119 / 126
第119話 変わり果てた男
しおりを挟む
「間宮達はいるか!? 大変な事になった!」
それは何の前触れもなくやってきた。
俺達が授業を受けている最中だろうが関係無く。
それで俺達は授業を抜け出して紅先生と共に部室へ。
すると部長やモモ先輩もすでに待機していた。
でもみんな浮かない表情だ。
「すでに二人は状況を把握してくれているみたいだが、あえてここで説明させてもらう。実はつい先ほど開始したダンジョン攻略で問題が起きた」
「まさかまた高難易度ダンジョン……!?」
「いや違う。それよりももっと恐ろしい話だ」
「「「えっ……?」」」
しかし紅先生の表情がもっともけわしい。
事の異常さを示し過ぎて、つくしや遥がふざけられないくらいに。
なら一体、何が起きている……?
「魔物化が発生したんだ……!」
「なんだって!? そんなバカな!?」
いや、それはおかしいだろ!
だって魔物化因子はすでに確認できて、対策ももうできている!
危ない人間は隔離されたし、もう魔物化の危険性はないはずだ!
委員会からもそう教えられたからもう安心して――
「ありえない事だが起きてしまったんだ。しかもその魔物に変わったのは他でもない……あの楠だ」
「ええーーーっ!? あのハゲちゃった人ー!?」
しかもよりにもよってあの楠だって!?
……ああそうか、わかったぞ。
委員会め、魔物化因子の調査は現役プレイヤーだけだったんだな。
引退者や出禁者に対しては対象外なんだ。もう入る事はないと判断して。
しかしなんでアイツが魔物に……?
「で、でも楠はたしかもうダンジョン関連から追放されたんじゃ……」
「ああ。だがどうやら監視の目をかいくぐってプレイヤーに紛れて侵入したらしい。それで中で魔物肉を喰らい、そして変わってしまったらしいんだ」
「そんな、ただ肉を喰らえば変化するってもんじゃないのに……!」
そう、肉を喰ったりダンジョンに入っただけで変わるもんじゃない。
その上で魔物化を望むような強い意思があったりないと条件は揃わない。
だとすると、楠は魔物になる事を心から望んだ……?
そ、そんなバカな事を望むか!?
自ら魔物になりたいなんて奴がいるのかよ!?
「奴の真意は不明だ。だがその結果、大変な事件となってしまった。これを見てくれ」
すると紅先生が持ち前のタブレットを取り出し、俺達に見せた。
そうしたらさっそくとニュースの映像が映り、俺達を驚愕させる事になる。
『見てください! 例の魔物化したプレイヤーがダンジョンから出てきました!』
『聞いているかァ間宮彼方ァァァ! てめぇのせいだ! てめぇのせいでこうなっちまったんだよォォォ! ヒヒヒッ、だったらよぉ、もう止まらねぇ! てめぇが僕の事をおとしめたのがいけないんだからなあああ!!!』
『彼の体にはなんとプレイヤー達が縛り付けられています! 人質です! これでは自衛隊員も迂闊に手が出せません! ああっ、自衛隊員が一人殴り飛ばされてしまいました! え、うそ、こっちに来る!? 逃げて! 逃げてーーーっ!』
もう言葉が出なかった。
楠だった魔物がダンジョンから出てきて暴れ放題だったのだから。
しかもこれみよがしに俺を名指しだ。明らかな怨恨での犯行だ。
まさかそんな怨恨のためだけに、あいつは魔物化を望んだのか……!?
その姿はもう人間とはとても思えない。
人の面影こそある二足歩行型だが、身長は三メートルくらい。
だが全体的に太い筋肉質で青色の肌、腕が四本、加えて太長い尻尾も生えている。
雰囲気はまるで化け物版の仁王って感じか。
……こうなったのは俺が甘かったからなのかもしれない。
あいつをなまじ中途半端に許してしまったから。
こんな事になるのなら、徹底的に心も潰して再起不能にした方がまだ親切だっただろう。
つまりこれは、俺の判断ミスが招いた事態なんだ……! クソッ!
『ひ、ひい!? たたたすけて、たすけ――』
『うるせぇよ死んでろ! お前は撮影を続けろよォ?』
『は、はひ……』
あまりにもむごい。
テレビ局のリポーターを殴り飛ばしてしまった。あれじゃあもう……。
その惨劇を前に、カメラマンももう言いなりになるしかない状態だ。
『ああ~聞いているか間宮彼方ァ? もしこの事態をどうにかしたいならよぉ、僕の前に一人で来い。それまでは大人しく待っててやるよォ』
「コイツ……ッ!」
『だがもしビビッて来なかった場合! ダンジョンに閉じ込めた他のプレイヤーどもの命は無い。それとぉ!』
なんだ、何をする気だ!?
長太い筋肉質の尻尾をうねらせて、先端を地面につけている……?
なっ、先から白くて丸い塊を吐き出した!?
これはまさか……卵なのか!?
「うええ、キモぉ……」
「冗談じゃないっしょ、あんなん!」
『そう! 僕の眷属を産んで産んで産みまくってェ! そいつらを一気に放出ッ! そうなれば後はどうなるかもうわかるよなぁ?』
「考えたくもないわね……」
『そうだ、僕がこの日本を支配するゥ! 魔物による、魔物のための国家樹立だぁ! そこにてめぇらクズカスの居場所なんか一ミリもねぇんだよォォォ! ヒャーーーッハッハッハ!!!!!』
もし際限なくあの卵が産み出せるのなら本当に厄介な事だ。
もしあれが大量にふ化して、一気に表へと出れば大惨事はまぬがれない。
おまけに自衛隊もダンジョンに入れないから防ぎようもないぞ!?
『という訳だ間宮彼方。いいか、必ず来いよ? じゃないと大変な事になっちゃうよぉ~? てめぇの悪事を僕が暴いてやるからよぉ、早く来い。楽しみにしているぜぇ~~~!』
動画はここまでだった。
次の瞬間にはカメラが踏み潰されてしまって。
きっと探せば他にも色々あるだろう。
だけどこれだけで充分だ。もう重大性はしっかりと伝わった。
あの楠だけは何とかしなければならないのだと。
「人質は奴の言った通り、ダンジョンに押し込められている。出入口の付近を大岩で塞ぐ事によってな。しかも今回は低難易度ダンジョンだったためプレイヤーはほぼ低レベルで固められていて自力脱出は不可能だ」
「おまけに体にも人質が縛られてるから迂闊に手出しできないってぇ……どっちが悪事を働いてんだか」
「実はその最中にも狙撃銃で一発奴の頭に撃ち込んだらしい。だが効果は無し。貫通性の高いライフル弾でも奴の堅い装甲を貫くのは不可能だったんだ」
「そそ、そんなの勝てる訳ありませんよぉ!?」
聞くだけでますます化け物になってしまったってわかる。
俺達が今まで相手をしていたのはそんな存在だったのか、とも。
でもこうなってしまったのは、間接的に俺の責任だ。
だったらやるしかない。俺があいつを倒すしか。
なんとしてでも場を収めなければ――これよりずっと多くの犠牲者が出てしまう。
そうならないためにも覚悟を決めろよ、俺……!
それは何の前触れもなくやってきた。
俺達が授業を受けている最中だろうが関係無く。
それで俺達は授業を抜け出して紅先生と共に部室へ。
すると部長やモモ先輩もすでに待機していた。
でもみんな浮かない表情だ。
「すでに二人は状況を把握してくれているみたいだが、あえてここで説明させてもらう。実はつい先ほど開始したダンジョン攻略で問題が起きた」
「まさかまた高難易度ダンジョン……!?」
「いや違う。それよりももっと恐ろしい話だ」
「「「えっ……?」」」
しかし紅先生の表情がもっともけわしい。
事の異常さを示し過ぎて、つくしや遥がふざけられないくらいに。
なら一体、何が起きている……?
「魔物化が発生したんだ……!」
「なんだって!? そんなバカな!?」
いや、それはおかしいだろ!
だって魔物化因子はすでに確認できて、対策ももうできている!
危ない人間は隔離されたし、もう魔物化の危険性はないはずだ!
委員会からもそう教えられたからもう安心して――
「ありえない事だが起きてしまったんだ。しかもその魔物に変わったのは他でもない……あの楠だ」
「ええーーーっ!? あのハゲちゃった人ー!?」
しかもよりにもよってあの楠だって!?
……ああそうか、わかったぞ。
委員会め、魔物化因子の調査は現役プレイヤーだけだったんだな。
引退者や出禁者に対しては対象外なんだ。もう入る事はないと判断して。
しかしなんでアイツが魔物に……?
「で、でも楠はたしかもうダンジョン関連から追放されたんじゃ……」
「ああ。だがどうやら監視の目をかいくぐってプレイヤーに紛れて侵入したらしい。それで中で魔物肉を喰らい、そして変わってしまったらしいんだ」
「そんな、ただ肉を喰らえば変化するってもんじゃないのに……!」
そう、肉を喰ったりダンジョンに入っただけで変わるもんじゃない。
その上で魔物化を望むような強い意思があったりないと条件は揃わない。
だとすると、楠は魔物になる事を心から望んだ……?
そ、そんなバカな事を望むか!?
自ら魔物になりたいなんて奴がいるのかよ!?
「奴の真意は不明だ。だがその結果、大変な事件となってしまった。これを見てくれ」
すると紅先生が持ち前のタブレットを取り出し、俺達に見せた。
そうしたらさっそくとニュースの映像が映り、俺達を驚愕させる事になる。
『見てください! 例の魔物化したプレイヤーがダンジョンから出てきました!』
『聞いているかァ間宮彼方ァァァ! てめぇのせいだ! てめぇのせいでこうなっちまったんだよォォォ! ヒヒヒッ、だったらよぉ、もう止まらねぇ! てめぇが僕の事をおとしめたのがいけないんだからなあああ!!!』
『彼の体にはなんとプレイヤー達が縛り付けられています! 人質です! これでは自衛隊員も迂闊に手が出せません! ああっ、自衛隊員が一人殴り飛ばされてしまいました! え、うそ、こっちに来る!? 逃げて! 逃げてーーーっ!』
もう言葉が出なかった。
楠だった魔物がダンジョンから出てきて暴れ放題だったのだから。
しかもこれみよがしに俺を名指しだ。明らかな怨恨での犯行だ。
まさかそんな怨恨のためだけに、あいつは魔物化を望んだのか……!?
その姿はもう人間とはとても思えない。
人の面影こそある二足歩行型だが、身長は三メートルくらい。
だが全体的に太い筋肉質で青色の肌、腕が四本、加えて太長い尻尾も生えている。
雰囲気はまるで化け物版の仁王って感じか。
……こうなったのは俺が甘かったからなのかもしれない。
あいつをなまじ中途半端に許してしまったから。
こんな事になるのなら、徹底的に心も潰して再起不能にした方がまだ親切だっただろう。
つまりこれは、俺の判断ミスが招いた事態なんだ……! クソッ!
『ひ、ひい!? たたたすけて、たすけ――』
『うるせぇよ死んでろ! お前は撮影を続けろよォ?』
『は、はひ……』
あまりにもむごい。
テレビ局のリポーターを殴り飛ばしてしまった。あれじゃあもう……。
その惨劇を前に、カメラマンももう言いなりになるしかない状態だ。
『ああ~聞いているか間宮彼方ァ? もしこの事態をどうにかしたいならよぉ、僕の前に一人で来い。それまでは大人しく待っててやるよォ』
「コイツ……ッ!」
『だがもしビビッて来なかった場合! ダンジョンに閉じ込めた他のプレイヤーどもの命は無い。それとぉ!』
なんだ、何をする気だ!?
長太い筋肉質の尻尾をうねらせて、先端を地面につけている……?
なっ、先から白くて丸い塊を吐き出した!?
これはまさか……卵なのか!?
「うええ、キモぉ……」
「冗談じゃないっしょ、あんなん!」
『そう! 僕の眷属を産んで産んで産みまくってェ! そいつらを一気に放出ッ! そうなれば後はどうなるかもうわかるよなぁ?』
「考えたくもないわね……」
『そうだ、僕がこの日本を支配するゥ! 魔物による、魔物のための国家樹立だぁ! そこにてめぇらクズカスの居場所なんか一ミリもねぇんだよォォォ! ヒャーーーッハッハッハ!!!!!』
もし際限なくあの卵が産み出せるのなら本当に厄介な事だ。
もしあれが大量にふ化して、一気に表へと出れば大惨事はまぬがれない。
おまけに自衛隊もダンジョンに入れないから防ぎようもないぞ!?
『という訳だ間宮彼方。いいか、必ず来いよ? じゃないと大変な事になっちゃうよぉ~? てめぇの悪事を僕が暴いてやるからよぉ、早く来い。楽しみにしているぜぇ~~~!』
動画はここまでだった。
次の瞬間にはカメラが踏み潰されてしまって。
きっと探せば他にも色々あるだろう。
だけどこれだけで充分だ。もう重大性はしっかりと伝わった。
あの楠だけは何とかしなければならないのだと。
「人質は奴の言った通り、ダンジョンに押し込められている。出入口の付近を大岩で塞ぐ事によってな。しかも今回は低難易度ダンジョンだったためプレイヤーはほぼ低レベルで固められていて自力脱出は不可能だ」
「おまけに体にも人質が縛られてるから迂闊に手出しできないってぇ……どっちが悪事を働いてんだか」
「実はその最中にも狙撃銃で一発奴の頭に撃ち込んだらしい。だが効果は無し。貫通性の高いライフル弾でも奴の堅い装甲を貫くのは不可能だったんだ」
「そそ、そんなの勝てる訳ありませんよぉ!?」
聞くだけでますます化け物になってしまったってわかる。
俺達が今まで相手をしていたのはそんな存在だったのか、とも。
でもこうなってしまったのは、間接的に俺の責任だ。
だったらやるしかない。俺があいつを倒すしか。
なんとしてでも場を収めなければ――これよりずっと多くの犠牲者が出てしまう。
そうならないためにも覚悟を決めろよ、俺……!
0
お気に入りに追加
457
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
物理系魔法少女は今日も魔物をステッキでぶん殴る〜会社をクビになった俺、初配信をうっかりライブにしてしまい、有名になったんだが?〜
ネリムZ
ファンタジー
この世界にはいくつものダンジョンが存在する。それは国ごとの資源物資でもあり、災害を引き起こすモノでもあった。
魔物が外に出ないように倒し、素材を持ち帰る職業を探索者と呼ぶ。
探索者にはありきたりなスキル、レベルと言った概念が存在する。
神宮寺星夜は月月火水木金金の勤務をしていた。
働けているなら問題ない、そんな思考になっていたのだが、突然のクビを受けてしまう。
貯金はあるがいずれ尽きる、生きる気力も失われていた星夜は探索者で稼ぐ事に決めた。
受付で名前を登録する時、なぜか自分で入力するはずの名前の欄に既に名前が入力されていた?!
実はその受付穣が⋯⋯。
不思議で懐かしな縁に気づかない星夜はダンジョンへと入り、すぐに異変に気づいた。
声が女の子のようになっていて、手足が細く綺麗であった。
ステータスカードを見て、スキルを確認するとなんと──
魔法少女となれる星夜は配信を初め、慣れない手つきで録画を開始した。
魔物を倒す姿が滑稽で、視聴者にウケて初配信なのにバズってしまう!
だが、本人は録画だと思っているため、それに気づくのは少し先の話である。
これは魔法少女の力を中途半端に手に入れたおっさんがゆったりと殴り、恋したり、嘆いたり、やっぱりゆぅたりする話だ。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態パラダイス✕脱線大暴走ストーリー=166万文字完結÷微妙に癖になる。
変態が、変態のために、変態が送る、変態的な少年のハチャメチャ変態冒険記。
ハクスラとはハックアンドスラッシュの略語である。敵と戦い、どんどんレベルアップを果たし、更に強い敵と戦いながら、より良いマジックアイテムを発掘するゲームのことを指す。
タイトルのままの世界で奮闘しながらも冒険を楽しむ少年のストーリーです。(タイトルに一部偽りアリ)
強制的にダンジョンに閉じ込められ配信を始めた俺、吸血鬼に進化するがエロい衝動を抑えきれない
ぐうのすけ
ファンタジー
朝起きると美人予言者が俺を訪ねて来る。
「どうも、予言者です。あなたがダンジョンで配信をしないと日本人の半分近くが死にます。さあ、行きましょう」
そして俺は黒服マッチョに両脇を抱えられて黒塗りの車に乗せられ、日本に1つしかないダンジョンに移動する。
『ダンジョン配信の義務さえ果たせばハーレムをお約束します』
『ダンジョン配信の義務さえ果たせば一生お金の心配はいりません』
「いや、それより自由をください!!」
俺は進化して力を手に入れるが、その力にはトラップがあった。
「吸血鬼、だと!バンパイア=エロだと相場は決まっている!」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる