□ベストアンサー□

彼等について６

｢………はい、代わりました………………そーみたいっすね。でも俺も付いてくんで。文句言わないで下さいよ。俺は先輩を１人であんたになんか会わす気はないから。もし俺が居ない時に先輩に何かしたら許さないっすよ絶対に。じゃあ、また。｣

ピッと音を鳴らして通話を終了させた桜崎が深い溜息を吐いた後、俺に頭を下げてきた。

｢何やってんのお前？｣

｢俺のミスです。俺が七原に関わらなきゃ先輩はバレずに済んだし、七原と接触する事もなかった。全部俺の責任です。すいません｣

｢…そう思うんなら全力で俺の事守れ。出来なきゃ二度と俺に関わんな｣

｢はい。｣

こうして俺は遂に不良と接点を持つ事になる。

今思えば、あの時に七原なんか気にせずさっさと姿を消していたら良かったと死ぬほど後悔した。


END