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第四章
第50話 やっぱり魔王と呼ばれるのは納得いかない
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新しい家が出来てもう一ヵ月が経とうとしています。
気付けば生活様式も安定し、大きな家での生活にも不便を感じなくなりました。
畑は畑でもう大豊作。
今では野菜の葉たちが畑の領域を超えそうなほどに勢力を広げつつあるほど。
おかげでちょっとした料理を始めたり、加工して調味料に仕上げたりとやることも目白押しです。
おまけにあれ以来、嫌な気配も来ません。
まったくもって平和ですねぇ~~~。ふぁ~~~!
「おっ、もうおねむか? 最近よく眠たそうにしてるなぁ」
「きっとそれだけ余裕が出来たからでしょうね。少し前までは眠るのも大変なくらい困窮してましたから」
バルコニーの手すりでのんびりしていたらチッパーさんが傍に来てくれました。
一緒に調味料造りをしたおかげでやることももうありませんし、彼もきっと暇なのでしょう。
だから二人揃ってまた大きくあくび。
暑くなってきたとはいえ、わたくしたちにとってはまだ心地良い温度ですからねぇ。
今日もこのまま眠ってしまうのもいいかもしれません。
そうも思うと、たらりと垂れた尻尾の先がフリッフリッと自然に動いてしまいました。
今ののんびりさに心から嬉しく思っているからでしょうね。
「おお~~~い! 姉御~~~!」
「「っ!?」」
でもこんな声が聞こえるとつい尻尾がピーン!
突然のことにびっくりして手すりから落ちそうになってしまいました。危なーい!
「い、いきなりどうしたのですかパピさん!?」
すかさず身を捻り、なんとか手すりの上を維持。
すると隣にパピさんが着地し、嬉しそうに翼を広げます。
「いやぁどうってことはないんだけどさぁ! なんだか楽しくなっちゃってぇ!」
「あははは……パピさんのテンションの高さはあいかわらずですねぇ」
「それがボクの取り得だもーん!」
最近のパピさんには以前の極端なお調子者の雰囲気はもうありません。
変にテンションは高くとも、自分の好きを自由にやれているという感じで。
その様子はなんだかこっちも楽しくなるくらいで羨ましいとすら思えます。
ま、時々姿をくらましてしまうのが珠に傷ですが。
数日も帰ってこないと心配になるので、せめて行き先くらいは教えてもらいたい所です。
「それで今日はどこに行かれていたのですか?」
「今日はねー、ハッピー組の根城だった山付近を飛んできたよ。でももうボクの同族はいなかったね。別の連なる山にも別の日に行ったけど、違う魔物が侵攻を始めるような形跡も無かったし」
「あら、そうだったのですか。不思議ですね、魔物が勢力を広げようとしないなんて」
「だよねー。ボクもそう思う。ハッピー組だったら絶対侵攻してくるさ」
付近が平和になったのはとても喜ばしいことでしょう。
しかし魔物の動きがどうにも奇妙に思えてなりません。
もしかして何かの前触れなのか、とさえも。
何も無ければ良いのですが。
「あ、でもね、イイコトもあるんだ」
「えっ? イイコトって――」
「おーい、ネルル~~~! お客さんなんだナ~~~!」
「あ、あらっ!? お、お客さん!?」
パピさんの一言がわたくしを惑わせます。
だけど寸後のツブレさんの声が思わず焦りをも呼びました。
そのせいで思わずバルコニーから落下。
ワーキャットの身体能力でかろうじて無事に着地は果たせましたが、途端に手足へ「ジーンッ!」と痺れが走って涙が出そう。
「な、なんでしょーか」
それでも我慢し、平然を装って立ち上がります。
すると傍に来ていたツブレさんが景色の向こうへと顔を向けました。
それに釣られて見てみると。
「あ、あらぁ……?」
その先には魔物が二人、立っておりました。
どちらも白い毛に二本の大きな耳がピーンと立った獣型。
――魔兎種です。
そう、人間の付けた種族名はたしか……〝切削ウサギ〟だったはず。
でも彼らがどうしてこんな所に?
「あ、あのぉ……貴方様が噂のネルル様でございますか?」
しかもどうやらわたくしのことを知っている様子。
わたくしに気付くや否や、お二人が畏まって伏せてしまいました。
「そ、そうですが」
「おぉ、さすが噂通りの凛々しき御姿です!」
「凛々、しい……?」
うーん、誇張し過ぎでなんだかお世辞を言われている気分です。
しかしお二人とも頭まで下げていますし、茶番では無さそうな雰囲気ですね。
……とはいえ、近くまで歩み寄れば彼らの背丈はわたくしの半分くらい。
耳の先端がわたくしの背丈と同等ってだけで、彼らにはきっとわたくしが大きく見えているのでしょう。
そうも思えばなんとなく納得はします。
ですがそれよりも。
「あの、噂ってどういうことです?」
さすがにこの噂という言葉は聞き捨てなりません。
妙な噂が流れるとわたくしとしても困りますし。
「それはもちろん、魔王ネルル様の数々の武勇伝のことにございますっ!」
「ま、魔王っ!? 武勇伝んん!?」
ただこの一言がわたくしに気付きを与えてくれました。
それで咄嗟に「キッ!」と見上げれば、瞬時に顔を逸らすパピさん。
ついでに「ブーピピー」というヘタクソな口笛が聞こえます。
これはもう察せますね。彼女がちょくちょく家を離れる理由とかがもう。
「我々は貴方様の雄姿に聞き惚れ、思い思いのままにここまで馳せ参じたのでございます! いやぁいずれも素晴らしい活躍だったと聞き及んでおりますぞ!」
「えぇぇ……」
「そして率いるは魔の四天王っ!」
「魔のぉ……?」
「四天王ってなんなのかナー?」
少し年寄りらしい雰囲気の御方が興奮するように語ります。
しかしあまりにも興奮し過ぎていてわたくしたちの困惑する様子に気付かない。
しかもまた新しい言葉が出てきたのでもう意味がわかりません。
「一人は微細な物さえ精巧に造り上げる暗黒知将チッパー様!」
「お、俺かぁ!?」
「一人は類稀なる巨躯と俊敏さを誇る俊業烈将のツブレ様!」
「しゅんごーーー!?」
「一人はあらゆる物を砕き潰し蹂躙せし獄腕魁将のグモン様!」
「ぐもーん?」
「一人はその美貌と美声をもって全てを魅了せし絶世美将のパピ様!」
「ブーピピー」
とても酷い盛り様です。
特徴は決して間違っていませんけど。
いや一人だけ確実に間違ってますけど!
「そしてそれらを束ねしはこの一帯を征服せし最強の支配者、魔王ネルル様!」
「はい」
……もう返す言葉も浮かびません。
つい無味な返事が漏れてしまうくらいに。
おかげでもう魔兎のお二人の目は輝きでキラッキラです。
「そんなネルル様にお願いがございます! 我々を是非とも配下に加えて頂きたいのですっっっ!!!!!」
そうですよね。
そんな噂が立てばこう思う方も来ますよね。
まぁそう仕向けた差し金は誰か明白ですけども。
――ですがそんなことなど今はどうでもいい。
「ダメです、納得がいきません。訂正してください」
「えっ!?」
「わたくしも最強の支配者なんかより絶世の美女の方がいいですうッッッ!!!!!!!!!!!」
これはとても大事なことなのです。
そう、何よりも大事なこと。
こればかりは美を願う一人の女として絶対に譲れません。
故にこの時、わたくしは全身全霊で咆えたのです。
大地がひしゃげ沈むほどの超圧力を放つほどに。
気付けば生活様式も安定し、大きな家での生活にも不便を感じなくなりました。
畑は畑でもう大豊作。
今では野菜の葉たちが畑の領域を超えそうなほどに勢力を広げつつあるほど。
おかげでちょっとした料理を始めたり、加工して調味料に仕上げたりとやることも目白押しです。
おまけにあれ以来、嫌な気配も来ません。
まったくもって平和ですねぇ~~~。ふぁ~~~!
「おっ、もうおねむか? 最近よく眠たそうにしてるなぁ」
「きっとそれだけ余裕が出来たからでしょうね。少し前までは眠るのも大変なくらい困窮してましたから」
バルコニーの手すりでのんびりしていたらチッパーさんが傍に来てくれました。
一緒に調味料造りをしたおかげでやることももうありませんし、彼もきっと暇なのでしょう。
だから二人揃ってまた大きくあくび。
暑くなってきたとはいえ、わたくしたちにとってはまだ心地良い温度ですからねぇ。
今日もこのまま眠ってしまうのもいいかもしれません。
そうも思うと、たらりと垂れた尻尾の先がフリッフリッと自然に動いてしまいました。
今ののんびりさに心から嬉しく思っているからでしょうね。
「おお~~~い! 姉御~~~!」
「「っ!?」」
でもこんな声が聞こえるとつい尻尾がピーン!
突然のことにびっくりして手すりから落ちそうになってしまいました。危なーい!
「い、いきなりどうしたのですかパピさん!?」
すかさず身を捻り、なんとか手すりの上を維持。
すると隣にパピさんが着地し、嬉しそうに翼を広げます。
「いやぁどうってことはないんだけどさぁ! なんだか楽しくなっちゃってぇ!」
「あははは……パピさんのテンションの高さはあいかわらずですねぇ」
「それがボクの取り得だもーん!」
最近のパピさんには以前の極端なお調子者の雰囲気はもうありません。
変にテンションは高くとも、自分の好きを自由にやれているという感じで。
その様子はなんだかこっちも楽しくなるくらいで羨ましいとすら思えます。
ま、時々姿をくらましてしまうのが珠に傷ですが。
数日も帰ってこないと心配になるので、せめて行き先くらいは教えてもらいたい所です。
「それで今日はどこに行かれていたのですか?」
「今日はねー、ハッピー組の根城だった山付近を飛んできたよ。でももうボクの同族はいなかったね。別の連なる山にも別の日に行ったけど、違う魔物が侵攻を始めるような形跡も無かったし」
「あら、そうだったのですか。不思議ですね、魔物が勢力を広げようとしないなんて」
「だよねー。ボクもそう思う。ハッピー組だったら絶対侵攻してくるさ」
付近が平和になったのはとても喜ばしいことでしょう。
しかし魔物の動きがどうにも奇妙に思えてなりません。
もしかして何かの前触れなのか、とさえも。
何も無ければ良いのですが。
「あ、でもね、イイコトもあるんだ」
「えっ? イイコトって――」
「おーい、ネルル~~~! お客さんなんだナ~~~!」
「あ、あらっ!? お、お客さん!?」
パピさんの一言がわたくしを惑わせます。
だけど寸後のツブレさんの声が思わず焦りをも呼びました。
そのせいで思わずバルコニーから落下。
ワーキャットの身体能力でかろうじて無事に着地は果たせましたが、途端に手足へ「ジーンッ!」と痺れが走って涙が出そう。
「な、なんでしょーか」
それでも我慢し、平然を装って立ち上がります。
すると傍に来ていたツブレさんが景色の向こうへと顔を向けました。
それに釣られて見てみると。
「あ、あらぁ……?」
その先には魔物が二人、立っておりました。
どちらも白い毛に二本の大きな耳がピーンと立った獣型。
――魔兎種です。
そう、人間の付けた種族名はたしか……〝切削ウサギ〟だったはず。
でも彼らがどうしてこんな所に?
「あ、あのぉ……貴方様が噂のネルル様でございますか?」
しかもどうやらわたくしのことを知っている様子。
わたくしに気付くや否や、お二人が畏まって伏せてしまいました。
「そ、そうですが」
「おぉ、さすが噂通りの凛々しき御姿です!」
「凛々、しい……?」
うーん、誇張し過ぎでなんだかお世辞を言われている気分です。
しかしお二人とも頭まで下げていますし、茶番では無さそうな雰囲気ですね。
……とはいえ、近くまで歩み寄れば彼らの背丈はわたくしの半分くらい。
耳の先端がわたくしの背丈と同等ってだけで、彼らにはきっとわたくしが大きく見えているのでしょう。
そうも思えばなんとなく納得はします。
ですがそれよりも。
「あの、噂ってどういうことです?」
さすがにこの噂という言葉は聞き捨てなりません。
妙な噂が流れるとわたくしとしても困りますし。
「それはもちろん、魔王ネルル様の数々の武勇伝のことにございますっ!」
「ま、魔王っ!? 武勇伝んん!?」
ただこの一言がわたくしに気付きを与えてくれました。
それで咄嗟に「キッ!」と見上げれば、瞬時に顔を逸らすパピさん。
ついでに「ブーピピー」というヘタクソな口笛が聞こえます。
これはもう察せますね。彼女がちょくちょく家を離れる理由とかがもう。
「我々は貴方様の雄姿に聞き惚れ、思い思いのままにここまで馳せ参じたのでございます! いやぁいずれも素晴らしい活躍だったと聞き及んでおりますぞ!」
「えぇぇ……」
「そして率いるは魔の四天王っ!」
「魔のぉ……?」
「四天王ってなんなのかナー?」
少し年寄りらしい雰囲気の御方が興奮するように語ります。
しかしあまりにも興奮し過ぎていてわたくしたちの困惑する様子に気付かない。
しかもまた新しい言葉が出てきたのでもう意味がわかりません。
「一人は微細な物さえ精巧に造り上げる暗黒知将チッパー様!」
「お、俺かぁ!?」
「一人は類稀なる巨躯と俊敏さを誇る俊業烈将のツブレ様!」
「しゅんごーーー!?」
「一人はあらゆる物を砕き潰し蹂躙せし獄腕魁将のグモン様!」
「ぐもーん?」
「一人はその美貌と美声をもって全てを魅了せし絶世美将のパピ様!」
「ブーピピー」
とても酷い盛り様です。
特徴は決して間違っていませんけど。
いや一人だけ確実に間違ってますけど!
「そしてそれらを束ねしはこの一帯を征服せし最強の支配者、魔王ネルル様!」
「はい」
……もう返す言葉も浮かびません。
つい無味な返事が漏れてしまうくらいに。
おかげでもう魔兎のお二人の目は輝きでキラッキラです。
「そんなネルル様にお願いがございます! 我々を是非とも配下に加えて頂きたいのですっっっ!!!!!」
そうですよね。
そんな噂が立てばこう思う方も来ますよね。
まぁそう仕向けた差し金は誰か明白ですけども。
――ですがそんなことなど今はどうでもいい。
「ダメです、納得がいきません。訂正してください」
「えっ!?」
「わたくしも最強の支配者なんかより絶世の美女の方がいいですうッッッ!!!!!!!!!!!」
これはとても大事なことなのです。
そう、何よりも大事なこと。
こればかりは美を願う一人の女として絶対に譲れません。
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