青とは気持ちのひとつ

彩城あやと

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psychedelic blueーサイケデリック ブルー

psychedelic blueーサイケデリック ブルー

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根無し草になりたいと思った。




満員電車に揺られて、捕まったつり革がベタついてた。
地方で育った僕にとって、満員電車なんて狂気の沙汰としか思えない。
誰かの足を踏んでしまって、謝っても冷たい一瞥をくれただけでそれで。それだけで。終わり。
僕の街ではもっと気遣いに溢れてて「気にしないでいいよ。」と笑って許してくれそうなもんなのに、都会は冷たいねえ。
電車の中をぐるりと見回すと、帰宅ラッシュの時間帯のせいもあるんだろうけど、性別、年齢に関わらず、みんな疲れて虚ろな目をして揺られてる。
他人なんて見ずに、時折人混みの不快感に眉をひそめて、目的地まで何の為に耐えてんのかな。
そんな苦渋と苦痛に満ちた電車の中は、地獄へと向かっている亡者の箱みたいに見える。
でも僕はこの電車の行き先が地獄の果でもいいか。なんとなくそう思った。

だって僕はすべて捨ててきた。
親も仕事も友人も全て。
すべての束縛を捨てて、根無し草のように、僕は生きてみたいと思ったから。

僕が普通の男なら、レールに敷かれたような人生でも何の疑問も抱かずに、淡々とした日々に小さな幸せを感じて、生きて行くことも出来たんだろうと思う。
でも、僕はいわゆるゲイだった。
友人たちのような、親の望むような人生は送れないと思う。
田舎の街で相談出来る相手なんていなくて、ひとりで考えに考えた末、僕は吹っ切った。
何にも縛られず、好きに生きようと。
そう思い立ってから一ヶ月位かけて身辺整理して。それから誰にも言わず小さなボストンバッグ片手に、今日すべてを捨る覚悟で電車に飛び乗った。
これから誰の目なんか気にせず、素晴らしい毎日が待ってる・・・!
期待に胸を膨らませて、折角大都市へと続くこの電車に乗ったのに、時間帯が悪かったのか、満員電車に乗り込んでしまいこの有様だ。
ゆく宛のない僕がただ、ぼんやりとぎゅうぎゅうの満員電車に揺られていると、濁った空気の中でふと、澄んだ甘い香りを嗅いだ。
甘い香りはすぐに隣から香る。
視線を香りの元へと運ばせると、そこには目を見張るような、すごい威圧感の男の人が俺のすぐ近くにいた。
男は堀が深く整った顔立ちに長い睫毛を伏せて、何ともいえないセクシーな雰囲気で、そこに存在している。
フェロモンって言うのかな。クラクラとするような匂いたつような色っぽさで、とても普通に生活している人には見えない。
か、格好いい・・・。一体何をしている人なのかな・・・。
ずっと見つめていたかったけど、それじゃまるで不審者みたいだから、僕は視線を戻して、満員電車に揺られる。
誰も僕の顔が赤い事に気付く人はいないだろうけど、顔は伏せておいた。
大都市の男の人は洗練されてて、一目見ただけでドキドキしてしまった自分が恥ずかしい。
電車はガタンガタンと揺れていたが、駅の到着のためにブレーキをかけた時に、車内は大きく揺れて、小柄な僕は人波に押され、そのフェロモンムンムンの男の人に体当たりする形になってしまった。
「あ。すみませ・・・。」
「大丈夫か?」
近くにいた男の人はびっくりするくらいの魅力的な笑顔で微笑みかけ、力強い手で僕を優しく支えてくれた。
僕はその微笑みと大きな手に触れられた時に、心臓が飛び出すんじゃないかと本気で思った。
ドギマギしながら、それでもちゃんとこの人の目を見てお礼を言うと、男の人はそのミステリアスな顔に少し驚いたような表情を浮かべて、スッと僕の腕をとった。
「ほら、乗車する奴らが来るから、こっちへ。」
低くかすれたバリトンの声に促せれて人垣抜け、駅のホームへ着く反対側の扉まで来ると、扉を背に囲われるように立たされた。
この男の人は見ず知らずの僕を人混みから守ってくれたんだ。
「あ、ありがとうございます。」
最後の声は聞き取れなかったかもしれない。ピタリと密着する体を意識してしまって、僕はちょっと恥ずかしくてこの人の顔が見れなくなってきた。
だって僕の太腿に、引き締まったこの人の足が当たってる。鍛えてあるのか筋肉質な体が布越しでも分かる。
「慣れていないのか?」
ドキリとする質問に驚いて、僕が顔を上げるとおかしそうに男の人は笑った。
「満員電車。」
「あ。うん・・・。ごめんなさい。」
「謝らなくてもいい。どこか旅行にでも行くのか?」
僕の持ってる小さなボストンバックを見てそう言んだと思う。僕はポツリと本当の事を口にした。
「ううん。家出して来た。」
「家出?仕事は?」
「辞めた。」
男の人は綺麗な手を口元に当てて少し考えて僕にこう言った。
「ふーん。そうか・・・。どうだ?おまえホストにならないか?俺は吉野雅人。(よしのまさと)ホストクラブ『グレイスガーデン』のオーナーをしてるんだ。」
「ホ、ホストですか?ちょっと僕には無理だと思います。」
ゲイの僕が女の人を喜ばせる事が出来るはずがないよ。
でも雅人さんがホストクラブのオーナーってのは頷ける。こんな男の人となら、僕も大金払ってでも一緒にお酒を飲みたい。
まあ。僕は男だからホストクラブには行けないけどね。行くならゲイバーかなぁ。
ふと涼やかな甘い香りがした。
「どうして?」
雅人さんは身を屈めて、耳元で低いバリトンの声と吐息で囁くように聞いてきたので、僕の下肢がずくん。と疼いてしまった。
あっ。ヤバイ。僕が慌てて腰を引いたけど、雅人さんは気が付いたようだ。
軽く目を見開いて、僕の事を見下ろしてる。
「・・・・僕は女の人を喜ばすような事出来ないから。」
僕は雅人さんのダークグレーのネクタイを見つめながら嘆息した。どうせもう二度と会うことのない人だ。
「名前は?」
「松川 碧生(まつかわ あおい)あ!ちょっと・・・!」
カタンカタンと満員電車が揺れる。
僕は乱れそうになる息を必死で飲み込んだ。
「どうした?」
雅人さんは耳元でくすりと笑う。僕は答えない。答えられなよ。
だって、僕の、こ、股間に雅人さんの筋肉質な太腿が当たってるんだから!
「俺は次の駅で降りる。碧生もグレイスガーデンに来るといい。行くあてもないんだろう?」
「あ・・・。だから僕・・・。ホストなんて・・・。」
「とりあえず、グレイスガーデンに見学に来て考えてみるといい。」
こ、こんな痴漢みたいな事して、着いて来いって!?どんな顔していってんだよっ!
見上げると吸い込まれるような瞳で見つめられた。
う。どうせ根無し草だ。着いてってやろうじゃないか・・・・!




白いビルの1Fの扉を開けるとそこはブルーとホワイトで統一されたロココ調の洗練された世界が広がってた。
オープンの時間まではまだあるらしく、店はガランとした広い空間を広げている。
僕は雅人さんに連れられてカウンターまで行くと、そこには一人の男の人がいた。
優しいそうな目元で、髪型も服装も凝ってていかにも、ホストです!っていうオーラで、優雅な動きでグラスを磨いてたが、僕らに気が付いてにこりと笑った。
「あらン?雅人さん、可愛い子連れてきたのね。宗旨替えしたの?」
我が耳を疑って、周りを見渡すが、店にはこの男の人と、僕と雅人さんしかいない。
カウンターに居る男の人は、どー見てもイカしてるホストなのに、口調がオネエだ。男らしい声が逆に不自然でビビる。
「電車で拾った。家出してきたらしい。
碧生、コイツはこの店のホストのリョウ。」
「よろしくね。アオイちゃん、座って?」
進められるままカウンター席に座ると、リョウさんは身を乗り出して俺を覗き込んだ。
「ホント可愛いいというか綺麗な子ね。女の子と間違えられたりしない?」
「・・・たまに。」
「でしょうね。ユニセックスっていうのかしら。いい感じね。今日から働くの?」
「あっ、いいえ。雅人さんに見学に誘われただけで・・・。」
「え!?あらやだ。そうなの!?ワタシてっきり新しいホスト仲間だと思って、『素』出しちゃたじゃないの。どーしましょう!?ゴホン。ゴホ。・・・アオイ。さっきの俺は忘れてくれ。ってか雅人さん先にちゃんと言っといて下さいよ。恥ずかしいじゃないですか!?」
急に男言葉に戻ったリョウさんに目を丸くしていると、雅人さんはタバコに火をつけて肩を揺らして笑った。
「おまえが勝手に、オネエになっただけだろ?」
「雅人さんが連れてきた時点で、ゲイだと思ったんですよ!」
ど、どうゆうことだろう?確かに俺はゲイだけど・・・・?
「ああ。もういいわ。アオイちゃん、この事はお客さんには内緒にしといてね。ワタシ、『ドラァグ・クイーン』なの。」
女言葉に戻ったリョウは、腰に手を置いてため息を付いた。
「とらぁ・・ぐ・・・?」
「まあ。アオイちゃんたら何も知らないのね。『ドラァグ・クイーン』心は男だけど、体は女。そしてそんな自分を見られたい人の事よ。」
「えっと・・・?」
リョウさんは確かに女言葉を使ってるけど、どう見ても男にしか見えない。
「ああ。ごめんなさい。『ドラァグ・クイーン』って一言で言っても、色んなタイプがあるの。ワタシはベッドの中だけ、女に変身するの。好きな男の前だけ、赤いドレスを着て抱いてあげるのが好きなのよ。」
リョウさんは背が高くて黒をベースにスーツを着て、ゆるく開襟した胸元にはシルバーのアクセを光らせてる。
そのこのいかにもホストですって感じのリョウさんが、あ、赤いドレスを着てるトコなんてとてもじゃないけど、想像出来ない。
「やだわ。アオイちゃん、想像しちゃった?」
「あ・・・・。ごめんなさい・・・。」
なんだか嬉しそうなリョウさんには悪いけど、まったくもって想像出来なかった。
「ふふ。アオイちゃんならいいわよ。今夜。見せてあげても。」
「リョウ。やめろ。」
「ま。雅人さんたら冗談よ。
アオイちゃん気を悪くしないでね。雅人さんがココに連れてきたって事はアオイちゃんはゲイなんでしょ?」
「あ・・・・。はい。でもなんで、雅人さんが連れてきたって事だけで僕がゲイだって分かったんですか?」
なんなんだろう。自分の性癖をひた隠しにしていたのに、さらりと答えられたこの濃密な空気。
「ふふ。雅人さんはね。人を見る目があるの。特にゲイを見抜く目なんてもはや、神よ。
ワタシも商社に勤めてたんだけど、雅人さんに見抜かれて、この店にスカウトされたの。あ。でも感違いしないでね。
ワタシは『タチ』だし、雅人さんは『バリタチ』だから清い関係よ。」
「たち?ばりたち?」
「きゃっ!アオイちゃんたら何も知らないのね!かわいい~。いいわ、ワタシがいろいろ教えてあげる。
『タチ』はいわばSEXでの男役のことよ。で、もう120%タチ!みたいなのを表現して『バリタチ』っていったりするの。タチの反対、女役の事を『ネコ』。あと、タチにもネコにもなれる男を『リバ』。これは『リバーシブル』の略ね。
アオイちゃんはタチ?リバ?それともやっぱりネコ?」
心なしか二人が身を乗り出して答えを待ってるような気がするのは僕だけかな?う~ん。困ったな。なんて説明すればいんだろ。
「あの・・・。僕の住んでた所は田舎で・・・。そんな、機会がなかったっていうか・・・。
・・・あの。なんかそんなにマジマジと見ないで。恥ずかしくなってきた・・・。」
「コ、コングラチュレーション!チェリーでバージンって事!?アオイ、アンタ一体何歳なの!?」
「え?19歳」
「男を抱きたいって思うの?抱かれたいって思うの?」
「え・・・・っと・・・・。」
抱かれたいと思うけど・・。でもなんか二人共、すごくカッコいい顔にギラついてる目がこわくて言えないー!
「あの・・・・・。わ、分からない。」
雅人さんがゾクゾクするような色っぽい流し目で僕を見たので心臓が跳ねた。
「そんなはず無いだろう?男が好きだと意識した時、どんな風に欲情した?」
「えっと。まあ。男の体として普通に・・・は、反応した。」
「それで?その男に触れたいと思ったのか?触れられたいと思ったのか?」
「う。触れられたいと・・・。」
「ネコだな。」
「ネコだわ。」
「・・・・はい。」
僕が顔を真っ赤にして俯くと、二人は面白そうに笑った。
「あら。照れる事ないのよ。ホントに免疫ないのね。家出の理由はそれね?
ゲイの恋愛ってね。ぶっちゃけ体だけの関係ならノンケのカップルよりずっと手に入れやすいし、何度かSEXはしたけど、それで終わっちゃった。とか、友達になっちゃったという話は日常茶飯事よ。
でもだからこそ、比較的長く付き合うことの出来たカップルはせっかく出来た絆を大事にするの。
だからね。アオイも初めてのSEXを勢いでしないほうが、いいからね。
可愛いから、たくさんチャンスが巡ってくるけど、焦らないでいいのよ。
ね?ま・さ・と・さん?」
「分かった。ちゃんと手順を踏もう。とりあえず碧生はホストをやってみろ。」
「ええええっ!?な、なんで!?」
どう突っ込んだらいいか分からない雅人さんの話に、びっくりしながらも、二人がかりでうまいこと誘導されて、僕は結局、一日体験ホストをすることになった・・・。
・・・・手順って一体何?



僕の一日ホスト体験は店にあった借り物の衣装を着せてもらい、リョウさんからの指導を受けた。
リョウさんは指名率の高いホストで、『役職』にもついてたから、結構忙しい一日だった。
でもリョウさんは、接客しながらも色々僕に丁寧に教えてくれたし、そのうちお客さんも一緒になって指導してくれた。
灰皿を変えるタイミングや、汗をかいたグラスの拭くタイミング、おしぼりを出さないといけないポイント。お客さんがタバコを出したらライターを用意する。
他にも色んな事を教えてもらい、それらをお客さんをよく観察して、心地よい時間を過ごしてもらええるように、エスコートする。
どんなに盛り上がっていても、常に色んな事を注意しておかなければいけなかったが、これが結構楽しい。
まだ、ビギナーな僕に対して周りのみんなも優しくて、リョウさん以外のスタッフはもとよりお客さんまでフォローしてくれるし、たまに席をのぞく雅人さんがイジるしで、それがそのうちネタになってみんなで騒いだ。
確かに僕はゲイだけど、グレイスガーデンでの、一日体験ホストは楽しく過ごすことが出来たんだ。
あ。僕は来月で20歳だからお酒も飲んだよ。これって誰も触れなかったけど、違法じゃないの?




「お疲れ。」
店内の掃除まで教えてもらって一日は終わった。
ホントは役職付のリョウさんと一日体験の僕らがそこまでする必要はなかったみたいで、他のホストの人たちがえらく遠慮してたけど、リョウさんは「しつけ。」だと笑って掃除でも色んな事を教えてくれた。
他のホストの人達といえば、嘘みたいなホントの話、驚くことにみんながみんなゲイだった。
お客さんのいない場所で「アオイはやっぱ、ネコ?」とかみんなが口々に聞いてきて、僕が聞かなくても自分の性態を赤裸々に教えてくれた。
一言で言ってもゲイには色んなタイプがいて、誰かが可能性は無限大だと豪語する。なるほど。奥が深い。
ただ、嗜好はそれぞれあっても、みんな体も心も男で、男が好きだった。



僕が着替えを済ませてホールに出ると、他のスタッフたちはみんな帰ってしまってて、そこには雅人さんとリョウさんしかいなかった。
「どうだ碧生?『グレイスガーデン』その名の通り、優美で優雅でゲイにとって恩恵を受けた店だと思っただろ?」
カウンターに肘をついて僕を見てる雅人さんは、セクシーで照明を落した店内でもゾクゾクするほどの色香を漂わせていた。
大人の色気っていうのかな。男らしくてホント目の保養になる。
「アオイちゃん、可愛くて綺麗で優しい子ね。あなたならこの店でやっていけるわ。」
雅人さんのそばで佇むリョウさんは、魅力的な男らしいスタイルで、誰もが無防備になるほどの笑顔を浮かべてる。
「この店でホストになれ。碧生。」
低くてセクシーなバリトンの声が響く。
「ここはいい店よ。何があってもワタシが守ってあげるわ。」
歌うようにリョウさんが笑う。
「よろしくお願いします。」
僕はにこりと笑って軽く頭を下げた。
二人が近寄って来る気配を感じて、頭を大きな二つの手でぐしゃぐしゃと掻き回された。
ああ。根無し草は早くも根付いてしまうみたいだ。
僕が顔を上げると、長い間さまよってた心も一緒にふわりと浮上した。
広い空間を見回して青く照らされていた時間を振り返る。
色んな人たちを運んで来る極彩色に彩られたようなこの『グレイスガーデン』が
「普通の男」というカテゴリーから外れてしまってた自分の気持ちを飲み込んで、根無し草の『庭』になればいいと心から思った。
二人を見て微笑んだつもりなのに、嬉しくて僕の瞳からひとつぶ雫が溢れた。



おわり。




「待って!アオイちゃん今日どこで泊まるの?」
「碧生は俺のマンションに泊めてやる。」
「え・・・?あ。ありがとうございます。」
「馬鹿!そんなの速攻、喰われちゃうわよ!うちに来なさい。うちに!」
「やめとけ、碧生。赤いドレスにうなされるぞ。」
えっと。根無し草にならなかった僕は、今日から一体、どうすればいんでしょうか……。


(おしまい)




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