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第二十六 討論 超能力の有無の証明vs論破 その七
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「ヘンペルのカラス」を調べた。
辞書のスペースの都合で詳しくは書かれていない。
なんとなくはわかるんだけど、ただそれだけだよね。
顔を上げてなんとなく監視ロボットを見た。
ロボット「暇だかね、寸劇につきあってくれかね」
「いいですよ」
意図は分からないが、動けない以上、何も出来ない状況だし。
ロボット「テレビ、電話、カメラの無い頃、
日本の鎌倉時代だと思ってくれかね」
鎌倉時代か。
あれか、鎌倉作ろう鎌倉幕府だね。
「分かりました」
ロボット「ワガママな殿様になるから、家臣を演じてくれかね」
家臣って、家来の事だよね。
江戸時代の役職の若年寄、
プラスマイナスゼロだと
いつも思ってしょうがない。
なんであの名称にしたんだろう?
ロボット「白い鴉はアルビノが居るから存在するかね。
赤い鴉を探して参れかね」
赤い鴉はいないの線で返事をするべきだよね。
「殿、かしこまりましてございます。
一か月後、県中、この表現になりますけど。
県中を探しましたが、赤い鴉は発見出来ませんでした」
ロボット「探し方が悪いのかね。
もっと広範囲を探すかね」
「一年後、国中を探しましたが、赤い鴉は発見出来ませんでした」
ロボット「これを何度か繰り返すかね」
成程。
「二十年後、世界中を探したが見つかりませんでした」
ロボット「地底や海中を探すかね。
言いたい事は分かるかね?」
「赤い鴉が存在しない事を証明するのには
地球を数周しても証明するのは難しいですか?」
ロボット「二番がそう思うのならそうだかね」
『ヘンペルのカラス』はそう言う事か。
存在しない事を証明するのはほぼ不可能。
これを超能力に置き換えて考えてみよう。
辞書のスペースの都合で詳しくは書かれていない。
なんとなくはわかるんだけど、ただそれだけだよね。
顔を上げてなんとなく監視ロボットを見た。
ロボット「暇だかね、寸劇につきあってくれかね」
「いいですよ」
意図は分からないが、動けない以上、何も出来ない状況だし。
ロボット「テレビ、電話、カメラの無い頃、
日本の鎌倉時代だと思ってくれかね」
鎌倉時代か。
あれか、鎌倉作ろう鎌倉幕府だね。
「分かりました」
ロボット「ワガママな殿様になるから、家臣を演じてくれかね」
家臣って、家来の事だよね。
江戸時代の役職の若年寄、
プラスマイナスゼロだと
いつも思ってしょうがない。
なんであの名称にしたんだろう?
ロボット「白い鴉はアルビノが居るから存在するかね。
赤い鴉を探して参れかね」
赤い鴉はいないの線で返事をするべきだよね。
「殿、かしこまりましてございます。
一か月後、県中、この表現になりますけど。
県中を探しましたが、赤い鴉は発見出来ませんでした」
ロボット「探し方が悪いのかね。
もっと広範囲を探すかね」
「一年後、国中を探しましたが、赤い鴉は発見出来ませんでした」
ロボット「これを何度か繰り返すかね」
成程。
「二十年後、世界中を探したが見つかりませんでした」
ロボット「地底や海中を探すかね。
言いたい事は分かるかね?」
「赤い鴉が存在しない事を証明するのには
地球を数周しても証明するのは難しいですか?」
ロボット「二番がそう思うのならそうだかね」
『ヘンペルのカラス』はそう言う事か。
存在しない事を証明するのはほぼ不可能。
これを超能力に置き換えて考えてみよう。
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