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ショタコン勇者
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俺は現在、何もない十畳ぐらいの部屋に閉じ込められている。事の起こりは30分ほど前に遡る。
ハント君が来る頃を見計らって、移動して待っていると前触れなく急に現れたハント君。
「アトベ様、勇者様が着きます。私は別の仕事があるので先に失礼いたします。」
「えっ?」
ハント君はそれだけ言葉を残して先ほど同様、消えた。
「どういうこと?」
ハント君が消えて動揺したが、次の瞬間、床に魔法陣が現れて光り輝く柱が魔法陣より立ち上る。
「ハントく~ん、どぉこでちゅか~~。」
光の柱から出てきた王女と同い年くらいの女性が獲物を探すような目であたりを探している。俺は何となく察した。ハント君は勇者を連れてきたのではなく、追われてきたのだと俺でも逃げると思う。あれは、日本のホラー映画のようなオーラが出てる。そんなことを考えていたら、彼女と目が合った。
「んっ?そこの君が僕の旦那様かな?う~ん、悪くないね。」
どういうこと?旦那様って。戸惑っている間に間合いを詰められて右手をつかまれて、
「とりあえず、一人目作ろうか。まずはこれ飲んで。」
「んぐっ!?」
いきなり口に瓶を突っ込まれた。よくわからない液体は、水にしか見えない見た目なのにハチミツとリンゴの味がした。なんか、力がみなぎってくるような気がする、それも下のほうばかり。そして体が熱くなって呼吸が苦しくなってきた。目の前の手を取っている彼女が少しづつ大きくなっていく。
「予想通りだよ、さすがは僕の理想の旦那様だ。」
「勇者様、かわいい・・・。」
「アンネ様、よだれが!」
「はっ!!いけません、つい!!」
王女の俺を見る目がおかしい。周りがみんな大きく見える。何か嫌な予感がする。周りが大きくなって、俺がかわいい?まさか!?
「いったい、何を・・・?」
声が高い、間違いなさそうだ。子供に戻ってる。この感じだと中学になる前だな。俺の身長は中学から急成長した。この目線の高さはそれ以前のものだ。
「少し若返ってもらったよ。僕の趣味だから気にしないで、少々高い薬だけど君のためなら惜しくないから。それじゃ、はじめようか。時空結界展開。」
いきなり俺と彼女の間から球体が現れ、広がり飲み込まれた。そして、現在に至る。
ハント君が来る頃を見計らって、移動して待っていると前触れなく急に現れたハント君。
「アトベ様、勇者様が着きます。私は別の仕事があるので先に失礼いたします。」
「えっ?」
ハント君はそれだけ言葉を残して先ほど同様、消えた。
「どういうこと?」
ハント君が消えて動揺したが、次の瞬間、床に魔法陣が現れて光り輝く柱が魔法陣より立ち上る。
「ハントく~ん、どぉこでちゅか~~。」
光の柱から出てきた王女と同い年くらいの女性が獲物を探すような目であたりを探している。俺は何となく察した。ハント君は勇者を連れてきたのではなく、追われてきたのだと俺でも逃げると思う。あれは、日本のホラー映画のようなオーラが出てる。そんなことを考えていたら、彼女と目が合った。
「んっ?そこの君が僕の旦那様かな?う~ん、悪くないね。」
どういうこと?旦那様って。戸惑っている間に間合いを詰められて右手をつかまれて、
「とりあえず、一人目作ろうか。まずはこれ飲んで。」
「んぐっ!?」
いきなり口に瓶を突っ込まれた。よくわからない液体は、水にしか見えない見た目なのにハチミツとリンゴの味がした。なんか、力がみなぎってくるような気がする、それも下のほうばかり。そして体が熱くなって呼吸が苦しくなってきた。目の前の手を取っている彼女が少しづつ大きくなっていく。
「予想通りだよ、さすがは僕の理想の旦那様だ。」
「勇者様、かわいい・・・。」
「アンネ様、よだれが!」
「はっ!!いけません、つい!!」
王女の俺を見る目がおかしい。周りがみんな大きく見える。何か嫌な予感がする。周りが大きくなって、俺がかわいい?まさか!?
「いったい、何を・・・?」
声が高い、間違いなさそうだ。子供に戻ってる。この感じだと中学になる前だな。俺の身長は中学から急成長した。この目線の高さはそれ以前のものだ。
「少し若返ってもらったよ。僕の趣味だから気にしないで、少々高い薬だけど君のためなら惜しくないから。それじゃ、はじめようか。時空結界展開。」
いきなり俺と彼女の間から球体が現れ、広がり飲み込まれた。そして、現在に至る。
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『上がれよ、上がれ!作品意欲ッッ!』
『必☆殺!意欲超上がりrevolution!』
※応援です
個人的に、色々と楽しみな作品です。
文が少し少ない気もしますが飽きずに頑張ってください(*´∇`*)期待してます♪
応援ありがとうございます。
作者に体力がないので進行は遅いかもしれませんが、のんびりやっていこうと思います。