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23 『Φblivion』の「連夜」と泉水②
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「……泉水さん?」
「蓮くん」
少し暗い照明の中に、ジャケット姿の泉水を見つけると、蓮は駆け寄ってその手を握りしめる。
実はあの告白以来、きちんと返事をもらうまで店には行かないと決めていたので、これが5日ぶりの再会だった。
「泉水さん!会いたかった……すごく久しぶりな気がする」
「うん……ごめん、本当に来ちゃったよ」
そう言って笑う泉水は、少し緊張しているように見えた。
普段は3日以上間を開けずに会っていたと気付き、会わなくなってから泉水の存在の大きさを改めて感じている。前に「泉水の笑顔でリフレッシュできてる」と軽口を叩いたが、それは真実だったとしみじみ分かった。
たった5日会わないでいただけで、相当ストレスが溜まる……と図らずも実証されてしまい、ここ数日、蓮は相当な「泉水不足」に悩まされていたのだった。
触れている手を通してその存在を確かめ、ほっと息を吐く。
本当は抱き締めたいところだが、店の中でそれはマズいなと我慢する。
「おい、俺もいるって分かってるか?」
ついつい泉水しか見えていなかった蓮は、隣に立つ橘の姿に今さら驚いた。
「うわ!橘さんのスーツ姿……インパクト強すぎ。確かにこれは堅気じゃない感じだわ」
「うるさい。俺は今日は泉水のおまけだから、別に何でもいいんだよ」
「どっちかというと気合い入りまくりで、何でもいいって感じに見えないけど……うちのマネに、同業者が偵察に来たと思われてたしね?」
「はぁ??」
それを聞いた途端、泉水が突然吹き出した。
「やっぱりそう見えるんだね……」
泉水は口許を手で覆い、肩を震わせている。
「おい泉水。笑うな」
「歌舞伎町とかに普通にいそうだよね。俺が店変わろうとして、他店の人呼んでるとか思われたら困るなぁ~」
「……お前ら2人して大人を揶揄いやがるとは、いい度胸だ。誰のために付き添ってると……!」
珍しく突っ込まれる立場になったことに橘はご立腹だったが、泉水の緊張も少しほぐれたようで、蓮も安心する。それを、まあまあと軽く宥めて、
「それではお席に案内しますので、こちらへどうぞ」
そう言って蓮がカーテンを大きく開き、奥へと導いた。
踏み出した足元がフワリとする。床に敷き詰められた絨毯の柔らかな厚みのせいだ。
天井から下がるシャンデリア。
時代がかったクラシカルなソファー。
同じように時の積み重ねを感じさせるインテリアの数々…。
泉水がイメージするホストクラブの内装はもっとチープなもので「アンティーク風」に飾り立てられたものを想像していた。
だがこの店は全て本物のアンティークを使っているように見える。
華やかな明かりがシャンデリアから零れ落ちる。所々に置かれたランプ型の間接照明の光と合わさって、揺れ動く美しい光と影を演出していた。
テーブルを囲む区切られたエリアが大小に分かれて幾つかあり、開店直後だがすでにお客で埋まっている場所も多かった。
フロア担当のボーイや、マネージャーである黒服の間を通り抜け、少し奥の落ち着いた席に2人は案内された。
「今日は俺の奢りだから」という蓮は、フルーツやらおつまみやらをその場でサクサク届けさせる。
もちろん泉水は自分で支払うつもりでいたので、それは困ると言ってみたものの、まぁまぁと軽く流された。
あっという間にテーブル上が賑やかになり、あとは2人の好きな物を頼んでねと言って笑う。それなら遠慮なくとテンションの上がった橘のリクエストで、モエのシャンパンをひとつ頼んだ。
何と言うか、そつがなくて柔らかい接客である。
泉水はそんな思いで蓮を眺めた。
ソファにゆったりと座って艶然と微笑む姿は、泉水の知るいつもの蓮とはまた違う魅力があった。
時々、店でも見かけたがお仕事スタイルの蓮はとにかく恰好が良い。
いつものラフなファッションを見慣れていると、キッチリと締められたネクタイとスーツ姿に、逆に色気を感じてしまう。
初めて見る訳でもないのに、泉水の心拍数は上がりっぱなしだった。
(こんな人と楽しく話ができるなら、通いたくもなるだろうな)
運ばれてきたシャンパンを2人のグラスに注ぐ手際も、ソムリエさながらの鮮やかさで惚れ惚れした。
「泉水さんて、お酒は強いの?」
「あまり量は飲まないけど……普通に色々飲めるよ。一番好きなのは日本酒だけどね」
「へぇ、案外イケそうだね。橘さんは見た目通り、めちゃくちゃ飲むのかな?」
「一晩中でも飲んでいられた時もあったけどな。まあ今でもそこそこイケるぞ?今度どっちが強いか試してみるか」
「うわ、勝ち目無さそう。あちこちで伝説を残してそうだよね」
橘が居てくれるお陰で、場が和んで助かるなぁと、蓮は感謝していた。
2人だけだと何だか緊張してしまいそうだ。
それにしても……と蓮は2人を改めて見比べる。
『オブリビオン』の店内で、深紅のソファーに身を置いている橘と泉水の印象は、余りにも対照的過ぎた。
橘のこの場への馴染みっぷりもスゴいが、泉水の浮きっぷりもスゴい。
もちろん良い意味で、ではあるが。
常に朝の清浄な空気を纏っているような泉水がこの作り込まれた夜の空間に入り込むと、そこだけ別世界に見えた。
(掃き溜めにツル……いや泥中に蓮ってこういうこと?)
まさにそんな比喩を体現しているように思える。
「蓮」の名を持つ自分より、余程その花が似合うと思う。
そんな泉水が自分に寄り添ってくると、誰の目にも触れさせたくない気持ちがむくむくと湧き上がった。あまりこの場所に長くいさせたくないな、などと思い――完全な独占欲だと気付く。
まだきちんと付き合ってもいないのに先走り過ぎでしょ、と自分に突っ込みを入れる。
「蓮くんは、普段お店でどのくらい飲んでるの?」
「うーん、ワインだったら一度に4本くらいは平気かな。ウィスキーも、まぁ2,3本は……でも俺はそこまで強い方じゃないんだよね。スゴい人は本当にスゴいから。ウチのNo.1とか、永遠に飲んでられる人で」
へえ、と素直に目を丸くしながら話を聞いてくれる泉水と、いつの間にか距離が近くなって、肩が触れあう。
……少しずつ、自分の理性が溶けていく気がした。
これまで必至に保ってきた境界線が、崩れつつあるのかもしれない。
このまま、もし2人きりになったらどうなるか――
急にそんな心配がよぎった。
特にここにいる時の自分は『セレスタイト』にいる時の「オフ」の自分とは違う。
スイッチが入っている今は――欲望に忠実で、いかに相手を自分のペースに持ち込むか、相手を満足させるにはどうしたらいいかを常に考えている。
つまりは、狩猟本能が「オン」な状態で。
お客として見ている訳ではないが、隣りに座る泉水はかなり無防備で、いくらでも好きに出来てしまいそうな危うさを感じさせた。
(ヤバいな、この状況。思ったより興奮するんですけど……)
自分のテリトリー内に泉水がいて、何もかもを委ねきった瞳をして……微笑みながらこちらを見詰めてくる。
前も思ったが、泉水の髪からはとても良い香りがしていた。
髪に触りたい衝動に支配されそうになる。
触りたいし、何なら押し倒したい。
これまで以上に直接的な欲求が、ゆっくりと蓮の心を染め上げていく。
「……ムリ」
「どうかした?」
「いや、何でもない」
両手で顔を覆って俯く蓮に、泉水はさらに近付いてきた。
「何?言ってくれなきゃ分からないよ」
「………」
身体を密着させて、こちらを覗き込んでくる。
(押し倒したくなって、困ってます)
そう素直に言って、いきなりフラれるのも困るのでここは黙っておいた。
「泉水……その辺にしとけ」
「?」
見かねた橘が助け舟を出した。蓮の様子がおかしいことに目ざとく気付いたようだ。
「……ごめんね、泉水さん。俺、他のお客様の相手もしなくちゃいけないから、ずっと傍にいられないんだ。代わりに後輩を呼んでいい?」
「あ、ごめん、もちろん。こっちは全然大丈夫だから。気にしないで、いつも通りお仕事頑張って」
「ありがとう。じゃあ俺は一旦抜けるね。橘さん、あと宜しく」
「おー」
両想いになったのに、まだ自由に触れることも出来ないのが哀しい。
欲望と理性が、恋心を挟んで主導権の取り合いをしているような状態は相変わらずだった。
「蓮くん」
少し暗い照明の中に、ジャケット姿の泉水を見つけると、蓮は駆け寄ってその手を握りしめる。
実はあの告白以来、きちんと返事をもらうまで店には行かないと決めていたので、これが5日ぶりの再会だった。
「泉水さん!会いたかった……すごく久しぶりな気がする」
「うん……ごめん、本当に来ちゃったよ」
そう言って笑う泉水は、少し緊張しているように見えた。
普段は3日以上間を開けずに会っていたと気付き、会わなくなってから泉水の存在の大きさを改めて感じている。前に「泉水の笑顔でリフレッシュできてる」と軽口を叩いたが、それは真実だったとしみじみ分かった。
たった5日会わないでいただけで、相当ストレスが溜まる……と図らずも実証されてしまい、ここ数日、蓮は相当な「泉水不足」に悩まされていたのだった。
触れている手を通してその存在を確かめ、ほっと息を吐く。
本当は抱き締めたいところだが、店の中でそれはマズいなと我慢する。
「おい、俺もいるって分かってるか?」
ついつい泉水しか見えていなかった蓮は、隣に立つ橘の姿に今さら驚いた。
「うわ!橘さんのスーツ姿……インパクト強すぎ。確かにこれは堅気じゃない感じだわ」
「うるさい。俺は今日は泉水のおまけだから、別に何でもいいんだよ」
「どっちかというと気合い入りまくりで、何でもいいって感じに見えないけど……うちのマネに、同業者が偵察に来たと思われてたしね?」
「はぁ??」
それを聞いた途端、泉水が突然吹き出した。
「やっぱりそう見えるんだね……」
泉水は口許を手で覆い、肩を震わせている。
「おい泉水。笑うな」
「歌舞伎町とかに普通にいそうだよね。俺が店変わろうとして、他店の人呼んでるとか思われたら困るなぁ~」
「……お前ら2人して大人を揶揄いやがるとは、いい度胸だ。誰のために付き添ってると……!」
珍しく突っ込まれる立場になったことに橘はご立腹だったが、泉水の緊張も少しほぐれたようで、蓮も安心する。それを、まあまあと軽く宥めて、
「それではお席に案内しますので、こちらへどうぞ」
そう言って蓮がカーテンを大きく開き、奥へと導いた。
踏み出した足元がフワリとする。床に敷き詰められた絨毯の柔らかな厚みのせいだ。
天井から下がるシャンデリア。
時代がかったクラシカルなソファー。
同じように時の積み重ねを感じさせるインテリアの数々…。
泉水がイメージするホストクラブの内装はもっとチープなもので「アンティーク風」に飾り立てられたものを想像していた。
だがこの店は全て本物のアンティークを使っているように見える。
華やかな明かりがシャンデリアから零れ落ちる。所々に置かれたランプ型の間接照明の光と合わさって、揺れ動く美しい光と影を演出していた。
テーブルを囲む区切られたエリアが大小に分かれて幾つかあり、開店直後だがすでにお客で埋まっている場所も多かった。
フロア担当のボーイや、マネージャーである黒服の間を通り抜け、少し奥の落ち着いた席に2人は案内された。
「今日は俺の奢りだから」という蓮は、フルーツやらおつまみやらをその場でサクサク届けさせる。
もちろん泉水は自分で支払うつもりでいたので、それは困ると言ってみたものの、まぁまぁと軽く流された。
あっという間にテーブル上が賑やかになり、あとは2人の好きな物を頼んでねと言って笑う。それなら遠慮なくとテンションの上がった橘のリクエストで、モエのシャンパンをひとつ頼んだ。
何と言うか、そつがなくて柔らかい接客である。
泉水はそんな思いで蓮を眺めた。
ソファにゆったりと座って艶然と微笑む姿は、泉水の知るいつもの蓮とはまた違う魅力があった。
時々、店でも見かけたがお仕事スタイルの蓮はとにかく恰好が良い。
いつものラフなファッションを見慣れていると、キッチリと締められたネクタイとスーツ姿に、逆に色気を感じてしまう。
初めて見る訳でもないのに、泉水の心拍数は上がりっぱなしだった。
(こんな人と楽しく話ができるなら、通いたくもなるだろうな)
運ばれてきたシャンパンを2人のグラスに注ぐ手際も、ソムリエさながらの鮮やかさで惚れ惚れした。
「泉水さんて、お酒は強いの?」
「あまり量は飲まないけど……普通に色々飲めるよ。一番好きなのは日本酒だけどね」
「へぇ、案外イケそうだね。橘さんは見た目通り、めちゃくちゃ飲むのかな?」
「一晩中でも飲んでいられた時もあったけどな。まあ今でもそこそこイケるぞ?今度どっちが強いか試してみるか」
「うわ、勝ち目無さそう。あちこちで伝説を残してそうだよね」
橘が居てくれるお陰で、場が和んで助かるなぁと、蓮は感謝していた。
2人だけだと何だか緊張してしまいそうだ。
それにしても……と蓮は2人を改めて見比べる。
『オブリビオン』の店内で、深紅のソファーに身を置いている橘と泉水の印象は、余りにも対照的過ぎた。
橘のこの場への馴染みっぷりもスゴいが、泉水の浮きっぷりもスゴい。
もちろん良い意味で、ではあるが。
常に朝の清浄な空気を纏っているような泉水がこの作り込まれた夜の空間に入り込むと、そこだけ別世界に見えた。
(掃き溜めにツル……いや泥中に蓮ってこういうこと?)
まさにそんな比喩を体現しているように思える。
「蓮」の名を持つ自分より、余程その花が似合うと思う。
そんな泉水が自分に寄り添ってくると、誰の目にも触れさせたくない気持ちがむくむくと湧き上がった。あまりこの場所に長くいさせたくないな、などと思い――完全な独占欲だと気付く。
まだきちんと付き合ってもいないのに先走り過ぎでしょ、と自分に突っ込みを入れる。
「蓮くんは、普段お店でどのくらい飲んでるの?」
「うーん、ワインだったら一度に4本くらいは平気かな。ウィスキーも、まぁ2,3本は……でも俺はそこまで強い方じゃないんだよね。スゴい人は本当にスゴいから。ウチのNo.1とか、永遠に飲んでられる人で」
へえ、と素直に目を丸くしながら話を聞いてくれる泉水と、いつの間にか距離が近くなって、肩が触れあう。
……少しずつ、自分の理性が溶けていく気がした。
これまで必至に保ってきた境界線が、崩れつつあるのかもしれない。
このまま、もし2人きりになったらどうなるか――
急にそんな心配がよぎった。
特にここにいる時の自分は『セレスタイト』にいる時の「オフ」の自分とは違う。
スイッチが入っている今は――欲望に忠実で、いかに相手を自分のペースに持ち込むか、相手を満足させるにはどうしたらいいかを常に考えている。
つまりは、狩猟本能が「オン」な状態で。
お客として見ている訳ではないが、隣りに座る泉水はかなり無防備で、いくらでも好きに出来てしまいそうな危うさを感じさせた。
(ヤバいな、この状況。思ったより興奮するんですけど……)
自分のテリトリー内に泉水がいて、何もかもを委ねきった瞳をして……微笑みながらこちらを見詰めてくる。
前も思ったが、泉水の髪からはとても良い香りがしていた。
髪に触りたい衝動に支配されそうになる。
触りたいし、何なら押し倒したい。
これまで以上に直接的な欲求が、ゆっくりと蓮の心を染め上げていく。
「……ムリ」
「どうかした?」
「いや、何でもない」
両手で顔を覆って俯く蓮に、泉水はさらに近付いてきた。
「何?言ってくれなきゃ分からないよ」
「………」
身体を密着させて、こちらを覗き込んでくる。
(押し倒したくなって、困ってます)
そう素直に言って、いきなりフラれるのも困るのでここは黙っておいた。
「泉水……その辺にしとけ」
「?」
見かねた橘が助け舟を出した。蓮の様子がおかしいことに目ざとく気付いたようだ。
「……ごめんね、泉水さん。俺、他のお客様の相手もしなくちゃいけないから、ずっと傍にいられないんだ。代わりに後輩を呼んでいい?」
「あ、ごめん、もちろん。こっちは全然大丈夫だから。気にしないで、いつも通りお仕事頑張って」
「ありがとう。じゃあ俺は一旦抜けるね。橘さん、あと宜しく」
「おー」
両想いになったのに、まだ自由に触れることも出来ないのが哀しい。
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