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第四十話
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「ぎゃああああ!!!!」
静寂の中に響いたのは、勇者の悲鳴だった。
いや、静寂ではない、騒動を聞いて駆け付けた野次馬の喧騒があった。
しかし、そんな声をかき消すほどに、勇者は甲高い悲鳴を上げた。
勇者の左腕が、肘から先で消えていたから。
倒れ伏したセナに一番近かった部位。
そこだけが、まるで削り取られたかのように消え去り、勇者の脳髄に一生消えないほどの痛みを刻み付けていた。
「貴様ぁ!!!」
怒鳴りながら大きく飛び退き、セナから距離をとる。
消えた腕を右手で押さえ、治療をしようとするが
「治らない……?」
欠損ですら治せる神代の力。
レベル10のスキルの力でも治らない腕。その異変にやっと気づく。
血が流れていない。
「な、な、なんでなんで!?ぼぼ、僕の腕ぇ!!」
今までどんな傷であろうとたちまち回復できた勇者も、治らない傷ともなると動揺する。
これから先の、左手の無い生活を想像して、誰しもが心に思う不安を抱える。
それは恐怖、不安、焦燥。
それを超え、セナに対する怒りに成る。
「ぼ僕の腕を!戻せぇ!!」
「……」
伏せた体勢から、手をつき四つん這いにまで起きたセナに怒鳴る。
未だ近くにいるベルモットもユゥリも、そのセナの様子に近づくことができないでいる。
そして、当のセナの顔は、地面に向けられたままでよく見えない。
「クソォォォ!!【聖典武装】!!!」
たちまち光に包まれる勇者。
その体を覆う光は、勇者の鎧となり、盾となり、剣となる。
魔法スキルではなく、勇者専用の【固有スキル】の一部。
「は、ははっ、ははは!!これなら治る!!治ったぁ!!はっはっははあああ!!!」
歓喜を叫ぶ勇者の姿。
観衆は、その勇者の姿に見惚れる者、拝む者、様々で、しかし、それと対峙しているセナの姿にも注目する者は少なく、
セナの周辺の瓦礫が、地面もろとも消えていることに気づく者は皆無だった。
「ユウキ様!!ご無事ですか!!」
そんな中で勇者に駆け寄る聖女の姿。
ここまで来てしまえば、その二人の素性は割れ、周囲の人間も簡単に察することができただろう。
そして、それに剣を向けられている男は、どんな理由があれ悪であることも察し。
「死ね!罪人!」
「勇者様に成敗されろ!」
そんな言葉とともに石を投げるものも現れる。
この世界で勇者とは絶対の正義であり、魔王を殺す唯一の希望。
であれば、そんな勇者の敵は人類の敵である。
その認識は間違っていない。
それでも、この場ではほぼ確実に間違いで
誰の石もセナの体に当たることはなかった。
「【神剣】」
勇者が、勇者にのみ扱える聖剣、否、神剣を構える。
神々しさの塊のような剣は光り、目の前の魔を断ち切らんと極光を放つ。
「……」
尚もセナは何も言わず、何も見ず、体を起こし、やっと足で立つだけ。
光による逆光で、その顔は未だに見えず。
「……」
ゆっくりと歩きだしたセナに向け、勇者は神剣を構え、魔力を豪快に放つ。
「【神聖剣斬】!」
街中で放つには過剰。都市一つを消滅させられる魔力の照射。
山も海も消え去る力の波。
そんな魔力が、一つの音も無く消え去った。
「……へ?」
神剣を振り抜いたはずの勇者の間抜けな顔。
それを横で見ていた聖女の阿保面。
周りで見ていた死にぞこない共の馬鹿な顔。
笑ってしまいそうな静寂が、無が有った。
「……」
それでもセナは喋らない。
顔も上げない、目も合わせない、光も見ないし、何もいらない。
ただ歩く。勇者に向かってただ。
「セナ!やめて!」
そう叫ぶ聖女の声も聞こえない。聞かない。聞く気が無い。
「お願い、これ以上罪を重ねないで!」
笑いそうなほど醜い聖女の叫びを無視して歩き続ける。
「止まって!!っぎぃぃいいいやあああああああああ!!!?」
止めようと、魔法を使おうとしたのか、スキルを使おうとしたのか、セナに触れようとしたのか、わからないが。
セナに向けた右腕は、指先からじりじりと削れて行った。
一瞬にして二の腕の中間まで消滅した右腕と、それに伴う痛みに叫ぶ聖女。
観衆すら時が止まったかのように見張る大きな大きな悲鳴。
「手、手えええええ!!?なんでぇえええ!!」
勇者の時と同様に消えてしまった聖女の右腕。
反射的に直そうとする聖女だが、勇者以上の回復スキルを持つ聖女ですら、消滅した手は戻らないらしい。
「いやぁあああああ!!!ああああああ!!!」
涙を流してその場にへたり込む聖女。
消滅の波が目の前まで来ているのに、呑気に座り込んでいる聖女の服を引き、勇者はセナの前に立つ。
「貴様ぁ!!よくもライラを!!お前だけは絶対に許さない!!」
カッコイイ台詞を言って、神剣を突き出す勇者だが。
その神剣すら、セナに近づいてしまい、その刀身の7割ほどがきれいに消えてしまった。
「……は?……はぁああああ!?!」
「……」
大地を踏み締めるように、一歩一歩に殺意が充満しているようなその歩みを、止めることのないセナ。
またしても踏み出した一歩で、神剣は鍔の部分までも消え去った。
「【転移】」
あと一歩で勇者の大半が消え去るはずだったのに、知らない声の主が使ったスキルによって、勇者たちはその場から消えてしまった。
再び一瞬の静寂。
声の主は現れず、突如消えた勇者と聖女。
しかし、化け物はその場にいて、一旦歩みが止まっている。
その状況を理解した観衆は、一人、また一人とその場から逃げ去っていく。
十秒もしたころには、関係のない一般人は辺り100メートル以内には誰もいなくなっていた。
1人を除いて
「まったく、騒がしいから来てみれば、なんだこれは」
コツコツと鳴る良い革靴を履き、黒いスーツを身に纏った若き商人。
黒い髪をワックスで固め、人相の悪さを隠さない男。
「貴様、前に見たときとずいぶん違っているが、それが素か?」
15歳という若さを感じさせない貫禄を醸し出す彼。
「まあいい、細かい話は気にしない。【停止】」
この世で数少ない、時間に干渉できる人間が、セナとセナの周辺20メートルの時間を停止させた。
静寂の中に響いたのは、勇者の悲鳴だった。
いや、静寂ではない、騒動を聞いて駆け付けた野次馬の喧騒があった。
しかし、そんな声をかき消すほどに、勇者は甲高い悲鳴を上げた。
勇者の左腕が、肘から先で消えていたから。
倒れ伏したセナに一番近かった部位。
そこだけが、まるで削り取られたかのように消え去り、勇者の脳髄に一生消えないほどの痛みを刻み付けていた。
「貴様ぁ!!!」
怒鳴りながら大きく飛び退き、セナから距離をとる。
消えた腕を右手で押さえ、治療をしようとするが
「治らない……?」
欠損ですら治せる神代の力。
レベル10のスキルの力でも治らない腕。その異変にやっと気づく。
血が流れていない。
「な、な、なんでなんで!?ぼぼ、僕の腕ぇ!!」
今までどんな傷であろうとたちまち回復できた勇者も、治らない傷ともなると動揺する。
これから先の、左手の無い生活を想像して、誰しもが心に思う不安を抱える。
それは恐怖、不安、焦燥。
それを超え、セナに対する怒りに成る。
「ぼ僕の腕を!戻せぇ!!」
「……」
伏せた体勢から、手をつき四つん這いにまで起きたセナに怒鳴る。
未だ近くにいるベルモットもユゥリも、そのセナの様子に近づくことができないでいる。
そして、当のセナの顔は、地面に向けられたままでよく見えない。
「クソォォォ!!【聖典武装】!!!」
たちまち光に包まれる勇者。
その体を覆う光は、勇者の鎧となり、盾となり、剣となる。
魔法スキルではなく、勇者専用の【固有スキル】の一部。
「は、ははっ、ははは!!これなら治る!!治ったぁ!!はっはっははあああ!!!」
歓喜を叫ぶ勇者の姿。
観衆は、その勇者の姿に見惚れる者、拝む者、様々で、しかし、それと対峙しているセナの姿にも注目する者は少なく、
セナの周辺の瓦礫が、地面もろとも消えていることに気づく者は皆無だった。
「ユウキ様!!ご無事ですか!!」
そんな中で勇者に駆け寄る聖女の姿。
ここまで来てしまえば、その二人の素性は割れ、周囲の人間も簡単に察することができただろう。
そして、それに剣を向けられている男は、どんな理由があれ悪であることも察し。
「死ね!罪人!」
「勇者様に成敗されろ!」
そんな言葉とともに石を投げるものも現れる。
この世界で勇者とは絶対の正義であり、魔王を殺す唯一の希望。
であれば、そんな勇者の敵は人類の敵である。
その認識は間違っていない。
それでも、この場ではほぼ確実に間違いで
誰の石もセナの体に当たることはなかった。
「【神剣】」
勇者が、勇者にのみ扱える聖剣、否、神剣を構える。
神々しさの塊のような剣は光り、目の前の魔を断ち切らんと極光を放つ。
「……」
尚もセナは何も言わず、何も見ず、体を起こし、やっと足で立つだけ。
光による逆光で、その顔は未だに見えず。
「……」
ゆっくりと歩きだしたセナに向け、勇者は神剣を構え、魔力を豪快に放つ。
「【神聖剣斬】!」
街中で放つには過剰。都市一つを消滅させられる魔力の照射。
山も海も消え去る力の波。
そんな魔力が、一つの音も無く消え去った。
「……へ?」
神剣を振り抜いたはずの勇者の間抜けな顔。
それを横で見ていた聖女の阿保面。
周りで見ていた死にぞこない共の馬鹿な顔。
笑ってしまいそうな静寂が、無が有った。
「……」
それでもセナは喋らない。
顔も上げない、目も合わせない、光も見ないし、何もいらない。
ただ歩く。勇者に向かってただ。
「セナ!やめて!」
そう叫ぶ聖女の声も聞こえない。聞かない。聞く気が無い。
「お願い、これ以上罪を重ねないで!」
笑いそうなほど醜い聖女の叫びを無視して歩き続ける。
「止まって!!っぎぃぃいいいやあああああああああ!!!?」
止めようと、魔法を使おうとしたのか、スキルを使おうとしたのか、セナに触れようとしたのか、わからないが。
セナに向けた右腕は、指先からじりじりと削れて行った。
一瞬にして二の腕の中間まで消滅した右腕と、それに伴う痛みに叫ぶ聖女。
観衆すら時が止まったかのように見張る大きな大きな悲鳴。
「手、手えええええ!!?なんでぇえええ!!」
勇者の時と同様に消えてしまった聖女の右腕。
反射的に直そうとする聖女だが、勇者以上の回復スキルを持つ聖女ですら、消滅した手は戻らないらしい。
「いやぁあああああ!!!ああああああ!!!」
涙を流してその場にへたり込む聖女。
消滅の波が目の前まで来ているのに、呑気に座り込んでいる聖女の服を引き、勇者はセナの前に立つ。
「貴様ぁ!!よくもライラを!!お前だけは絶対に許さない!!」
カッコイイ台詞を言って、神剣を突き出す勇者だが。
その神剣すら、セナに近づいてしまい、その刀身の7割ほどがきれいに消えてしまった。
「……は?……はぁああああ!?!」
「……」
大地を踏み締めるように、一歩一歩に殺意が充満しているようなその歩みを、止めることのないセナ。
またしても踏み出した一歩で、神剣は鍔の部分までも消え去った。
「【転移】」
あと一歩で勇者の大半が消え去るはずだったのに、知らない声の主が使ったスキルによって、勇者たちはその場から消えてしまった。
再び一瞬の静寂。
声の主は現れず、突如消えた勇者と聖女。
しかし、化け物はその場にいて、一旦歩みが止まっている。
その状況を理解した観衆は、一人、また一人とその場から逃げ去っていく。
十秒もしたころには、関係のない一般人は辺り100メートル以内には誰もいなくなっていた。
1人を除いて
「まったく、騒がしいから来てみれば、なんだこれは」
コツコツと鳴る良い革靴を履き、黒いスーツを身に纏った若き商人。
黒い髪をワックスで固め、人相の悪さを隠さない男。
「貴様、前に見たときとずいぶん違っているが、それが素か?」
15歳という若さを感じさせない貫禄を醸し出す彼。
「まあいい、細かい話は気にしない。【停止】」
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