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24、【クセモノ】
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森が帰宅したことにより、母と妹を家に呼び戻した。リビングに集まり、みんなでココアを飲みながら、一息ついていた。甘いカカオの香りが広がり、気持ちが穏やかになる。
「あの人、帰ったんだ」安堵の顔を美緒は浮かべていた。母も安心したように胸を撫で下ろしている。
「あ、言っておきますが……森くんは犯人じゃないですよ」
「え!? そうなのか!?」
「うん。塩ノ谷くんの読み間違い」
「で、でも……盗撮犯じゃ──!?」
「あー……それも恐らく誤解。違うものを彼は撮ってたんだと思うよ。……例えば、【本物の盗撮犯】とかね」
塩ノ谷一家は澄貴の発言に絶句した。どうして彼がそれを知っているのかも気になる。
「昨晩、塩ノ谷くんが部屋を出たあと、森くんに直接聞いたんだ。その証拠写真も見せてもらったよ」
「そうだったのか……」
「響子に盗撮を疑われた時、最後まで話を聞いてもらえなくて『殺してやる』って言ったらしいんだけど、写真部の中で殺すっていうのは『暴く』を過剰にした言葉なんだって」
「紛らわしいなぁ……」
「ねー。おまけに彼はとんだ【クセモノ】だったよ。最初から、もしかしたら──と思ってはいたんだけどね」
「一人で話進めるなって! ちゃんと分かるように説明しろよ」
湯気が立ち上るココアを口にしてから、澄貴は話し始めた。
「君に森くんが話しかけているのを見て、最初は【何かを知っている】と思ったんだ。それで君に話を聞いてみたらと提案したんだけど、それを逆手に取られた」
「逆手って?」遼より先に美緒が澄貴に訊ねた。兄妹揃って好奇心が旺盛らしい。クスッと完璧に整った笑みを返し、「こっちに潜入してきた」と澄貴は告げた。
「潜入って──泊まりのことか!?」
「そっ。で、ここで得た情報を捜査一課の青宮さんにリークしてたってわけ」
「それじゃ、私が聞いた会話は……刑事さんとのやり取りだったってこと!?」
「うん、そういうこと。塩ノ谷くんのアリバイが立証できたら、元々帰す予定だったし。これ以上、彼にリークされたら困るでしょ?」
「そうだったのか……」
澄貴はどこまでも計算高い。裏の裏を読むというのは、こういうことを言うのだろう。森も田部井に驚いただろうな……と遼は帰宅した森に同情を送った。
「こっちも収穫あったし。イーブンかな」
「森の情報量には驚かされたよな。そりゃ警察だって、手を借りたくもなるわ」
「警察は優秀じゃないって分かったでしょ? 森くんみたいな子が警察の検挙率に貢献してるんだよ」
塩ノ谷一家が「なるほど」と揃って頷いていた。面白い家族だと思いながら、残りのココアを澄貴は飲み干した。
「さて、そろそろ部屋に行こうか」
「あぁ」
「ごちそうさまでした!」
「コップ、流しに置いておいて。洗うから」
遼の母に「お願いします」と告げ、コップを流しに置くと、二人は遼の部屋がある二階へ上がった。
「森には驚いたな」
「そうだね。……明日辺り、警察が動き出す」
「また取り調べか……」
「うん。でも、塩ノ谷くんじゃないよ」
「俺じゃないなら誰が?」
「──僕だよ」
「どうして!?」
「さぁ? 逆に色々情報貰って帰ってくるよ。それで僕が取り調べを受けている間に、お使い頼んでもいい?」
「お使い?」
*********
「へぇ。それで、あの子の代わりに坊やが来たってわけね」
アンティーク調の喫茶店。四人掛けのテーブル席に座り、20代後半ほどの女性と向かい合って遼は座っている。彼女は白のシャツの上からベージュ色のカーディガンを羽織り、黒色のスカートを履いている。見るからに、どこかのビル内にあるオフィスで働いていそうなOLの服装をしている。
【綺麗なお姉さん】ではあるが、色香をまとう大人の女性というより、愛嬌のある活発な女性だ。幼顔だが、胸元まであるカールのかかった茶色の髪が女性らしさを演出し、大人びて見える。彼女の実年齢を当てるのは難しいだろう。
ビル街の中にポツンと佇む喫茶店。店内も静かな雰囲気が漂っており、窓からの陽を遮断する くすんだクリーム色のブラインドが店の歴史を物語っていた。
店内に客は疎らしかいない。それぞれの時間を自由に過ごしている。食事をしながら本を読んでいるOL風な女性、夢中で店イチオシメニューのナポリタンスパゲティを食べているビジネスマンと思わしき男性、カウンター席に並んで座り、店主と親しげに話している常連客らしき60代のマダムたち。そして、遼と目の前にいる女性。
「いいお店でしょ?」
鞄の中からゴソゴソと棒つきキャンディを取り出すと、慣れた手つきで包装を解いていく。遼は内心「またか……」と呟いた。彼女が飴を食べるのは、これで四本目である。どこまで甘党なのか、はたまたこの飴が大好きなのか──いずれにせよ、遼には理解できなかった。
「……そうですね」
澄貴も不思議な人物だが、この女性も同類だ。どういう繋がりなのか気になる。
昨晩、澄貴から彼女と会うように頼まれた。中身は極秘というA4サイズの茶封筒も一緒に預かった。もちろん、中身が何なのか遼は知らない。「そんなに危ないモノじゃないから安心して」と澄貴から言われた。半信半疑ではあるが、危ないモノではないなら大丈夫かと遼は引き受けることにしたのだった。
今朝10時になると青宮たちが塩ノ谷家にやって来て、澄貴を連行していった。それを合図に遼も家を出て、この喫茶店に向かい、今に至っている。
「坊やも人使い荒いよねー」
「え?」
「あ、君じゃなくて……なんかややこしい。そういえば、名前聞いてなかったね」
「塩ノ谷 遼です」
「遼くんか。うん! 分かりやすくて、いい名前! あの坊やは、性格もだけど名前もひねくれてるから覚えにくくてさー。ウチは、花揶。よろしくね、遼くん。てか、これ持ってて大丈夫だった?」
茶封筒を遼に見せながら、口の中に入っている棒つきキャンディを花揶は取り出した。
「──これ、かなりヤバイから」
「え!? 田部井からは『大丈夫』って」
「遼くんさー、ヒトに騙されやすくない?」
「そんなことないです!」
「ふふ。騙される奴、みんなそう言うよ? 特に、あの坊やはヒトを騙すことに関しては、神がかってるから。すごい【クセモノ】だからねー、あの坊やは。簡単に信じたら、大変なことになるよ?」
「あの……田部井とは、どういう関係なんですか?」
「恋人」
「は!?」
「って言ったら、面白い?」
「……真面目に答えてください」
「ごめんごめん! さすがに、これには騙されないか」
「からかわないでくださいよ!」
ストロベリーの甘い香りが遼の鼻に届いた。花揶が飴を突きつけているからだ。赤い球体が微かに入った陽に照らされ、鮮血のようにギラギラと不気味に輝いている。
「知ってどうするの? どうして知りたいの? あの坊やと友達だから?」
捲し立てるように次々質問が飛んできて、勢いに圧され、遼は答えることができなかった。特に、最後の【友達だから?】に対し、まだ彼の中で答えが見い出せていない。
澄貴とは【響子の事件解明】という目的で繋がっているに過ぎない。友人かと問われれば、それは違う。だが、同じ家で過ごしていく内、彼との距離が縮まったのも確かだ。友人ではないが、知り合いでもない。微妙な関係になかなか答えは見つからなかった。
「ハッキリ言うけど……事件が解決したら、あの子は《消える 》よ。分かる? 言葉の通り、この世から《消える》の」
「【死ぬ】ってことですか?」
「まぁ、そんなとこ。……あ、でも死ぬより寂しいかもね。何も残らないから」
「えっと……それはどういう──」
「ごめんね。これでも喋り過ぎちゃったほうだから。あの坊やには内緒にしてよね! じゃないと、私の立場なくなっちゃうから。ここは、お姉さんが奢るから。……真っ直ぐ、帰りなさいよ。いい?」
「あ……」
まだ聞きたいことはあったのだが、花揶は強制的に会話を終了させると、自身で出した飴のゴミを鞄に戻し、席を立った。まさに【立つ鳥跡を濁さず】という行動だ。
流れ作業のように会計を済ませ、花揶はさっさと店から出て行ってしまった。慌てて遼が追うも、どこにも彼女の姿は見当たらない。一瞬の出来事。彼女と会って話したことも、幻だったのではと思えてくる。
──花揶も十分クセモノだ。
遼は立ち尽くし、通りすぎるヒトの群れを眺めつつ、冬に近づく冷たい秋の風に吹かれていた。
「あの人、帰ったんだ」安堵の顔を美緒は浮かべていた。母も安心したように胸を撫で下ろしている。
「あ、言っておきますが……森くんは犯人じゃないですよ」
「え!? そうなのか!?」
「うん。塩ノ谷くんの読み間違い」
「で、でも……盗撮犯じゃ──!?」
「あー……それも恐らく誤解。違うものを彼は撮ってたんだと思うよ。……例えば、【本物の盗撮犯】とかね」
塩ノ谷一家は澄貴の発言に絶句した。どうして彼がそれを知っているのかも気になる。
「昨晩、塩ノ谷くんが部屋を出たあと、森くんに直接聞いたんだ。その証拠写真も見せてもらったよ」
「そうだったのか……」
「響子に盗撮を疑われた時、最後まで話を聞いてもらえなくて『殺してやる』って言ったらしいんだけど、写真部の中で殺すっていうのは『暴く』を過剰にした言葉なんだって」
「紛らわしいなぁ……」
「ねー。おまけに彼はとんだ【クセモノ】だったよ。最初から、もしかしたら──と思ってはいたんだけどね」
「一人で話進めるなって! ちゃんと分かるように説明しろよ」
湯気が立ち上るココアを口にしてから、澄貴は話し始めた。
「君に森くんが話しかけているのを見て、最初は【何かを知っている】と思ったんだ。それで君に話を聞いてみたらと提案したんだけど、それを逆手に取られた」
「逆手って?」遼より先に美緒が澄貴に訊ねた。兄妹揃って好奇心が旺盛らしい。クスッと完璧に整った笑みを返し、「こっちに潜入してきた」と澄貴は告げた。
「潜入って──泊まりのことか!?」
「そっ。で、ここで得た情報を捜査一課の青宮さんにリークしてたってわけ」
「それじゃ、私が聞いた会話は……刑事さんとのやり取りだったってこと!?」
「うん、そういうこと。塩ノ谷くんのアリバイが立証できたら、元々帰す予定だったし。これ以上、彼にリークされたら困るでしょ?」
「そうだったのか……」
澄貴はどこまでも計算高い。裏の裏を読むというのは、こういうことを言うのだろう。森も田部井に驚いただろうな……と遼は帰宅した森に同情を送った。
「こっちも収穫あったし。イーブンかな」
「森の情報量には驚かされたよな。そりゃ警察だって、手を借りたくもなるわ」
「警察は優秀じゃないって分かったでしょ? 森くんみたいな子が警察の検挙率に貢献してるんだよ」
塩ノ谷一家が「なるほど」と揃って頷いていた。面白い家族だと思いながら、残りのココアを澄貴は飲み干した。
「さて、そろそろ部屋に行こうか」
「あぁ」
「ごちそうさまでした!」
「コップ、流しに置いておいて。洗うから」
遼の母に「お願いします」と告げ、コップを流しに置くと、二人は遼の部屋がある二階へ上がった。
「森には驚いたな」
「そうだね。……明日辺り、警察が動き出す」
「また取り調べか……」
「うん。でも、塩ノ谷くんじゃないよ」
「俺じゃないなら誰が?」
「──僕だよ」
「どうして!?」
「さぁ? 逆に色々情報貰って帰ってくるよ。それで僕が取り調べを受けている間に、お使い頼んでもいい?」
「お使い?」
*********
「へぇ。それで、あの子の代わりに坊やが来たってわけね」
アンティーク調の喫茶店。四人掛けのテーブル席に座り、20代後半ほどの女性と向かい合って遼は座っている。彼女は白のシャツの上からベージュ色のカーディガンを羽織り、黒色のスカートを履いている。見るからに、どこかのビル内にあるオフィスで働いていそうなOLの服装をしている。
【綺麗なお姉さん】ではあるが、色香をまとう大人の女性というより、愛嬌のある活発な女性だ。幼顔だが、胸元まであるカールのかかった茶色の髪が女性らしさを演出し、大人びて見える。彼女の実年齢を当てるのは難しいだろう。
ビル街の中にポツンと佇む喫茶店。店内も静かな雰囲気が漂っており、窓からの陽を遮断する くすんだクリーム色のブラインドが店の歴史を物語っていた。
店内に客は疎らしかいない。それぞれの時間を自由に過ごしている。食事をしながら本を読んでいるOL風な女性、夢中で店イチオシメニューのナポリタンスパゲティを食べているビジネスマンと思わしき男性、カウンター席に並んで座り、店主と親しげに話している常連客らしき60代のマダムたち。そして、遼と目の前にいる女性。
「いいお店でしょ?」
鞄の中からゴソゴソと棒つきキャンディを取り出すと、慣れた手つきで包装を解いていく。遼は内心「またか……」と呟いた。彼女が飴を食べるのは、これで四本目である。どこまで甘党なのか、はたまたこの飴が大好きなのか──いずれにせよ、遼には理解できなかった。
「……そうですね」
澄貴も不思議な人物だが、この女性も同類だ。どういう繋がりなのか気になる。
昨晩、澄貴から彼女と会うように頼まれた。中身は極秘というA4サイズの茶封筒も一緒に預かった。もちろん、中身が何なのか遼は知らない。「そんなに危ないモノじゃないから安心して」と澄貴から言われた。半信半疑ではあるが、危ないモノではないなら大丈夫かと遼は引き受けることにしたのだった。
今朝10時になると青宮たちが塩ノ谷家にやって来て、澄貴を連行していった。それを合図に遼も家を出て、この喫茶店に向かい、今に至っている。
「坊やも人使い荒いよねー」
「え?」
「あ、君じゃなくて……なんかややこしい。そういえば、名前聞いてなかったね」
「塩ノ谷 遼です」
「遼くんか。うん! 分かりやすくて、いい名前! あの坊やは、性格もだけど名前もひねくれてるから覚えにくくてさー。ウチは、花揶。よろしくね、遼くん。てか、これ持ってて大丈夫だった?」
茶封筒を遼に見せながら、口の中に入っている棒つきキャンディを花揶は取り出した。
「──これ、かなりヤバイから」
「え!? 田部井からは『大丈夫』って」
「遼くんさー、ヒトに騙されやすくない?」
「そんなことないです!」
「ふふ。騙される奴、みんなそう言うよ? 特に、あの坊やはヒトを騙すことに関しては、神がかってるから。すごい【クセモノ】だからねー、あの坊やは。簡単に信じたら、大変なことになるよ?」
「あの……田部井とは、どういう関係なんですか?」
「恋人」
「は!?」
「って言ったら、面白い?」
「……真面目に答えてください」
「ごめんごめん! さすがに、これには騙されないか」
「からかわないでくださいよ!」
ストロベリーの甘い香りが遼の鼻に届いた。花揶が飴を突きつけているからだ。赤い球体が微かに入った陽に照らされ、鮮血のようにギラギラと不気味に輝いている。
「知ってどうするの? どうして知りたいの? あの坊やと友達だから?」
捲し立てるように次々質問が飛んできて、勢いに圧され、遼は答えることができなかった。特に、最後の【友達だから?】に対し、まだ彼の中で答えが見い出せていない。
澄貴とは【響子の事件解明】という目的で繋がっているに過ぎない。友人かと問われれば、それは違う。だが、同じ家で過ごしていく内、彼との距離が縮まったのも確かだ。友人ではないが、知り合いでもない。微妙な関係になかなか答えは見つからなかった。
「ハッキリ言うけど……事件が解決したら、あの子は《消える 》よ。分かる? 言葉の通り、この世から《消える》の」
「【死ぬ】ってことですか?」
「まぁ、そんなとこ。……あ、でも死ぬより寂しいかもね。何も残らないから」
「えっと……それはどういう──」
「ごめんね。これでも喋り過ぎちゃったほうだから。あの坊やには内緒にしてよね! じゃないと、私の立場なくなっちゃうから。ここは、お姉さんが奢るから。……真っ直ぐ、帰りなさいよ。いい?」
「あ……」
まだ聞きたいことはあったのだが、花揶は強制的に会話を終了させると、自身で出した飴のゴミを鞄に戻し、席を立った。まさに【立つ鳥跡を濁さず】という行動だ。
流れ作業のように会計を済ませ、花揶はさっさと店から出て行ってしまった。慌てて遼が追うも、どこにも彼女の姿は見当たらない。一瞬の出来事。彼女と会って話したことも、幻だったのではと思えてくる。
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