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第四十一 二枚のカード 保持と放出 その十
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解答入力の制限時間が終了した。
軽快な音が短く鳴った。
アナウンス「諸事情に拠り、七番と八番を脱落とする。
五回戦は九番と十番の二名で行う。
五分後に競技開始とする」
タブレットが五分からカウントダウンを始めている。
うーん、何があったんだろう?
その諸事情を知りたいんだけど。
普通のルール違反じゃないって事なんだろうけど。
考えても分からないし、次の事に切り替えよう。
結局、十人中勝ち抜けるのは一人だけじゃないの。
二人で対戦だから、合計カードは四枚。
最初の交換で三枚目が明らかになる。
ひょっとしたら、相手はこの時点でストップボタンを押すかも。
駄目だね、向こうに加点されたら、勝ち目が殆どなくなる。
確実に相手よりも先にストップボタンを押さなきゃ。
するといつ押せば良いんだろう。
問、確実に相手よりも先にストップボタンを押すには?
解、競技開始直前から連打をする
競技開始まで残り二秒。
腕が砕けても構わないくらいの気持ちで
ストップボタンを連打した。
その甲斐あり、競技開始と同時にストップボタンを押せた。
二回戦と同様に、画面に『加点』と表示されている。
よし、これで大分有利になった筈。
配られたカードは『や』と『き』
軽快な音が短く鳴った。
アナウンス「諸事情に拠り、七番と八番を脱落とする。
五回戦は九番と十番の二名で行う。
五分後に競技開始とする」
タブレットが五分からカウントダウンを始めている。
うーん、何があったんだろう?
その諸事情を知りたいんだけど。
普通のルール違反じゃないって事なんだろうけど。
考えても分からないし、次の事に切り替えよう。
結局、十人中勝ち抜けるのは一人だけじゃないの。
二人で対戦だから、合計カードは四枚。
最初の交換で三枚目が明らかになる。
ひょっとしたら、相手はこの時点でストップボタンを押すかも。
駄目だね、向こうに加点されたら、勝ち目が殆どなくなる。
確実に相手よりも先にストップボタンを押さなきゃ。
するといつ押せば良いんだろう。
問、確実に相手よりも先にストップボタンを押すには?
解、競技開始直前から連打をする
競技開始まで残り二秒。
腕が砕けても構わないくらいの気持ちで
ストップボタンを連打した。
その甲斐あり、競技開始と同時にストップボタンを押せた。
二回戦と同様に、画面に『加点』と表示されている。
よし、これで大分有利になった筈。
配られたカードは『や』と『き』
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