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第五章
第63話 暗殺者ふたたび(第三者視点)
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「――作戦の伝達は以上だ。相手にはあの〝雑音刈り〟もいる。決して油断するなよ」
ウィーゴがネルルに真実を打ち明けてから二日後の夜。
村の外れの森にて、男が耳に手を当てて独り言を語っていた。
厳密に言えば、彼は通信をしていた。
遠隔通話術法による遠方の仲間との会話だ。
そんな彼の眼は今、村の教会へと向けられている。
教会のステンドグラスからはボヤっとした明かりが映り、今でも中に誰かがいることを暗に示していた。
「では裏切者抹殺作戦を開始する!」
今の掛け声と共に、村の外側各所にて同時に動きが起こる。
彼らが同時に飛び出したのだ。
彼らもまた相当な手練れの暗殺者たち。
〝誰か〟の密命によりウィーゴたちの暗殺のためにやってきた者たちだ。
それ故に動きは慎重かつ手慣れたもの。
その足取りはまるで草木の擦れ音のように静かで気配がほとんど無い。
しかもその数は12。
例えウィーゴたちでも多勢に無勢というほどの人数である。
彼らも馬鹿では無く、確実に勝てる人数を用意したという訳だ。
その中のリーダー格の男が黒装束を纏って農地を走る。
さすが筆頭だけあって誰よりも早く教会へと辿り着きそうに。
「ビジョン、ズールー、最初に接敵するのは俺たちだ。気を引き締めろ!」
そんなリーダー格の男には二人の部下が付いていた。
リーダーの背後を守り、暗殺をサポートするための要員が。
……いた、はずだった。
「どうした、返事は――ッ!?」
だがリーダー格の男が振り向いても、彼らはもういなかったのだ。
先ほどまで背後に付いていたはずが、忽然と姿を消してしまっていたのである。
「なッ!? ま、まさか既に気取られている!? い、いや、だが一切の気配を感じないなどとはっ!?」
このリーダー格の男もウィーゴに引けを取らない実力者。
例え背後を取られたとしても、接近されれば気付けない訳が無い。
それなのになぜか気付けなかった。
そのことがとても信じられず、堪らず動揺して立ち止まってしまう。
撤収? 立て直し?
いや違う。この男はウィーゴほど慎重では無かった。
「……い、いや、この程度のことで引き下がれるものか! なんとしてでも奴らを排除しなければ暗殺者ギルドの名折れ!」
この程度のリスクは想定済み。
だからこそ人数を揃え、確実な成功を目論んだのだ。
それ故にリーダー格の男は再び走り始めた。
その足取りに迷いは無く、あっという間に教会へと辿り着く。
「教会へ到達した。他はどうだ?」
『『『……』』』
「まさか、全滅? ハッ、そんな訳がなかろう……」
壁を背にしつつ通信をするも、返信は無し。
一瞬だけ最悪の可能性を過らせたが、すぐに鼻で笑う。
そんなことある訳ないのだと。
しかし笑う男の顔はひきつっていた。
あり得ない話だが、あり得てしまったかもしれないという不安を拭いきれずにいるのだ。
「やるか? 撤退するか? ……いいや、ここまで来たのなら、せめてあのウィーゴだけでも討ってやる!」
ただ、彼は暗殺者にしては相当な情熱を有していた。
だからこそその不安を強引に払拭するかのように覚悟を滾らせる。
彼にとってウィーゴという存在は超えるべき壁でもあったからこそ。
「痛っ」
「うッ!?」
だがそう覚悟した途端、足元から甲高い声がして驚く。
それで恐る恐る足元を覗き込んだ、のだが。
そんな足のつま先下から、ぽんっと何かが飛び出した。
豆、だった。
月光に晒されて現れたそれはただ自然に揺れ、震えていて。
「ねぇ知ってる?」
「――ッ!?」
「ゴブリンはね、死を覚悟すると脱糞しながら襲い掛かってくるんだって」
「まッ、豆が、喋っ……ッ!?」
すごくどうでもいいことだった。
果てしなくどうでもいいうんちくを語る豆だった。
ただそれが暗殺者の男にどれだけの強い恐怖を感じさせたか。
もはや動揺すら押し殺せず、喉だけを唸らせながら教会へと飛び込ませていた。
「ハァ、ハァ、ハッ!?」
そのまま勢いで走り込む男。
するとそんな男の視界にあのウィーゴたちの姿が。
彼らが全員、ステンドグラスへ向けて跪いて祈りを捧げていたのだ。
「こ、好機ィィィ!」
もはや男に冷静さは欠片も残されていない。
故に祈り続けるウィーゴに向け、気配を殺さずに刃物を構えて突進していく。
しかしその一方で、ウィーゴたちはなお微動だにもしていなくて。
そしてその瞬間、一閃。
暗殺者の刃が蝋燭の灯に当てられ、一筋の軌跡を描く。
「獲ったあッ! 手応えありだあっ!」
堪らず喜びを上げる暗殺者の男。
裏で「ゴトリ」と音を立てて落ちる頭。
その実感は刃を通してしっかりとあった。
だからこそだ。だからこそ彼は堪らずその場で喜びを上げる。
「は、ははは! やった、やったぞ! 俺がやった! あの雑音刈りをこの俺がやってやったんだあっはははははは!!!!!」
男にとってウィーゴはそれほどまでに存在感が大きい相手だった。
暗殺者ギルドにとっても最重要視するほどの実力者だった。
そんな強大な相手を倒せた。
これに喜ばないはずが無い。
「ハハハ、出会いがしらに首切りとはこれまた随分と物騒ですなぁ」
「――えッ!?」
ただその喜びも瞬時に恐怖と絶句へと変わる。
それで振り向けば、首を失った体がモゾモゾと動いているのが見えてしまって。
恐怖で男の顔が引きつっていく。
何が起きているのか微塵もわからなくて。
しかもその体の首断面から何かがグボリと出てきてしまえば唖然もするだろう。
そう、出てきたのはあのマンドラゴラである。
「おかげで吾輩自慢の葉が斬られてしまった。せっかくスタイリッシュにキメていたものを。うぅむ、これはオシオキしなければなりませんなぁ~~~!」
「え? え???」
「さぁでは始めましょうか皆の者! 今宵は賊どもを一網打尽にする時ですぞぉ!」
「あ、あああ、ああああああああああああ!!!!???」
マンドラゴラのこの一言で、さっきまで祈っていた他五人の体が動き出す。
しかも無表情のまま、人とは思えないような「ギギギ」としたぎこちない動きで。
きっと暗殺者にとってはもはやこれ以上無いホラーだったに違いない。
なにせ直後に打ちあがった悲鳴は、とてもこの世の物とは思えないほどの恐怖の叫びだったのだから。
そんな叫びを遠くの建物から眺める二人と二匹の姿があった。
ネルルとチッパー、そしてミネッタとファズである。
「容赦ねぇなぁあのマンドラゴラ……あれだけの暗殺者を一網打尽って」
「彼らの存在そのものが意味不明ですからね、暗殺者にとってこれ以上無い恐ろしい相手だと思いますよ。なにせ野菜なので気配がほぼ無い訳ですし」
彼女たちは実に気楽そう。
まるでバカンスを楽しんでいるかの如く、椅子に座りながらグラスを傾けている。
「急遽六人分の人形作れって言われた時は焦ったもんだぜ」
「でもおかげで計画は成功ですっ♪ さすがチッパーさん、いい仕事してましたねぇ」
それもそのはず。
今回の防衛計画による被害者はゼロ、斬られたのはチッパー製の人形に過ぎないのだから。
敵の人数が多いことは最初からわかっていた。
そしてその人数での突貫はベジタブリアルナイツでも防ぎきれる確証は無かった。
だからこっそりとフェイクを用意しておいたのだ。
あくまでも犠牲者を出さないように保険として。
「よくわかんないけど、問題は解決したってことでいいの?」
「ええ。きっと明日から敬虔な信徒がもっと増えることでしょう」
「なんかやることがもう洗脳みたいじゃね?」
「いえいえ、これは選別ですよ。聖なる力を受け入れられない邪悪な者は自滅するのみ。つまり、ウィーゴさんたちには元から聖力を受け止められる素養があったのです」
ネルルがウィーゴたちを守りたかった主な理由がまさにこれだった。
例えウィーゴたちが元犯罪者でも、心から更生出来る可能性のある人物だったからこそ。
そんな可能性を秘めた者達にまで裁きを与える必要は無い。
これが元聖女である彼女なりの優しさであり、信念・信条なのである。
ウィーゴがネルルに真実を打ち明けてから二日後の夜。
村の外れの森にて、男が耳に手を当てて独り言を語っていた。
厳密に言えば、彼は通信をしていた。
遠隔通話術法による遠方の仲間との会話だ。
そんな彼の眼は今、村の教会へと向けられている。
教会のステンドグラスからはボヤっとした明かりが映り、今でも中に誰かがいることを暗に示していた。
「では裏切者抹殺作戦を開始する!」
今の掛け声と共に、村の外側各所にて同時に動きが起こる。
彼らが同時に飛び出したのだ。
彼らもまた相当な手練れの暗殺者たち。
〝誰か〟の密命によりウィーゴたちの暗殺のためにやってきた者たちだ。
それ故に動きは慎重かつ手慣れたもの。
その足取りはまるで草木の擦れ音のように静かで気配がほとんど無い。
しかもその数は12。
例えウィーゴたちでも多勢に無勢というほどの人数である。
彼らも馬鹿では無く、確実に勝てる人数を用意したという訳だ。
その中のリーダー格の男が黒装束を纏って農地を走る。
さすが筆頭だけあって誰よりも早く教会へと辿り着きそうに。
「ビジョン、ズールー、最初に接敵するのは俺たちだ。気を引き締めろ!」
そんなリーダー格の男には二人の部下が付いていた。
リーダーの背後を守り、暗殺をサポートするための要員が。
……いた、はずだった。
「どうした、返事は――ッ!?」
だがリーダー格の男が振り向いても、彼らはもういなかったのだ。
先ほどまで背後に付いていたはずが、忽然と姿を消してしまっていたのである。
「なッ!? ま、まさか既に気取られている!? い、いや、だが一切の気配を感じないなどとはっ!?」
このリーダー格の男もウィーゴに引けを取らない実力者。
例え背後を取られたとしても、接近されれば気付けない訳が無い。
それなのになぜか気付けなかった。
そのことがとても信じられず、堪らず動揺して立ち止まってしまう。
撤収? 立て直し?
いや違う。この男はウィーゴほど慎重では無かった。
「……い、いや、この程度のことで引き下がれるものか! なんとしてでも奴らを排除しなければ暗殺者ギルドの名折れ!」
この程度のリスクは想定済み。
だからこそ人数を揃え、確実な成功を目論んだのだ。
それ故にリーダー格の男は再び走り始めた。
その足取りに迷いは無く、あっという間に教会へと辿り着く。
「教会へ到達した。他はどうだ?」
『『『……』』』
「まさか、全滅? ハッ、そんな訳がなかろう……」
壁を背にしつつ通信をするも、返信は無し。
一瞬だけ最悪の可能性を過らせたが、すぐに鼻で笑う。
そんなことある訳ないのだと。
しかし笑う男の顔はひきつっていた。
あり得ない話だが、あり得てしまったかもしれないという不安を拭いきれずにいるのだ。
「やるか? 撤退するか? ……いいや、ここまで来たのなら、せめてあのウィーゴだけでも討ってやる!」
ただ、彼は暗殺者にしては相当な情熱を有していた。
だからこそその不安を強引に払拭するかのように覚悟を滾らせる。
彼にとってウィーゴという存在は超えるべき壁でもあったからこそ。
「痛っ」
「うッ!?」
だがそう覚悟した途端、足元から甲高い声がして驚く。
それで恐る恐る足元を覗き込んだ、のだが。
そんな足のつま先下から、ぽんっと何かが飛び出した。
豆、だった。
月光に晒されて現れたそれはただ自然に揺れ、震えていて。
「ねぇ知ってる?」
「――ッ!?」
「ゴブリンはね、死を覚悟すると脱糞しながら襲い掛かってくるんだって」
「まッ、豆が、喋っ……ッ!?」
すごくどうでもいいことだった。
果てしなくどうでもいいうんちくを語る豆だった。
ただそれが暗殺者の男にどれだけの強い恐怖を感じさせたか。
もはや動揺すら押し殺せず、喉だけを唸らせながら教会へと飛び込ませていた。
「ハァ、ハァ、ハッ!?」
そのまま勢いで走り込む男。
するとそんな男の視界にあのウィーゴたちの姿が。
彼らが全員、ステンドグラスへ向けて跪いて祈りを捧げていたのだ。
「こ、好機ィィィ!」
もはや男に冷静さは欠片も残されていない。
故に祈り続けるウィーゴに向け、気配を殺さずに刃物を構えて突進していく。
しかしその一方で、ウィーゴたちはなお微動だにもしていなくて。
そしてその瞬間、一閃。
暗殺者の刃が蝋燭の灯に当てられ、一筋の軌跡を描く。
「獲ったあッ! 手応えありだあっ!」
堪らず喜びを上げる暗殺者の男。
裏で「ゴトリ」と音を立てて落ちる頭。
その実感は刃を通してしっかりとあった。
だからこそだ。だからこそ彼は堪らずその場で喜びを上げる。
「は、ははは! やった、やったぞ! 俺がやった! あの雑音刈りをこの俺がやってやったんだあっはははははは!!!!!」
男にとってウィーゴはそれほどまでに存在感が大きい相手だった。
暗殺者ギルドにとっても最重要視するほどの実力者だった。
そんな強大な相手を倒せた。
これに喜ばないはずが無い。
「ハハハ、出会いがしらに首切りとはこれまた随分と物騒ですなぁ」
「――えッ!?」
ただその喜びも瞬時に恐怖と絶句へと変わる。
それで振り向けば、首を失った体がモゾモゾと動いているのが見えてしまって。
恐怖で男の顔が引きつっていく。
何が起きているのか微塵もわからなくて。
しかもその体の首断面から何かがグボリと出てきてしまえば唖然もするだろう。
そう、出てきたのはあのマンドラゴラである。
「おかげで吾輩自慢の葉が斬られてしまった。せっかくスタイリッシュにキメていたものを。うぅむ、これはオシオキしなければなりませんなぁ~~~!」
「え? え???」
「さぁでは始めましょうか皆の者! 今宵は賊どもを一網打尽にする時ですぞぉ!」
「あ、あああ、ああああああああああああ!!!!???」
マンドラゴラのこの一言で、さっきまで祈っていた他五人の体が動き出す。
しかも無表情のまま、人とは思えないような「ギギギ」としたぎこちない動きで。
きっと暗殺者にとってはもはやこれ以上無いホラーだったに違いない。
なにせ直後に打ちあがった悲鳴は、とてもこの世の物とは思えないほどの恐怖の叫びだったのだから。
そんな叫びを遠くの建物から眺める二人と二匹の姿があった。
ネルルとチッパー、そしてミネッタとファズである。
「容赦ねぇなぁあのマンドラゴラ……あれだけの暗殺者を一網打尽って」
「彼らの存在そのものが意味不明ですからね、暗殺者にとってこれ以上無い恐ろしい相手だと思いますよ。なにせ野菜なので気配がほぼ無い訳ですし」
彼女たちは実に気楽そう。
まるでバカンスを楽しんでいるかの如く、椅子に座りながらグラスを傾けている。
「急遽六人分の人形作れって言われた時は焦ったもんだぜ」
「でもおかげで計画は成功ですっ♪ さすがチッパーさん、いい仕事してましたねぇ」
それもそのはず。
今回の防衛計画による被害者はゼロ、斬られたのはチッパー製の人形に過ぎないのだから。
敵の人数が多いことは最初からわかっていた。
そしてその人数での突貫はベジタブリアルナイツでも防ぎきれる確証は無かった。
だからこっそりとフェイクを用意しておいたのだ。
あくまでも犠牲者を出さないように保険として。
「よくわかんないけど、問題は解決したってことでいいの?」
「ええ。きっと明日から敬虔な信徒がもっと増えることでしょう」
「なんかやることがもう洗脳みたいじゃね?」
「いえいえ、これは選別ですよ。聖なる力を受け入れられない邪悪な者は自滅するのみ。つまり、ウィーゴさんたちには元から聖力を受け止められる素養があったのです」
ネルルがウィーゴたちを守りたかった主な理由がまさにこれだった。
例えウィーゴたちが元犯罪者でも、心から更生出来る可能性のある人物だったからこそ。
そんな可能性を秘めた者達にまで裁きを与える必要は無い。
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