上 下
241 / 504

第三十一 多数派又は少数派 その十

しおりを挟む
短くブザーが鳴り、締め切られた。

アナウンス「第二の質問の多数派はA」

これで多数派を合計二回獲得出来た。

即ち、勝ち抜けが確定した。

さて、特殊ルール獲得に取りかかるとしよう。


アナウンス「第三の質問。
      シャワーが故障した、
      A・50度の湯しか出ない。
      B・30度の湯しか出ない」

これ、勝ち抜けた時に採用されるんだろうか?

選べる訳じゃないけどな、今の俺には。

一番「少数派にさせてくれ、俺はBを押す」

二番「俺は多数派になりたいから、Aを」

三番「Aを」

四番「Bにするわ」

「多数派を取る為、Aにします」

実際にはBを押すんだけどさ。

なんかもう、普通に嘘が吐ける様になったな。

Bを押した。



短くブザーが鳴り、締め切られた。

アナウンス「第三の質問の多数派はB」
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

光を目指して

エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

【完結】恋の終焉~愛しさあまって憎さ1000倍~

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,059pt お気に入り:2,367

社長、嫌いになってもいいですか?

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:73

時を越える瞳

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:0

元第二王子とヒドインの子は復讐を誓う。

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:52

緋黒の焔〜ヒトラー異世界戦記〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:9

処理中です...