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第七章 遠い異国への旅立ち編
第80話 帰郷する事になりました
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引っ越し日がついにやって来た。
長年居付いたワイスレットとおさらばと思うと感慨深くもなるな。
新居には家財道具一式があるらしい。
なので今の家にある家具はすべて売るか捨て、もう何も残っちゃいない。
当然ながらウーティリスの自室も埋め立て、もう無かった事になっている。
引っ越し後に足が付かないよう根回しは完璧だ。
それで俺達はエリクスの誘いの下、五人揃って転移。
そうして辿り着いたのは俺の故郷〝ポト村〟の端だった。
ここは細々と農業を行っている村。
おかげで今も畑が景色一面に広がり、作物が青い葉をゆらしている。
いずれもダンジョンで手に入れた種から育てた農作物だ。
ただ、ギルドを介して高額で仕入れているので儲けもそこまで多くはない。
もうそんな事を繰り返してもうどれだけ経っているのだろうか。
たまには作物からも種が採れるのだが。
「我ら神が介入する以前、人間同士で大きな争いがあってのう。その結果、この星は作物や資源が生成されない環境となってしもうたのら」
「滅ぶ一歩前まで~~~きたれすぅ~~~」
「そこでダンジョンを生成する理を作り、中で得られる強靭な苗や種で食いつなぐ事になったのら」
「そうだったんだな。つまりダンジョンがないと人間は生きていけなかったって訳か」
「今でこそ随分と改善はしているがのう。木々が育っているのがその証拠よ」
そうだよな、木々や雑草はしっかり育っている。
それなのになぜ食用作物だけはダンジョン産じゃないと育たないのか。
「そこはディマーユ様いわく、〝ゲールトが世界の理を変えた可能性がある〟という話だよ」
「食用作物も制限して底辺を縛ってるって訳か」
「ぬぅ。育たぬ環境だけは原理調整でもどうしようもなかったが、基本的な理をいじられたとなると話は別らのう」
もしディマーユさんの言う通りなら酷い話だな。
そこまでして世界を支配したかったのか、ゲールトは。
久々の農道を歩いている訳だが、懐かしさによる感慨よりも世界の理不尽が見えて仕方がない。
この作物すべてがギルドに牛耳られたものだと思うとどうしても。
出ていく前はそんな感情なんてまったく無かったのだが、知ると変わるものだ。
「お、俺の実家が見えてきた」
「ほほう、あれがラングの実家であるか!」
「なかなか~~~大きいれすぅ~~~」
「お母さまに挨拶しなきゃ!」
「そうらな! そして誰がラングに相応しいか見極めてもらうのら!」
「そうね!」
「なに勝手に話進めてんだお前らは」
ようやく着いたか。
ここにもポータルが繋がってると知った時は驚いたものだが。
でも挨拶に来られて良かったと思う。
明日には遠い国暮らしだからな、親にも断りを入れておかねばならんし。
お、さっそくと母ちゃんの姿が庭に。
どうやら洗濯物を干してるらしい。
「おーい母ちゃん、帰って来たぜー」
「あん? おやラングかい」
あの全体的に太めな体格。
相変わらず、前のままだなぁ母ちゃんは。
「そんな挨拶はどうでもいいからさっさと洗濯物干しを手伝いな。その後は野菜の収穫だよ」
「おいおい、久々に帰ったってのにそりゃないぜー」
うん、相変わらずだ。
何事にも物おじせずマイペースを貫く、昔ながらの農民のままだよ。
「今日は客がいんだから勘弁してくれ」
「客ぅ? だったらその客にも手伝っ――ハッ!?」
だが俺の連れを見た途端、わかりやすいくらいに固まりやがった。
そうだよなぁ、勘違いするよなぁ。チェルトの親みたいに。
「ちょっとアンターっ! ラングが嫁をぎょうさん連れてきちまったよーっ!」
それで叫びながら家の中に駆け込んでいった。
また別種の勘違いをしながら。
「もしかして今の、卿も女子扱いされてないかい?」
「かもな。エリクス、顔はいいし」
「心外だな~卿は身も心も永遠の男の子だよぉ? そんなの嬉しくなーい」
「三百越えのジジィが身をクネらせるな気色悪い」
「ざんねーん、卿は一七歳で改造手術を受けたので永遠にラング君より若いんだ」
「そなたら一体どういう話題で張り合ってるのら……」
俺も聞きたい。
つか奴の一方的な話だから気にするな。
――お、母ちゃんが親父を連れて走って戻ってきた。
久々の帰還だしな、そう急いできちゃうのも仕方な――
「うるあああ!!!!!」
「ぶべらッ!!?」
そう思った途端、親父の鉄拳が俺の顔を打ち抜いた。
しかも俺の体が宙を舞うほどの威力で。
「この大馬鹿野郎があ!」
「ごっはぁ!!!」
「「「ラ、ラングー!?」」」
おかげで農道に転がるハメに!
すげえいてぇ!!!!!
つぅか、なんで!?
「こんなたくさん女はべらせやがって! 全員面倒見られる甲斐性がてめぇにあるのかぁ!? どうなんだラングゥ!」
「うぐぐ……このクッソ親父! 勝手に勘違いしているんじゃねえ!」
だがやられたからには黙っちゃおけねぇ!
ゆえに立ち上がり、今度は俺が親父へと一撃をブチかましてやった。
「ぐぅおおっ!?」
「ちい、浅かったか!?」
しかし転倒する程じゃねぇ!
くっ、余計な手心が出ちまいやがったか!
「ラングゥゥゥ!」
「オヤジィィィ!」
その結果、とうとう手で掴み合い、押し合う事になった。
たしかに親父の力はつええ!
けどなぁ、俺もハーベスター人生で死ぬほど鍛えて来たんだ!
職業補正がなくとも負けられるかよおおおおおお!!!!!
「ふんぅうぅぅうう!!!!!」
「ぬぅおおおんんん!!!!!」
「だからなしてこうなるのか」
「男はよく~~~わからないれすぅ~~~」
「んーでも私はちょっとわかるかなー」
「なぜなのらチェルト」
「昔学園でさ、私をめぐって対立する男子がいつもこうやってたからさー」
「その話をぜひ詳しく」
「そこでなぜエリクスが食い付くのら」
それで結局、この謎の親子喧嘩は一時間にも及んだのだった。
長年居付いたワイスレットとおさらばと思うと感慨深くもなるな。
新居には家財道具一式があるらしい。
なので今の家にある家具はすべて売るか捨て、もう何も残っちゃいない。
当然ながらウーティリスの自室も埋め立て、もう無かった事になっている。
引っ越し後に足が付かないよう根回しは完璧だ。
それで俺達はエリクスの誘いの下、五人揃って転移。
そうして辿り着いたのは俺の故郷〝ポト村〟の端だった。
ここは細々と農業を行っている村。
おかげで今も畑が景色一面に広がり、作物が青い葉をゆらしている。
いずれもダンジョンで手に入れた種から育てた農作物だ。
ただ、ギルドを介して高額で仕入れているので儲けもそこまで多くはない。
もうそんな事を繰り返してもうどれだけ経っているのだろうか。
たまには作物からも種が採れるのだが。
「我ら神が介入する以前、人間同士で大きな争いがあってのう。その結果、この星は作物や資源が生成されない環境となってしもうたのら」
「滅ぶ一歩前まで~~~きたれすぅ~~~」
「そこでダンジョンを生成する理を作り、中で得られる強靭な苗や種で食いつなぐ事になったのら」
「そうだったんだな。つまりダンジョンがないと人間は生きていけなかったって訳か」
「今でこそ随分と改善はしているがのう。木々が育っているのがその証拠よ」
そうだよな、木々や雑草はしっかり育っている。
それなのになぜ食用作物だけはダンジョン産じゃないと育たないのか。
「そこはディマーユ様いわく、〝ゲールトが世界の理を変えた可能性がある〟という話だよ」
「食用作物も制限して底辺を縛ってるって訳か」
「ぬぅ。育たぬ環境だけは原理調整でもどうしようもなかったが、基本的な理をいじられたとなると話は別らのう」
もしディマーユさんの言う通りなら酷い話だな。
そこまでして世界を支配したかったのか、ゲールトは。
久々の農道を歩いている訳だが、懐かしさによる感慨よりも世界の理不尽が見えて仕方がない。
この作物すべてがギルドに牛耳られたものだと思うとどうしても。
出ていく前はそんな感情なんてまったく無かったのだが、知ると変わるものだ。
「お、俺の実家が見えてきた」
「ほほう、あれがラングの実家であるか!」
「なかなか~~~大きいれすぅ~~~」
「お母さまに挨拶しなきゃ!」
「そうらな! そして誰がラングに相応しいか見極めてもらうのら!」
「そうね!」
「なに勝手に話進めてんだお前らは」
ようやく着いたか。
ここにもポータルが繋がってると知った時は驚いたものだが。
でも挨拶に来られて良かったと思う。
明日には遠い国暮らしだからな、親にも断りを入れておかねばならんし。
お、さっそくと母ちゃんの姿が庭に。
どうやら洗濯物を干してるらしい。
「おーい母ちゃん、帰って来たぜー」
「あん? おやラングかい」
あの全体的に太めな体格。
相変わらず、前のままだなぁ母ちゃんは。
「そんな挨拶はどうでもいいからさっさと洗濯物干しを手伝いな。その後は野菜の収穫だよ」
「おいおい、久々に帰ったってのにそりゃないぜー」
うん、相変わらずだ。
何事にも物おじせずマイペースを貫く、昔ながらの農民のままだよ。
「今日は客がいんだから勘弁してくれ」
「客ぅ? だったらその客にも手伝っ――ハッ!?」
だが俺の連れを見た途端、わかりやすいくらいに固まりやがった。
そうだよなぁ、勘違いするよなぁ。チェルトの親みたいに。
「ちょっとアンターっ! ラングが嫁をぎょうさん連れてきちまったよーっ!」
それで叫びながら家の中に駆け込んでいった。
また別種の勘違いをしながら。
「もしかして今の、卿も女子扱いされてないかい?」
「かもな。エリクス、顔はいいし」
「心外だな~卿は身も心も永遠の男の子だよぉ? そんなの嬉しくなーい」
「三百越えのジジィが身をクネらせるな気色悪い」
「ざんねーん、卿は一七歳で改造手術を受けたので永遠にラング君より若いんだ」
「そなたら一体どういう話題で張り合ってるのら……」
俺も聞きたい。
つか奴の一方的な話だから気にするな。
――お、母ちゃんが親父を連れて走って戻ってきた。
久々の帰還だしな、そう急いできちゃうのも仕方な――
「うるあああ!!!!!」
「ぶべらッ!!?」
そう思った途端、親父の鉄拳が俺の顔を打ち抜いた。
しかも俺の体が宙を舞うほどの威力で。
「この大馬鹿野郎があ!」
「ごっはぁ!!!」
「「「ラ、ラングー!?」」」
おかげで農道に転がるハメに!
すげえいてぇ!!!!!
つぅか、なんで!?
「こんなたくさん女はべらせやがって! 全員面倒見られる甲斐性がてめぇにあるのかぁ!? どうなんだラングゥ!」
「うぐぐ……このクッソ親父! 勝手に勘違いしているんじゃねえ!」
だがやられたからには黙っちゃおけねぇ!
ゆえに立ち上がり、今度は俺が親父へと一撃をブチかましてやった。
「ぐぅおおっ!?」
「ちい、浅かったか!?」
しかし転倒する程じゃねぇ!
くっ、余計な手心が出ちまいやがったか!
「ラングゥゥゥ!」
「オヤジィィィ!」
その結果、とうとう手で掴み合い、押し合う事になった。
たしかに親父の力はつええ!
けどなぁ、俺もハーベスター人生で死ぬほど鍛えて来たんだ!
職業補正がなくとも負けられるかよおおおおおお!!!!!
「ふんぅうぅぅうう!!!!!」
「ぬぅおおおんんん!!!!!」
「だからなしてこうなるのか」
「男はよく~~~わからないれすぅ~~~」
「んーでも私はちょっとわかるかなー」
「なぜなのらチェルト」
「昔学園でさ、私をめぐって対立する男子がいつもこうやってたからさー」
「その話をぜひ詳しく」
「そこでなぜエリクスが食い付くのら」
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