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羽ばたきの時
120話 本格的なRPG
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アロウとルナの二人は、西方向の通路を通って攻略を開始する。
「今は二人ずつしかいないから、いつもより慎重に行こう」
「そうですね」
いつもなら五人揃った状態で行動しているので、小型モンスターの群れが現れても問題なく戦えたが、今はその半分以下の戦力しかないため、同じようには戦えない。
時間を掛けてでも慎重に攻略すべきというアロウの進言に、ルナも頷く。
確かにオーディンが言っていた通り、奥へ続く道は赤い鉄格子によって封鎖されており、まずは赤いスイッチを探さなくては先に進めないようだ。
ひとまず鉄格子は無視して、道中に現れる『レッサーデビル』や『ファイアリザード』といった赤い小型モンスターを危なげ無く処理しつつ、突き当たりまで来ると。
壁に埋め込まれたように設置されている、赤いスイッチがあった。
これがオーディンの言っていた、色の付いた鉄格子を開けるためのスイッチ、その三色ある内のひとつだろう。
アロウはルナと顔を見合わせて互いに頷くと、その赤いスイッチを押し込んだ。
すると、ゴゴゴゴゴ……という震動が発生し、すぐに止まった。鉄格子が開かれる演出だろう。
「うん、これで赤い鉄格子は開かれたはずだ。先に進んでみよう」
「ですけど、まだ青や黄色の鉄格子は見えないですね」
「そういうのは、この先にあると思う。オーディンさんが教えてくれたから分かるけど、何も知らずに最初にここに来たら、絶対途中で青とか黄色の鉄格子の前で止まるんだろうなぁ……」
赤いスイッチを押して、鉄格子が開いたからさぁ先へ行こうと思っていたら、今度は青や黄色の鉄格子に阻まれて、どうしたものかと迷うだろう、とアロウは苦笑する。
恐らくは向こうも、赤い鉄格子が開かれたことで、先へ進めるようになるはずであり、オーディン単独と、フェルテ・カノラ組も同じように色の付いたスイッチを押してくれるはずだ。
では先に進もう、とアロウとルナは来た道を戻って、最初に見た赤い鉄格子が開かれていることを確認してから、その奥へと進んでいく。
予想通りと言うべきか、先へ進んでいくと、青や黄色の鉄格子が姿を見せ始めてきたが、それらは既にスイッチを押されたことで開かれており、アロウとルナは滞ることなく奥へ奥へと向かう。
「何だか、本格的なRPGみたいですよね」
ふと、ルナがそう口にした。
「ん、どういうことだ?」
「ほら、ある程度パーティの人数が揃って来たら、時には人数を分けて行動する展開って、よくありますよね」
「あぁ、あるな。主人公だけ使ってたら、いきなり他のキャラを使わないといけなくなるって」
「今の私達って、なんとなくそんな感じだなって思ったんです」
「ならさしずめ、主人公は俺で、ルナさんはヒロインってところかな」
「……あれですよね。アロウさんって、まんまハーレム系アニメの主人公にしか見えないというか」
「そこで声のトーン落とさないでくれよ、怖いだろ」
和気あいあいと会話しながら、さらに先へと進んでいく。
「今は二人ずつしかいないから、いつもより慎重に行こう」
「そうですね」
いつもなら五人揃った状態で行動しているので、小型モンスターの群れが現れても問題なく戦えたが、今はその半分以下の戦力しかないため、同じようには戦えない。
時間を掛けてでも慎重に攻略すべきというアロウの進言に、ルナも頷く。
確かにオーディンが言っていた通り、奥へ続く道は赤い鉄格子によって封鎖されており、まずは赤いスイッチを探さなくては先に進めないようだ。
ひとまず鉄格子は無視して、道中に現れる『レッサーデビル』や『ファイアリザード』といった赤い小型モンスターを危なげ無く処理しつつ、突き当たりまで来ると。
壁に埋め込まれたように設置されている、赤いスイッチがあった。
これがオーディンの言っていた、色の付いた鉄格子を開けるためのスイッチ、その三色ある内のひとつだろう。
アロウはルナと顔を見合わせて互いに頷くと、その赤いスイッチを押し込んだ。
すると、ゴゴゴゴゴ……という震動が発生し、すぐに止まった。鉄格子が開かれる演出だろう。
「うん、これで赤い鉄格子は開かれたはずだ。先に進んでみよう」
「ですけど、まだ青や黄色の鉄格子は見えないですね」
「そういうのは、この先にあると思う。オーディンさんが教えてくれたから分かるけど、何も知らずに最初にここに来たら、絶対途中で青とか黄色の鉄格子の前で止まるんだろうなぁ……」
赤いスイッチを押して、鉄格子が開いたからさぁ先へ行こうと思っていたら、今度は青や黄色の鉄格子に阻まれて、どうしたものかと迷うだろう、とアロウは苦笑する。
恐らくは向こうも、赤い鉄格子が開かれたことで、先へ進めるようになるはずであり、オーディン単独と、フェルテ・カノラ組も同じように色の付いたスイッチを押してくれるはずだ。
では先に進もう、とアロウとルナは来た道を戻って、最初に見た赤い鉄格子が開かれていることを確認してから、その奥へと進んでいく。
予想通りと言うべきか、先へ進んでいくと、青や黄色の鉄格子が姿を見せ始めてきたが、それらは既にスイッチを押されたことで開かれており、アロウとルナは滞ることなく奥へ奥へと向かう。
「何だか、本格的なRPGみたいですよね」
ふと、ルナがそう口にした。
「ん、どういうことだ?」
「ほら、ある程度パーティの人数が揃って来たら、時には人数を分けて行動する展開って、よくありますよね」
「あぁ、あるな。主人公だけ使ってたら、いきなり他のキャラを使わないといけなくなるって」
「今の私達って、なんとなくそんな感じだなって思ったんです」
「ならさしずめ、主人公は俺で、ルナさんはヒロインってところかな」
「……あれですよね。アロウさんって、まんまハーレム系アニメの主人公にしか見えないというか」
「そこで声のトーン落とさないでくれよ、怖いだろ」
和気あいあいと会話しながら、さらに先へと進んでいく。
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