えっちな彼氏ができました。

よくうつ

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囁き声

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仕事も終わり、誰もいないガレージでタオはベンチに腰掛け、スマートフォンから何かを聞いていた。

「タオ君、何を聞いているの?」

コノはそっとタオの頬に頬を寄せる。

≪タオくんっ……!イっちゃうよう……!あ、イク、イク、≫

微かにイヤホンから漏れる恥ずかしいコノの嬌声を聞きながら、タオは目を閉じていた。

「タオ君、たおくん、」

コノはイヤホンを片方取り、そーっと囁く。

「タオ君は俺のこと、すごく好きなんだね……!」

わっ!と驚き声を上げ振り向くタオに、コノは嬉しそうに言う。

「愛してもらえるって、幸せだね」

そう言って手を握り、後ろから左耳に囁く。

「タオ君、音が気持ちいいんだね。俺の声聞いて気持ちよくなってたんだ」
「ちっ……違う……!」
「どう違うの?こんな恥ずかしい声を持ち歩いて」
「どこで覚えたの、その、言葉責めみたいなの」

コノは首をかしげて、

「そんなことしてないよ、俺もタオ君が好きだから」

と言って、そのまま後ろから耳をなめ始めた。

ちゅ……ちゅ……と音を立てて吸われ、コノの息遣いを感じるタオは頭の奥がアルコールに浸されたかのようにジンジンと熱くなり、ボーッとするのを感じた。

「気持ちいいね、タオ君」

コノがタオの背中側から手を回し、タオの胸に触りながら「いい声聞かせて」と囁く。

きゅーん……!

それだけでも、タオは脳がイってしまいそうになる。
音による脳イキ体質は、彼はコンプレックスというよりは長所として捉えていた。

「びくん、びくんってしたね。イったの?気持ちいいのうれしいね」

低く優しい声でコノが囁く。そう、タオのためだけの囁き声。
しかも、録音ではなく本物の生の声。
その事実に興奮し、タオは強くコノの手を握る。

「俺も気持ちよくなりたいよ。タオ君の舐めさせて」

タオはゆっくりと足を開き、コノに起立した己を見せる。
コノはそれに嬉しそうに頬擦りして、「俺だけの、大事な部分」とつぶやいた。
誰もいないガレージは声がよく響き、タオの脳まで震えてしまいそうだった。

コノがゆっくり舌と喉でタオの芯を愛撫する。
ちゅ、ちゅ、という吸うたびに響く息と、コノのうめき声が混ざってタオには麻薬のようだった。

「コノくん……コノくんっ……!」

うっとりとした瞳で股間にいるコノの頭をなでると、より唾液がぬめるのがわかった。
コノはこれが気持ちいいのだ。口で舌と喉で感じて、頭で幸せになっているのだ。

「コノくん、イキそうだよ……!」

はあ、はあと熱い息を天井に向けるタオのそれを、じゅ、じゅ、と吸いコノは塩味と汗を味わって楽しんでいた。

「ごぐっ、ぐ、がふっ……!」

コノは喉の奥で熱いものがほどばしるのを感じて、舌と唇を軽く震わせ目を閉じた。

「おいしい……タオくんの性液おいしー」

コノが笑ったとき、思わず白いよだれを垂らした。

「もっと気持ちよくさせてよ」

コノはゴムの中でガチガチに大きく広がったものを、タオの手に触らせた。

「タオくんのお尻で気持ちよくさせて……!」
「いいよー おしりと耳でキモチヨくさせてー」

コノはタオに壁に向かって手を尽かせえると、熱い芯をタオに向かって滑り込ませながら、両手首を壁に向かって押さえつけ、囁いた。


「気持ちいい……。キモチイー……。」


タオの脳に声が振動として侵入し、タオの脳を揺らし、じんわりと全身を麻痺と快感で一杯にした。

それは連続的に全身に広がり、立っていることもままならなくなり、筋肉隆々な彼でさえ手や足をガクガクさせてイってしまった。


「――――――っ!」

崩れ落ちるタオ。に、コノは乗り背後から囁きつつ突いた。

「置いてかないで……!一人にしないで……!」

そんな声を最後に、タオは覚えていない。
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