ハート オール デスゲーム／宇宙から来たロボットに拠る地球侵略

第三十 選択式野球 その六

負けっぱなしは悔しいので、
コンピューター（CPU)と対戦しよう。

機械であるもしろと対戦するのと
何が違うのかと言われれば、
返答に窮するのだけど。

少なくとも手元は見られる事が無い。

野球は守備よりも攻撃が重要みたいだね。

点を取られなくても、
点を取らなければ
絶対に勝てないんだから。

半永久的に零点に抑えても、勝ちにはならない。



CPUとの対戦結果。

８ｖｓ３で勝利した。


あれ？

あっさりと勝てた。

手元を見られてないからかな？


再度の対戦結果。

１３ｖｓ６で勝利した。



このゲームのコツが分かった。

振ると見送るの価値が大分違う。



全投球を振ると仮定しての話し。

3球の内に１球でもストライクコースに来れば、進塁。



全投球を見送るとしての話し。

６球の内に４球がボールコースに来れば、進塁。


６球基準にすると。
振る時・６球の内に２球ストライクコースに来れば、進塁。
見送る時・６球の内に４球がボールコースに来れば、進塁。


振った方が、進塁になると言える。



他の野球ゲームもプレイしてみた。

投球に高低差のあるゲームは難しかった。

二十時間程を費やして、どうにか対応できるようにはなった。




野球の漫画を読み、DVD（野球の）も見て学習した。


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ブザーが鳴り響いた。

百二十時間が経過し、ルール用紙が配布された。