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第九章 同志達よ集え編
第110話 モーリアン族のドネドネさん
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俺達は今、ディマーユさんに連れられて砂漠を進んでいる。
砂ずりトカゲに乗るのは初めてで、ちと慣れない旅だが。
それにしたって陽射しが熱い。
さすが万年砂漠地帯、水一つ流れちゃいないな。
ただ乾燥しているおかげで布屋根一つあれば涼しいもんだ。
「もう間も無く会合地点だ。そこに補給所もあるからな、それまで耐えてくれ」
「わらわはもう喉がカラカラなのら……」
『キッヒヒヒ、肉体があるっていうのは難儀よねぇ~!』
「だまれリブレー。貴様とて『暑いのやーやーなのー!』とか言うてダンタネルヴと喧嘩したのがこの地が荒れた始まりでは無いか!」
『あ、あちしはそんなはるか昔の事はわすれたのよさ』
「まったく、都合のいい奴め。くだらん話に付き合ったらますます喉が渇いたわ。ラング、ちょっと水を分けておくれ」
「もうねぇよ! あと何回目だその付き合い!」
「ギリィ!!!!!」
……そう思って耐えるしかねぇ。
神二人が水を浴びるように飲むもんだからもうちっとも残ってないしな。
不死身の癖になんて浪費癖だよぉ!
しかしどうやら俺達は命拾いしたらしい。
再び前を向けば、いつの間にやらすぐ近くにオアシスが見えたのだ。
どうやら砂の丘陵で姿が隠れていたようだな。
「ヒャーーーッ! 生き返るぅーーー!」
「私もうこれからちゃんと節水に生きるんだからーっ!」
それで辿り着いた途端に全員で水辺へGOだ。
水がこれだけ大事だって思った事はこれ以上にないね!
――とかなんとかやってる間にニルナナカが行水を始めたんだが!?
おいおいおい、こりゃいい景色でぇ!
「チェストッ!」
「ぐあああああ!!! 目が、目があああ!!!!!」
ウーティリスの野郎!? 俺にジャンピング目つぶしとは!?
ガチで俺の目を潰す気かあああ!? いってええええええ!!!!!
「ふははは、いつだかの図書館でのお返しよ!」
「ふふっ、ナイスウーちゃん!」
「浮かれるのはいいがほどほどにしておけよ?」
ああああああ俺が何したってんだ!?
目の前でやってんだから別にいいだろ見たって!? 減るもんじゃしに!?
「さて、そろそろ約束の時間だが」
でもその一方でディマーユさんはマイペースだ。
さすがに仕事人モードとなるとちゃんと顔が引き締まっている。
なるほど、伊達に千年も商会運営してないって事か。
「お、来たな」
どうやら交渉相手が来たらしい。
それで未だ痛い目を擦りつつ同じ方を見てみたのだが。
誰の姿もない。
ディマーユさんは一体誰を見ているんだ?
「どこを見ている? 少し下を見てみよ」
「えっ?」
そんな事はディマーユさんに筒抜けだったようだ。
俺が顔を向ければ、人差し指を下へと示していて。
それでふと地面へ視線を映してみると、それはたしかにいた。
砂地がモコモコと盛り上がりながらこっちへ向かってきているのだ。
それほど速くは無いが、でも何かがいるのがわかる。
しかもそんな盛り上がりが俺達の近くへと来た途端、ずぼっと何かが出てきた。
「おまンたせしまンしたナー」
「よく来てくれたな。助かる」
あれは魔物?
いや、しゃべるデカモグラか?
「彼はモーリアンのドネドネ。この地に住む原住民の一人だ」
「よろンしうにー」
「お、おう、よろしく……」
これがモーリアン。もしかして獣人か?
そういや追求してなかったが、聞いた事のない種族だな
「ドネドネ、全身を出してもかまわない。ここにはお前を卑下する者は誰一人としていないからな」
「そかー」
「どうか我を信じてくれ」
しかし随分と警戒心があるんだな。
明るい声色だけど、まだ上半身しか体を出していないし。
でもディマーユさんにそう言われてやっと「ヨイショ」と全身を晒してくれた。
――下半身ちっさ!
人間よりずっと細いし短いじゃねぇか!
全身だってウーティリスより小さいぞ!?
まさに胴長短足だ。
足に至っては膝関節がどこかもわからんくらい短い。
これオーク族より顕著だぞ……。
「実はな、彼等モーリアンは種族そのものが淘汰された存在なのだ。長い年月さげすまされ、追いやられ、今ではこの地にしか住んでいない」
「な、なんで?」
「日の光に弱く、食文化も大きく異なる。それゆえに人寄りの魔物と判断されてしまってな」
そいつぁひでぇ話だ。
まぁたしかにモグラっつったら農作物を荒らすし、時には土壌をめちゃくちゃにしやがる。
故郷でも「モグラを見掛けたら棒で突つけ」なんてことわざがあるくらいだし、あまり良い印象はねぇなぁ。
けど話が通じるなら俺達と一緒じゃねぇか。
言葉がわかれば人類みな兄妹ってな!
「しかしひょんな事でこのドネドネと知り合ってな、今ではよく取引させてもらっているよ」
「ミュレしゃんにはよくンしてもらってるんだナー」
「おお、そいつぁ良かったなぁ」
だからと肩を叩こうと手を伸ばしたらサッと避けられてしまった。
ちぃ、距離感を感じるぜ……。
「それでだがドネドネ、今日は折り入って頼みがあってきた」
「なンだナー?」
「どうか我々をモーリアンの里に案内してもらえないだろうか?」
「エッ!?」
そんな相手なんだ、警戒しているだろうな。
いくらディマーユさんでも一筋縄じゃいかんだろう。
「いいンだナー」
「ありがとぉ~~~! ドネドネいい子いい子~~~!」
「グヘヘヘ……!」
コ、コイツッ……!
ディマーユさんにだけは心許してるっつか絶対体目的だろコレェ!!!!!
師匠も何ギュッってしちゃってるんすかああああああ俺もして!
「ラングよ」
「な、なんだよウーティリス」
「もう一本、いっとく?」
「ちぃぃ!!!!!!!!! 無駄に心読みやがってェェェ……!」
クソッ、実際にそう言いたいが、すぐ傍でウーティリスが両手サムズアップで待機中だ!
オーマイゴッドだコンチクショウめぇ!
――オゥ、ジャストゥインプレェスッ!
そうしてウーティリスの奇襲により再び悶える中、ディマーユさんとドネドネの交渉は成立する事に。
おかげで俺達は無事、モーリアンの里へと向かう事になったのだった。
砂ずりトカゲに乗るのは初めてで、ちと慣れない旅だが。
それにしたって陽射しが熱い。
さすが万年砂漠地帯、水一つ流れちゃいないな。
ただ乾燥しているおかげで布屋根一つあれば涼しいもんだ。
「もう間も無く会合地点だ。そこに補給所もあるからな、それまで耐えてくれ」
「わらわはもう喉がカラカラなのら……」
『キッヒヒヒ、肉体があるっていうのは難儀よねぇ~!』
「だまれリブレー。貴様とて『暑いのやーやーなのー!』とか言うてダンタネルヴと喧嘩したのがこの地が荒れた始まりでは無いか!」
『あ、あちしはそんなはるか昔の事はわすれたのよさ』
「まったく、都合のいい奴め。くだらん話に付き合ったらますます喉が渇いたわ。ラング、ちょっと水を分けておくれ」
「もうねぇよ! あと何回目だその付き合い!」
「ギリィ!!!!!」
……そう思って耐えるしかねぇ。
神二人が水を浴びるように飲むもんだからもうちっとも残ってないしな。
不死身の癖になんて浪費癖だよぉ!
しかしどうやら俺達は命拾いしたらしい。
再び前を向けば、いつの間にやらすぐ近くにオアシスが見えたのだ。
どうやら砂の丘陵で姿が隠れていたようだな。
「ヒャーーーッ! 生き返るぅーーー!」
「私もうこれからちゃんと節水に生きるんだからーっ!」
それで辿り着いた途端に全員で水辺へGOだ。
水がこれだけ大事だって思った事はこれ以上にないね!
――とかなんとかやってる間にニルナナカが行水を始めたんだが!?
おいおいおい、こりゃいい景色でぇ!
「チェストッ!」
「ぐあああああ!!! 目が、目があああ!!!!!」
ウーティリスの野郎!? 俺にジャンピング目つぶしとは!?
ガチで俺の目を潰す気かあああ!? いってええええええ!!!!!
「ふははは、いつだかの図書館でのお返しよ!」
「ふふっ、ナイスウーちゃん!」
「浮かれるのはいいがほどほどにしておけよ?」
ああああああ俺が何したってんだ!?
目の前でやってんだから別にいいだろ見たって!? 減るもんじゃしに!?
「さて、そろそろ約束の時間だが」
でもその一方でディマーユさんはマイペースだ。
さすがに仕事人モードとなるとちゃんと顔が引き締まっている。
なるほど、伊達に千年も商会運営してないって事か。
「お、来たな」
どうやら交渉相手が来たらしい。
それで未だ痛い目を擦りつつ同じ方を見てみたのだが。
誰の姿もない。
ディマーユさんは一体誰を見ているんだ?
「どこを見ている? 少し下を見てみよ」
「えっ?」
そんな事はディマーユさんに筒抜けだったようだ。
俺が顔を向ければ、人差し指を下へと示していて。
それでふと地面へ視線を映してみると、それはたしかにいた。
砂地がモコモコと盛り上がりながらこっちへ向かってきているのだ。
それほど速くは無いが、でも何かがいるのがわかる。
しかもそんな盛り上がりが俺達の近くへと来た途端、ずぼっと何かが出てきた。
「おまンたせしまンしたナー」
「よく来てくれたな。助かる」
あれは魔物?
いや、しゃべるデカモグラか?
「彼はモーリアンのドネドネ。この地に住む原住民の一人だ」
「よろンしうにー」
「お、おう、よろしく……」
これがモーリアン。もしかして獣人か?
そういや追求してなかったが、聞いた事のない種族だな
「ドネドネ、全身を出してもかまわない。ここにはお前を卑下する者は誰一人としていないからな」
「そかー」
「どうか我を信じてくれ」
しかし随分と警戒心があるんだな。
明るい声色だけど、まだ上半身しか体を出していないし。
でもディマーユさんにそう言われてやっと「ヨイショ」と全身を晒してくれた。
――下半身ちっさ!
人間よりずっと細いし短いじゃねぇか!
全身だってウーティリスより小さいぞ!?
まさに胴長短足だ。
足に至っては膝関節がどこかもわからんくらい短い。
これオーク族より顕著だぞ……。
「実はな、彼等モーリアンは種族そのものが淘汰された存在なのだ。長い年月さげすまされ、追いやられ、今ではこの地にしか住んでいない」
「な、なんで?」
「日の光に弱く、食文化も大きく異なる。それゆえに人寄りの魔物と判断されてしまってな」
そいつぁひでぇ話だ。
まぁたしかにモグラっつったら農作物を荒らすし、時には土壌をめちゃくちゃにしやがる。
故郷でも「モグラを見掛けたら棒で突つけ」なんてことわざがあるくらいだし、あまり良い印象はねぇなぁ。
けど話が通じるなら俺達と一緒じゃねぇか。
言葉がわかれば人類みな兄妹ってな!
「しかしひょんな事でこのドネドネと知り合ってな、今ではよく取引させてもらっているよ」
「ミュレしゃんにはよくンしてもらってるんだナー」
「おお、そいつぁ良かったなぁ」
だからと肩を叩こうと手を伸ばしたらサッと避けられてしまった。
ちぃ、距離感を感じるぜ……。
「それでだがドネドネ、今日は折り入って頼みがあってきた」
「なンだナー?」
「どうか我々をモーリアンの里に案内してもらえないだろうか?」
「エッ!?」
そんな相手なんだ、警戒しているだろうな。
いくらディマーユさんでも一筋縄じゃいかんだろう。
「いいンだナー」
「ありがとぉ~~~! ドネドネいい子いい子~~~!」
「グヘヘヘ……!」
コ、コイツッ……!
ディマーユさんにだけは心許してるっつか絶対体目的だろコレェ!!!!!
師匠も何ギュッってしちゃってるんすかああああああ俺もして!
「ラングよ」
「な、なんだよウーティリス」
「もう一本、いっとく?」
「ちぃぃ!!!!!!!!! 無駄に心読みやがってェェェ……!」
クソッ、実際にそう言いたいが、すぐ傍でウーティリスが両手サムズアップで待機中だ!
オーマイゴッドだコンチクショウめぇ!
――オゥ、ジャストゥインプレェスッ!
そうしてウーティリスの奇襲により再び悶える中、ディマーユさんとドネドネの交渉は成立する事に。
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