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てつのつるぎ をてにいれた!
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波乱ありの夕食の後は入浴……だが、風呂に入る前に俺はやる事がひとつ出来た。
向かう先は、邸宅の警護を勤める衛兵達の兵舎だ。
夕食時になっていきなりご党首のご子息様がやって来るんだから、衛兵達はみんな揃って慌てている。
「アルフレッド様、我々に何か……」
何か落ち度でもあったのかと、衛兵の一人が恐る恐る訊ねてくる。
「いやいや、何も無かったさ。そうではなくてな」
異常なしだったことを告げると、衛兵達の様子に安堵が見える。
それを確認してから、俺はここに来た要件を言う。
「余っている剣はあるか?」
「は……剣ですか?武器庫に新品がいくつか保管されておりますが……」
衛兵は頭にクエスチョンマークを浮かべている。
そりゃそうだろうな、伯爵家のご子息様が前触れ無くやって来ていきなり「剣ってある?」なんて聞いてくるんだから。
「自己鍛錬の一貫だ。いざと言う時に、自分の身を自分で守れるくらいにはならなければな」
それを聞いて、衛兵達は「あぁなるほど」と頷いてくれた。
ちなみにこれは嘘ではない。
シャルロットを守る以前に、俺自身がヘボヘボでは意味が無いからな。
「新品の剣を用意してくれるか?」
「はっ、すぐにご用意致します」
衛兵は一礼するなりすぐに踵を返して、
またすぐに戻って来た。
その手に持っている剣を受け取る。
ふむ、さすが本物の剣だ。しっかりとした質量があるな。
「ありがとう」
礼を言ってから、俺は兵舎を後にした。
自室に戻って、剣を見えやすい所に立て掛けてから入浴だ。
湯槽に浸かりながら、じっくりと今日一日を思い返す。
今日が転生初日だと言うのに、色々あり過ぎた。
主に伯爵家としての執務の時間がほとんどだが、家族を顧みない両親との食事よりも、やはり義妹シャルロットとの時間が一番大切だ。
その彼女はこの邸宅における居場所が無く、只々飼い殺しにされている。
ならば、一刻も早くシャルロットをこの腐った鳥籠から解放し、彼女を必要とする居場所へと連れて行ってやりたい。
だが、外の世界へ出ると言うことは、同時に様々な危険が伴う。
魔物もいるし、野盗なども横行している。
そんな連中に言葉での解決など望むべくもない、力で押し通る他に手はあるまい。
しかし、シャルロットが武器を手に魔物や人間相手に戦えるかと訊かれれば「無理」と即断出来る。
何せ栄養状態すらまともでは無いのだ、少し運動するだけで体力が尽きてしまうかもしれない。
いや、そもそも走ることが出来るかどうかも怪しいぞ?
……うーん、荒事は俺が引き受ければいいと思っていたが、旅に出るのなら歩くことに体力を使うのだ。
使用人達に命令はしておいたから、食事も少しはマシになるはずだ。
シャルロットの栄養状態の改善と、俺の鍛錬も考慮して……
「二週間ってところか」
二週間。
それだけあれば、何とかなるだろう。
こうして、俺の『ギャレット家バイバイ作戦』は密かに企てられた。
向かう先は、邸宅の警護を勤める衛兵達の兵舎だ。
夕食時になっていきなりご党首のご子息様がやって来るんだから、衛兵達はみんな揃って慌てている。
「アルフレッド様、我々に何か……」
何か落ち度でもあったのかと、衛兵の一人が恐る恐る訊ねてくる。
「いやいや、何も無かったさ。そうではなくてな」
異常なしだったことを告げると、衛兵達の様子に安堵が見える。
それを確認してから、俺はここに来た要件を言う。
「余っている剣はあるか?」
「は……剣ですか?武器庫に新品がいくつか保管されておりますが……」
衛兵は頭にクエスチョンマークを浮かべている。
そりゃそうだろうな、伯爵家のご子息様が前触れ無くやって来ていきなり「剣ってある?」なんて聞いてくるんだから。
「自己鍛錬の一貫だ。いざと言う時に、自分の身を自分で守れるくらいにはならなければな」
それを聞いて、衛兵達は「あぁなるほど」と頷いてくれた。
ちなみにこれは嘘ではない。
シャルロットを守る以前に、俺自身がヘボヘボでは意味が無いからな。
「新品の剣を用意してくれるか?」
「はっ、すぐにご用意致します」
衛兵は一礼するなりすぐに踵を返して、
またすぐに戻って来た。
その手に持っている剣を受け取る。
ふむ、さすが本物の剣だ。しっかりとした質量があるな。
「ありがとう」
礼を言ってから、俺は兵舎を後にした。
自室に戻って、剣を見えやすい所に立て掛けてから入浴だ。
湯槽に浸かりながら、じっくりと今日一日を思い返す。
今日が転生初日だと言うのに、色々あり過ぎた。
主に伯爵家としての執務の時間がほとんどだが、家族を顧みない両親との食事よりも、やはり義妹シャルロットとの時間が一番大切だ。
その彼女はこの邸宅における居場所が無く、只々飼い殺しにされている。
ならば、一刻も早くシャルロットをこの腐った鳥籠から解放し、彼女を必要とする居場所へと連れて行ってやりたい。
だが、外の世界へ出ると言うことは、同時に様々な危険が伴う。
魔物もいるし、野盗なども横行している。
そんな連中に言葉での解決など望むべくもない、力で押し通る他に手はあるまい。
しかし、シャルロットが武器を手に魔物や人間相手に戦えるかと訊かれれば「無理」と即断出来る。
何せ栄養状態すらまともでは無いのだ、少し運動するだけで体力が尽きてしまうかもしれない。
いや、そもそも走ることが出来るかどうかも怪しいぞ?
……うーん、荒事は俺が引き受ければいいと思っていたが、旅に出るのなら歩くことに体力を使うのだ。
使用人達に命令はしておいたから、食事も少しはマシになるはずだ。
シャルロットの栄養状態の改善と、俺の鍛錬も考慮して……
「二週間ってところか」
二週間。
それだけあれば、何とかなるだろう。
こうして、俺の『ギャレット家バイバイ作戦』は密かに企てられた。
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