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第七十二話
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聖都キャメロットの象徴であり、中心である巨大な塔。
その最上部に、勇者は悠然と構えていた。
まるで花のように広がった最上部は、数百メートルにも及ぶ平らな地と、内側から外への通過を防ぐ魔力壁が貼ってあり、まさに天文台と言った風な様子。
その中心に立つ勇者と、聖女ライラを含めた複数の女。
「来たね。」
そう言って勇者が構えるのは、かつての勇者が収めたとされる聖剣。
勇者固有の魔法剣である『神剣』と『聖剣』の二刀流。
膨大な魔力を持つ勇者だけが扱える二本の剣を持ち、優秀な補助魔法使いも侍らせている。
それだけではない、勇者本人も以前とは比べようもないほどに強くなっている。
「……殺してやるよ。」
たどり着いたセナの体は、1割ほどが塵となって舞っていた。
「君に後れを取ったあの日、僕は勇者として真の覚醒を得た。もう二度と、君のような悪に負けないよう。天が与えてくれた力!」
剣の先を天に向けて、勇者の魔力がほとばしる。
「【神聖勇化】」
直視するだけで目がつぶれそうなほど、煌めき輝いている勇者の姿。
鎧も剣も、肌すらも輝いて見せるその姿は、勇者そのもの。
周りの女たちの黄色い悲鳴が反響し、勇者の士気が上がる。
「……」
対するセナは、何の表情も浮かべていなかった。
厳密にいえば、顔が無かった。
「ライラの腕は、君に奪われた時から治らない。僕の覚醒した魔力をもってしても治らなかった。だから!この都の全生命をもって、新たな腕を創ったんだ!」
「……」
「皆、快く受け入れてくれた。聖女の腕として転生し、僕の役に立ってくれる。この自己犠牲の美しさ!君にはわからないだろう!!」
「……」
「非常に優秀な仲間も集まってくれた。僕の信頼する嫁たちだ。」
勇者は、まるで自慢でもしているかのように侍らせている女たちを紹介していく。
聖女だの、魔法使いだの、武闘家だの、賢者だの、踊り子だの。
10人もいる女の全員が露出の多い服を着た美女というのだから、セナも笑って
「……」
笑ってなかった。
まるでのっぺらぼうにでもなったかのように、セナには顔が無かった。
塵となって舞っている部分に、セナの顔パーツも含まれているのだろう。
「今の僕は、ステータスにおいて世界最強の【1000万】!!君のステータスを見たけど、僕の方が圧倒的に強い!」
勇者の言葉が本当で、1000万という数値を誇っているのであれば、セナはかなりの大差をつけられて負けている。
強化魔法をいくつか重ね掛けしたとしても、半分にも満たない。
勇者は本当に覚醒して、強くなっていた。
それどころか、その場の他の女たちのステータスですら、セナの倍近くある。
「……ぉまえから」
「———ひっ!!?」
なのに、セナの動きにその場の誰も反応できず、セナはいつの間にかライラの背後に立っていた。
背中に手を当て、スキルを奪う。
前の時にはタイミングが無くて手を出せなかった、自分の部品。
『名主』と『法王』のスキルは、他のスキルと数百万のステータスを手土産にセナの内に戻ってきた。
「う、嘘……聖都の皆が捧げてくれた力が……そんな!そんなぁ!!」
力が抜ける感覚を味わい、余裕をかましていたライラの表情が一瞬で曇る。
魔力で取り繕っていた義手も霧散し、無力で死にかけの無様な聖女だったモノだけがそこに残った。
「ら、ライラ!!貴様!!」
「……つぎ。」
「———ぃやぁっ!!!?」
激昂して襲い掛かってくる勇者を無視し、セナは次の獲物を見定める。
相手は、馬鹿みたいな服装をした魔法使い。
魔力の感覚からして、前回勇者を逃がしたのはこの女だと気づいた。
手のひらでステータスとスキルを奪い去り、その流れで胴体を鎖骨から骨盤にかけてまで抉り取る。
ステータス差もクソも無い暴力で、魔法使いは絶命した。
「……」
「正々堂々戦え!!卑怯者!!」
「……」
勇者の攻撃を徹底的に無視して、セナは取り巻きを優先的に片付けた。
左右にわけ、首をとり、首以外をとり、前後にわけ、二つにした。
勇者は自分の女が死に続ける様を見ながら、涙を浮かべ怒りのままに剣を振り回していたが、どんな攻撃もセナに届くことはなく、セナは単純な作業でもするかのように女たちを殺して回った。
最後の1人、武闘家のような女を四つにしたところで、勇者は立ち止まり、歪んだ形相でセナを睨みつけていた。
「この外道……僕の愛する人を……なんでそんなことができるんだ!」
「……」
「なんとか言えよぉ!!!」
セナは答えない。セナは答えない。セナは答えない。
「……」
大量にいたステータスを奪い取ったことで、セナのステータスも勇者とトントンのところにまで来た。
そして、固有スキルを取り戻したことで、セナの中で再び、革命が起きる。
『名主』望む運命に恵まれる。
↓
『根本的名主』幸せになれる。
『法王』勇者(聖女)としての資質を得る。
↓
『運命的法王』すべての運命の祝福を受ける。
自分たちだけ未進化なのは恥ずかしいとでも言わんばかりの勢いで進化する固有スキルたち。
それに伴い、セナのステータスもぐんぐんと伸びていく。
『運命的法王』の効果、『すべての運命の祝福を受ける』の効果。
それは、セナがこの時点での最高の状態の『異次元体』と同化するということ。
いくつもあるパラレルワールドの自分たち。
その中で、最も優秀な自分の能力になる。
結果、勇者よりもはるかに強いセナは完成した。
「……ぁ、ああ……!!」
そんな光景に、勇者も間抜けに口を開けて驚くことしかできない。
先ほどまで踏みつぶそうとしていたアリが、たった数秒でゴ〇ラよりも大きくなった。
そんな光景を目にして、正気を保てる人間がいるだろうか。
「———お前のステータスもスキルも、なにもいらない―――」
そう呟いたセナは、勇者が両手に持っている剣を腕ごと奪い取り、そのままダルマ落としでもやるかのように、足、脚、腰、胴、胸、首をバラバラにした。
そのまま、塔を破壊して去ろうとする背後で、何かが光った。
その最上部に、勇者は悠然と構えていた。
まるで花のように広がった最上部は、数百メートルにも及ぶ平らな地と、内側から外への通過を防ぐ魔力壁が貼ってあり、まさに天文台と言った風な様子。
その中心に立つ勇者と、聖女ライラを含めた複数の女。
「来たね。」
そう言って勇者が構えるのは、かつての勇者が収めたとされる聖剣。
勇者固有の魔法剣である『神剣』と『聖剣』の二刀流。
膨大な魔力を持つ勇者だけが扱える二本の剣を持ち、優秀な補助魔法使いも侍らせている。
それだけではない、勇者本人も以前とは比べようもないほどに強くなっている。
「……殺してやるよ。」
たどり着いたセナの体は、1割ほどが塵となって舞っていた。
「君に後れを取ったあの日、僕は勇者として真の覚醒を得た。もう二度と、君のような悪に負けないよう。天が与えてくれた力!」
剣の先を天に向けて、勇者の魔力がほとばしる。
「【神聖勇化】」
直視するだけで目がつぶれそうなほど、煌めき輝いている勇者の姿。
鎧も剣も、肌すらも輝いて見せるその姿は、勇者そのもの。
周りの女たちの黄色い悲鳴が反響し、勇者の士気が上がる。
「……」
対するセナは、何の表情も浮かべていなかった。
厳密にいえば、顔が無かった。
「ライラの腕は、君に奪われた時から治らない。僕の覚醒した魔力をもってしても治らなかった。だから!この都の全生命をもって、新たな腕を創ったんだ!」
「……」
「皆、快く受け入れてくれた。聖女の腕として転生し、僕の役に立ってくれる。この自己犠牲の美しさ!君にはわからないだろう!!」
「……」
「非常に優秀な仲間も集まってくれた。僕の信頼する嫁たちだ。」
勇者は、まるで自慢でもしているかのように侍らせている女たちを紹介していく。
聖女だの、魔法使いだの、武闘家だの、賢者だの、踊り子だの。
10人もいる女の全員が露出の多い服を着た美女というのだから、セナも笑って
「……」
笑ってなかった。
まるでのっぺらぼうにでもなったかのように、セナには顔が無かった。
塵となって舞っている部分に、セナの顔パーツも含まれているのだろう。
「今の僕は、ステータスにおいて世界最強の【1000万】!!君のステータスを見たけど、僕の方が圧倒的に強い!」
勇者の言葉が本当で、1000万という数値を誇っているのであれば、セナはかなりの大差をつけられて負けている。
強化魔法をいくつか重ね掛けしたとしても、半分にも満たない。
勇者は本当に覚醒して、強くなっていた。
それどころか、その場の他の女たちのステータスですら、セナの倍近くある。
「……ぉまえから」
「———ひっ!!?」
なのに、セナの動きにその場の誰も反応できず、セナはいつの間にかライラの背後に立っていた。
背中に手を当て、スキルを奪う。
前の時にはタイミングが無くて手を出せなかった、自分の部品。
『名主』と『法王』のスキルは、他のスキルと数百万のステータスを手土産にセナの内に戻ってきた。
「う、嘘……聖都の皆が捧げてくれた力が……そんな!そんなぁ!!」
力が抜ける感覚を味わい、余裕をかましていたライラの表情が一瞬で曇る。
魔力で取り繕っていた義手も霧散し、無力で死にかけの無様な聖女だったモノだけがそこに残った。
「ら、ライラ!!貴様!!」
「……つぎ。」
「———ぃやぁっ!!!?」
激昂して襲い掛かってくる勇者を無視し、セナは次の獲物を見定める。
相手は、馬鹿みたいな服装をした魔法使い。
魔力の感覚からして、前回勇者を逃がしたのはこの女だと気づいた。
手のひらでステータスとスキルを奪い去り、その流れで胴体を鎖骨から骨盤にかけてまで抉り取る。
ステータス差もクソも無い暴力で、魔法使いは絶命した。
「……」
「正々堂々戦え!!卑怯者!!」
「……」
勇者の攻撃を徹底的に無視して、セナは取り巻きを優先的に片付けた。
左右にわけ、首をとり、首以外をとり、前後にわけ、二つにした。
勇者は自分の女が死に続ける様を見ながら、涙を浮かべ怒りのままに剣を振り回していたが、どんな攻撃もセナに届くことはなく、セナは単純な作業でもするかのように女たちを殺して回った。
最後の1人、武闘家のような女を四つにしたところで、勇者は立ち止まり、歪んだ形相でセナを睨みつけていた。
「この外道……僕の愛する人を……なんでそんなことができるんだ!」
「……」
「なんとか言えよぉ!!!」
セナは答えない。セナは答えない。セナは答えない。
「……」
大量にいたステータスを奪い取ったことで、セナのステータスも勇者とトントンのところにまで来た。
そして、固有スキルを取り戻したことで、セナの中で再び、革命が起きる。
『名主』望む運命に恵まれる。
↓
『根本的名主』幸せになれる。
『法王』勇者(聖女)としての資質を得る。
↓
『運命的法王』すべての運命の祝福を受ける。
自分たちだけ未進化なのは恥ずかしいとでも言わんばかりの勢いで進化する固有スキルたち。
それに伴い、セナのステータスもぐんぐんと伸びていく。
『運命的法王』の効果、『すべての運命の祝福を受ける』の効果。
それは、セナがこの時点での最高の状態の『異次元体』と同化するということ。
いくつもあるパラレルワールドの自分たち。
その中で、最も優秀な自分の能力になる。
結果、勇者よりもはるかに強いセナは完成した。
「……ぁ、ああ……!!」
そんな光景に、勇者も間抜けに口を開けて驚くことしかできない。
先ほどまで踏みつぶそうとしていたアリが、たった数秒でゴ〇ラよりも大きくなった。
そんな光景を目にして、正気を保てる人間がいるだろうか。
「———お前のステータスもスキルも、なにもいらない―――」
そう呟いたセナは、勇者が両手に持っている剣を腕ごと奪い取り、そのままダルマ落としでもやるかのように、足、脚、腰、胴、胸、首をバラバラにした。
そのまま、塔を破壊して去ろうとする背後で、何かが光った。
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