55 / 65
第四章
第54話 久しぶりの故郷を包む異変(ミネッタ視点)
しおりを挟む
「まただ、また馬車がすれ違った。こんなに人が往来するなんてどうなっているの……?」
これでもう合計七台目。
村に近づくにつれて馬車の来る間隔が狭まっている気がする。
以前なら便は一日に一台来ればいい方だった。
それだけ辺境だし特徴的って訳でも無かったから。
強いて言うならお父さんの利権目的での発展計画があったくらいのはず。
でもそのお父さんももういない。
だったらどうして?
「もう嫌な予感しかしないんだよねぇ……」
無い頭で考えてもわからないことはわかっているつもり。
だけどこれじゃあ不安も大きくなるばかりだ。
「やっぱ例の魔物のせいなんじゃないか? 何か問題起こしてるとか」
「ちょっとファズ君、縁起でもないこと言わないでよ! あの子はそんなんじゃないって何度も言ってるじゃん!」
「じょ、冗談だよ、だから怒るなって……」
おまけに何故か付いてくることになったファズ君がこの調子だからますます不安。
ジェイルさんの命令で派遣されることになったらしいけど、彼は彼で魔物が嫌いだからなぁ。
「なんにせよ村まで着かなきゃ真相はわかんねーって。それにもうすぐ着くんだし、今は落ち着こうぜ?」
「う、うん、そうだね……ごめん」
……二ヶ月ぶりの帰郷だし、ちょっと焦っていたのかもしれない。
ファズ君の言う通りだ。反省しなきゃ。
そう自分を戒めて大人しく静かに待つことに。
そうしてウトウトとし始めた頃、ふと通り過ぎた物に気付く。
「あっ! あの標識って……!」
「お、最寄りの標識じゃんか。やっと着いたみたいだな――って、おいミネッタ!?」
そんな物に気付いたらもう勢いで荷台から飛び出していた。
既に我慢の限界だったし、後は走った方がずっと速いと思ったから。
「やっと着いたーっ! 皆、何があったの――」
そのおかげで馬車よりもずっと早く到着!
そして勢いのままに周囲を見回してみた、のだけど。
「えっ……」
村の素朴な雰囲気は変わらない。
だけどなんだかすごく妙な活気を感じる。
なんなの、これ……?
「お、ミネッタちゃんじゃあないか。もう帰って来たのかい?」
「あ、サムさん、今日も門番お疲れ――ってええええええ!!!!????」
そう佇んでいたら門番のサムさんの声が聞こえてきたから振り向いたのだけど。
でもその先には私のまったく知らない人が立っていた。
「だ、誰ですか!?」
「ははは、またまた冗談を。サムだよ、サム=アジムおじさんの顔を忘れたのかい?」
「ううん違う! サムおじさんはこんなスレンダーなイケオジじゃなかったよ! サムさんは髭モジャで中年太りでズドゥゥゥンって感じだったはず!」
「そ、そんな目で俺を見てたのかい!? ちょっとショックだなぁ……」
つい本当のことを言ったらイケオジさんがショックでうずくまってしまった。
まさかこの人、本当にサムさんなの?
「おやおや、ミネッタちゃん帰って来たのかい。こりゃ盛大に祝わないとねぇ」
「あ、ステラさん! 良い所に――って誰だァーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!」
ご近所のステラさんも来たと思ったら、やっぱり知らない人だった!
腰のくびれがキュッとした美魔女が立ってる!
「あらあらミネッタちゃんどうしてそんなに驚いちゃってるのぉ? もしかして私の大人の美貌に今さら気付いちゃった?」
「いやいや、美貌も何も別人ですよね? 二ヶ月前はボヨヨンってしてましたよね!?」
「ウフフフフそんな大昔のことは忘れたわぁアナタも忘れなさい?」
「は、はい……」
またハッキリと言ったらステラさんに笑顔で怖い目を向けられてしまった。
ちょっと調子に乗り過ぎましたごめんなさい。
……でも本当に何か変だ。
ファズ君もやって来た途端に目をぱっちりさせて驚いているし。
ダメだ、このまま驚いているだけじゃ本当に何もわからない。
今起きていることを受け入れて二人に事情を聞かないと!
「あ、あの、本当に何が起きたんですか?」
「あぁ、村の変化に気付くのも無理はないわね。なにせこの一ヵ月で村の状況がとっても変わったんですもの」
「これも全てあのネコチャンのおかげだなぁ! あっはははは!」
「え……」
待って、どういうこと?
ネルルちゃんが村の変化と何か関わってるってことなの?
本当に何があった!?
交遊が増えたのは嬉しいことだけどなんか方向性がおかしくない!?
「この村、明らかに何かがおかしいぜ!? やっぱ魔物が絡むとロクなことがねぇ……!」
「待ってよファズ君、そんなことまだ決まった訳じゃ――」
この状況を前にして、武器を手に取り身構えるファズ君。
兵士としての勘がそう警戒させているのかもしれない。
けど直後、そのファズ君の頬をサムおじさんが全身全霊で殴りつけていた。
「うっげえーーーーーーー!?!?!?」
「こンのぉ大馬鹿野郎があッ!!! ネコチャンがどれだけこの村に恩恵を与えてくれているかもわからねぇ親不孝のクソガキが能書き垂れてんじゃねぇぞおッッッ!!!!!」
あまりの威力に、鎧を着たファズ君が吹っ飛んで地面に転がされてしまった。
サムおじさん、見た目だけじゃなく力も丸かった頃よりかなり上がってる……!
そしてこのキレっぷり。
ものすごく身を奮わせて……これ、本当に怒っているんだ。
「そうよファズ君、今のは聞き捨てならないわね。この二ヵ月であの子がどれだけこのテリック村に尽くしてくれたのか知らないのによく言えたものだわ」
「え? え?」
「あの子のおかげでなぁ、老い先短かったあのドネウ爺さんが今では元気に毎朝ランニングしてんだぞ!? それがどれだけすげえことかわかってんのかぁ!?」
「え、ウソ!? あのドネウお爺ちゃんがランニング!? いつも杖突いて歩いていたあのお爺ちゃんが!?」
「嘘だろ……!?」
「あの人だけじゃねぇ。村人全員がその恩恵を受けてるし、なんなら今や村の外にまで出荷してる。それだけのことをしてるってことだ」
「もしかして二人が若返って見えるのって……」
「そうよ、それもすべてネコチャンが育ててくれたこの野菜たちのおかげなの」
するとステラおばさんが持っていた大根を自慢げに掲げて見せてくれた。
でも大根って言うには少しオレンジ色っぽくて変な感じだ。
「ハハハ、吾輩を掲げるよりも実食してもらった方がいいってものだよマドモアゼル」
「「大根がしゃべった!?」」
「ええそうねマンドラゴラさん。その方が身に染みてわかるってものよね」
「「しかも普通に受け入れている!?」」
本当はすごいことなのかも知れないけど、情報がこれだけだとやっぱり怪しい。
ファズ君みたいに疑いたくはないけど疑わざるを得ないよ。
……こうなったらネルルちゃんに直接ワケを聞かないと。
あの子が悪いことを企てるとは思えないけど、きっと何か事情があるはずだから。
そう思い立ち、決意するままに山を見上げる。
しかし奇しくもそのおかげで、ただの村娘だった以前よりもずっと心が強くなっているのだと実感することが出来たんだ。
これでもう合計七台目。
村に近づくにつれて馬車の来る間隔が狭まっている気がする。
以前なら便は一日に一台来ればいい方だった。
それだけ辺境だし特徴的って訳でも無かったから。
強いて言うならお父さんの利権目的での発展計画があったくらいのはず。
でもそのお父さんももういない。
だったらどうして?
「もう嫌な予感しかしないんだよねぇ……」
無い頭で考えてもわからないことはわかっているつもり。
だけどこれじゃあ不安も大きくなるばかりだ。
「やっぱ例の魔物のせいなんじゃないか? 何か問題起こしてるとか」
「ちょっとファズ君、縁起でもないこと言わないでよ! あの子はそんなんじゃないって何度も言ってるじゃん!」
「じょ、冗談だよ、だから怒るなって……」
おまけに何故か付いてくることになったファズ君がこの調子だからますます不安。
ジェイルさんの命令で派遣されることになったらしいけど、彼は彼で魔物が嫌いだからなぁ。
「なんにせよ村まで着かなきゃ真相はわかんねーって。それにもうすぐ着くんだし、今は落ち着こうぜ?」
「う、うん、そうだね……ごめん」
……二ヶ月ぶりの帰郷だし、ちょっと焦っていたのかもしれない。
ファズ君の言う通りだ。反省しなきゃ。
そう自分を戒めて大人しく静かに待つことに。
そうしてウトウトとし始めた頃、ふと通り過ぎた物に気付く。
「あっ! あの標識って……!」
「お、最寄りの標識じゃんか。やっと着いたみたいだな――って、おいミネッタ!?」
そんな物に気付いたらもう勢いで荷台から飛び出していた。
既に我慢の限界だったし、後は走った方がずっと速いと思ったから。
「やっと着いたーっ! 皆、何があったの――」
そのおかげで馬車よりもずっと早く到着!
そして勢いのままに周囲を見回してみた、のだけど。
「えっ……」
村の素朴な雰囲気は変わらない。
だけどなんだかすごく妙な活気を感じる。
なんなの、これ……?
「お、ミネッタちゃんじゃあないか。もう帰って来たのかい?」
「あ、サムさん、今日も門番お疲れ――ってええええええ!!!!????」
そう佇んでいたら門番のサムさんの声が聞こえてきたから振り向いたのだけど。
でもその先には私のまったく知らない人が立っていた。
「だ、誰ですか!?」
「ははは、またまた冗談を。サムだよ、サム=アジムおじさんの顔を忘れたのかい?」
「ううん違う! サムおじさんはこんなスレンダーなイケオジじゃなかったよ! サムさんは髭モジャで中年太りでズドゥゥゥンって感じだったはず!」
「そ、そんな目で俺を見てたのかい!? ちょっとショックだなぁ……」
つい本当のことを言ったらイケオジさんがショックでうずくまってしまった。
まさかこの人、本当にサムさんなの?
「おやおや、ミネッタちゃん帰って来たのかい。こりゃ盛大に祝わないとねぇ」
「あ、ステラさん! 良い所に――って誰だァーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!」
ご近所のステラさんも来たと思ったら、やっぱり知らない人だった!
腰のくびれがキュッとした美魔女が立ってる!
「あらあらミネッタちゃんどうしてそんなに驚いちゃってるのぉ? もしかして私の大人の美貌に今さら気付いちゃった?」
「いやいや、美貌も何も別人ですよね? 二ヶ月前はボヨヨンってしてましたよね!?」
「ウフフフフそんな大昔のことは忘れたわぁアナタも忘れなさい?」
「は、はい……」
またハッキリと言ったらステラさんに笑顔で怖い目を向けられてしまった。
ちょっと調子に乗り過ぎましたごめんなさい。
……でも本当に何か変だ。
ファズ君もやって来た途端に目をぱっちりさせて驚いているし。
ダメだ、このまま驚いているだけじゃ本当に何もわからない。
今起きていることを受け入れて二人に事情を聞かないと!
「あ、あの、本当に何が起きたんですか?」
「あぁ、村の変化に気付くのも無理はないわね。なにせこの一ヵ月で村の状況がとっても変わったんですもの」
「これも全てあのネコチャンのおかげだなぁ! あっはははは!」
「え……」
待って、どういうこと?
ネルルちゃんが村の変化と何か関わってるってことなの?
本当に何があった!?
交遊が増えたのは嬉しいことだけどなんか方向性がおかしくない!?
「この村、明らかに何かがおかしいぜ!? やっぱ魔物が絡むとロクなことがねぇ……!」
「待ってよファズ君、そんなことまだ決まった訳じゃ――」
この状況を前にして、武器を手に取り身構えるファズ君。
兵士としての勘がそう警戒させているのかもしれない。
けど直後、そのファズ君の頬をサムおじさんが全身全霊で殴りつけていた。
「うっげえーーーーーーー!?!?!?」
「こンのぉ大馬鹿野郎があッ!!! ネコチャンがどれだけこの村に恩恵を与えてくれているかもわからねぇ親不孝のクソガキが能書き垂れてんじゃねぇぞおッッッ!!!!!」
あまりの威力に、鎧を着たファズ君が吹っ飛んで地面に転がされてしまった。
サムおじさん、見た目だけじゃなく力も丸かった頃よりかなり上がってる……!
そしてこのキレっぷり。
ものすごく身を奮わせて……これ、本当に怒っているんだ。
「そうよファズ君、今のは聞き捨てならないわね。この二ヵ月であの子がどれだけこのテリック村に尽くしてくれたのか知らないのによく言えたものだわ」
「え? え?」
「あの子のおかげでなぁ、老い先短かったあのドネウ爺さんが今では元気に毎朝ランニングしてんだぞ!? それがどれだけすげえことかわかってんのかぁ!?」
「え、ウソ!? あのドネウお爺ちゃんがランニング!? いつも杖突いて歩いていたあのお爺ちゃんが!?」
「嘘だろ……!?」
「あの人だけじゃねぇ。村人全員がその恩恵を受けてるし、なんなら今や村の外にまで出荷してる。それだけのことをしてるってことだ」
「もしかして二人が若返って見えるのって……」
「そうよ、それもすべてネコチャンが育ててくれたこの野菜たちのおかげなの」
するとステラおばさんが持っていた大根を自慢げに掲げて見せてくれた。
でも大根って言うには少しオレンジ色っぽくて変な感じだ。
「ハハハ、吾輩を掲げるよりも実食してもらった方がいいってものだよマドモアゼル」
「「大根がしゃべった!?」」
「ええそうねマンドラゴラさん。その方が身に染みてわかるってものよね」
「「しかも普通に受け入れている!?」」
本当はすごいことなのかも知れないけど、情報がこれだけだとやっぱり怪しい。
ファズ君みたいに疑いたくはないけど疑わざるを得ないよ。
……こうなったらネルルちゃんに直接ワケを聞かないと。
あの子が悪いことを企てるとは思えないけど、きっと何か事情があるはずだから。
そう思い立ち、決意するままに山を見上げる。
しかし奇しくもそのおかげで、ただの村娘だった以前よりもずっと心が強くなっているのだと実感することが出来たんだ。
11
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
今さら帰ってこいなんて言われても。~森に移住した追放聖女は快適で優雅に暮らす~
ケンノジ
ファンタジー
「もうお前は要らない女だ!」
聖女として国に奉仕し続けてきたシルヴィは、第一王子ヴィンセントに婚約破棄と国外追放を言い渡される。
その理由は、シルヴィより強い力を持つ公爵家のご令嬢が現れたからだという。
ヴィンセントは態度を一変させシルヴィを蔑んだ。
王子で婚約者だから、と態度も物言いも目に余るすべてに耐えてきたが、シルヴィは我慢の限界に達した。
「では、そう仰るならそう致しましょう」
だが、真の聖女不在の国に一大事が起きるとは誰も知るよしもなかった……。
言われた通り国外に追放されたシルヴィは、聖女の力を駆使し、
森の奥で出会った魔物や動物たちと静かで快適な移住生活を送りはじめる。
これは虐げられた聖女が移住先の森の奥で楽しく幸せな生活を送る物語。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
追放された聖女の悠々自適な側室ライフ
白雪の雫
ファンタジー
「聖女ともあろう者が、嫉妬に狂って我が愛しのジュリエッタを虐めるとは!貴様の所業は畜生以外の何者でもない!お前との婚約を破棄した上で国外追放とする!!」
平民でありながらゴーストやレイスだけではなくリッチを一瞬で倒したり、どんな重傷も完治してしまうマルガレーテは、幼い頃に両親と引き離され聖女として教会に引き取られていた。
そんな彼女の魔力に目を付けた女教皇と国王夫妻はマルガレーテを国に縛り付ける為、王太子であるレオナルドの婚約者に据えて、「お妃教育をこなせ」「愚民どもより我等の病を治療しろ」「瘴気を祓え」「不死王を倒せ」という風にマルガレーテをこき使っていた。
そんなある日、レオナルドは居並ぶ貴族達の前で公爵令嬢のジュリエッタ(バスト100cm以上の爆乳・KかLカップ)を妃に迎え、マルガレーテに国外追放という死刑に等しい宣言をしてしまう。
「王太子殿下の仰せに従います」
(やっと・・・アホ共から解放される。私がやっていた事が若作りのヒステリー婆・・・ではなく女教皇と何の力もない修道女共に出来る訳ないのにね~。まぁ、この国がどうなってしまっても私には関係ないからどうでもいいや)
表面は淑女の仮面を被ってレオナルドの宣言を受け入れたマルガレーテは、さっさと国を出て行く。
今までの鬱憤を晴らすかのように、着の身着のままの旅をしているマルガレーテは、故郷である幻惑の樹海へと戻っている途中で【宮女狩り】というものに遭遇してしまい、大国の後宮へと入れられてしまった。
マルガレーテが悠々自適な側室ライフを楽しんでいる頃
聖女がいなくなった王国と教会は滅亡への道を辿っていた。
神の使いでのんびり異世界旅行〜チート能力は、あくまで自由に生きる為に〜
和玄
ファンタジー
連日遅くまで働いていた男は、転倒事故によりあっけなくその一生を終えた。しかし死後、ある女神からの誘いで使徒として異世界で旅をすることになる。
与えられたのは並外れた身体能力を備えた体と、卓越した魔法の才能。
だが骨の髄まで小市民である彼は思った。とにかく自由を第一に異世界を楽しもうと。
地道に進む予定です。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる