49 / 148
第四章 首都遠征編
第49話 師匠の正体とは
しおりを挟む
装備も売り、代替コア問題も解決。
古来より続く地下ダンジョンもまもなく消えるだろうという話だ。
しかし話はそれだけでは済まなかった。
知らないと言っていたはずの師匠の事を、ディーフさんは何か知っているらしい。
だから俺はその話を聞く事にした。
少しでも師匠に繋がる話を知りたくて。
「ワシはたしかに、君の師匠自体に関しては知らぬ。これは言った通りじゃ」
「ふむ……」
「だが、君があの一閃を放った際に口走った言葉だけは知っておる」
「あの台詞だけを知っている……?」
「あれは君の師匠から学んだものなのであろう?」
まさかあの台詞を知っているとは。
あの台詞はディーフさんの予想通り、師匠の受け売り。
魔物達が故郷の村に攻めてきた際、あの人は一瞬にして切り伏せた。
そして俺とギトスを救い、その上であの台詞を放ってみせたのだ。
〝出で立つ命に感謝を、我が剣の英魂とならん〟
すべての命に無駄などなく、剣はその魂を吸って強くなる、という意味だ。
これは師匠が剣を奮う意味でもあり、信念でもあったそう。
「あの言葉を、ワシははるか昔、若い頃に聞いた。上級ダンジョンへと赴き、魔王との戦いを繰り広げた時じゃった」
そんなに昔の話だったのか。
だとすると師匠はまだいない時代かな。
「ワシはその頃、まだA級になりたてでのう。少し無理をしてしまい、魔王に負けそうになってしまった。迂闊じゃったよ。得物も失い、仲間も失い、精根も尽き果てあとは死を待つのみというほどに追い詰められてしもうた」
ディーフさんでもそんな時があったのか。
「だがその時、ワシの前に一本の刀を下げた女が現れた。スタイルもさることながら出で立ちはまさに強者のごとく。ワシを背にして刀を抜き、不安を消し飛ばすほどの闘志を立ち上らせて揺れておった」
「つまり、ボンキュッボンだったのですね!」
「しかりッ!」
「妙な所で話が合うのね、お二人」
なるほど、その辺りはたしかに師匠と同じだ。
現れ方も、人を助ける所も、そのバルンバルンスタイルも。
時代が違っても共通点が同じだなんて不思議な話だな。
「そしてたった一太刀で魔王を切り伏せ、ワシを救ってくれた。その際にかの言葉を放ってのう」
「もしかしてその一閃も……」
「うむ、君が放った物とまるで同じ、閃光の如き一薙ぎであったよ」
そう、あの技も師匠の受け売り。
俺が無理を言って伝授してもらったものだ。
決まった名称は無いらしく、なので俺は勝手に『駆走閃薙』と名付けている。
「それで彼女は名も名乗らず、ワシを助けてくれた。しかもダンジョンから出てその別れ際になぜか彼女の刀を託してくれたのだ。〝これで多くを救ってやってくれ〟と言い残してな」
きっと思考も同じだ。
師匠なら得物を渡す事もいとわないだろう。
俺達にも託してくれようとしたからな。
ギトスにはペンダントを。
俺には物ではなく志の一言を。
……だとすると考えうるのは、師匠とディーフさんが会った人は直系の血筋である可能性があるな。
そういった志を受け継いで旅する勇者一族のような。
「以来、あの刀をワシは奮い続けておる。壊さぬよう大事に扱いながらな」
「なるほど、あの剣がディーフさんの思い出の人の武器だったんですね」
「うむ。受け継ぐ者を絶賛募集中じゃ。かの言葉をかけて渡すのがワシの夢でのう~……しかし相応の勇者に巡り合えん! ゆえに未だ現役という訳じゃ」
「あ~そんなのに出会う希望なんてないぞ、今の時代は。わらわが見てきた限りじゃみんっなカスら、クズら、ダメダメらあ!」
「えぇ~……じゃあ私はどうなるのぉ?」
「あ、そなたらは別なのら。安心せい」
「よ、よかったぁ……」
「かっかっかっ! 神様は容赦ないのう!」
ディーフさんにもそんな夢があったんだな。
まぁこの人ならしばらく現役でも問題ない気がする。
少なくとも俺はこの人の実力は信頼できるし、実際に安心させられたからな。
上級くらいまでならなんてことないだろ、この人の実力なら。
「しかしのうラング君。ワシはそこで少し一つ推理してみた。君の師匠とワシの恩人……この二人の共通点からのう」
「何かわかった事があるんです?」
「これはただの予想に過ぎぬのだがのう……もしかしたら、どちらも同一人物かもしれんぞう?」
「ッ!?」
な、なにっ!?
同一人物、だと!?
そんな事がありえるのか!? うん十年前の人なんだろう!?
師匠はそこまで年増という訳では無かった。
むしろハタチ過ぎかそこらという若さだったんだ。
そんな人がディーフさんの若い時代にもいたなど信じられる訳がない!
「この世には長寿の人間もおる。たとえばエルフやニンフ、亀人などのな」
「でも彼等はもう……」
「いないと思うか? いいや可能性的には無いとは言い切れぬ。ワシらが知らない所で繁栄しとるかもしれんしのう」
「ですがね、師匠は普通の人でしたよ!? 耳も尖っていないし羽根も無い、甲羅だって持っていませんでしたよ!? 全裸姿を見た事がありますが!」
「そうじゃな。そうかもしれん。それらの種族ではないのじゃろう」
「だったら――」
「なら神ならどうじゃ?」
「うっ!?」
な、なんだって!?
師匠が、神!?
ウーティリスやニルナナカと同じの……!?
「ニルナナカ殿はともかく、ウーティリス殿はワシらヒューマル族にそっくりじゃ。つまりワシら人間と同じ姿を持った神が他におっても不思議ではなかろう?」
「そうらな、わらわのようにナァイスバディでピューティフォーウな神は他にもいっぱいおるぞ!」
「君、それ本気で言っとる?」
いや、可能性的にはありえなくもない。
もしそうだとしたら同一人物だとしてもつじつまが合う。
なにせ数千年と人知れず旅し続けているなら、正体なんて誰も掴める訳がないんだからな。
だとすればシャウ=リーンという名前も偽名の可能性すらある。
一概に否定する事ができない話だ。
「……とまぁ事実は結局わからぬという事じゃ。可能性も可能性にしかすぎぬし、それくらい幅広く探す必要があるという訳じゃのう」
「なるほど。勇者として探すんじゃなく、もっと視野を広げて見ろって事なんですね」
「うむ。さすれば見えてくるものもあるかもしれん」
「おおっ、ありがとうございますっ!」
結局ヒントは得られなかったが、知見は広げられたと思う。
これから探す際にはもっと別の視点からも探してみた方が良さそうだ。
もっとも、他国に行ってしまってては見つけようもないが。
さりとて。
これはチャンスを拾う機会が増えたと思えばいい。
これからはそのチャンスを得るために、ちょっとづつ些細な情報も集めていく事にしようか。
古来より続く地下ダンジョンもまもなく消えるだろうという話だ。
しかし話はそれだけでは済まなかった。
知らないと言っていたはずの師匠の事を、ディーフさんは何か知っているらしい。
だから俺はその話を聞く事にした。
少しでも師匠に繋がる話を知りたくて。
「ワシはたしかに、君の師匠自体に関しては知らぬ。これは言った通りじゃ」
「ふむ……」
「だが、君があの一閃を放った際に口走った言葉だけは知っておる」
「あの台詞だけを知っている……?」
「あれは君の師匠から学んだものなのであろう?」
まさかあの台詞を知っているとは。
あの台詞はディーフさんの予想通り、師匠の受け売り。
魔物達が故郷の村に攻めてきた際、あの人は一瞬にして切り伏せた。
そして俺とギトスを救い、その上であの台詞を放ってみせたのだ。
〝出で立つ命に感謝を、我が剣の英魂とならん〟
すべての命に無駄などなく、剣はその魂を吸って強くなる、という意味だ。
これは師匠が剣を奮う意味でもあり、信念でもあったそう。
「あの言葉を、ワシははるか昔、若い頃に聞いた。上級ダンジョンへと赴き、魔王との戦いを繰り広げた時じゃった」
そんなに昔の話だったのか。
だとすると師匠はまだいない時代かな。
「ワシはその頃、まだA級になりたてでのう。少し無理をしてしまい、魔王に負けそうになってしまった。迂闊じゃったよ。得物も失い、仲間も失い、精根も尽き果てあとは死を待つのみというほどに追い詰められてしもうた」
ディーフさんでもそんな時があったのか。
「だがその時、ワシの前に一本の刀を下げた女が現れた。スタイルもさることながら出で立ちはまさに強者のごとく。ワシを背にして刀を抜き、不安を消し飛ばすほどの闘志を立ち上らせて揺れておった」
「つまり、ボンキュッボンだったのですね!」
「しかりッ!」
「妙な所で話が合うのね、お二人」
なるほど、その辺りはたしかに師匠と同じだ。
現れ方も、人を助ける所も、そのバルンバルンスタイルも。
時代が違っても共通点が同じだなんて不思議な話だな。
「そしてたった一太刀で魔王を切り伏せ、ワシを救ってくれた。その際にかの言葉を放ってのう」
「もしかしてその一閃も……」
「うむ、君が放った物とまるで同じ、閃光の如き一薙ぎであったよ」
そう、あの技も師匠の受け売り。
俺が無理を言って伝授してもらったものだ。
決まった名称は無いらしく、なので俺は勝手に『駆走閃薙』と名付けている。
「それで彼女は名も名乗らず、ワシを助けてくれた。しかもダンジョンから出てその別れ際になぜか彼女の刀を託してくれたのだ。〝これで多くを救ってやってくれ〟と言い残してな」
きっと思考も同じだ。
師匠なら得物を渡す事もいとわないだろう。
俺達にも託してくれようとしたからな。
ギトスにはペンダントを。
俺には物ではなく志の一言を。
……だとすると考えうるのは、師匠とディーフさんが会った人は直系の血筋である可能性があるな。
そういった志を受け継いで旅する勇者一族のような。
「以来、あの刀をワシは奮い続けておる。壊さぬよう大事に扱いながらな」
「なるほど、あの剣がディーフさんの思い出の人の武器だったんですね」
「うむ。受け継ぐ者を絶賛募集中じゃ。かの言葉をかけて渡すのがワシの夢でのう~……しかし相応の勇者に巡り合えん! ゆえに未だ現役という訳じゃ」
「あ~そんなのに出会う希望なんてないぞ、今の時代は。わらわが見てきた限りじゃみんっなカスら、クズら、ダメダメらあ!」
「えぇ~……じゃあ私はどうなるのぉ?」
「あ、そなたらは別なのら。安心せい」
「よ、よかったぁ……」
「かっかっかっ! 神様は容赦ないのう!」
ディーフさんにもそんな夢があったんだな。
まぁこの人ならしばらく現役でも問題ない気がする。
少なくとも俺はこの人の実力は信頼できるし、実際に安心させられたからな。
上級くらいまでならなんてことないだろ、この人の実力なら。
「しかしのうラング君。ワシはそこで少し一つ推理してみた。君の師匠とワシの恩人……この二人の共通点からのう」
「何かわかった事があるんです?」
「これはただの予想に過ぎぬのだがのう……もしかしたら、どちらも同一人物かもしれんぞう?」
「ッ!?」
な、なにっ!?
同一人物、だと!?
そんな事がありえるのか!? うん十年前の人なんだろう!?
師匠はそこまで年増という訳では無かった。
むしろハタチ過ぎかそこらという若さだったんだ。
そんな人がディーフさんの若い時代にもいたなど信じられる訳がない!
「この世には長寿の人間もおる。たとえばエルフやニンフ、亀人などのな」
「でも彼等はもう……」
「いないと思うか? いいや可能性的には無いとは言い切れぬ。ワシらが知らない所で繁栄しとるかもしれんしのう」
「ですがね、師匠は普通の人でしたよ!? 耳も尖っていないし羽根も無い、甲羅だって持っていませんでしたよ!? 全裸姿を見た事がありますが!」
「そうじゃな。そうかもしれん。それらの種族ではないのじゃろう」
「だったら――」
「なら神ならどうじゃ?」
「うっ!?」
な、なんだって!?
師匠が、神!?
ウーティリスやニルナナカと同じの……!?
「ニルナナカ殿はともかく、ウーティリス殿はワシらヒューマル族にそっくりじゃ。つまりワシら人間と同じ姿を持った神が他におっても不思議ではなかろう?」
「そうらな、わらわのようにナァイスバディでピューティフォーウな神は他にもいっぱいおるぞ!」
「君、それ本気で言っとる?」
いや、可能性的にはありえなくもない。
もしそうだとしたら同一人物だとしてもつじつまが合う。
なにせ数千年と人知れず旅し続けているなら、正体なんて誰も掴める訳がないんだからな。
だとすればシャウ=リーンという名前も偽名の可能性すらある。
一概に否定する事ができない話だ。
「……とまぁ事実は結局わからぬという事じゃ。可能性も可能性にしかすぎぬし、それくらい幅広く探す必要があるという訳じゃのう」
「なるほど。勇者として探すんじゃなく、もっと視野を広げて見ろって事なんですね」
「うむ。さすれば見えてくるものもあるかもしれん」
「おおっ、ありがとうございますっ!」
結局ヒントは得られなかったが、知見は広げられたと思う。
これから探す際にはもっと別の視点からも探してみた方が良さそうだ。
もっとも、他国に行ってしまってては見つけようもないが。
さりとて。
これはチャンスを拾う機会が増えたと思えばいい。
これからはそのチャンスを得るために、ちょっとづつ些細な情報も集めていく事にしようか。
0
お気に入りに追加
168
あなたにおすすめの小説
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる