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第26話 俺ってそんなに不自然だったのか
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無事に四人だけでダンジョン攻略もできて、ようやく帰路にも就けた。
まだ昼時とはいえさすがに疲れたし、このまま家にまで送迎してもらえるのはとても助かる。
「今日はよくがんばったな、お前達。先生は鼻が高いぞぅ」
「えへへ、まっかせてよ! もうダンジョンなんて怖くないもんね!」
「えぇ~そうは言うけど一番ビビッてたのはつくしじゃない~?」
「そう、スーツも前後逆に着ようとしてたし……ププ」
「あーもーっ! それは内緒にしててよぉー!」
車の中はもうダンジョンの話で大盛り上がりだ。
みんなを上手く誘導できたし、俺としても誇らしい戦いだったと思うよ。
本当なら今後のダンジョンも今回みたいにスムーズになればいいんだけど。
「そうそう、実は前回のお前達の活躍のおかげでな、校長が委員会から感謝の言葉をもらったらしい。なので校長もご機嫌でね、今日この戦いが終わったら~と、ちょっとばかしお小遣いをもぎと――もらってきたんだ」
「「「お小遣い!? 金一封!?」」」
「まったくぅ、お前達はお金の事になるとすぐ本音が出るなー! そんな大層なもの、あのミラーハゲから期待しちゃダメだろう」
紅先生も本音もれてるもれてる!
「お小遣いだからな、三万円程度だ」
「つまり一人頭えーっと、えーっと、八千円くらい!」
「だから分けるとはいって無いだろう! あと私を抜くんじゃない! ……という訳でだ、どうせ昼飯時だからみんなで焼肉でも食べに行こうじゃないか!」
「「「焼肉ゥーーー!」」」
「焼肉、だと……ッ!?」
焼肉……!
親が外食あまり好きじゃないからという理由でもう四年くらい食べていない外食の焼肉をまた!?
というかうち自体があまり牛肉を食べないからほぼほぼ無縁だったのに!
まさかダンジョン部に入る事でそんな恩恵にまで預かれるなんてぇぇぇ!!!
校長先生、あなたって人は……!
俺はもうあなたを「始業式から余計な話をするハゲ」と思うのをよします!
「しかもちょっとお高めな食べ放題の店だ!」
「「「食べ放題きたぁー!」」」
「それでもって最高のコースを選ぶぞーっ!」
「「「紅先生大好きぃーーー!」」」
「ふははは! 人の金で食べる焼肉は美味しいという事を思い知らせてやろう!」
みんなももうよほど嬉しいのか、車内で飛び跳ねんばかりにハイテンションだ。
なんだかダンジョン攻略時より喜んでいるように見えるのは気のせいだろうか。
まぁ俺もどちらかというと焼肉の方が嬉しいけどね!
「そういえばさー彼方」
「ん、なにつくし?」
でも澪奈部長とモモ先輩が騒ぐ中、唐突につくしが声をかけてきた。
しかもなんだかしんみりしたような雰囲気で。切り替え速くない?
「彼方ってさ、どうしてダンジョンであんなうまく立ち回れるの? 普通は怯えたりしてうまく動けないはずなのに」
……どうやら真面目な話だったらしい。
つくしがこんな話題を出した途端、澪奈部長達も静かになってしまったし。
むしろ二人も俺を見つめて来るし、バックミラー越しに紅先生の視線も感じる。
「でも彼方は初回でもすごい活躍してたし、よくわからない動きもしてた。それに今回だって二回目とは思えないくらい指示が的確だった。まるでダンジョンに戦い慣れていて、勝利の方程式っていうのが見えているみたいに」
やっぱりそんなに気になる事だったのか、俺の動きって。
まさかみんなからもこう注目を受けるほどとは思わなかった。
「それに彼方ってゲームとかも知らないって言ってたのに、『魔法』とかそういう言葉にはすごく詳しかったし、魔法の効果だって使っていないのに把握しきってた。それってなんか変だって思うんだ」
「まぁそれは確かに。俺も普段から慣れ親しんでるから意識しなかったしなぁ」
「そこだよねぇ、彼方っちの不思議な所ってばさぁ」
「んふ、つくしもそこに気付いてたのね……」
なるほど、俺の普段の言動からおかしいって思われていた訳か。
別に誤魔化していたつもりはないから仕方ないんだけど。
「気になる! なんで!?」
「えっ!?」
「「なんでー!?」」
「いいっ!? ちょ、近いよ三人とも!?」
するといきなり三人が詰め寄ってきた!?
顔をぎゅーっと伸ばしてこないで!? 怖いから!
「もしかして秘密だとか!?」
「いや別にそういう訳じゃないよ? 教えても構わないけどさ」
「けど?」
「なんて言ったらいいかな、口で説明するのはちょっと難しいんだよね」
「ええーもったいぶらないでよぉ~」
「ち、違うって! そうだな、俺の家までくれば多分わかると思う」
「「そ、それって……!」」
「彼方の家に遊びに行っていいって事ー!?」
「ま、まぁそうなるな」
俺は隠し事をしていた訳でもないし、するつもりもない。
だから説明で済むなら今ここで教えて済ませたいとさえ思う。
けど、それは残念ながらできないんだ。
俺はもう昔みたいな過ちを繰り返したくはないから。
つくし達にまで嘘つき扱いされるのはもう……。
「彼方からのお呼ばれきたーッ! なら行きたい! 絶対行く!」
「うん、辿り着けるならね」
「え、なに、彼方っちの家って秘境みたいなところにあるとか!?」
「そういう訳じゃないけど、辿り着けない場合もあるからさ」
「なにそれ……気になるわ。とても気になるわァァァ!」
とはいえつくし達はもう興味津々だ。
モモ先輩に至っては怨霊みたいになってるくらいだし。
一体何が彼女達をここまで焚きつけるのか。
「なら明日行こう! 土曜日だし!」
「え、明日!?」
「いいねぇ、明日はあーしもフリーだし!」
「私もいけるわ……フフフ」
「なら先生も行こう。親御さんにお礼も兼ねた挨拶に行かなければならないしな。それにたしか間宮の家は二つ離れた街だし、行くまでの足が欲しいだろう?」
「さっすが紅先生! 伊達に今日まで彼氏無しで暇なだけの事はあるぅ!」
「黙れェェェ!!!!! わかった、つくしだけは明日徒歩な」
「そんなセッショーな!」
まさか紅先生まで来る事になるとは思わなかったけど、まぁいいか。
それで彼女達の気になる事が解決するならそれで。
とはいえいきなり明日になるとは。
帰ったらちょっと部屋の掃除しておかないとなぁ……。
まだ昼時とはいえさすがに疲れたし、このまま家にまで送迎してもらえるのはとても助かる。
「今日はよくがんばったな、お前達。先生は鼻が高いぞぅ」
「えへへ、まっかせてよ! もうダンジョンなんて怖くないもんね!」
「えぇ~そうは言うけど一番ビビッてたのはつくしじゃない~?」
「そう、スーツも前後逆に着ようとしてたし……ププ」
「あーもーっ! それは内緒にしててよぉー!」
車の中はもうダンジョンの話で大盛り上がりだ。
みんなを上手く誘導できたし、俺としても誇らしい戦いだったと思うよ。
本当なら今後のダンジョンも今回みたいにスムーズになればいいんだけど。
「そうそう、実は前回のお前達の活躍のおかげでな、校長が委員会から感謝の言葉をもらったらしい。なので校長もご機嫌でね、今日この戦いが終わったら~と、ちょっとばかしお小遣いをもぎと――もらってきたんだ」
「「「お小遣い!? 金一封!?」」」
「まったくぅ、お前達はお金の事になるとすぐ本音が出るなー! そんな大層なもの、あのミラーハゲから期待しちゃダメだろう」
紅先生も本音もれてるもれてる!
「お小遣いだからな、三万円程度だ」
「つまり一人頭えーっと、えーっと、八千円くらい!」
「だから分けるとはいって無いだろう! あと私を抜くんじゃない! ……という訳でだ、どうせ昼飯時だからみんなで焼肉でも食べに行こうじゃないか!」
「「「焼肉ゥーーー!」」」
「焼肉、だと……ッ!?」
焼肉……!
親が外食あまり好きじゃないからという理由でもう四年くらい食べていない外食の焼肉をまた!?
というかうち自体があまり牛肉を食べないからほぼほぼ無縁だったのに!
まさかダンジョン部に入る事でそんな恩恵にまで預かれるなんてぇぇぇ!!!
校長先生、あなたって人は……!
俺はもうあなたを「始業式から余計な話をするハゲ」と思うのをよします!
「しかもちょっとお高めな食べ放題の店だ!」
「「「食べ放題きたぁー!」」」
「それでもって最高のコースを選ぶぞーっ!」
「「「紅先生大好きぃーーー!」」」
「ふははは! 人の金で食べる焼肉は美味しいという事を思い知らせてやろう!」
みんなももうよほど嬉しいのか、車内で飛び跳ねんばかりにハイテンションだ。
なんだかダンジョン攻略時より喜んでいるように見えるのは気のせいだろうか。
まぁ俺もどちらかというと焼肉の方が嬉しいけどね!
「そういえばさー彼方」
「ん、なにつくし?」
でも澪奈部長とモモ先輩が騒ぐ中、唐突につくしが声をかけてきた。
しかもなんだかしんみりしたような雰囲気で。切り替え速くない?
「彼方ってさ、どうしてダンジョンであんなうまく立ち回れるの? 普通は怯えたりしてうまく動けないはずなのに」
……どうやら真面目な話だったらしい。
つくしがこんな話題を出した途端、澪奈部長達も静かになってしまったし。
むしろ二人も俺を見つめて来るし、バックミラー越しに紅先生の視線も感じる。
「でも彼方は初回でもすごい活躍してたし、よくわからない動きもしてた。それに今回だって二回目とは思えないくらい指示が的確だった。まるでダンジョンに戦い慣れていて、勝利の方程式っていうのが見えているみたいに」
やっぱりそんなに気になる事だったのか、俺の動きって。
まさかみんなからもこう注目を受けるほどとは思わなかった。
「それに彼方ってゲームとかも知らないって言ってたのに、『魔法』とかそういう言葉にはすごく詳しかったし、魔法の効果だって使っていないのに把握しきってた。それってなんか変だって思うんだ」
「まぁそれは確かに。俺も普段から慣れ親しんでるから意識しなかったしなぁ」
「そこだよねぇ、彼方っちの不思議な所ってばさぁ」
「んふ、つくしもそこに気付いてたのね……」
なるほど、俺の普段の言動からおかしいって思われていた訳か。
別に誤魔化していたつもりはないから仕方ないんだけど。
「気になる! なんで!?」
「えっ!?」
「「なんでー!?」」
「いいっ!? ちょ、近いよ三人とも!?」
するといきなり三人が詰め寄ってきた!?
顔をぎゅーっと伸ばしてこないで!? 怖いから!
「もしかして秘密だとか!?」
「いや別にそういう訳じゃないよ? 教えても構わないけどさ」
「けど?」
「なんて言ったらいいかな、口で説明するのはちょっと難しいんだよね」
「ええーもったいぶらないでよぉ~」
「ち、違うって! そうだな、俺の家までくれば多分わかると思う」
「「そ、それって……!」」
「彼方の家に遊びに行っていいって事ー!?」
「ま、まぁそうなるな」
俺は隠し事をしていた訳でもないし、するつもりもない。
だから説明で済むなら今ここで教えて済ませたいとさえ思う。
けど、それは残念ながらできないんだ。
俺はもう昔みたいな過ちを繰り返したくはないから。
つくし達にまで嘘つき扱いされるのはもう……。
「彼方からのお呼ばれきたーッ! なら行きたい! 絶対行く!」
「うん、辿り着けるならね」
「え、なに、彼方っちの家って秘境みたいなところにあるとか!?」
「そういう訳じゃないけど、辿り着けない場合もあるからさ」
「なにそれ……気になるわ。とても気になるわァァァ!」
とはいえつくし達はもう興味津々だ。
モモ先輩に至っては怨霊みたいになってるくらいだし。
一体何が彼女達をここまで焚きつけるのか。
「なら明日行こう! 土曜日だし!」
「え、明日!?」
「いいねぇ、明日はあーしもフリーだし!」
「私もいけるわ……フフフ」
「なら先生も行こう。親御さんにお礼も兼ねた挨拶に行かなければならないしな。それにたしか間宮の家は二つ離れた街だし、行くまでの足が欲しいだろう?」
「さっすが紅先生! 伊達に今日まで彼氏無しで暇なだけの事はあるぅ!」
「黙れェェェ!!!!! わかった、つくしだけは明日徒歩な」
「そんなセッショーな!」
まさか紅先生まで来る事になるとは思わなかったけど、まぁいいか。
それで彼女達の気になる事が解決するならそれで。
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帰ったらちょっと部屋の掃除しておかないとなぁ……。
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