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性別なんて関係ない
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夜、セイヤはそろそろ眠りに就こうかとしていた。ベッドに横たわり、目を閉じていたらロバートが後ろから抱きしめてきた。
「おやすみ」
そう囁いて、うなじにキスをして同じベッドに入る。
何故、1人でアパート暮らしなのにダブルベッドが置いてあるのか。セイヤは不思議に思っていた。
(もしかして、誘われている?……いや、ただの挨拶かもしれないし)
後ろを振り向いたら、疲れてはいるが整った顔つきの男がいた。メガネをかけていない先生も素敵だな、とセイヤはひとり思う。
薬草の爽やかないい香りがする。
その香りに誘われるがまま、ロバートを抱きしめ、彼の唇に軽く自らの唇を重ねた、
瞬間、眩暈がした。頭の奥がじーんと痺れ、体の奥が、熱くなる。
ロバートは目を開け、「セイヤ。しよ?」と潤んだ視線で訴えた。
「先生、今日おかしいですよ。なんかいい匂いするし」
「依頼があって媚薬を作ってたんだ。粉が舞ったみたいで……辛い……」
ロバートはそのままセイヤの唇を塞ぎ、相手の劣情を指先で弄びながらセイヤの唇を、舌を吸い、舐める。
相当興奮しているのか、唾液が糸を引く。
その唾液を指に取り、セイヤの下着に手を入れて撫でる。
「ん、んっ」
珍しく自分勝手なロバートにセイヤは驚きつつも、自分からもキスをしながらロバートの欲望を下着越しに触る。
「今日は積極的だね、セイヤ君」
「私も薬の粉を吸ってしまいましたから」
二人で熱い吐息を漏らしながら、触ったりキスをしたりを繰り返していた。
「ん、く、セイヤ君、ちょっとだけ我慢してくれ……挿入させてくれないか。痛かったら止めるから」
そう言うと、セイヤの出口を指で愛撫し始めた。
「お願いだ、今日だけだから、明日からは口でするだけだから」
切なさそうな声で、苦しそうに懇願するロバート。
セイヤはそれを見て欲情してしまった。
「そんなこと言わず、するならちゃんとしてください。ライトの下の引き出しに、ゴムとローション入れてるの知ってるんですよ。それに……あなたには初めて挿入されるわけじゃないし……」
セイヤは起き上がり、引き出しに手をかけるとローションとゴムを取り出した。
「つけてあげますよ。練習、したんですよ?」
まだ半分くらいしか硬くなっていないロバートの欲望を、見様見真似で口に入れ、舌で舐めながら優しく啜る。
「こっち見て」
ロバートがセイヤの頭に手をやり、撫でる。
セイヤは音も立てずに、ねとつく涎を垂らしながら啜った。
「上手だよ、上手」
徐々に激しく、じゅぽじゅぽと音を立てながら吸えば、ロバートの欲望は脈打ちそうなほど硬くなった。
「確か……裏表に気をつけて……」
「そうそう」
たどたどしいながらも、セイヤはちゃんとロバートにゴムを装着することができた。
「先生……、正常位でいれてください……。女の子みたいに突かれてみたい……」
セイヤは自ら下着を下ろし、ロバートの腰を引き寄せキスをする。
それだけでどうにかなってしまいそうだが、ロバートに優しく押し倒されるまで執拗にキスをした。
「いいかい、痛かったらすぐ止めるからね。……ありがとう」
そう言うと、ローションを垂らしてゆっくりとセイヤに侵入してきた。
「あ……!」
「セイヤ、素敵だよ、セイヤ…!」
ロバートが動くたびにセイヤが鳴く。
「あっ、あっ、あーっ、いゃっ、あんっ」
「本当に女の子みたいだね。君は向いてるよ」
ロバートがセイヤの二の腕を掴み、腰を打ちつける。
「ん、あ、あん、あ、いいっ、いいよ……!」
「中に出すよ?僕の子供産んでくれる?」
「はいっ、うみますっ、!あ、ゔあっ、あ、ぐ、」
セイヤは体をくねらせ、腹を震わせ、涙を浮かべながら半ば叫んでいた。いわゆるメスイキの状態だ。
「本当に出すよ?いいの?」
「孕ませて……!種付け、して、くらさい、あ、ん、うゔっ!来る、来るよ……!」
「僕もイク、イクよ!中に出すよ…!」
ロバートは柄にもなく激しく腰を打ち込むと、奥に向かって熱い性液を注ぎ込んだ。
「あっ、あ、あー……」
びゅ、びゅ、びゅっ。
ゴムを隔てて、奥に熱い性液がほどばしる。
セイヤはロバートの体温を感じながら、意識を失った。
翌朝、セイヤは性的絶頂の後に来る特有のだるさで起き上がれなかった。
「スープでも飲むかい、セイヤ君」
「水がいい……冷たいお水を下さい……」
ロバートが氷水にライムを添えて持ってきたが、何か混ざってしまっていないか、セイヤは気が気ではなかった。
「おやすみ」
そう囁いて、うなじにキスをして同じベッドに入る。
何故、1人でアパート暮らしなのにダブルベッドが置いてあるのか。セイヤは不思議に思っていた。
(もしかして、誘われている?……いや、ただの挨拶かもしれないし)
後ろを振り向いたら、疲れてはいるが整った顔つきの男がいた。メガネをかけていない先生も素敵だな、とセイヤはひとり思う。
薬草の爽やかないい香りがする。
その香りに誘われるがまま、ロバートを抱きしめ、彼の唇に軽く自らの唇を重ねた、
瞬間、眩暈がした。頭の奥がじーんと痺れ、体の奥が、熱くなる。
ロバートは目を開け、「セイヤ。しよ?」と潤んだ視線で訴えた。
「先生、今日おかしいですよ。なんかいい匂いするし」
「依頼があって媚薬を作ってたんだ。粉が舞ったみたいで……辛い……」
ロバートはそのままセイヤの唇を塞ぎ、相手の劣情を指先で弄びながらセイヤの唇を、舌を吸い、舐める。
相当興奮しているのか、唾液が糸を引く。
その唾液を指に取り、セイヤの下着に手を入れて撫でる。
「ん、んっ」
珍しく自分勝手なロバートにセイヤは驚きつつも、自分からもキスをしながらロバートの欲望を下着越しに触る。
「今日は積極的だね、セイヤ君」
「私も薬の粉を吸ってしまいましたから」
二人で熱い吐息を漏らしながら、触ったりキスをしたりを繰り返していた。
「ん、く、セイヤ君、ちょっとだけ我慢してくれ……挿入させてくれないか。痛かったら止めるから」
そう言うと、セイヤの出口を指で愛撫し始めた。
「お願いだ、今日だけだから、明日からは口でするだけだから」
切なさそうな声で、苦しそうに懇願するロバート。
セイヤはそれを見て欲情してしまった。
「そんなこと言わず、するならちゃんとしてください。ライトの下の引き出しに、ゴムとローション入れてるの知ってるんですよ。それに……あなたには初めて挿入されるわけじゃないし……」
セイヤは起き上がり、引き出しに手をかけるとローションとゴムを取り出した。
「つけてあげますよ。練習、したんですよ?」
まだ半分くらいしか硬くなっていないロバートの欲望を、見様見真似で口に入れ、舌で舐めながら優しく啜る。
「こっち見て」
ロバートがセイヤの頭に手をやり、撫でる。
セイヤは音も立てずに、ねとつく涎を垂らしながら啜った。
「上手だよ、上手」
徐々に激しく、じゅぽじゅぽと音を立てながら吸えば、ロバートの欲望は脈打ちそうなほど硬くなった。
「確か……裏表に気をつけて……」
「そうそう」
たどたどしいながらも、セイヤはちゃんとロバートにゴムを装着することができた。
「先生……、正常位でいれてください……。女の子みたいに突かれてみたい……」
セイヤは自ら下着を下ろし、ロバートの腰を引き寄せキスをする。
それだけでどうにかなってしまいそうだが、ロバートに優しく押し倒されるまで執拗にキスをした。
「いいかい、痛かったらすぐ止めるからね。……ありがとう」
そう言うと、ローションを垂らしてゆっくりとセイヤに侵入してきた。
「あ……!」
「セイヤ、素敵だよ、セイヤ…!」
ロバートが動くたびにセイヤが鳴く。
「あっ、あっ、あーっ、いゃっ、あんっ」
「本当に女の子みたいだね。君は向いてるよ」
ロバートがセイヤの二の腕を掴み、腰を打ちつける。
「ん、あ、あん、あ、いいっ、いいよ……!」
「中に出すよ?僕の子供産んでくれる?」
「はいっ、うみますっ、!あ、ゔあっ、あ、ぐ、」
セイヤは体をくねらせ、腹を震わせ、涙を浮かべながら半ば叫んでいた。いわゆるメスイキの状態だ。
「本当に出すよ?いいの?」
「孕ませて……!種付け、して、くらさい、あ、ん、うゔっ!来る、来るよ……!」
「僕もイク、イクよ!中に出すよ…!」
ロバートは柄にもなく激しく腰を打ち込むと、奥に向かって熱い性液を注ぎ込んだ。
「あっ、あ、あー……」
びゅ、びゅ、びゅっ。
ゴムを隔てて、奥に熱い性液がほどばしる。
セイヤはロバートの体温を感じながら、意識を失った。
翌朝、セイヤは性的絶頂の後に来る特有のだるさで起き上がれなかった。
「スープでも飲むかい、セイヤ君」
「水がいい……冷たいお水を下さい……」
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