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第五章
第59話 守護者に課せられた使命(第三者視点)
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彼は空を見上げていた。
魔兎たちがせわしなく歩き回る畑の傍らで、ただボーっとしながらに。
何もすることの無い自由な今。
主からの命令も無く、思うがままに在ることを許された今。
それでも彼にとっては、ここにいることこそが役割だった。
「あの、グモン様」
「ぐもん?」
「新しい足場を用意したので、それを運んでいただきたいのですが」
「ぐもんぐもーん」
しかし時折、こうして助けを求められる。
そう頼られることが大好きな彼は喜んで引き受けた。
木材で作られた足場は簡易的な車輪付き。
それでも魔兎たちにとってはとても大きくて、大勢で運ばないといけない。
そんな時にこそ力持ちな彼の存在は大いに役立ってくれる。
だからこの関係は双方にとってWIN-WINの間柄。
彼の真意がわからなくとも、魔兎たちからの感謝は絶えない。
「おっ、今日も足場運びか。ごくろーさん!」
「ぐもーん」
そうして魔兎たちの依頼をこなすと、チッパーが駆けてやってくる。
足場の設計は当然ながらチッパーによるもの。故にその出来を手で触って確かめては自らうっとりする。
そのナルシーな様子に、彼は毎度のことながら呆れるばかり。
「改良するたびに完璧に近づいていくって実感しているぜ。フッ」
「ぐもぉ~ん……」
「そうかそうか、お前もそう思うか! ナーッハッハハ!」
こう勝手に彼の意思を解釈するのはいつものこと。
自慢げに「タシタシ」と彼の脚を叩くと、勝手に納得して去っていく。
もはやいつものことなので、彼ももう返す言葉もない。返せないけれども。
「あれはチッパーなのかナ? ってことは足場35号が完成したんかいね?」
「ぐもー」
チッパーを見送って立ち尽くしていると、後ろからツブレがやってくる。
しかもこう聞かれたものだから、彼は得意げになって、硬い指で運んだ足場をツンツンと突いた。
途端に揺れる足場。
その上で慌てふためく魔兎たち。
そうするとツブレがスッと自らの身を寄せて足場を抑え、揺れを止めてくれた。
「あ、危なかったんだナ……!」
「ぐ、ぐもーん……」
「足場壊したらチッパーにも怒られるし、気を付けるんだナー」
でもツブレは怒ることもなく、鼻先で彼の頭頂部をツンと突いて励まそうとする。
彼にもその意図は伝わったようで、家の方へと歩いていくのを両手を振って見送った。
しかしその手を降ろす様子は寂しげだ。
こうやって身振りを見せても、ツブレにちゃんと意図が伝わったかどうか不安だったから。
……生物ではない彼にもそういった感情がある。
ただ喋れないだけで、人並みにはしっかりと。
だから不安にもなるし、悲しくもなる。
自分が本当にネルルの家族となれているのか、という不安さえ未だあるのだ。
畑が大きくなったからというものの、ネルルからは何も言われなくなった。
勝手に脅威を排除しているから伝えたいということが無いのだろう。
だけどそれは彼にとっては何よりも大きい不安要素だったのだ。
もう自分は不要なのではないか、そう思えてならないくらいに。
「おや、グモンさんは今日も日向ぼっこですか?」
「ぐもっ!?」
そう黄昏れていると、まさかのネルル本人の登場。
これに驚くも、彼は心配させまいと両手を元気良く振り上げる。
「ふふっ、そうですか。時々魔兎さんたちの役にも立ってくれているみたいですし、わたくしとしても嬉しい限りですっ! これからも皆さんの助けになってあげてくださいね」
「ぐも!」
本当なら「私は貴方の役に立ちたい」と言いたかった。
本当なら「私は貴方の役に立てていますか?」と問い質したかった。
しかしそう言ったつもりでも、ネルルは笑って返すだけで。
「ちゃんとあなたの言葉がわかればいいんですけどね。ちゃんとお話が出来ればどれだけ良かったか」
「ぐも!」
彼は今、「私も貴方とお話したい!」と答えたはずだった。
ただその言葉も虚しく、ネルルは優しく手を振って踵を返す。
彼はそんな彼女を、手を差し出しながらも引き留めることは出来なくて。
「ぐも……」
自由なんて欲しくは無い。
欲しいのは言葉だった。
そんな葛藤が彼の心をぐちゃぐちゃにしていく。
どうして言葉をくれなかったのかと、創造した者たちを恨んでしまうほどに。
「お悩みのようですな、グモン殿」
「ぐもっ!?」
そんな時、彼の傍にマンドラゴラが腕を腰裏に回しながらやってくる。
彼の意思を読み取れる数少ない話し相手だ。
「しかし悩む必要はありませぬよ。貴方はただ囚われているだけに過ぎないのですから」
「ぐもん……?」
「そう、貴殿はなにも主様のために尽くす必要は無いのですよ?」
しかし今回ばかりは何を言っているのか彼には理解できない。
自身が存在しているのは主のためだと信じているからだ。
そしてそれはマンドラゴラさえ知っている事実なはずで。
「貴殿は少し主様に固執し過ぎるのです。もう少し自我を持った方がよろしい」
「ぐも?」
「何もすることがないなら、自ら行動することも大事ということです。そうしなければ貴殿はいつまでもあの方に扱われるだけの道具となりましょう」
「ぐもん!」
「道具ではない? 本当にそう言い切れますか? 使われることだけを望む貴殿に」
「ぐ、ぐも……」
例え意思を持っていても決して口が回るという訳ではなく、マンドラゴラのように饒舌多弁な相手にはどうしても敵わない。
ただ皮肉にも、言われた意味だけは理解できてしまった。
自分は道具。
その扱いを受け入れているのは他でもない自分自身なのだと。
「……何を拘っているのです? 貴殿には貴殿の意思があるのでしょう?」
「ぐ、ぐも……」
「それでしたら貴殿が望むようにすれば良いのです。主様のことも今は忘れ、自由を生き、自分なりの目標を探すなどでね」
「ッ!?」
「大丈夫。きっと主様は許してくださいます。あの御方がお優しいのは貴殿も良く知っているでしょう?」
このマンドラゴラの言葉は彼にとってまさに青天の霹靂だった。
何も無い空虚な心に、不安を切り裂く稲妻が劈く――それほどの衝撃だったのだ。
「自由を楽しみなさい。それがきっといずれは主様のためとなるでしょう」
「ぐも!」
そう気付いたらもう行動は早かった。
彼は一目だけ家を眺めると、決心したかのように力強く踵を返す。
その背中にはもう、先ほどまでの不安なんてどこにも見当たらない。
〝自分の新しい人生を、自分なりに探す。
そしてその生き方を得てから再び主の下へと参じよう〟
そんな新しい目標得て彼は旅立った。
〝グモン〟という主から頂いた名をただの道具としないために。
「そうです。それでいい。それこそがきっと貴殿のためになるでしょう。フフフ」
だがその背後で卑しく笑う者に、彼が気付くことは決して無かった。
魔兎たちがせわしなく歩き回る畑の傍らで、ただボーっとしながらに。
何もすることの無い自由な今。
主からの命令も無く、思うがままに在ることを許された今。
それでも彼にとっては、ここにいることこそが役割だった。
「あの、グモン様」
「ぐもん?」
「新しい足場を用意したので、それを運んでいただきたいのですが」
「ぐもんぐもーん」
しかし時折、こうして助けを求められる。
そう頼られることが大好きな彼は喜んで引き受けた。
木材で作られた足場は簡易的な車輪付き。
それでも魔兎たちにとってはとても大きくて、大勢で運ばないといけない。
そんな時にこそ力持ちな彼の存在は大いに役立ってくれる。
だからこの関係は双方にとってWIN-WINの間柄。
彼の真意がわからなくとも、魔兎たちからの感謝は絶えない。
「おっ、今日も足場運びか。ごくろーさん!」
「ぐもーん」
そうして魔兎たちの依頼をこなすと、チッパーが駆けてやってくる。
足場の設計は当然ながらチッパーによるもの。故にその出来を手で触って確かめては自らうっとりする。
そのナルシーな様子に、彼は毎度のことながら呆れるばかり。
「改良するたびに完璧に近づいていくって実感しているぜ。フッ」
「ぐもぉ~ん……」
「そうかそうか、お前もそう思うか! ナーッハッハハ!」
こう勝手に彼の意思を解釈するのはいつものこと。
自慢げに「タシタシ」と彼の脚を叩くと、勝手に納得して去っていく。
もはやいつものことなので、彼ももう返す言葉もない。返せないけれども。
「あれはチッパーなのかナ? ってことは足場35号が完成したんかいね?」
「ぐもー」
チッパーを見送って立ち尽くしていると、後ろからツブレがやってくる。
しかもこう聞かれたものだから、彼は得意げになって、硬い指で運んだ足場をツンツンと突いた。
途端に揺れる足場。
その上で慌てふためく魔兎たち。
そうするとツブレがスッと自らの身を寄せて足場を抑え、揺れを止めてくれた。
「あ、危なかったんだナ……!」
「ぐ、ぐもーん……」
「足場壊したらチッパーにも怒られるし、気を付けるんだナー」
でもツブレは怒ることもなく、鼻先で彼の頭頂部をツンと突いて励まそうとする。
彼にもその意図は伝わったようで、家の方へと歩いていくのを両手を振って見送った。
しかしその手を降ろす様子は寂しげだ。
こうやって身振りを見せても、ツブレにちゃんと意図が伝わったかどうか不安だったから。
……生物ではない彼にもそういった感情がある。
ただ喋れないだけで、人並みにはしっかりと。
だから不安にもなるし、悲しくもなる。
自分が本当にネルルの家族となれているのか、という不安さえ未だあるのだ。
畑が大きくなったからというものの、ネルルからは何も言われなくなった。
勝手に脅威を排除しているから伝えたいということが無いのだろう。
だけどそれは彼にとっては何よりも大きい不安要素だったのだ。
もう自分は不要なのではないか、そう思えてならないくらいに。
「おや、グモンさんは今日も日向ぼっこですか?」
「ぐもっ!?」
そう黄昏れていると、まさかのネルル本人の登場。
これに驚くも、彼は心配させまいと両手を元気良く振り上げる。
「ふふっ、そうですか。時々魔兎さんたちの役にも立ってくれているみたいですし、わたくしとしても嬉しい限りですっ! これからも皆さんの助けになってあげてくださいね」
「ぐも!」
本当なら「私は貴方の役に立ちたい」と言いたかった。
本当なら「私は貴方の役に立てていますか?」と問い質したかった。
しかしそう言ったつもりでも、ネルルは笑って返すだけで。
「ちゃんとあなたの言葉がわかればいいんですけどね。ちゃんとお話が出来ればどれだけ良かったか」
「ぐも!」
彼は今、「私も貴方とお話したい!」と答えたはずだった。
ただその言葉も虚しく、ネルルは優しく手を振って踵を返す。
彼はそんな彼女を、手を差し出しながらも引き留めることは出来なくて。
「ぐも……」
自由なんて欲しくは無い。
欲しいのは言葉だった。
そんな葛藤が彼の心をぐちゃぐちゃにしていく。
どうして言葉をくれなかったのかと、創造した者たちを恨んでしまうほどに。
「お悩みのようですな、グモン殿」
「ぐもっ!?」
そんな時、彼の傍にマンドラゴラが腕を腰裏に回しながらやってくる。
彼の意思を読み取れる数少ない話し相手だ。
「しかし悩む必要はありませぬよ。貴方はただ囚われているだけに過ぎないのですから」
「ぐもん……?」
「そう、貴殿はなにも主様のために尽くす必要は無いのですよ?」
しかし今回ばかりは何を言っているのか彼には理解できない。
自身が存在しているのは主のためだと信じているからだ。
そしてそれはマンドラゴラさえ知っている事実なはずで。
「貴殿は少し主様に固執し過ぎるのです。もう少し自我を持った方がよろしい」
「ぐも?」
「何もすることがないなら、自ら行動することも大事ということです。そうしなければ貴殿はいつまでもあの方に扱われるだけの道具となりましょう」
「ぐもん!」
「道具ではない? 本当にそう言い切れますか? 使われることだけを望む貴殿に」
「ぐ、ぐも……」
例え意思を持っていても決して口が回るという訳ではなく、マンドラゴラのように饒舌多弁な相手にはどうしても敵わない。
ただ皮肉にも、言われた意味だけは理解できてしまった。
自分は道具。
その扱いを受け入れているのは他でもない自分自身なのだと。
「……何を拘っているのです? 貴殿には貴殿の意思があるのでしょう?」
「ぐ、ぐも……」
「それでしたら貴殿が望むようにすれば良いのです。主様のことも今は忘れ、自由を生き、自分なりの目標を探すなどでね」
「ッ!?」
「大丈夫。きっと主様は許してくださいます。あの御方がお優しいのは貴殿も良く知っているでしょう?」
このマンドラゴラの言葉は彼にとってまさに青天の霹靂だった。
何も無い空虚な心に、不安を切り裂く稲妻が劈く――それほどの衝撃だったのだ。
「自由を楽しみなさい。それがきっといずれは主様のためとなるでしょう」
「ぐも!」
そう気付いたらもう行動は早かった。
彼は一目だけ家を眺めると、決心したかのように力強く踵を返す。
その背中にはもう、先ほどまでの不安なんてどこにも見当たらない。
〝自分の新しい人生を、自分なりに探す。
そしてその生き方を得てから再び主の下へと参じよう〟
そんな新しい目標得て彼は旅立った。
〝グモン〟という主から頂いた名をただの道具としないために。
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