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第三十五話
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セナは自分の持つスキルについて隠さずに話した。
オーラを信じてのことではない、オーラをここから逃がすつもりを消したから。
自分が他人のスキルを奪い、そして奪ったスキルを他人に与えることができるということ。
二重になったスキルには特定の部位を再生させるだけの力があるということ。
「ということは、セナさんは今まで何人ものスキルを奪ってきたと。」
「はい。それは一切否定しません。ブルーオークだけじゃない、神聖教の教徒からもかなり大量に奪いました。」
「神聖教って……!」
「ここまで話したうえで聞きますが、俺に協力なんてするつもりですか?」
しないと答えるなら、しかるべき処置をしたうえで放逐。
説得してくるようなら始末するつもりだ。
そう、始末……
「はい、聞いたうえでやはり協力したいと思います。」
「簡単に考えているんじゃないんですか。もともとあなたに関係のない話ですよね。」
「……セナさん、怖いんですか?」
「……え?」
「私を心配しているなら問題ありません。自分の行動にかかる責任は十分理解しています。お願いします。」
オーラは見抜いている。
セナは怖いのだ。人を大切に思うことを恐れている。
また自分の手から消えてしまえば、きっとセナは何もなくなる。
もう二度とニンゲンには戻れない。
それを直感で理解している。
だから怖い。恐ろしくて仕方ない。言葉にできない恐怖が、地面から生えて沈ませようとしているようで。
「大丈夫です。私は死にませんよ。」
「……」
セナは無言でオーラの手を取る。
そこから、各属性を譲渡する。
それと同時に、オーラの中に新しいスキルが誕生する。
【開闢】
譲渡によってセナとの関わりができ、信頼を言葉で得た彼女の勝利の証。
「はは、俺、チョロ。」
自虐の言葉。
しかし、セナは少し嬉しそうだ。
◇◆◇
セナの地下仲間にオーラが加わった。
当分はエルフたちと交流を深めて、身の回りの世話をしてもらう。
「ところで、この街の地図とか持ってる?」
「いえ、そういったものは持っていませんね。普通に生活していれば必要ない物なので。」
「まあそりゃそう。」
雑談に次ぐ雑談。
今後の方針について決めあぐねていたセナは、ふと思いつき相談してみる。
「俺の村、行ってみる?」
『え~?』
突然の申し出、ニンゲンのみの村に行くことに不安があるエルフたち。
「ちょっと不都合があるから、夜中になるけど」
「ボクたちは良いよ」
「できれば、あまりニンゲンとはかかわりたくないけど」
みんなそんな感じの反応で、反対意見は出なかった。
反対したい雰囲気はあったから、セナは少しだけ悩んだうえで
「一応俺の家って感じのところで、周りの人には入らないように言っておく。手足が戻れば仕事はしてもらうけど、無理や無茶はさせないし、周りの奴らにもさせない。ごめんな。」
そういうセナにエルフたちの反対の色は薄れたが、やはり少し不安があるらしい。
せめて、先に戻って説明だけでもしておくべきか。
そう思い、今夜一度先に一人で村に戻ることにした。
◇◆◇
深夜、街の音が消え、見張り以外の明りが消えたころ。
セナは住んでいる廃墟から抜け出し、全速力で走る。
その勢いのまま街の外へ、セナの村の方に大きく跳ねる。
3歩、最大限の跳躍で街から村に入り、それに気づいた見張りが一瞬遅れて槍を向けてくる。
「よう、ただいま。」
「セナさん!!ご無事でなによりです!!」
見張りをしていたのは、若い衆の一人、モントだった。
「ハロとベルモットは?」
「今夜は二人とも非番です。オレとバヌムの二人で見張りをしていました。」
「ベルモットのところに行ってくる。若いのだけでも集合させておいてくれ。」
「わかりました!」
元気に返事をして走っていくモントを尻目に、セナは家へ歩いて行く。
道中には、目新しい物もあったが、やはり限られた資源の中で贅沢もできなければ、農作業なんかもできない。
日を凌ぐ苦痛の日々だっただろう。
「ただいま、ベルモット!」
「……んがっ!?お、おかえりなさいませ、ごしゅず、ご主人様。」
ユゥリと眠っていたベルモットが慌てて起き、半分寝たままのような顔でそう答える。
深夜に戻ってしまって申し訳ないと思いつつも、少し面白かった。
いつもはクールでミステリアスなベルモットが、んがって。
と、少しデリカシーの無いことを考えているセナに、ベルモットは恥ずかしそうに答える。
「ぶ、無事で帰ってきてくれてとてもうれしいのですが、ちょっと今顔を見ないでください。」
口元をぬぐいながら起き上がるベルモットと、うるさくてもぞもぞと起きだしたユゥリ。
ユゥリに帰還の挨拶をして、一度抱きしめる。
少し涙が出そうになったが、ぐっと歯を食いしばって我慢した。
「ベル、避難所前に集合だ。少し話したいことがある。」
「わかりました。」
セナの後ろをついてくるベルモット。
避難所前に着いた時には、もう若い衆は全員集まっていて、筆頭のハロが駆け寄ってきた。
「セナさん!!ご無事で!お待ちしていましたよ!!」
「久しぶり。元気だったか?」
「はい、けが人、病人、一切ありませんでした。」
「それならよかった。」
当たり障りのない話をしながら、エルフたちのことを軽く話す。
「僕らは全然気にしません。何十人もってことならちょっと話し合う必要がありますけど、セナさんが連れてくるならきっと良い人だと思いますし。」
「働き手が増えることは喜ばしいことです。ユゥリさんのお友達にもなってくれるかも。」
結構あっさりと決まってしまった。
オーラを信じてのことではない、オーラをここから逃がすつもりを消したから。
自分が他人のスキルを奪い、そして奪ったスキルを他人に与えることができるということ。
二重になったスキルには特定の部位を再生させるだけの力があるということ。
「ということは、セナさんは今まで何人ものスキルを奪ってきたと。」
「はい。それは一切否定しません。ブルーオークだけじゃない、神聖教の教徒からもかなり大量に奪いました。」
「神聖教って……!」
「ここまで話したうえで聞きますが、俺に協力なんてするつもりですか?」
しないと答えるなら、しかるべき処置をしたうえで放逐。
説得してくるようなら始末するつもりだ。
そう、始末……
「はい、聞いたうえでやはり協力したいと思います。」
「簡単に考えているんじゃないんですか。もともとあなたに関係のない話ですよね。」
「……セナさん、怖いんですか?」
「……え?」
「私を心配しているなら問題ありません。自分の行動にかかる責任は十分理解しています。お願いします。」
オーラは見抜いている。
セナは怖いのだ。人を大切に思うことを恐れている。
また自分の手から消えてしまえば、きっとセナは何もなくなる。
もう二度とニンゲンには戻れない。
それを直感で理解している。
だから怖い。恐ろしくて仕方ない。言葉にできない恐怖が、地面から生えて沈ませようとしているようで。
「大丈夫です。私は死にませんよ。」
「……」
セナは無言でオーラの手を取る。
そこから、各属性を譲渡する。
それと同時に、オーラの中に新しいスキルが誕生する。
【開闢】
譲渡によってセナとの関わりができ、信頼を言葉で得た彼女の勝利の証。
「はは、俺、チョロ。」
自虐の言葉。
しかし、セナは少し嬉しそうだ。
◇◆◇
セナの地下仲間にオーラが加わった。
当分はエルフたちと交流を深めて、身の回りの世話をしてもらう。
「ところで、この街の地図とか持ってる?」
「いえ、そういったものは持っていませんね。普通に生活していれば必要ない物なので。」
「まあそりゃそう。」
雑談に次ぐ雑談。
今後の方針について決めあぐねていたセナは、ふと思いつき相談してみる。
「俺の村、行ってみる?」
『え~?』
突然の申し出、ニンゲンのみの村に行くことに不安があるエルフたち。
「ちょっと不都合があるから、夜中になるけど」
「ボクたちは良いよ」
「できれば、あまりニンゲンとはかかわりたくないけど」
みんなそんな感じの反応で、反対意見は出なかった。
反対したい雰囲気はあったから、セナは少しだけ悩んだうえで
「一応俺の家って感じのところで、周りの人には入らないように言っておく。手足が戻れば仕事はしてもらうけど、無理や無茶はさせないし、周りの奴らにもさせない。ごめんな。」
そういうセナにエルフたちの反対の色は薄れたが、やはり少し不安があるらしい。
せめて、先に戻って説明だけでもしておくべきか。
そう思い、今夜一度先に一人で村に戻ることにした。
◇◆◇
深夜、街の音が消え、見張り以外の明りが消えたころ。
セナは住んでいる廃墟から抜け出し、全速力で走る。
その勢いのまま街の外へ、セナの村の方に大きく跳ねる。
3歩、最大限の跳躍で街から村に入り、それに気づいた見張りが一瞬遅れて槍を向けてくる。
「よう、ただいま。」
「セナさん!!ご無事でなによりです!!」
見張りをしていたのは、若い衆の一人、モントだった。
「ハロとベルモットは?」
「今夜は二人とも非番です。オレとバヌムの二人で見張りをしていました。」
「ベルモットのところに行ってくる。若いのだけでも集合させておいてくれ。」
「わかりました!」
元気に返事をして走っていくモントを尻目に、セナは家へ歩いて行く。
道中には、目新しい物もあったが、やはり限られた資源の中で贅沢もできなければ、農作業なんかもできない。
日を凌ぐ苦痛の日々だっただろう。
「ただいま、ベルモット!」
「……んがっ!?お、おかえりなさいませ、ごしゅず、ご主人様。」
ユゥリと眠っていたベルモットが慌てて起き、半分寝たままのような顔でそう答える。
深夜に戻ってしまって申し訳ないと思いつつも、少し面白かった。
いつもはクールでミステリアスなベルモットが、んがって。
と、少しデリカシーの無いことを考えているセナに、ベルモットは恥ずかしそうに答える。
「ぶ、無事で帰ってきてくれてとてもうれしいのですが、ちょっと今顔を見ないでください。」
口元をぬぐいながら起き上がるベルモットと、うるさくてもぞもぞと起きだしたユゥリ。
ユゥリに帰還の挨拶をして、一度抱きしめる。
少し涙が出そうになったが、ぐっと歯を食いしばって我慢した。
「ベル、避難所前に集合だ。少し話したいことがある。」
「わかりました。」
セナの後ろをついてくるベルモット。
避難所前に着いた時には、もう若い衆は全員集まっていて、筆頭のハロが駆け寄ってきた。
「セナさん!!ご無事で!お待ちしていましたよ!!」
「久しぶり。元気だったか?」
「はい、けが人、病人、一切ありませんでした。」
「それならよかった。」
当たり障りのない話をしながら、エルフたちのことを軽く話す。
「僕らは全然気にしません。何十人もってことならちょっと話し合う必要がありますけど、セナさんが連れてくるならきっと良い人だと思いますし。」
「働き手が増えることは喜ばしいことです。ユゥリさんのお友達にもなってくれるかも。」
結構あっさりと決まってしまった。
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