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第四章 首都遠征編
第47話 大腿コア、出土!
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代替コアがあると思しき場所を掘ったら、ケツが出た。
まさかダンジョンコアの代わりにケツが働いていたなんてな。
つまり大腿コアって事かよ!
「しかしなんだろう……ウーティリスと比べて、やたらデカい……!」
「なしてわらわと比べるのら」
だがそのサイズは圧倒的に巨大だ。
双丘の一瓜が俺の頭より大きい。
あとなんかものすっごいぷるんっと柔らかそう。
――おっといかん、これ以上特徴を挙げたらまずい気がする。
「な、なんじゃ、こんな所にどうして尻があるんじゃ!?」
「どういう事なの……あ、ラング見ちゃダメよ!」
「もう手遅れだ。あとそうも言ってられん」
そうだ。これがウーティリスと同じなら掘り起こしてあげた方がいい。
ダンジョンコア扱いされているならなおさらだ。
そこで俺はマトックを短く持ち、矛先で削るように掘り始めた。
幸いこれでも掘削力は維持されていて、ごりごりと岩塊が削ぎ落ちていく。
『あ、あ、いいれすぅ~~~その調子、れすぅ~~~』
「お、声が聞こえたな」
「声? 何を言っておるのか」
「さぁ……」
どうやら二人にはこの声が聞こえないらしい。
となるときっとウーティリスの心の声も聞けないだろうな。
だが待ってくれ、待ち遠しいのはわかるけどケツを揺らさないでくれ。
この大きさは俺にはちょっと危険だから!
『大人しくしておれ、このデカケツゥ!』
『あらぁ~~~その声はもしかしてぇ~~~』
『なんら、わらわの事を知っとる奴か』
そうそう、そうやって引き付けてくれよウーティリス。
俺が掘り当てるまで待っててくれよな。
しっかし、意外に大きいぞこれ!?
人間の平均サイズよりもずっと!
この大きさたまらね――いや、ちょっと大き過ぎないか!?
師匠よりもずっとデカいじゃないか……!
ふう、なんとか腰回りを掘りきる事ができたぞ。
「ラング君、急いでくれ! 魔物がやってきたぞ!」
「わかってます! だけどこいつぁ……」
だけど大き過ぎてウーティリスみたいに引っこ抜くのは不可能だ。
この調子だと胸部辺りが絶対ネックになる!
「くっそぉ! 急ぐしかねぇぇぇ!!!」
「ええい、わらわにもピッケルを貸せ! わらわも掘るぅ!」
こんな時くらい神の力でドーンってやれないのかよ!?
神様ってやつは意外に不便だな!
仕方ないので言われた通りにピッケルを渡すと、ウーティリスも必死に反対側面を掘り始めた。
『くすぐったい、れすぅ~~~』
「我慢せい! もうすぐなのら!」
「ああくそっ、暴れるなって言ってるだろ!? 肉が引き千切れそうだぞ!?」
くっ、ダンジョン相手だとウーティリスみたいな強靭さは出せないのか!?
まったく、面倒な制約だ! あと暴れるから掘りにくい!
それにウーティリスと違って言う事を聞かない奴だ。
なんだか掘り起こすのが面倒になってきたぞ!?
「いかーん! 敵の勢いが活気づいてきおった!」
「ちょっともうギリギリだよーっ!」
くそっ、勇者組ももう限界に近い!
これは間に合うのか!?
「うおおおおおおおお!!!!!」
「にゃにゃにゃにゃあああ!!!!!」
下半身出たっ! 足も太い!
あと上半身をどうにかすればいいのか!
「大型もきおったぁ!!! 抑えきれんぞぉ!?」
「もうだめっ、ラングーーーッ!!!」
く、ダメだ、間に合いそうにない!
こうなったら俺もまた戦列に加わって――
うっ!? なんだ!?
またデカケツが輝き始めて!? うおおお!?
「ギ、ギエエエエ!!?」「ギョエエエエエッ!!!」
「なんじゃ、魔物が消し飛んでいく!?」
「なにこれ、なんの光なの!?」
そうして間もなくして光は収まったが、危機も去った。
周囲に集まっていた魔物が一瞬にして消え失せたのだ。
なんだっていうんだ、今のは?
「ほほう……まさかお前だったとはのう。まぁええか。ならほれ、下半身は出とるのだから後はもう自分で出られよう?」
『はぁーーーい』
でも一方のウーティリスはいつもの調子を取り戻していたようだ。
デカケツに一発ビンタをかまし、ぶるるんっと震わさせている。
するとデカケツがウーティリスの声に呼応して、自分で踏ん張り始めた。
だがその途端、「ゴゴン! ゴゴン!」と地鳴りが上がって地面もが揺れ始める。
まるで力が籠るたびに震えるケツと呼応しているかのようだ!
一体どれだけの力で踏ん張ってるんだよ!?
――あ、これはちとまずいかもしれん……!
ケツが揺れるにつれ、周囲の岩にどんどんと亀裂が帯びていく。
しかも遂には壁面すべてに亀裂が走り、天井にまで届いて瓦礫を落とし始めたんだが!?
「な、なんじゃあ!?」
「やばいって、離れよう!?」
「うおおおおっ!」
「ま、まってぇ、わらわをおいていかないれぇ~~~!」
やっぱりだ!
この規模はヤバいぞ! このままじゃ生き埋めになっちまう!
そう察した俺達は咄嗟に飛び出し、その場から一気に離れた。
出遅れたウーティリスも首根っこを掴んで一斉退避だ。
そうしてその間もなくにケツ周りの壁面が弾けるように崩落。
掘っていた跡をも巻き込み、崩れ、先の空間がとうとう瓦礫に埋まってしまった。
「な、なんだったんじゃ、今のは……」
「わかんない……」
一方の俺達は通路に逃げ込んでなんとか無事。
それで振動も収まったので、恐る恐る崩落跡へと近寄っていく。
そうした途端の事だった。
「なんじゃ、瓦礫がっ!?」
「持ち上がって!?」
「吹き飛んだぁぁぁ!?」
あとはもうただ戦慄するばかりだ。
常識外れな事ばかりが起きて、それでもって人影が現れたのだから。
神々しく輝く白い翼を広げながら。
「太陽神ニルナナカ~~~堂々復活れすぅ~~~!」
ただし豊満ボディも眩しいっ! 色んな意味で!
師匠をも越える超ボリュームのおかげで俺の顎は開きっぱなしだ。
もっとも、大き過ぎて俺の好みの範疇から外れてはいるが。
「おーニルナナカ、久しぶりらのう」
「あーやっぱり~~~ウーティリスちゃんらったぁ~~~!」
そうか、太陽神はウーティリスとマブダチだったっけか。
たまたまの偶然だが、運良く再会を果たせたんだな。
まさか神がダンジョンコアの身代わりになっていたとは驚きだが。
だけど助けられて良かったよ。
これでもう神が一人じゃないって証明ができたのだから。
まさかダンジョンコアの代わりにケツが働いていたなんてな。
つまり大腿コアって事かよ!
「しかしなんだろう……ウーティリスと比べて、やたらデカい……!」
「なしてわらわと比べるのら」
だがそのサイズは圧倒的に巨大だ。
双丘の一瓜が俺の頭より大きい。
あとなんかものすっごいぷるんっと柔らかそう。
――おっといかん、これ以上特徴を挙げたらまずい気がする。
「な、なんじゃ、こんな所にどうして尻があるんじゃ!?」
「どういう事なの……あ、ラング見ちゃダメよ!」
「もう手遅れだ。あとそうも言ってられん」
そうだ。これがウーティリスと同じなら掘り起こしてあげた方がいい。
ダンジョンコア扱いされているならなおさらだ。
そこで俺はマトックを短く持ち、矛先で削るように掘り始めた。
幸いこれでも掘削力は維持されていて、ごりごりと岩塊が削ぎ落ちていく。
『あ、あ、いいれすぅ~~~その調子、れすぅ~~~』
「お、声が聞こえたな」
「声? 何を言っておるのか」
「さぁ……」
どうやら二人にはこの声が聞こえないらしい。
となるときっとウーティリスの心の声も聞けないだろうな。
だが待ってくれ、待ち遠しいのはわかるけどケツを揺らさないでくれ。
この大きさは俺にはちょっと危険だから!
『大人しくしておれ、このデカケツゥ!』
『あらぁ~~~その声はもしかしてぇ~~~』
『なんら、わらわの事を知っとる奴か』
そうそう、そうやって引き付けてくれよウーティリス。
俺が掘り当てるまで待っててくれよな。
しっかし、意外に大きいぞこれ!?
人間の平均サイズよりもずっと!
この大きさたまらね――いや、ちょっと大き過ぎないか!?
師匠よりもずっとデカいじゃないか……!
ふう、なんとか腰回りを掘りきる事ができたぞ。
「ラング君、急いでくれ! 魔物がやってきたぞ!」
「わかってます! だけどこいつぁ……」
だけど大き過ぎてウーティリスみたいに引っこ抜くのは不可能だ。
この調子だと胸部辺りが絶対ネックになる!
「くっそぉ! 急ぐしかねぇぇぇ!!!」
「ええい、わらわにもピッケルを貸せ! わらわも掘るぅ!」
こんな時くらい神の力でドーンってやれないのかよ!?
神様ってやつは意外に不便だな!
仕方ないので言われた通りにピッケルを渡すと、ウーティリスも必死に反対側面を掘り始めた。
『くすぐったい、れすぅ~~~』
「我慢せい! もうすぐなのら!」
「ああくそっ、暴れるなって言ってるだろ!? 肉が引き千切れそうだぞ!?」
くっ、ダンジョン相手だとウーティリスみたいな強靭さは出せないのか!?
まったく、面倒な制約だ! あと暴れるから掘りにくい!
それにウーティリスと違って言う事を聞かない奴だ。
なんだか掘り起こすのが面倒になってきたぞ!?
「いかーん! 敵の勢いが活気づいてきおった!」
「ちょっともうギリギリだよーっ!」
くそっ、勇者組ももう限界に近い!
これは間に合うのか!?
「うおおおおおおおお!!!!!」
「にゃにゃにゃにゃあああ!!!!!」
下半身出たっ! 足も太い!
あと上半身をどうにかすればいいのか!
「大型もきおったぁ!!! 抑えきれんぞぉ!?」
「もうだめっ、ラングーーーッ!!!」
く、ダメだ、間に合いそうにない!
こうなったら俺もまた戦列に加わって――
うっ!? なんだ!?
またデカケツが輝き始めて!? うおおお!?
「ギ、ギエエエエ!!?」「ギョエエエエエッ!!!」
「なんじゃ、魔物が消し飛んでいく!?」
「なにこれ、なんの光なの!?」
そうして間もなくして光は収まったが、危機も去った。
周囲に集まっていた魔物が一瞬にして消え失せたのだ。
なんだっていうんだ、今のは?
「ほほう……まさかお前だったとはのう。まぁええか。ならほれ、下半身は出とるのだから後はもう自分で出られよう?」
『はぁーーーい』
でも一方のウーティリスはいつもの調子を取り戻していたようだ。
デカケツに一発ビンタをかまし、ぶるるんっと震わさせている。
するとデカケツがウーティリスの声に呼応して、自分で踏ん張り始めた。
だがその途端、「ゴゴン! ゴゴン!」と地鳴りが上がって地面もが揺れ始める。
まるで力が籠るたびに震えるケツと呼応しているかのようだ!
一体どれだけの力で踏ん張ってるんだよ!?
――あ、これはちとまずいかもしれん……!
ケツが揺れるにつれ、周囲の岩にどんどんと亀裂が帯びていく。
しかも遂には壁面すべてに亀裂が走り、天井にまで届いて瓦礫を落とし始めたんだが!?
「な、なんじゃあ!?」
「やばいって、離れよう!?」
「うおおおおっ!」
「ま、まってぇ、わらわをおいていかないれぇ~~~!」
やっぱりだ!
この規模はヤバいぞ! このままじゃ生き埋めになっちまう!
そう察した俺達は咄嗟に飛び出し、その場から一気に離れた。
出遅れたウーティリスも首根っこを掴んで一斉退避だ。
そうしてその間もなくにケツ周りの壁面が弾けるように崩落。
掘っていた跡をも巻き込み、崩れ、先の空間がとうとう瓦礫に埋まってしまった。
「な、なんだったんじゃ、今のは……」
「わかんない……」
一方の俺達は通路に逃げ込んでなんとか無事。
それで振動も収まったので、恐る恐る崩落跡へと近寄っていく。
そうした途端の事だった。
「なんじゃ、瓦礫がっ!?」
「持ち上がって!?」
「吹き飛んだぁぁぁ!?」
あとはもうただ戦慄するばかりだ。
常識外れな事ばかりが起きて、それでもって人影が現れたのだから。
神々しく輝く白い翼を広げながら。
「太陽神ニルナナカ~~~堂々復活れすぅ~~~!」
ただし豊満ボディも眩しいっ! 色んな意味で!
師匠をも越える超ボリュームのおかげで俺の顎は開きっぱなしだ。
もっとも、大き過ぎて俺の好みの範疇から外れてはいるが。
「おーニルナナカ、久しぶりらのう」
「あーやっぱり~~~ウーティリスちゃんらったぁ~~~!」
そうか、太陽神はウーティリスとマブダチだったっけか。
たまたまの偶然だが、運良く再会を果たせたんだな。
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