ホラー小話

桃月熊

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悪魔に支配された街のつづきのつづき

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幹部と用心棒二名は馬に乗って移動した。

三名は黒魔術師の家に到着し、事情を再度説明。
最初に来た使者は、行方不明になったと結論付けられた。


幹部は悪魔退治の高額の報奨金を提示したが。
黒魔術師はその金額の三倍を吹っ掛けた。
幹部は悩んだが、幹部個人が払う訳ではないので
自身の懐は痛まないと判断。
なんなら、税率を上げて一般民衆から悪魔退治税を取れば良いと考えた。

幹部は、報奨金三倍の案を飲んだ。
交渉成立となった。





幹部、用心棒二名、黒魔術師の四名は、街へと戻った。
幹部は他の幹部に三倍の報奨金の話をした。


黒魔術師は魔方陣を描き、魔方陣に悪魔を吸い込んだ。
こうして、街は悪魔の脅威から解放された。
街をあげての宴が開催される事に。

黒魔術師も報奨金を受け取り、宴に参加。

いい感じに酔った黒魔術師は議会の手の暗殺者に掛かって
背後から刺された。
血まみれで地面に倒れる黒魔術師。

「三倍はぼり過ぎでしょ」
暗殺者は報奨金を奪い立ち去った。


黒魔術師は自身が助からないのは分かっていた。
魔方陣を描き、悪魔を放出した。

そもそも、最初にこの街に悪魔をけしかけたのは、この黒魔術師であった。
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