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ゴミ箱に空き缶が入ったら資格試験に合格

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公園で会社員が手に空き缶を持っている。

彼の目線の先には空き缶用のゴミ箱がある。



「距離は大体2メートルか。
 これが入ったら、この後の資格試験に合格だ」


邪神と淫夢が登場。


「ふむ、願い事は分かったが、ただ叶えたのではお主も面白くなかろう」



淫夢(面白くする必要は無いと思うの。黙っておこう)



邪神は幾つかのルールを提案し、会社員も了承した。


ルールには複数の成功報酬と失敗した場合の罰則も含まれていたが、
会社員には自信があったので受けたのだ。


会社員(この距離で外す訳がない、これで俺も社長になれる)


会社員が投げた空き缶は放物線を描いて、見事にゴミ箱に吸い込まれていく。




空き缶がゴミ箱に吸い込まれるのを淫夢が妨害した。



「ちょっと、なんで邪魔すんだよ。
 邪魔が無ければ入ってたんだから、入ってる扱いだろ」


「残念じゃな、妨害については規定していないゆえ、
 お主の挑戦は失敗に終わったのじゃ。
 では罰則を執行致す」
 
邪神は上機嫌だ。
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