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第七章 遠い異国への旅立ち編
第87話 憧れのヒーロー
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勇者アーヴェストがダンジョンブレイカーに憧れた。
その一言は俺達に驚愕をもたらした。
これにはウーティリスやニルナナカも驚きを隠せないらしい。
ふと振り向けば、二人が手を合わせて固まっているし。
直後にはウーティリスの手がニルナナカに握り潰されていたが。
うめき声が聞こえる中、アーヴェストの話は続く。
しかも先ほどよりもなんだか過熱し始めているような。
「当初はギルドを脅かす存在として敵対意思はあった。だけどね、先日からその意識はガラッと変わってしまったよ」
「な、なんでですかね?」
「ここだけの話なんだけど、実は私は……あの本物のダンジョンブレイカーと実際に出会ってしまったのさぁ!」
うん、知ってる。
しっかりダンジョンブレイク工業お披露目の場にいたもんな。
今もアンタの装備、俺のインベントリに入ってるよ。服ごと。
「そして彼は自分の行いを正義と言い放った! その姿がね、私にはとても輝かしく見えた! なんてかっこいいんだ! 正体不明の強さを奮い、ギルドと勇者を相手に戦うヒーロー! そう、まさしく彼はヒーローだったんだよっ!」
そんな俺にも気付かず、アーヴェストはただひたすら想いをぶちまけていた。
喜びの余りに笑い、興奮のままに両手を振り上げて。
その様子はまるで子どものようなはしゃぎっぷりだ。
『これは本音ぞ。マジガチでこう言っとる。さすがにわらわでもドン引きなのら』
『でもぉ~~~他の勇者と違ってぇ~~~心はとても澄んでま、すぅ~~~』
ああ、さすがにこれは俺でもわかる。
俺をダンジョンブレイカーと気付いていないのに、このアーヴェストの興奮っぷりを見てしまえばな。
「しかも彼は困窮したワイスレット市井の人々に食料を恵んでいたっていうじゃないか! いやぁもうそれには感銘を受けたね! あれこそ真の正義だって思い知らされた。そして強い憧れに代わったのさ、うん!」
熱意が半端じゃねぇ。
本人もがドン引きしちまうくらいにな。
「だから私も彼の真似をする事にしたんだ! 彼の仲間になれなくても構わない。ただ彼の志を忘れず、あの疑問だらけのギルドから人々を守る……そんな人物に私はなりたいっ!」
「それであんな戦いを?」
「もちろんさ! 私はこれからも自称『ダンジョンブレイカー2号』として戦い続けるよ! あっはははっ!」
……だが頼もしい。
たしかに俺達とは関係ないが、こう独自で戦ってくれるのは本当に嬉しいな。
俺達だけがギルドに抗ってる訳じゃないって教えてくれるかのようで。
そうか、そうなんだな。
もしかしたら師匠が目指していたのはこういう事だったのかもしれない。
志を広め、共感した者が同志として各地で名乗りを上げる。
そうすれば俺だけでなく、多くの仲間がダンジョンブレイカーみたいになるんだ。
そうして広まれば広まるほど、ギルドへの抵抗はより一層強まるのである。
なにも俺達だけで戦う必要はない。
この人のように志を得て戦ってくれる人もいるから。
それが立ち上がるって事なんだろうよ。
「それにしても、あの命波という力は特にすばらしい。ダンジョンブレイカーとの遭遇の後にギトス君からそれとなく聞いたのだが、人体にはまだあのような力が隠されていたとはねぇ」
「ああ、それでアーヴェスト様も命波が使えたんすね」
「そう! 独学だけど意外にあっさりと操れたよ。曲がりなりにも人体構造の知識があったからかな?」
さすがだな、A級勇者は伊達では無いか。
……いや、というより錬金術士として、かな?
命波は職業にこだわらず習得可能なのだ。
着眼点さえ間違っていなければ、誰でも。
「そしてそこで君の名もまた聞いた」
「ギトスがうっかり漏らしたって事ですかねぇ」
「そう! 君も命波を使えるんだろう? ハーベスターなのにすごいものだなぁって感心したよ!」
「はは、あれは職業に関係ないっすからねぇ。ようは気迫ですから」
「その通りだ! あっははは!」
おまけにもう命波もマスターしているようだ。
ならそんじょそこらの勇者には負けないだろうな。
あの力は使い方次第で職業の差さえ覆す。
ある意味でいえば、命波もスキルみたいなものなのだから。
危険すぎて一般人に使わないよう師匠に止められていたくらいだ。
「ま、それでも自分にゃ過ぎた力でさぁ」
「そうか、それは残念だ。君が勇者ならきっとあのギトス君にも負けない優秀な人になったろうに」
「そう思っていた時期が俺にもありましたよ」
「はは……でも安心してくれたまえ。この街で過ごすなら私がいるから大丈夫。もうあの横暴な勇者達の好きにはさせないからね! たとえハーベスターだろうと私がきっと守ってみせる!」
「うす、感謝します」
ギトスに命波を使える事をバラされていたのにはちと焦った。
だけどどうやら俺がダンジョンブレイカーであるとは気付いていないようだ。
ならこのままこの人には独自に戦ってもらおう。
勧誘する事も考えたが、それはまだ早計だ。
この人がどこまで本音で、信用していいかわからないからな。
ダンジョンブレイカーまで飽きられたら堪らないし。
本当に信用できると気付いてから頼るとしよう。
そう判断できるまでは彼の好きにしてもらうのが一番だ。
「それとだけど、ラング君」
「はい、なんでしょう?」
「ギトス君には気を付けたまえ。なぜか彼は君に対して必要以上に執着している。もしかしたら彼は君を追ってここにまでやってくる可能性もあるからね」
「それは嫌な話ですねぇ。でも教えてくれてありがとうございます。俺なりに対処してみせまさぁ」
「うん! もし何かわかったら教えてあげよう!」
……しかしギトスめ、また余計な事をしてくれたな。
命波は師匠からも「早々人に教えるモノではない」と言われたろうに。
相手がアーヴェストだったからまだよかったものの、他の勇者にも教えているなら厄介だぞ?
それになんだってまだ俺に執着するのか。
俺にはもう関係ないと宣ったのは奴だろうに。
どうやら俺はまだまだワイスレットでの縁が断ち切れていないようだ。
油断は禁物だって事をよぉく思い知らされた気がするね。
とはいえアーヴェストがこちら側に付いてくれたのは嬉しい誤算だったな。
彼についてもディマーユさんに報告してしっかり見守っていく事にしようか。
その一言は俺達に驚愕をもたらした。
これにはウーティリスやニルナナカも驚きを隠せないらしい。
ふと振り向けば、二人が手を合わせて固まっているし。
直後にはウーティリスの手がニルナナカに握り潰されていたが。
うめき声が聞こえる中、アーヴェストの話は続く。
しかも先ほどよりもなんだか過熱し始めているような。
「当初はギルドを脅かす存在として敵対意思はあった。だけどね、先日からその意識はガラッと変わってしまったよ」
「な、なんでですかね?」
「ここだけの話なんだけど、実は私は……あの本物のダンジョンブレイカーと実際に出会ってしまったのさぁ!」
うん、知ってる。
しっかりダンジョンブレイク工業お披露目の場にいたもんな。
今もアンタの装備、俺のインベントリに入ってるよ。服ごと。
「そして彼は自分の行いを正義と言い放った! その姿がね、私にはとても輝かしく見えた! なんてかっこいいんだ! 正体不明の強さを奮い、ギルドと勇者を相手に戦うヒーロー! そう、まさしく彼はヒーローだったんだよっ!」
そんな俺にも気付かず、アーヴェストはただひたすら想いをぶちまけていた。
喜びの余りに笑い、興奮のままに両手を振り上げて。
その様子はまるで子どものようなはしゃぎっぷりだ。
『これは本音ぞ。マジガチでこう言っとる。さすがにわらわでもドン引きなのら』
『でもぉ~~~他の勇者と違ってぇ~~~心はとても澄んでま、すぅ~~~』
ああ、さすがにこれは俺でもわかる。
俺をダンジョンブレイカーと気付いていないのに、このアーヴェストの興奮っぷりを見てしまえばな。
「しかも彼は困窮したワイスレット市井の人々に食料を恵んでいたっていうじゃないか! いやぁもうそれには感銘を受けたね! あれこそ真の正義だって思い知らされた。そして強い憧れに代わったのさ、うん!」
熱意が半端じゃねぇ。
本人もがドン引きしちまうくらいにな。
「だから私も彼の真似をする事にしたんだ! 彼の仲間になれなくても構わない。ただ彼の志を忘れず、あの疑問だらけのギルドから人々を守る……そんな人物に私はなりたいっ!」
「それであんな戦いを?」
「もちろんさ! 私はこれからも自称『ダンジョンブレイカー2号』として戦い続けるよ! あっはははっ!」
……だが頼もしい。
たしかに俺達とは関係ないが、こう独自で戦ってくれるのは本当に嬉しいな。
俺達だけがギルドに抗ってる訳じゃないって教えてくれるかのようで。
そうか、そうなんだな。
もしかしたら師匠が目指していたのはこういう事だったのかもしれない。
志を広め、共感した者が同志として各地で名乗りを上げる。
そうすれば俺だけでなく、多くの仲間がダンジョンブレイカーみたいになるんだ。
そうして広まれば広まるほど、ギルドへの抵抗はより一層強まるのである。
なにも俺達だけで戦う必要はない。
この人のように志を得て戦ってくれる人もいるから。
それが立ち上がるって事なんだろうよ。
「それにしても、あの命波という力は特にすばらしい。ダンジョンブレイカーとの遭遇の後にギトス君からそれとなく聞いたのだが、人体にはまだあのような力が隠されていたとはねぇ」
「ああ、それでアーヴェスト様も命波が使えたんすね」
「そう! 独学だけど意外にあっさりと操れたよ。曲がりなりにも人体構造の知識があったからかな?」
さすがだな、A級勇者は伊達では無いか。
……いや、というより錬金術士として、かな?
命波は職業にこだわらず習得可能なのだ。
着眼点さえ間違っていなければ、誰でも。
「そしてそこで君の名もまた聞いた」
「ギトスがうっかり漏らしたって事ですかねぇ」
「そう! 君も命波を使えるんだろう? ハーベスターなのにすごいものだなぁって感心したよ!」
「はは、あれは職業に関係ないっすからねぇ。ようは気迫ですから」
「その通りだ! あっははは!」
おまけにもう命波もマスターしているようだ。
ならそんじょそこらの勇者には負けないだろうな。
あの力は使い方次第で職業の差さえ覆す。
ある意味でいえば、命波もスキルみたいなものなのだから。
危険すぎて一般人に使わないよう師匠に止められていたくらいだ。
「ま、それでも自分にゃ過ぎた力でさぁ」
「そうか、それは残念だ。君が勇者ならきっとあのギトス君にも負けない優秀な人になったろうに」
「そう思っていた時期が俺にもありましたよ」
「はは……でも安心してくれたまえ。この街で過ごすなら私がいるから大丈夫。もうあの横暴な勇者達の好きにはさせないからね! たとえハーベスターだろうと私がきっと守ってみせる!」
「うす、感謝します」
ギトスに命波を使える事をバラされていたのにはちと焦った。
だけどどうやら俺がダンジョンブレイカーであるとは気付いていないようだ。
ならこのままこの人には独自に戦ってもらおう。
勧誘する事も考えたが、それはまだ早計だ。
この人がどこまで本音で、信用していいかわからないからな。
ダンジョンブレイカーまで飽きられたら堪らないし。
本当に信用できると気付いてから頼るとしよう。
そう判断できるまでは彼の好きにしてもらうのが一番だ。
「それとだけど、ラング君」
「はい、なんでしょう?」
「ギトス君には気を付けたまえ。なぜか彼は君に対して必要以上に執着している。もしかしたら彼は君を追ってここにまでやってくる可能性もあるからね」
「それは嫌な話ですねぇ。でも教えてくれてありがとうございます。俺なりに対処してみせまさぁ」
「うん! もし何かわかったら教えてあげよう!」
……しかしギトスめ、また余計な事をしてくれたな。
命波は師匠からも「早々人に教えるモノではない」と言われたろうに。
相手がアーヴェストだったからまだよかったものの、他の勇者にも教えているなら厄介だぞ?
それになんだってまだ俺に執着するのか。
俺にはもう関係ないと宣ったのは奴だろうに。
どうやら俺はまだまだワイスレットでの縁が断ち切れていないようだ。
油断は禁物だって事をよぉく思い知らされた気がするね。
とはいえアーヴェストがこちら側に付いてくれたのは嬉しい誤算だったな。
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