさんよぉ? まさかアンタ、俺達の事しゃべっちゃったワケ?」
「クックック、たしかにそなたらに協力するとは言うたが、誰もそなた達だけに協力するとは言っておらぬぞぉい?」
クッ、このタヌキジジィめ……!
老獪どころか自由度さえ極まりねぇ!
まさかギルドにまで通じてやりたい放題とはやってくれるよぉ……!
だがこれは、俺達にとってこの上ない助け船だ。
「ラング=バートナー、我々は思い知ったよ。お前達の行為でどれだけ多くの者達が苦しみ足掻いていたのかを。ダンジョンブレイカーによって最上位の存在でなくなった事でようやく気付けたのだ」
「へっ、今さらかよ」
「……ああそうだとも、数千年越しの今さらだ。子どもでもわかりそうな理屈だが、その数千年の常識がすべてを覆い隠していたのだろうな」
こんな憎まれ口をたたいても鼻で笑って返してくる。
それだけ自分達の行いを重く受け止め、受け入れられたからだろう。
こうなった人間は強い。
吹っ切れて、視野が広がって何事にも冷静になれるのだから。
俺がスキルを手に入れた時と同じように。
「だからといって我々が勇者とその管理者である事を放棄するつもりはない」
「なら今のままの方が都合がいいんじゃねぇのか?」
「いいや、そんな事は無いさ。真に勇者としてギルドとして世界を安定させるためにもゲールトは不要なのだよ。だから排除する必要がある」
「それを俺達ダンジョンブレイク工業に任せるって事かよぉ?」
「圧政を破壊する事はお前達の得意分野だろう?」
「へっ、違いねぇ」
こいつらはみんな覚悟しているんだ。
仮にこの戦いに勝利したとしても、世界情勢が不安定になるかもしれないのだと。
それでもなおゲールトっていう呪縛から解き放たれるべきだと信じている。
そう信じたからこいつは自ら戦場に立っているんだ。
俺達が未来への道を切り拓くという可能性に賭けて。
こう話している間にも、進行方向からも勇者どもが攻めて来る。
しかしその直後には空から降って来た者によって吹き飛ばされていたが。
「笑止ィィィ!!! 進化せし拙者を貴様らが止められようかァァァ!!!」
砕牙皇デネル。
あのパワーバカが一層強い力を放ってやがる。
しかも今までにないキレをも伴って……!
「フフフ、初見では未熟と思うておった奴じゃが、ワシが一つ喝を入れてやったらあそこまで強くなろうたわ。将来が楽しみじゃのぉ~」
「おいおい、ダンジョンブレイク工業のお手伝いの傍らでそんな事してたのかよ」
「奴直々からのたっての願いじゃから断れぬよ。ただディーフ=シーリシスとして受けたからのぉ、そこはダンジョンブレイク工業とは関係ないぞ」
「ははは、偶然が重なると怖いものだな。知恵を借りたいと願った相手が憎しと思っていた者で、デネルの師で、ダンジョンブレイク工業の一員とは思わなかったものよ」
まったく、俺達がワイスレットを離れた後にどれだけ色々動いてたんだ?
俺達に負けず劣らず激動で奇想天外じゃねぇか。
「……私とて易々と死にたくはない。奴らの手に掛かるなどまっぴらごめんだ」
「アンタはアンタで色々あったみたいだな?」
「ああ。だからこそ必死で調べたものだ。単身で大森林大陸へ赴き、ゲールトが伏せた歴史を紐解いてきた。そして理解したよ、奴らがどうしてここまで頑なに我々を行使し続けてきたのかをな」
どうやらこのギルドマスター、ディマーユさんの記録を見てきたみたいだな。
あの人の事だから神の封印場所だけじゃなく当時の事も色々残してそうだし。
その情報を信じたというなら、今は俺達もこいつを信じてもいいかもしれん。
「そして帰還した後に私はディーフ殿に知恵を借り、そしてダンジョンブレイク工業の目的を知った」
「利害の一致が偶然にも判明したって訳だ」
「そういう事だな。だからこそ私達はお前達に託すと決めたのだッ!!!」
するとギルドマスターが飛び出し、迫っていた勇者を斬り捨てる。
昔は勇者をやっていたって話なだけに相応に強い。
「なにも信じろとは言わん! だがなんと言おうと我々にしんがりを任させてもらうッ!」
「ふはは! ならばワシも付き合おうぞぉ!」
「死地となろうと保険は出ませんぞ?」
「構わぬ! 血潮が滾るわッ!」
「ならばデネルが道を切り拓くゆえ、お前達は先に行けッ! そして世界を現代人の手に取り戻せえッ!!!」
進行方向もデネルが大暴れしたおかげで道ができた。
どうやら俺達に合わせてくれるらしく、ハンドサインを向けてくる。
だから俺達は頷きだけを返して先へと走ったのだ。
今は彼らの意思を尊重し、その上で願いを引き受けて。
――そしておかげで俺達は郊外のポータルへと到達。
無事にヴィンザルムから脱出を果たしたのだった。
ポータルは一時的に起動するだけの使い捨て。
それゆえに追っ手も来る事は無く、俺達は難なく最終拠点ファイナルオーダーへと移動する事が叶った。
でもディーフさんやギルドマスター達の安否はなおわからないままで。
ただ抜け目のないディーフさんもいるし、きっと彼等は平気だろう。
後は俺達が願い通りにゲールトを倒せばいいのだ。
それで今の戦いで力尽きた勇者達にも報いる事ができるしな。
俺達にはその準備がもうできている。
最終決戦――その兆しはすでに、リブレーが復活した事で見え始めていたのだから。
しかも奴は敵であるにもかかわらずレトリーを守った。
それにこの国はワイスレットとは何の所縁もないはず。
にもかかわらずここにいて、俺達を背にしているなんて。
「今、世界中からギルドより勇者が送られてきている。緊急起動ポータルにより最重要壊滅指令が発令されたためだ」
そんな男が、立ち止まっていた俺達に淡々と訳を語る。
勇者どもが攻めてくる中、堂々と奴らに面と向かいながら剣を僅かに傾けて。
「狙いはお前達だ、リミュネール商会。そしてダンジョンブレイク工業」
「そこは問題じゃねぇ! 肝心なのは、なぜアンタが俺達を背にしてるってとこだ!」
するとこんな返事を前に、奴が顔をこちらへ向けてフフッと笑う。
「簡単な話だ。我々はこれより、ゲールトに対して一斉蜂起を開始する」
「「「なっ!?」」」
「もちろんワイスレットギルドだけではない。多くのギルドが私に賛同し、秘密裏にこの戦場へと味方の勇者を送ってきている事だろう。奴らの召集指令に便乗してな」
一斉蜂起、だと……!?
まさかこいつら、ギルド本部に逆らうつもりなのか!?
なんでそんな事が起きて――
ううっ!? あ、あれは!?
俺達を追いかけていたはずの勇者どもがいつの間にか交戦している。
しかも相手も勇者で、その数も相応に多い!?
「やぁやぁ我こそはA級勇者ギトス様一の子分、ザウコ様よぉ! 悪行勇者どもぉ! このあっしがまとめて片付けてやるぜぇ~~~!」
中には見た顔もちらほらいやがる。
あのギトスの取り巻きだったザウコって奴もだ。ボコボコにされ返されてるけど。
一体全体どういう事だ!?
いくら反旗を翻したとはいえ、勇者もが邪魔者だった俺達やリミュネール商会をかばう理由はないはずなのに。
「だがその数は奴らに比べてやはり圧倒的に足りない。だからこそだダンジョンブレイク工業よ、この圧倒的不利の状況を覆す役目をお前達に依頼したい」
「なに……!?」
「我ら反乱組もゲールトの所在はわからん。ゆえに対抗はできても攻める事ができん。しかし奴らがこうも慌てているという事はつまり、お前達にゲールトを打倒する可能性が生まれたという事なのだろう?」
「「「……」」」
「答えずともよいさ。我々はその僅かな可能性を信じたい、そう一方的に願っただけなのだから」
本気なのか、こいつは?
俺達を騙すためにこう言っているだけなのでは?
いや、だが勇者達の戦いも本気だ。
斬って、斬られて、その上で負けず必死に応戦している。
命が懸かった戦いだと理解した上で戦っているのだろう。
ならどうして?
どうしてそこまでして奴らは戦う?
「――ホッホッホ、勇者とて人ではあるという事よ」
「「「えッ!?」」」
そんな時、知った声が背後から聴こえた。
そうして皆が振り向いた先には、俺達の良く知る人物が歩いてやってくる。
「お、おじいちゃん!?」
そう、ディーフさんだ。
あの人が通常戦闘時の装備で俺達の下へ歩み寄ってきたのだ。
「如何な蛮行に手を汚そうとも、己の所業を鑑みて見つめ直した時、人はふと真理を見つける。その境地に至りし者はおのずと己を恥じ、正したいと願う事もあろう」
「そうだ。そしてその正すべき道こそが今だと判断した。それが私達がここに立つ理由だよ、ラング=バートナー……いや、ダンジョンブレイカー」
こいつ、俺の事を知っている!?
それも決して派生とかじゃなく、初代として!?
ま、まさかそれって……!?
「お、おいおいディーフさんよぉ? まさかアンタ、俺達の事しゃべっちゃったワケ?」
「クックック、たしかにそなたらに協力するとは言うたが、誰もそなた達だけに協力するとは言っておらぬぞぉい?」
クッ、このタヌキジジィめ……!
老獪どころか自由度さえ極まりねぇ!
まさかギルドにまで通じてやりたい放題とはやってくれるよぉ……!
だがこれは、俺達にとってこの上ない助け船だ。
「ラング=バートナー、我々は思い知ったよ。お前達の行為でどれだけ多くの者達が苦しみ足掻いていたのかを。ダンジョンブレイカーによって最上位の存在でなくなった事でようやく気付けたのだ」
「へっ、今さらかよ」
「……ああそうだとも、数千年越しの今さらだ。子どもでもわかりそうな理屈だが、その数千年の常識がすべてを覆い隠していたのだろうな」
こんな憎まれ口をたたいても鼻で笑って返してくる。
それだけ自分達の行いを重く受け止め、受け入れられたからだろう。
こうなった人間は強い。
吹っ切れて、視野が広がって何事にも冷静になれるのだから。
俺がスキルを手に入れた時と同じように。
「だからといって我々が勇者とその管理者である事を放棄するつもりはない」
「なら今のままの方が都合がいいんじゃねぇのか?」
「いいや、そんな事は無いさ。真に勇者としてギルドとして世界を安定させるためにもゲールトは不要なのだよ。だから排除する必要がある」
「それを俺達ダンジョンブレイク工業に任せるって事かよぉ?」
「圧政を破壊する事はお前達の得意分野だろう?」
「へっ、違いねぇ」
こいつらはみんな覚悟しているんだ。
仮にこの戦いに勝利したとしても、世界情勢が不安定になるかもしれないのだと。
それでもなおゲールトっていう呪縛から解き放たれるべきだと信じている。
そう信じたからこいつは自ら戦場に立っているんだ。
俺達が未来への道を切り拓くという可能性に賭けて。
こう話している間にも、進行方向からも勇者どもが攻めて来る。
しかしその直後には空から降って来た者によって吹き飛ばされていたが。
「笑止ィィィ!!! 進化せし拙者を貴様らが止められようかァァァ!!!」
砕牙皇デネル。
あのパワーバカが一層強い力を放ってやがる。
しかも今までにないキレをも伴って……!
「フフフ、初見では未熟と思うておった奴じゃが、ワシが一つ喝を入れてやったらあそこまで強くなろうたわ。将来が楽しみじゃのぉ~」
「おいおい、ダンジョンブレイク工業のお手伝いの傍らでそんな事してたのかよ」
「奴直々からのたっての願いじゃから断れぬよ。ただディーフ=シーリシスとして受けたからのぉ、そこはダンジョンブレイク工業とは関係ないぞ」
「ははは、偶然が重なると怖いものだな。知恵を借りたいと願った相手が憎しと思っていた者で、デネルの師で、ダンジョンブレイク工業の一員とは思わなかったものよ」
まったく、俺達がワイスレットを離れた後にどれだけ色々動いてたんだ?
俺達に負けず劣らず激動で奇想天外じゃねぇか。
「……私とて易々と死にたくはない。奴らの手に掛かるなどまっぴらごめんだ」
「アンタはアンタで色々あったみたいだな?」
「ああ。だからこそ必死で調べたものだ。単身で大森林大陸へ赴き、ゲールトが伏せた歴史を紐解いてきた。そして理解したよ、奴らがどうしてここまで頑なに我々を行使し続けてきたのかをな」
どうやらこのギルドマスター、ディマーユさんの記録を見てきたみたいだな。
あの人の事だから神の封印場所だけじゃなく当時の事も色々残してそうだし。
その情報を信じたというなら、今は俺達もこいつを信じてもいいかもしれん。
「そして帰還した後に私はディーフ殿に知恵を借り、そしてダンジョンブレイク工業の目的を知った」
「利害の一致が偶然にも判明したって訳だ」
「そういう事だな。だからこそ私達はお前達に託すと決めたのだッ!!!」
するとギルドマスターが飛び出し、迫っていた勇者を斬り捨てる。
昔は勇者をやっていたって話なだけに相応に強い。
「なにも信じろとは言わん! だがなんと言おうと我々にしんがりを任させてもらうッ!」
「ふはは! ならばワシも付き合おうぞぉ!」
「死地となろうと保険は出ませんぞ?」
「構わぬ! 血潮が滾るわッ!」
「ならばデネルが道を切り拓くゆえ、お前達は先に行けッ! そして世界を現代人の手に取り戻せえッ!!!」
進行方向もデネルが大暴れしたおかげで道ができた。
どうやら俺達に合わせてくれるらしく、ハンドサインを向けてくる。
だから俺達は頷きだけを返して先へと走ったのだ。
今は彼らの意思を尊重し、その上で願いを引き受けて。
――そしておかげで俺達は郊外のポータルへと到達。
無事にヴィンザルムから脱出を果たしたのだった。
ポータルは一時的に起動するだけの使い捨て。
それゆえに追っ手も来る事は無く、俺達は難なく最終拠点ファイナルオーダーへと移動する事が叶った。
でもディーフさんやギルドマスター達の安否はなおわからないままで。
ただ抜け目のないディーフさんもいるし、きっと彼等は平気だろう。
後は俺達が願い通りにゲールトを倒せばいいのだ。
それで今の戦いで力尽きた勇者達にも報いる事ができるしな。
俺達にはその準備がもうできている。
最終決戦――その兆しはすでに、リブレーが復活した事で見え始めていたのだから。
0
お気に入りに追加
169
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる