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8.二人の真実
左利きの素敵なあなた
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「わた、しも……。ずっと、忘れたことはありませんでした。あの日の、こと……」
今度は、レスターが目を見開く番だった。
クリスティーナは続けた。
「あなたと出逢って……。恋をしたこともなかったわたしは、おかしいくらいに舞い上がってしまいました。お世辞だとわかっていても、あなたが褒めてくれたこと一つ一つが、とても嬉しくて……。このパルセノス王宮に連れてこられて、塔の上に閉じ込められていた間、怖くて怖くてたまらなかった。そんな時にわたしを慰めてくれたのは、天窓に刻まれた物言わぬ美しい蝶の彫刻と――あなたとすごした、あのほんのわずかな想い出でした」
彼を見ていられず、小さくしゃくり上げ、クリスティーナは長い睫毛を伏せた。
「無理だとわかっていながら、迎えに来てくれると言ってくれたあなたの言葉だけが、わたしの希望だったんです。あなたのことを夢見て、あなたと交わしたわずかな会話を、想い返さない日はありませんでした……」
目を閉じたクリスティーナを、レスターの腕がそっと抱きしめた。
そして、クリスティーナの顔を覗き込むようにして顔を近づけ、こう訊ねる。
「それじゃ、少し台詞を変えたのもわかったか? 君が思い出さなかったらと不安になって、俺は言葉を変えてしまった。本当は一言一句間違わずに会話を思い出せるくせにな」
耳に落ちてくるのは、低く鋭い声のはずなのに、クリスティーナにはどこまでも甘い囁きに聞こえる。
彼の胸がここまで温かだったことを、クリスティーナは今初めて知った気がした。
何とか顔を上げて微笑み、クリスティーナは言った。
「もちろんです。わたしの歳を知って驚かれたのと、わたしが焼いたバタークッキーを食べてくださったことも、ちゃんと覚えています」
レスターは苦笑して、首を振った。
「すぐにでも君に求婚しようと思ったのだが、まだ十四歳だと聞いて何とか思い止まったのだ。……それから、君の焼いたあのバタークッキーほど美味いものを、俺はあれから一度も口にできずにいる。もしよければ、また焼いてくれないか?」
「わたしなどが焼くものでよければ、喜んでお作りします」
「また、君が手ずから食べさせてくれるか?」
「はい」
こくんと頷き、クリスティーナは言った。
「あの時、あなたは左腕に怪我を負われていて、代わりにわたしが食べさせてあげたんでしたね。あなたは左利きだから……。右手ではうまくクッキーを食べられなくて、わたしに食べさせてほしいと頼んだのだと思いました」
「ああ、あれは、君に食べさせてもらいたいと思って、困らせると知りながら我が儘を言ってしまったのだ。あの包帯は、俺のような者が突然小さな町の救貧院を訪ねては警戒されかねないと思って、怪我人を装うことにして巻いていた。怪我を負っていれば、救貧院を頼ってもそう怪しまれることはないからな……」
そう説明したあとで、レスターは目を見開いた。
「君は……。あの時、俺を左利きだと勘違いしたのか?」
「はい、その通りです。この大切な想い出をうっかりと塔の上にいた頃に漏らしてしまい、それからはからかわれ通しで苦労いたしました。希望を夢だと諦めて残りわずかな余生をすごさねばならないのに、皆はわたしを思って、何とかして勇気づけようとしてくれていましたから……」
震えるその声を、レスターは息を呑んだまま聞いていた。
クリスティーナは、流れ続ける涙をそのままに、こてんとレスターの胸に額を預けた。
「左利きの素敵なあなた……。わたしの初恋の王子様。レスター様とこの王宮で出逢ってから、この初恋を、なかったものとして忘れなければならないと自分に言い聞かせておりました。けれど、もしあなたがお嫌でなければ――……。これからも、あの日の想い出を大事にこの胸にしまっておいてもいいですか?」
息を呑んでクリスティーナを見つめていたレスターだが、やがて堰を切ったようにこう叫んだ。
「もちろんだ、クリスティーナ……! 俺だって、たとえ愛しい君に乞われても、あの鮮烈な想い出を忘れることなど絶対にできない」
レスターは、クリスティーナの体をきつく抱きしめた。
「俺は、君が俺を忘れてしまったのだと思い込み、君の中にいる別の男の幻影に嫉妬し、胸を焼き尽くされそうになっていた。五年もの間、恋い焦がれ続け、追いかけ続けた君の心が、もうこの手に入らないなら――……。いっそ身体を奪ってしまえば俺から離れることはできないと考えて、……嫉妬のあまり、君に酷い真似をした」
クリスティーナは首を振った。
「わたしは、あなたに酷い真似をされたことなんて、一度もありません。わたしは、あなたに心から感謝しています。わたしを忘れずにいてくださったこと、こうして迎えに来て、抱きしめてくださること……。何もかも、この身にあまる幸せなことでいっぱいです。今だって、まるで夢みたいで」
「夢じゃない、決して」
強く熱く囁き、レスターはクリスティーナの髪に顔をうずめた。
「君が側にいるだけで、こんなにも俺の胸は高鳴り、熱くなる。……ほら、聞いてくれ、クリスティーナ。この胸は、初めて君と出逢った時と同じように、強く鼓動している」
レスターに抱きしめられるままにその胸に耳を当てると、間近で彼の心臓の鼓動が聞こえた。
確かに、彼がそこにいる。
それがわかって、クリスティーナは小さく頷いた。
「レスター様の心臓の音……、すごく近くで聞こえます。わたしの心臓も、今、同じくらいに大きく鳴っています……」
目を閉じて彼の胸の鼓動に耳を澄ませてから、クリスティーナは小さな声で続けた。
彼に、聞こえても聞こえなくてもどちらでもいいと思いながら。
「……わたし、よかった。ずっと、あの時ハンフィ救貧院で出逢った方を想い出す度に、どんどんその顔がレスター様になっていって……。あなたを愛するようになったから、想い出の中の初恋の人まであなたの姿にすり替えてしまっているのかと思いました。でも、本当は、あなたと側にいるほどに、きっと自然と想い出して……」
けれど、その小さな声は、途中でレスターの唇によって遮られた。
さっき受けた優しいキスとは違い、クリスティーナに熱く深々と口づけたあとで、レスターは呟いた。
「君が俺を愛していると言ってくれたのか……? 君こそ、俺に今この瞬間を夢じゃないかと錯覚させてばかりだ。クリスティーナ……」
なかば独り言のようだった呟きを聞き取られ、クリスティーナはぱっと頬を染めた。
けれど、何とかレスターに答えた。
「夢じゃありません、きっと。わたしも、そうでないことを心から願っています。レスター様……」
レスターはまたクリスティーナの唇に甘くキスを落とし、それから訊いた。
「本当に? 今度こそ、祖国のためだとか君の体を流れる血のためだとか、そんなくだらない理由で、俺を愛していると残酷な嘘をついているわけではなく? ……ああ、駄目だ。せっかく今、ようやく君が口にした俺を愛しているという言葉をほんの少しだけ信じることができたというのに、これ以上問い詰めるとまた、やっぱり嘘だったという証拠を掴んでしまいそうだ」
レスターは、ますます激しくクリスティーナの唇に口づけた。『駄目』とか、『待って』と言おうとするクリスティーナの声を呑み込むように、次々にキスが重ねられていく。
ようやく唇が離れた時には、クリスティーナの体は甘く蕩けそうになっていた。
「あ、ん、んん……。レスター様……、わたし……」
「君のその瞳に見つめられていると、どこまでも君の言葉だけを信じたくなる。君が愛していると一言言ってくれれば、俺はどこまでも愚かな男になれる。君をこの手に抱いていられるなら、地獄に堕ちたって俺は構わない」
言いながら、レスターは早急な手つきでクリスティーナの身に着けたナイトガウンの紐を解き、脱がせていった。裸になったクリスティーナをベッドに運ぶと、そのまま強く抱きしめる。
「きゃっ、あ、あの……、んっ」
---
ここまでお読みくださって、本当にありがとうございます!
いいねやお気に入り登録、しおりを挟んでいただき、とても嬉しいです。
励みになっています。
また、エールをくださった方、ありがとうございます!
同人活動の支えになります、凄く嬉しいです。
また、本日から新作も連載開始いたしましたので、今回とは公開形式が違うのですが、読んでいただけたら嬉しいです!
タイトル:【目が覚めたら世界が崩壊していて、女に飢えたイケメンアスリート達に助けられました】
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クリスティーナは続けた。
「あなたと出逢って……。恋をしたこともなかったわたしは、おかしいくらいに舞い上がってしまいました。お世辞だとわかっていても、あなたが褒めてくれたこと一つ一つが、とても嬉しくて……。このパルセノス王宮に連れてこられて、塔の上に閉じ込められていた間、怖くて怖くてたまらなかった。そんな時にわたしを慰めてくれたのは、天窓に刻まれた物言わぬ美しい蝶の彫刻と――あなたとすごした、あのほんのわずかな想い出でした」
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目を閉じたクリスティーナを、レスターの腕がそっと抱きしめた。
そして、クリスティーナの顔を覗き込むようにして顔を近づけ、こう訊ねる。
「それじゃ、少し台詞を変えたのもわかったか? 君が思い出さなかったらと不安になって、俺は言葉を変えてしまった。本当は一言一句間違わずに会話を思い出せるくせにな」
耳に落ちてくるのは、低く鋭い声のはずなのに、クリスティーナにはどこまでも甘い囁きに聞こえる。
彼の胸がここまで温かだったことを、クリスティーナは今初めて知った気がした。
何とか顔を上げて微笑み、クリスティーナは言った。
「もちろんです。わたしの歳を知って驚かれたのと、わたしが焼いたバタークッキーを食べてくださったことも、ちゃんと覚えています」
レスターは苦笑して、首を振った。
「すぐにでも君に求婚しようと思ったのだが、まだ十四歳だと聞いて何とか思い止まったのだ。……それから、君の焼いたあのバタークッキーほど美味いものを、俺はあれから一度も口にできずにいる。もしよければ、また焼いてくれないか?」
「わたしなどが焼くものでよければ、喜んでお作りします」
「また、君が手ずから食べさせてくれるか?」
「はい」
こくんと頷き、クリスティーナは言った。
「あの時、あなたは左腕に怪我を負われていて、代わりにわたしが食べさせてあげたんでしたね。あなたは左利きだから……。右手ではうまくクッキーを食べられなくて、わたしに食べさせてほしいと頼んだのだと思いました」
「ああ、あれは、君に食べさせてもらいたいと思って、困らせると知りながら我が儘を言ってしまったのだ。あの包帯は、俺のような者が突然小さな町の救貧院を訪ねては警戒されかねないと思って、怪我人を装うことにして巻いていた。怪我を負っていれば、救貧院を頼ってもそう怪しまれることはないからな……」
そう説明したあとで、レスターは目を見開いた。
「君は……。あの時、俺を左利きだと勘違いしたのか?」
「はい、その通りです。この大切な想い出をうっかりと塔の上にいた頃に漏らしてしまい、それからはからかわれ通しで苦労いたしました。希望を夢だと諦めて残りわずかな余生をすごさねばならないのに、皆はわたしを思って、何とかして勇気づけようとしてくれていましたから……」
震えるその声を、レスターは息を呑んだまま聞いていた。
クリスティーナは、流れ続ける涙をそのままに、こてんとレスターの胸に額を預けた。
「左利きの素敵なあなた……。わたしの初恋の王子様。レスター様とこの王宮で出逢ってから、この初恋を、なかったものとして忘れなければならないと自分に言い聞かせておりました。けれど、もしあなたがお嫌でなければ――……。これからも、あの日の想い出を大事にこの胸にしまっておいてもいいですか?」
息を呑んでクリスティーナを見つめていたレスターだが、やがて堰を切ったようにこう叫んだ。
「もちろんだ、クリスティーナ……! 俺だって、たとえ愛しい君に乞われても、あの鮮烈な想い出を忘れることなど絶対にできない」
レスターは、クリスティーナの体をきつく抱きしめた。
「俺は、君が俺を忘れてしまったのだと思い込み、君の中にいる別の男の幻影に嫉妬し、胸を焼き尽くされそうになっていた。五年もの間、恋い焦がれ続け、追いかけ続けた君の心が、もうこの手に入らないなら――……。いっそ身体を奪ってしまえば俺から離れることはできないと考えて、……嫉妬のあまり、君に酷い真似をした」
クリスティーナは首を振った。
「わたしは、あなたに酷い真似をされたことなんて、一度もありません。わたしは、あなたに心から感謝しています。わたしを忘れずにいてくださったこと、こうして迎えに来て、抱きしめてくださること……。何もかも、この身にあまる幸せなことでいっぱいです。今だって、まるで夢みたいで」
「夢じゃない、決して」
強く熱く囁き、レスターはクリスティーナの髪に顔をうずめた。
「君が側にいるだけで、こんなにも俺の胸は高鳴り、熱くなる。……ほら、聞いてくれ、クリスティーナ。この胸は、初めて君と出逢った時と同じように、強く鼓動している」
レスターに抱きしめられるままにその胸に耳を当てると、間近で彼の心臓の鼓動が聞こえた。
確かに、彼がそこにいる。
それがわかって、クリスティーナは小さく頷いた。
「レスター様の心臓の音……、すごく近くで聞こえます。わたしの心臓も、今、同じくらいに大きく鳴っています……」
目を閉じて彼の胸の鼓動に耳を澄ませてから、クリスティーナは小さな声で続けた。
彼に、聞こえても聞こえなくてもどちらでもいいと思いながら。
「……わたし、よかった。ずっと、あの時ハンフィ救貧院で出逢った方を想い出す度に、どんどんその顔がレスター様になっていって……。あなたを愛するようになったから、想い出の中の初恋の人まであなたの姿にすり替えてしまっているのかと思いました。でも、本当は、あなたと側にいるほどに、きっと自然と想い出して……」
けれど、その小さな声は、途中でレスターの唇によって遮られた。
さっき受けた優しいキスとは違い、クリスティーナに熱く深々と口づけたあとで、レスターは呟いた。
「君が俺を愛していると言ってくれたのか……? 君こそ、俺に今この瞬間を夢じゃないかと錯覚させてばかりだ。クリスティーナ……」
なかば独り言のようだった呟きを聞き取られ、クリスティーナはぱっと頬を染めた。
けれど、何とかレスターに答えた。
「夢じゃありません、きっと。わたしも、そうでないことを心から願っています。レスター様……」
レスターはまたクリスティーナの唇に甘くキスを落とし、それから訊いた。
「本当に? 今度こそ、祖国のためだとか君の体を流れる血のためだとか、そんなくだらない理由で、俺を愛していると残酷な嘘をついているわけではなく? ……ああ、駄目だ。せっかく今、ようやく君が口にした俺を愛しているという言葉をほんの少しだけ信じることができたというのに、これ以上問い詰めるとまた、やっぱり嘘だったという証拠を掴んでしまいそうだ」
レスターは、ますます激しくクリスティーナの唇に口づけた。『駄目』とか、『待って』と言おうとするクリスティーナの声を呑み込むように、次々にキスが重ねられていく。
ようやく唇が離れた時には、クリスティーナの体は甘く蕩けそうになっていた。
「あ、ん、んん……。レスター様……、わたし……」
「君のその瞳に見つめられていると、どこまでも君の言葉だけを信じたくなる。君が愛していると一言言ってくれれば、俺はどこまでも愚かな男になれる。君をこの手に抱いていられるなら、地獄に堕ちたって俺は構わない」
言いながら、レスターは早急な手つきでクリスティーナの身に着けたナイトガウンの紐を解き、脱がせていった。裸になったクリスティーナをベッドに運ぶと、そのまま強く抱きしめる。
「きゃっ、あ、あの……、んっ」
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