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第八章 古代神復活計画編
第95話 やってきましたよ大海原
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海神リブレーの話題を語った後のディマーユさんの行動は早かった。
なにせ翌日には人員を収集し終え、二日後の今日にはもう一団での出発を果たしたのだから。
そして今、俺達はすでに目的地へと辿り着こうとしている。
「しっかしよくまぁこんな所にダンジョンがあるってわかりましたねぇ」
「フフフ、これが千年の旅の成果というものだ」
そんな目的地とはなんと、海のど真ん中。
そうだとも!
見ろ、この大海原をぉ!
俺達は大型帆船に乗ってついにここまでやってきたのだァァァ!
……おっといかん。
海に出たら妙に気が大きくなってしまってよくない。
「ずっと昔、漁師が偶然にもこの海域で発生したダンジョンを見つけた。しかし海の中で勇者達も向かえず、かといえばダンジョンからも魔物が出てこられない。それなので漁師達はここを魔の海域と名付け、以降の立ち入りを禁じたという訳だ」
海神らしく、封印地も海の中。
どうやって封印したかまではわからないが、しっかりやる事はやってやがる。
まったく、ゲールトの徹底ぶりには頭が下がる想いだね。
実際、頭を下げている奴が背中にいるがな。
「ううぅ~……海の上は地獄なのら……!」
「だからニルナナカに背負ってもらえとあれほど」
「わ、わらわは相棒たるラングの背に乗ってこそ――ウ"ォェブッ!?」
「やめろぉ! 俺の背で吐くんじゃねぇぞ!?」
ウーティリスは絶賛船酔い中だ。
まぁ今日は波が荒れていて船も存分に揺れているしな。
おかげでニルナナカですら空を飛んでの随伴なのだ。
そんな状況ならわざわざ船を出さなくても良かったのでは、とさえ思う。
「これなら海底から穴掘ってった方が早かったんじゃないですかねぇ?」
そうさ、海底にダンジョンがあるなら海底を掘ればいい。
岩盤側から行きつけば人員もこんな苦労も必要なかったろうに。
今日までにダンジョンブレイカーとして地面を何度も掘り進んできた。
その事はディマーユさんだって知っているはずなのだが。
「そういう訳にもいかんよ」
「なぜです?」
「どうやらお前はまだまだ勉強不足のようだな。お前は海底を甘く見過ぎている」
「は、はぁ……」
なんだ、どういう事だ?
俺の無限穴掘りでもカバーできない問題がある?
「ウーティリスがそれどころじゃないから我が代わりに説明しよう。いいかよく聞け。無限穴掘りはけっして万能という訳ではない」
「なっ!?」
「では掘った後の空気がなぜ新鮮かわかるか?」
「え、えっとそれはぁ……」
「ふぅー……それは穴が地上と繋がっているがゆえに、地上と同じ環境をスキルが勝手に構築してくれるためだ」
「え、じゃあもしかして……」
「そう。だから海底を掘れば海溝にブチ当たり、下手をすれば掘った途端に穴が海水で溢れる。地上――つまりは海中を再現するためにな」
う……あのスキルにはそういう制約があったのか。
空気も水も同じと認識されちまうのか、まったく気付かなかったぜ……。
「問題は他にもまだまだあるぞ。海底岩盤は海の重さを受け止めている。そこに通常気圧の穴が掘られてみろ、圧力に負けて一気に潰されかねん。岩盤そのものの頑丈さで耐えられる場所とは訳が違うのだ」
「ひええ……」
そうか、無限穴掘りが特化しているのはあくまで「穴を掘る事」に対してだけ。
自然界にはその恩恵ですら敵わない場所が必ずあるって事だな。
「それにな、海上から攻める理由も別にある」
「えっ……?」
「それは厳密に言えばだな、狙っているダンジョンが海底には存在しない、という理由があるからなのだよ」
「え? 海底には、存在しない……って?」
海にあるのに、海底にない?
それって、まさか……!
「そのダンジョンとはな、海中に存在するのだ。まさに海上と海底の境、海水と海流が絶えず流れるその最中にダンジョンの入口が待ち構えているのだよ」
じょ、冗談だろ!?
そんな中に洞窟みたいなダンジョンがある!?
一体どんな原理で構築されてるってんだ!? 海もどうなってんだ!?
「ダ、ダンジョンはいわば異次元、歪曲理論を利用した、空間性転移現象なのら……よって出現場所に、こだわらぬぅぶおぇっ!?」
「ウーティリス無茶すんな!? お願いだから!」
理屈はわからんがすなわちなんでもアリって事か。
この調子だと空にまでダンジョンがありそうで怖いぜ。
だが海中となるとどうやって行く?
潜れば行けるだろうが、帰りはどうしようもないぞ。
俺もチェルトもカナヅチだから泳げねぇし……。
「フフフ、どうやら悩んでるようだが心配はするな。そこはお前の得意分野でどうにでもなる」
「お、俺が……?」
「そうだ。通り道がないなら掘ってやればいい。ただそれだけだよ」
「――ッ!?」
……そうか、そういう事か!
無限穴掘りはたしかに万能じゃない。
だが掘る事に対して特化しているならば、その力を利用すればいい!
「つまりは〝海を掘れ〟っつう事ですね?」
だからとニヤりと笑って返せば、ディマーユさんもニタリとして返してくれた。
たしかにそれなら今日まで放置していたという理屈が通る。
俺にしかできない事があるって訳だからな。
面白ぇ!
いいだろう、やってやる!
なら俺がこの大海原にドでかい風穴をブチ開けてやるぜ……ッ!!!
なにせ翌日には人員を収集し終え、二日後の今日にはもう一団での出発を果たしたのだから。
そして今、俺達はすでに目的地へと辿り着こうとしている。
「しっかしよくまぁこんな所にダンジョンがあるってわかりましたねぇ」
「フフフ、これが千年の旅の成果というものだ」
そんな目的地とはなんと、海のど真ん中。
そうだとも!
見ろ、この大海原をぉ!
俺達は大型帆船に乗ってついにここまでやってきたのだァァァ!
……おっといかん。
海に出たら妙に気が大きくなってしまってよくない。
「ずっと昔、漁師が偶然にもこの海域で発生したダンジョンを見つけた。しかし海の中で勇者達も向かえず、かといえばダンジョンからも魔物が出てこられない。それなので漁師達はここを魔の海域と名付け、以降の立ち入りを禁じたという訳だ」
海神らしく、封印地も海の中。
どうやって封印したかまではわからないが、しっかりやる事はやってやがる。
まったく、ゲールトの徹底ぶりには頭が下がる想いだね。
実際、頭を下げている奴が背中にいるがな。
「ううぅ~……海の上は地獄なのら……!」
「だからニルナナカに背負ってもらえとあれほど」
「わ、わらわは相棒たるラングの背に乗ってこそ――ウ"ォェブッ!?」
「やめろぉ! 俺の背で吐くんじゃねぇぞ!?」
ウーティリスは絶賛船酔い中だ。
まぁ今日は波が荒れていて船も存分に揺れているしな。
おかげでニルナナカですら空を飛んでの随伴なのだ。
そんな状況ならわざわざ船を出さなくても良かったのでは、とさえ思う。
「これなら海底から穴掘ってった方が早かったんじゃないですかねぇ?」
そうさ、海底にダンジョンがあるなら海底を掘ればいい。
岩盤側から行きつけば人員もこんな苦労も必要なかったろうに。
今日までにダンジョンブレイカーとして地面を何度も掘り進んできた。
その事はディマーユさんだって知っているはずなのだが。
「そういう訳にもいかんよ」
「なぜです?」
「どうやらお前はまだまだ勉強不足のようだな。お前は海底を甘く見過ぎている」
「は、はぁ……」
なんだ、どういう事だ?
俺の無限穴掘りでもカバーできない問題がある?
「ウーティリスがそれどころじゃないから我が代わりに説明しよう。いいかよく聞け。無限穴掘りはけっして万能という訳ではない」
「なっ!?」
「では掘った後の空気がなぜ新鮮かわかるか?」
「え、えっとそれはぁ……」
「ふぅー……それは穴が地上と繋がっているがゆえに、地上と同じ環境をスキルが勝手に構築してくれるためだ」
「え、じゃあもしかして……」
「そう。だから海底を掘れば海溝にブチ当たり、下手をすれば掘った途端に穴が海水で溢れる。地上――つまりは海中を再現するためにな」
う……あのスキルにはそういう制約があったのか。
空気も水も同じと認識されちまうのか、まったく気付かなかったぜ……。
「問題は他にもまだまだあるぞ。海底岩盤は海の重さを受け止めている。そこに通常気圧の穴が掘られてみろ、圧力に負けて一気に潰されかねん。岩盤そのものの頑丈さで耐えられる場所とは訳が違うのだ」
「ひええ……」
そうか、無限穴掘りが特化しているのはあくまで「穴を掘る事」に対してだけ。
自然界にはその恩恵ですら敵わない場所が必ずあるって事だな。
「それにな、海上から攻める理由も別にある」
「えっ……?」
「それは厳密に言えばだな、狙っているダンジョンが海底には存在しない、という理由があるからなのだよ」
「え? 海底には、存在しない……って?」
海にあるのに、海底にない?
それって、まさか……!
「そのダンジョンとはな、海中に存在するのだ。まさに海上と海底の境、海水と海流が絶えず流れるその最中にダンジョンの入口が待ち構えているのだよ」
じょ、冗談だろ!?
そんな中に洞窟みたいなダンジョンがある!?
一体どんな原理で構築されてるってんだ!? 海もどうなってんだ!?
「ダ、ダンジョンはいわば異次元、歪曲理論を利用した、空間性転移現象なのら……よって出現場所に、こだわらぬぅぶおぇっ!?」
「ウーティリス無茶すんな!? お願いだから!」
理屈はわからんがすなわちなんでもアリって事か。
この調子だと空にまでダンジョンがありそうで怖いぜ。
だが海中となるとどうやって行く?
潜れば行けるだろうが、帰りはどうしようもないぞ。
俺もチェルトもカナヅチだから泳げねぇし……。
「フフフ、どうやら悩んでるようだが心配はするな。そこはお前の得意分野でどうにでもなる」
「お、俺が……?」
「そうだ。通り道がないなら掘ってやればいい。ただそれだけだよ」
「――ッ!?」
……そうか、そういう事か!
無限穴掘りはたしかに万能じゃない。
だが掘る事に対して特化しているならば、その力を利用すればいい!
「つまりは〝海を掘れ〟っつう事ですね?」
だからとニヤりと笑って返せば、ディマーユさんもニタリとして返してくれた。
たしかにそれなら今日まで放置していたという理屈が通る。
俺にしかできない事があるって訳だからな。
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いいだろう、やってやる!
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