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夜の学校で肝試し
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昭和60年の夏。
数か月前から、ある生徒の私物が時々無くなる事態が発生していた。
金額的にも大した事が無く、級友を疑うのが嫌で、
何より被害者が他者に知られるのを嫌ったため、口止めをして親友にだけ話したので
事件は周知される事は無かった。
終業式が終わり、その日の夜に肝試しをする事になった。
事前に学校に申請をして許可が得られれば、数人の教師が監督してくる手筈に。
肝試しに参加したのは二年一組の合計十八名。
内訳は男子九名と女子九名。
ルールは自分の名前が書かれた木の札を学校で受け取り、
直ぐ近くの墓地の一番奥にある地蔵の前に置いて来る事。
一人が出発したら、三分後に次の一人が墓地に向かう事。
懐中電灯などの明かりの使用は禁止。
つづく
数か月前から、ある生徒の私物が時々無くなる事態が発生していた。
金額的にも大した事が無く、級友を疑うのが嫌で、
何より被害者が他者に知られるのを嫌ったため、口止めをして親友にだけ話したので
事件は周知される事は無かった。
終業式が終わり、その日の夜に肝試しをする事になった。
事前に学校に申請をして許可が得られれば、数人の教師が監督してくる手筈に。
肝試しに参加したのは二年一組の合計十八名。
内訳は男子九名と女子九名。
ルールは自分の名前が書かれた木の札を学校で受け取り、
直ぐ近くの墓地の一番奥にある地蔵の前に置いて来る事。
一人が出発したら、三分後に次の一人が墓地に向かう事。
懐中電灯などの明かりの使用は禁止。
つづく
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