31 / 86
第三章
第31話 囚われの身からの脱出
しおりを挟む
「――だからってぇ眉唾な話に金なんざ出せねぇってんだよォ!」
「っざけんな! こちとら危険を冒して持って来たんだぞ!?」
人間二人が言い合い、唾を飛ばし合う。
そんな醜いさまを見ながら目を覚ましたのを覚えています。
「ワーキャットだぜ!? だからもうちっと高く買い取ってくれよぉ!」
「ワーキトンだ、間違えるな。まだロクに訓練もしてねぇガキで何の役にもたちゃしねぇ。そんなのが高く買いとれるものかよ、何も知らん新米が」
「うぐっ……」
言い負かされている方が巣を襲った男。
もう一人は白いローブと帽子を被った小太りの男で、身なりからして商人だとすぐにわかりました。
「仕方ねぇからまだ職もねぇ新米冒険者の小僧に教えてやる。いいか、魔獣使いーってのはな、強い魔物を操れば操るほど活躍できるんだよ」
しかし商人にしてはやたらと魔物や魔獣使いに詳しい。
今の時代、彼らでもこれくらいの知識があるのかと勘違いしそうになりました。
「だがテイマーがテイム出来るのはあくまでも自分よりレベルが低い相手だけだ。実力が上の相手を操るには相応の代償が必要になる。それがコイツよ」
ですが商人の男が金貨を取り出したことで気付きます。
魔物に詳しいのは彼の取り扱う商品が特殊だったからなのだと。
「弱い魔物や獣なら服従させ、絆を育んで〝使役術〟も出来るだろう。だが強い相手を操るにはこの方法じゃまず無理だ」
「じゃ、じゃあどうするんだよ?」
「簡単な話よ。〝魅了術〟で強制的に操ればいい」
「チャ、チャーム!?」
「ま、違法だし曰く付きだから普通の奴にはオススメせんがな。だが需要があるから商売になる。後は勝手におっ死んでチャームから解放された魔物が大暴れしなけりゃ問題ねぇだろ。それも売るだけの俺側にゃ関係ねぇがな」
まさか違法の魔物販売店に持ち込まれていたとは思いもしませんでした。
人間だったなら摘発に一役買いたい所ですが、魔物の身ではそうもいきません。
「い、違法なのは知ってる。だが報酬がこれっぽっちなら通報してもいいんだぞ!?」
「やってみな。そうすりゃ俺はツテ頼りに逃げるだけだ。そんでてめぇは魔物を持ち込んだことでお縄確定、冒険者どころか市民資格すら失うだろうよぉ」
「ううっ!?」
しかも商人には逃げ道まであった。
人の世には悪者が付き物とはよく言いますが、こうも腐敗しているとは思いもしませんでしたね。
「まぁ危険費用込みでこれくらいが限度だ。今度はもうちっとマシなの捕まえてこい。リピーターならもう少しは弾んでやる」
「チッ、わかったよ。邪魔したなっ!」
ここまで言われると冒険者の男も言い返せなかったのでしょう。
腹立たしくドアをバタンと閉じて去ってしまいました。
「ったくこれだから新人は。……だが、場合に寄っちゃ掘り出し物かもしんねぇなぁ。この個体が術法を使ったっていうが実際はどうなのかねぇ」
すでにわたくしのことは説明済みだった模様。
それでもなお商品価値無し扱いされたのは少し腹が立ちましたね。
まさしく詐欺ではないか、と。
「ま、御託はいいさ。さっさとこいつの商品価値を確かめればいいだけだ。操っちまえばどんな能力持ちかは一発でわかるからな、へへっ」
それに商人もまた魔獣使い。
それならばやることはもはや決まっているようなもので。
「魅了術!」
「うああッ!!?」
間髪入れず商人にチャームを仕掛けられました。
話に聞いていたチャームですが被者にとっては想像を越えてキツい術でした。
まるで心を直接鷲摑みにされて潰されそうな気分に陥るものだったのですから。
「ほぉ? なかなかの耐性だ。こいつはぁひょっとするとひょっとするかもなぁ!」
「あ、かは……!?」
しかもその瞬間に訪れるのは、なんと商人への愛情。
身も心も捧げたくなる衝動にまで駆られ、本心とのせめぎ合いで吐き気すら催すほどです。
もうダメかと思いました。
商人を愛してもいいとさえ思いました。
ですが。
「な、なんだ、ひ、光が溢れ――うおおおおおお!!!??」
その瞬間、内に秘められていた聖力が術を跳ね返したのです。
秩序、倫理、そして自由を司る聖属性が束縛を許さなかったのでしょう。
さらにその聖なる輝きが籠の錠前ですら外してくれた。
おかげで間髪入れずに飛び出せたわたくしは商人の顔を蹴り付け、おまけに周囲の荷物を崩して埋めて差し上げました。
後は冒険者の男が開けっ放しにしていた扉を抜け、そのまま外へ。
建物の壁さえよじ登り、屋根上へと昇ります。
こうして高い屋根にまで登り詰めたことでようやく気付いたのです。
わたくしが巨大な街の中心部にいたということに。
そう、この国の首都フェテニスです。
街はあまりにも広大でした。
一望するだけではとても見きれないほどに。
この時は夜でしたが、ワーキャットは夜行性なので言い訳も出来ません。
「ちくしょう、待ちやがれこのクソ猫がぁ!」
「あっ!? 早く逃げないと!」
ただ商人が追いかけて来る以上、悠々と眺めている暇もない。
ですから急いで屋根の上を走って跳んでひたすら逃げまわります。
しかしその限界もすぐに訪れてしまった。
「そういえばロクに食べないまま捕まったのを忘れていました、ぐぅ~~~!」
そう気付いたせいで途端に眩暈を催し、倒れそうにまでなってしまいました。
今までは必死だったおかげで飢餓感が紛れていたのでしょう。
しかも商人も何故かわたくしの位置がわかるようで、遅れながらも追ってきている。
このままでは捕まるのは必至。
どうすればいいのかと掠れゆく意識の中で必死に葛藤します。
するとそんな時でした。
「みてみて、ニャンニャンだよー」
「ほら、こっちおいでー」
「えっ……!?」
この声に気付いて振り向くと、道を挟んで反対側の家の窓から幼い少年少女が手を伸ばしていました。
それも片手にパンを掴んだままに。
両親らしい方々もその背後で笑顔を浮かべていましたね。
どうやら屋根の上で佇むわたくしに気付き、魔物と知らずに誘ってくれているのでしょう。
当然ですね、街中に魔物がいるとは思いもしないのでしょうから。
ですがお二人の姿を見て、わたくしはつい「なんて美味しそうなのでしょう」と考えを過らせてしまいました。
パンではなく子どもたちが、です。
だからこそ直後には自分を責めたものでした。
(何を考えているのですがわたくしは! 人を見て美味しそうだなんて! ああ自分自身が嘆かわしい! 一瞬でもやましいことを思ってしまった弱さが情けないっ! この堕落猫~~~っ!)
あまりにも情けなさ過ぎて自分の頭をポカポカ、戒めなければと心に訴えます。
しかし空腹が、極度の飢餓感が理性を押しのけようとしているのも事実。
故にわたくしは意を決してとある行動を起こしたのです。
あえて子どもたちを襲う、という行動を。
……もちろん、悪い意味ではありませんよ?
「っざけんな! こちとら危険を冒して持って来たんだぞ!?」
人間二人が言い合い、唾を飛ばし合う。
そんな醜いさまを見ながら目を覚ましたのを覚えています。
「ワーキャットだぜ!? だからもうちっと高く買い取ってくれよぉ!」
「ワーキトンだ、間違えるな。まだロクに訓練もしてねぇガキで何の役にもたちゃしねぇ。そんなのが高く買いとれるものかよ、何も知らん新米が」
「うぐっ……」
言い負かされている方が巣を襲った男。
もう一人は白いローブと帽子を被った小太りの男で、身なりからして商人だとすぐにわかりました。
「仕方ねぇからまだ職もねぇ新米冒険者の小僧に教えてやる。いいか、魔獣使いーってのはな、強い魔物を操れば操るほど活躍できるんだよ」
しかし商人にしてはやたらと魔物や魔獣使いに詳しい。
今の時代、彼らでもこれくらいの知識があるのかと勘違いしそうになりました。
「だがテイマーがテイム出来るのはあくまでも自分よりレベルが低い相手だけだ。実力が上の相手を操るには相応の代償が必要になる。それがコイツよ」
ですが商人の男が金貨を取り出したことで気付きます。
魔物に詳しいのは彼の取り扱う商品が特殊だったからなのだと。
「弱い魔物や獣なら服従させ、絆を育んで〝使役術〟も出来るだろう。だが強い相手を操るにはこの方法じゃまず無理だ」
「じゃ、じゃあどうするんだよ?」
「簡単な話よ。〝魅了術〟で強制的に操ればいい」
「チャ、チャーム!?」
「ま、違法だし曰く付きだから普通の奴にはオススメせんがな。だが需要があるから商売になる。後は勝手におっ死んでチャームから解放された魔物が大暴れしなけりゃ問題ねぇだろ。それも売るだけの俺側にゃ関係ねぇがな」
まさか違法の魔物販売店に持ち込まれていたとは思いもしませんでした。
人間だったなら摘発に一役買いたい所ですが、魔物の身ではそうもいきません。
「い、違法なのは知ってる。だが報酬がこれっぽっちなら通報してもいいんだぞ!?」
「やってみな。そうすりゃ俺はツテ頼りに逃げるだけだ。そんでてめぇは魔物を持ち込んだことでお縄確定、冒険者どころか市民資格すら失うだろうよぉ」
「ううっ!?」
しかも商人には逃げ道まであった。
人の世には悪者が付き物とはよく言いますが、こうも腐敗しているとは思いもしませんでしたね。
「まぁ危険費用込みでこれくらいが限度だ。今度はもうちっとマシなの捕まえてこい。リピーターならもう少しは弾んでやる」
「チッ、わかったよ。邪魔したなっ!」
ここまで言われると冒険者の男も言い返せなかったのでしょう。
腹立たしくドアをバタンと閉じて去ってしまいました。
「ったくこれだから新人は。……だが、場合に寄っちゃ掘り出し物かもしんねぇなぁ。この個体が術法を使ったっていうが実際はどうなのかねぇ」
すでにわたくしのことは説明済みだった模様。
それでもなお商品価値無し扱いされたのは少し腹が立ちましたね。
まさしく詐欺ではないか、と。
「ま、御託はいいさ。さっさとこいつの商品価値を確かめればいいだけだ。操っちまえばどんな能力持ちかは一発でわかるからな、へへっ」
それに商人もまた魔獣使い。
それならばやることはもはや決まっているようなもので。
「魅了術!」
「うああッ!!?」
間髪入れず商人にチャームを仕掛けられました。
話に聞いていたチャームですが被者にとっては想像を越えてキツい術でした。
まるで心を直接鷲摑みにされて潰されそうな気分に陥るものだったのですから。
「ほぉ? なかなかの耐性だ。こいつはぁひょっとするとひょっとするかもなぁ!」
「あ、かは……!?」
しかもその瞬間に訪れるのは、なんと商人への愛情。
身も心も捧げたくなる衝動にまで駆られ、本心とのせめぎ合いで吐き気すら催すほどです。
もうダメかと思いました。
商人を愛してもいいとさえ思いました。
ですが。
「な、なんだ、ひ、光が溢れ――うおおおおおお!!!??」
その瞬間、内に秘められていた聖力が術を跳ね返したのです。
秩序、倫理、そして自由を司る聖属性が束縛を許さなかったのでしょう。
さらにその聖なる輝きが籠の錠前ですら外してくれた。
おかげで間髪入れずに飛び出せたわたくしは商人の顔を蹴り付け、おまけに周囲の荷物を崩して埋めて差し上げました。
後は冒険者の男が開けっ放しにしていた扉を抜け、そのまま外へ。
建物の壁さえよじ登り、屋根上へと昇ります。
こうして高い屋根にまで登り詰めたことでようやく気付いたのです。
わたくしが巨大な街の中心部にいたということに。
そう、この国の首都フェテニスです。
街はあまりにも広大でした。
一望するだけではとても見きれないほどに。
この時は夜でしたが、ワーキャットは夜行性なので言い訳も出来ません。
「ちくしょう、待ちやがれこのクソ猫がぁ!」
「あっ!? 早く逃げないと!」
ただ商人が追いかけて来る以上、悠々と眺めている暇もない。
ですから急いで屋根の上を走って跳んでひたすら逃げまわります。
しかしその限界もすぐに訪れてしまった。
「そういえばロクに食べないまま捕まったのを忘れていました、ぐぅ~~~!」
そう気付いたせいで途端に眩暈を催し、倒れそうにまでなってしまいました。
今までは必死だったおかげで飢餓感が紛れていたのでしょう。
しかも商人も何故かわたくしの位置がわかるようで、遅れながらも追ってきている。
このままでは捕まるのは必至。
どうすればいいのかと掠れゆく意識の中で必死に葛藤します。
するとそんな時でした。
「みてみて、ニャンニャンだよー」
「ほら、こっちおいでー」
「えっ……!?」
この声に気付いて振り向くと、道を挟んで反対側の家の窓から幼い少年少女が手を伸ばしていました。
それも片手にパンを掴んだままに。
両親らしい方々もその背後で笑顔を浮かべていましたね。
どうやら屋根の上で佇むわたくしに気付き、魔物と知らずに誘ってくれているのでしょう。
当然ですね、街中に魔物がいるとは思いもしないのでしょうから。
ですがお二人の姿を見て、わたくしはつい「なんて美味しそうなのでしょう」と考えを過らせてしまいました。
パンではなく子どもたちが、です。
だからこそ直後には自分を責めたものでした。
(何を考えているのですがわたくしは! 人を見て美味しそうだなんて! ああ自分自身が嘆かわしい! 一瞬でもやましいことを思ってしまった弱さが情けないっ! この堕落猫~~~っ!)
あまりにも情けなさ過ぎて自分の頭をポカポカ、戒めなければと心に訴えます。
しかし空腹が、極度の飢餓感が理性を押しのけようとしているのも事実。
故にわたくしは意を決してとある行動を起こしたのです。
あえて子どもたちを襲う、という行動を。
……もちろん、悪い意味ではありませんよ?
10
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

〈完結〉毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。

修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる