125 / 126
第125話 友達としてショッピングに行こう!
しおりを挟む
楠との戦いを乗り越え、俺達の生活にいったんの平和が訪れた。
あれからも厳しいダンジョンも現れておらず、トップス案件もきていない。
とはいえ立て続きの魔物化事件のせいで、世間のダンジョンに対する目がより一層厳しくなったのは確か。
その余波はプレイヤー界にも著しい影響を与える事になる。
まず、匠美さんと凜さんの引退が決定した。
その理由はハタチに近いのと、チーム維持が厳しくなったから。
どうやら魔物化問題の波及でメンバーがごっそり引退を決めたそうな。
それなので二人も合わせて引退を決意したという話だ。
また他にも麗聖学院などトップスの半数もが解散を決定。
おかげで現トップオブトップスは俺達を含めてたった四チームとなってしまった。
もちろん下位が繰り上がる訳だが、引退ラッシュが相次いでいるから安定するのはまだまだ先だろうな。
ただ、なにも悪い事ばかりではない。
なんと魔物化因子が若返りの可能性を見せた事で、医学界に大きな衝撃を与えたのだ。
もしかしたら今後の研究次第では、魔物化因子を利用して若返りの薬が作れるかもしれない。
そうなれば人類の発展に大きな影響を及ぼす事になるだろう。
そういう意味でダンジョンが資源として再注目されたという訳だ。
あとはダンジョン攻略報酬が少しだけど引き上げられた事か。
ダンジョン攻略委員会の役員がごっそり変わったおかげで。
それというのもあの委員会役員のおっさん、裏では運営資金のピンハネを随分とやらかしていたらしいとのこと。
それを杉浦三佐達が調査させ、ついに悪事が明るみになったそうだ。
おかげさまで政治問題にも発展、おっさんは見事に責任を取らされていた。
後任はしっかりした人らしいし、今度は信じたい所だな。
……とまぁそんな記事を読み、世間を勉強中。
あまりに夢中になってしまったのでトイレにまで新聞を持ち込んでしまった。
くくく、うちはトイレだけはしっかり洋式なのだ……!
だから座りながら新聞を読む事など造作もないぞ!
改装工事は父さんがやった訳だけど。
「いつまでトイレに籠っているのです? 尻が裂けても文句言えませんわよ」
「ちょ、遥!? いきなり入って来ないで!?」
ただおちおち落ち着いてもいられない事もある。
遥がうちに住み始めた事で随分と騒がしくなったから。
「安心なさい、今はもうあなたのキノコになんてなんの感情も沸きませんわ」
「そういうものなの!? 俺は嫌だけど!?」
「ふふっ、それはきっとわたくしもキノコ類になったから、という事なのでしょうね」
「あのそれ、自分も卑猥物だって言っているのと同じなんだけど気付いてる?」
遥の図々しさは小さくなっても相変わらずだ。
こうして平気でトイレに乗り込んできては扉を開けたまま話し込んでくるし。
「むしろこの魔物の体になった事でコン様のお言葉が聞こえますの! ですのでわたくし、あの方に夢中なのですわ!」
「意外だよその組み合わせ」
『ボクは嫌だ! 嫌な匂いはなくなったけどしつこくて胸がアイロン台でキノコな女なんてまったく好みじゃないよ!』
「まぁお照れになってぇ! 待ってくださいませーっ!」
『う、うわ! こっち来るなーーーっ!!』
「こらぁー! コン、遥! ふすまに穴を開けちゃダメでしょおーーーーーーっ!!!!」
「……頭が痛い」
にぎやかなのはいいけど常々なのは勘弁してほしい。
これならいっそつくしの家に避難した方がまだいいかもしんないな。
そういえばもうすぐ冬休み前の期末テストもあるし、勉強しないと。
ならいっそ復習も兼ねてつくしの家に遊びに行こうかな。
どうせまた勉強に付き合ってあげないとサボってばかりいそうだし。
「さて、と……」
そう思い立ったのだし、今日は俺の方からつくしの家に遊びに行くとしよう。
それなのでトイレを済ませ、軽く準備を済ませる。
それでさっそくと軒下を越えようとしたのだけど。
俺の気配に気付いたのか、いつの間にか遥が玄関に立ち塞がっていた。
「わたくしも行きますわ。どうせつくしの所に行くのでしょう?」
「バレたか……ま、どうせお前も勉強が必要だし、構わないよ」
まぁ別に隠すような事じゃない。
それに勉強を一緒に教えるなら一石二鳥というものだ。
本当はつくしと二人きりの方がいいんだが、今はそこにこだわっていないし。
彼女とは望んだ時に二人きりとなれるだろうから。
そんな訳で遥を連れてつくしの家へと赴く事に。
今日は土曜日だし、今日はたしかバイトもしていなかったはずだからいるはず。
そう信じて軒下に突入したのだが。
「……おかしい、魔物がいない?」
「妙ですわね。お父さまかお母さまでもお通りになられている?」
途中まで行っても魔物にまったく出会わない。
誰かが攻略中だと途中参戦になるから珍しい事ではないけれど。
……やはりだ。途中から魔物の死骸が転がっている。
消滅する前に辿り着けたという事は誰かが進行中らしい。
しかしよく見たらこの潰れ痕……まさかな。
そう疑念を持ちながらとうとう中ボスエリアへと辿り着いたのだが。
「あ、彼方だ! 彼方ーっ!」
「おぉまさかお前から来るとは思わなかったぞ間宮彼方よ、フハハハ!」
いたのはやっぱりつくしだった。
しかもなんか死の魔王ダルグスと一緒に正座してお茶をすすってるんだけど!?
「何やってのつくし!? なにダルグスとお茶してんの!?」
「いやーダルグスさん意外と話が分かる人でさー」
「ヌハハハ! そうだぞ、ワシは物わかりが良いのだ!」
つかダルグス、お茶なんか飲めるのかよ!? 骨だけのくせに!?
「いやわかるよ!? 実際、日本語教えたの俺達だし!? でも即死させられるよ!?」
「へー! だからダルグスさんって会話できるんだー」
「うむ。かつて彼方がまだ幼き頃ひらがなの本を落として行ったのがきっかけであったのう!」
「やめて! 俺の幼少期の話を勝手に語らないで!?」
「わたくしもそれには興味がありますわね」
くそっ、このままじゃダルグスに俺のすべてを語られてしまう!
唯一話のわかる相手だからと出会うたびに色々と話したけど、それがアダとなったか!
なので奴の頭蓋を即座に破壊してやった。
「ぐああああ!!!」
「「あーっ!」」
「おのれ間宮彼方! 次会う時こそは貴様の赤裸々な事実を語ってやるぅ……」
「わかった! また来るねダルグスさん!」
「待ってるぞぉつくしちゃぁん……」
「ほんとやめて?」
せめて個人情報くらいは自分から語らせてほしい。
という訳で中ボスエリアも平和になったので改めてつくしと対面だ。
彼女もどうやら俺が来るとは思ってなかったらしく、嬉しそうに手を振ってくれている。
「いやー奇遇ですなーあたしも彼方に会いに行こうかなって思って!」
「なぜすでに俺がつくしに会いに行こうとしていると気付いているのか」
「愛かな?」
「これが女の勘ってやつなのか……まぁいっか」
どうやらつくしも俺の家に向かっていたようだ。
一方的な以心伝心で説明の手間が省けて良かったとは思う。
「どうせ勉強していないだろうと思って行こうと思っていたんだよ」
「えー休みの日くらいは休みたいー!」
「ロクにテストの点が取れてない奴がよく言うよ」
「あたしはねー彼方と買い物行こうかなって思って来たんだ!」
……話を逸らしたな。まぁいいや。
「せっかくだかんねー、三人で買い物でも行こうかなって! ショッピングショッピングゥー!」
「まぁ! 友達とのショッピングは初めてですわ!」
「でしょお!? 遥もずっと裸(?)のままなんだし、せっかくだから行こう行こう!」
しかしつくしがまさかこんな企画を考えていたなんてな。
それにこう言われてみれば、たしかに遥はずっと会ったままの姿だ。
様相は宝春学園の制服姿っぽくはあるけど、よく見ると染色されただけの状態なんだよね、これ。
なので服上からでも撫でるとキノコらしいかさついた触感が体感できるのだ。
ちなみにスカートの中はキノコの笠になっています。
一度うっかり見てしまってちょっとドン引きしました。
……そんな正体を隠すためにも服はあってもいいよな。
なら俺も買い物には賛成したい。
――と、そんな訳で俺達はこのあと買い物へと出かける事になった。
つくしとのショッピングは久しぶりだから、そういう意味でも楽しみだ。
あれからも厳しいダンジョンも現れておらず、トップス案件もきていない。
とはいえ立て続きの魔物化事件のせいで、世間のダンジョンに対する目がより一層厳しくなったのは確か。
その余波はプレイヤー界にも著しい影響を与える事になる。
まず、匠美さんと凜さんの引退が決定した。
その理由はハタチに近いのと、チーム維持が厳しくなったから。
どうやら魔物化問題の波及でメンバーがごっそり引退を決めたそうな。
それなので二人も合わせて引退を決意したという話だ。
また他にも麗聖学院などトップスの半数もが解散を決定。
おかげで現トップオブトップスは俺達を含めてたった四チームとなってしまった。
もちろん下位が繰り上がる訳だが、引退ラッシュが相次いでいるから安定するのはまだまだ先だろうな。
ただ、なにも悪い事ばかりではない。
なんと魔物化因子が若返りの可能性を見せた事で、医学界に大きな衝撃を与えたのだ。
もしかしたら今後の研究次第では、魔物化因子を利用して若返りの薬が作れるかもしれない。
そうなれば人類の発展に大きな影響を及ぼす事になるだろう。
そういう意味でダンジョンが資源として再注目されたという訳だ。
あとはダンジョン攻略報酬が少しだけど引き上げられた事か。
ダンジョン攻略委員会の役員がごっそり変わったおかげで。
それというのもあの委員会役員のおっさん、裏では運営資金のピンハネを随分とやらかしていたらしいとのこと。
それを杉浦三佐達が調査させ、ついに悪事が明るみになったそうだ。
おかげさまで政治問題にも発展、おっさんは見事に責任を取らされていた。
後任はしっかりした人らしいし、今度は信じたい所だな。
……とまぁそんな記事を読み、世間を勉強中。
あまりに夢中になってしまったのでトイレにまで新聞を持ち込んでしまった。
くくく、うちはトイレだけはしっかり洋式なのだ……!
だから座りながら新聞を読む事など造作もないぞ!
改装工事は父さんがやった訳だけど。
「いつまでトイレに籠っているのです? 尻が裂けても文句言えませんわよ」
「ちょ、遥!? いきなり入って来ないで!?」
ただおちおち落ち着いてもいられない事もある。
遥がうちに住み始めた事で随分と騒がしくなったから。
「安心なさい、今はもうあなたのキノコになんてなんの感情も沸きませんわ」
「そういうものなの!? 俺は嫌だけど!?」
「ふふっ、それはきっとわたくしもキノコ類になったから、という事なのでしょうね」
「あのそれ、自分も卑猥物だって言っているのと同じなんだけど気付いてる?」
遥の図々しさは小さくなっても相変わらずだ。
こうして平気でトイレに乗り込んできては扉を開けたまま話し込んでくるし。
「むしろこの魔物の体になった事でコン様のお言葉が聞こえますの! ですのでわたくし、あの方に夢中なのですわ!」
「意外だよその組み合わせ」
『ボクは嫌だ! 嫌な匂いはなくなったけどしつこくて胸がアイロン台でキノコな女なんてまったく好みじゃないよ!』
「まぁお照れになってぇ! 待ってくださいませーっ!」
『う、うわ! こっち来るなーーーっ!!』
「こらぁー! コン、遥! ふすまに穴を開けちゃダメでしょおーーーーーーっ!!!!」
「……頭が痛い」
にぎやかなのはいいけど常々なのは勘弁してほしい。
これならいっそつくしの家に避難した方がまだいいかもしんないな。
そういえばもうすぐ冬休み前の期末テストもあるし、勉強しないと。
ならいっそ復習も兼ねてつくしの家に遊びに行こうかな。
どうせまた勉強に付き合ってあげないとサボってばかりいそうだし。
「さて、と……」
そう思い立ったのだし、今日は俺の方からつくしの家に遊びに行くとしよう。
それなのでトイレを済ませ、軽く準備を済ませる。
それでさっそくと軒下を越えようとしたのだけど。
俺の気配に気付いたのか、いつの間にか遥が玄関に立ち塞がっていた。
「わたくしも行きますわ。どうせつくしの所に行くのでしょう?」
「バレたか……ま、どうせお前も勉強が必要だし、構わないよ」
まぁ別に隠すような事じゃない。
それに勉強を一緒に教えるなら一石二鳥というものだ。
本当はつくしと二人きりの方がいいんだが、今はそこにこだわっていないし。
彼女とは望んだ時に二人きりとなれるだろうから。
そんな訳で遥を連れてつくしの家へと赴く事に。
今日は土曜日だし、今日はたしかバイトもしていなかったはずだからいるはず。
そう信じて軒下に突入したのだが。
「……おかしい、魔物がいない?」
「妙ですわね。お父さまかお母さまでもお通りになられている?」
途中まで行っても魔物にまったく出会わない。
誰かが攻略中だと途中参戦になるから珍しい事ではないけれど。
……やはりだ。途中から魔物の死骸が転がっている。
消滅する前に辿り着けたという事は誰かが進行中らしい。
しかしよく見たらこの潰れ痕……まさかな。
そう疑念を持ちながらとうとう中ボスエリアへと辿り着いたのだが。
「あ、彼方だ! 彼方ーっ!」
「おぉまさかお前から来るとは思わなかったぞ間宮彼方よ、フハハハ!」
いたのはやっぱりつくしだった。
しかもなんか死の魔王ダルグスと一緒に正座してお茶をすすってるんだけど!?
「何やってのつくし!? なにダルグスとお茶してんの!?」
「いやーダルグスさん意外と話が分かる人でさー」
「ヌハハハ! そうだぞ、ワシは物わかりが良いのだ!」
つかダルグス、お茶なんか飲めるのかよ!? 骨だけのくせに!?
「いやわかるよ!? 実際、日本語教えたの俺達だし!? でも即死させられるよ!?」
「へー! だからダルグスさんって会話できるんだー」
「うむ。かつて彼方がまだ幼き頃ひらがなの本を落として行ったのがきっかけであったのう!」
「やめて! 俺の幼少期の話を勝手に語らないで!?」
「わたくしもそれには興味がありますわね」
くそっ、このままじゃダルグスに俺のすべてを語られてしまう!
唯一話のわかる相手だからと出会うたびに色々と話したけど、それがアダとなったか!
なので奴の頭蓋を即座に破壊してやった。
「ぐああああ!!!」
「「あーっ!」」
「おのれ間宮彼方! 次会う時こそは貴様の赤裸々な事実を語ってやるぅ……」
「わかった! また来るねダルグスさん!」
「待ってるぞぉつくしちゃぁん……」
「ほんとやめて?」
せめて個人情報くらいは自分から語らせてほしい。
という訳で中ボスエリアも平和になったので改めてつくしと対面だ。
彼女もどうやら俺が来るとは思ってなかったらしく、嬉しそうに手を振ってくれている。
「いやー奇遇ですなーあたしも彼方に会いに行こうかなって思って!」
「なぜすでに俺がつくしに会いに行こうとしていると気付いているのか」
「愛かな?」
「これが女の勘ってやつなのか……まぁいっか」
どうやらつくしも俺の家に向かっていたようだ。
一方的な以心伝心で説明の手間が省けて良かったとは思う。
「どうせ勉強していないだろうと思って行こうと思っていたんだよ」
「えー休みの日くらいは休みたいー!」
「ロクにテストの点が取れてない奴がよく言うよ」
「あたしはねー彼方と買い物行こうかなって思って来たんだ!」
……話を逸らしたな。まぁいいや。
「せっかくだかんねー、三人で買い物でも行こうかなって! ショッピングショッピングゥー!」
「まぁ! 友達とのショッピングは初めてですわ!」
「でしょお!? 遥もずっと裸(?)のままなんだし、せっかくだから行こう行こう!」
しかしつくしがまさかこんな企画を考えていたなんてな。
それにこう言われてみれば、たしかに遥はずっと会ったままの姿だ。
様相は宝春学園の制服姿っぽくはあるけど、よく見ると染色されただけの状態なんだよね、これ。
なので服上からでも撫でるとキノコらしいかさついた触感が体感できるのだ。
ちなみにスカートの中はキノコの笠になっています。
一度うっかり見てしまってちょっとドン引きしました。
……そんな正体を隠すためにも服はあってもいいよな。
なら俺も買い物には賛成したい。
――と、そんな訳で俺達はこのあと買い物へと出かける事になった。
つくしとのショッピングは久しぶりだから、そういう意味でも楽しみだ。
0
お気に入りに追加
456
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる