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3.胸に秘めた、甘い追憶
わたしには……、……妻にするほどの価値はありません
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「あの……、レスター様」
「どうした?」
「……大変申し上げにくいのですが……。……レスター様は、わたしのことで、大きく誤解なさっていることがあると思うのです」
そう打ち明けると、レスターは怪訝そうに眉間を寄せた。
けれど、説明を中断するわけにもいかず、クリスティーナは続けた。
「わたしは……、あなたの思うような者ではございません。せっかく綺麗なドレスやこの豪華なお部屋を用意していただいて、本当に申し訳ないのですが……。あなたがわたしと結婚しても、何の意味もありません」
「何? どういうことだ」
問い返す声に、棘が混じる。
それでも、これはこの人のためなのだ。
クリスティーナは、一生懸命に説明した。
「わたしは、あなたのお役に立てるような者ではないのです。陛下が……、ギデオン叔父様がわたしを捕らえて閉じ込めていたことには、何の意味もありません。ただ目障りだっただけなのです。ですから、あなたにはわたしと結婚する必要は……」
「……それは、君が俺と結婚したくないということか? 君は昨夜、俺を愛していると言ったはずだが」
レスターは、不快そうに顔をしかめた。
しかし、クリスティーナには彼が何に怒りを感じているのかわからなかった。
ただ、彼の自尊心を傷つけてはならないとだけ思った。
彼と自分の結婚が破談となるのであれば、それは彼から断ったという形にしなくてはならない。
自分は庶子なのだと告白するより先に、クリスティーナは続けた。
「それは……、昨夜申し上げた通りでございます。わたしはあなたのことを愛しております。ですが……」
「……」
「わたしには、あなたが妻とするほどの価値はありません。どうか、お考え直しいただけないでしょうか……」
しばらくレスターは険しい表情のまま沈黙していたが、やがて低い声で答えた。
「……断る。昨日、謁見の間で言った通りだ。君はこの俺と結婚する運命にある。君が俺を愛しているのならば、この話はこれ以上しない。俺は君以外の女と結婚するつもりはない」
苛立ちに満ちた声でそう残すと、レスターはさっさと部屋を出ていってしまった。
レスターの強い口調に一瞬身を縮めたあとで、クリスティーナは急いで声を上げた。
「レスター様……!」
彼の背にそう声をかけたのだが、レスターが立ち止まってくれることはなかった。
クリスティーナは、再びこの広い部屋に、一人取り残されてしまった。
(ああ……、なんてこと。すべては、誤解なのに……)
一人になるなり全身から力が抜け、クリスティーナはへなへなと絨毯の上に座り込んでしまった。
どうしてか、クリスティーナが大切なことを話そうとすると、……レスターは酷く怒ってしまう。
クリスティーナは、彼にとってよほど腹の立つ存在らしい。
そう悟ると、クリスティーナは彼に自分が姫でないことを説明することが怖くなった。
(いいじゃない、彼の気の済むまで従っていれば……。結婚をする前に、きっと彼のまわりの誰かが気がついて、忠告してくれるはずよ。庶子などと、結婚する価値はないって……)
でも、そうであれば、誤解のために、クリスティーナはレスター王子に体を奪われるのか……。
けれど、これ以上クリスティーナに、彼に自分と結婚すべきでないと進言をする勇気はなかった。
膝を抱え、クリスティーナはしばらく声を殺して泣いた。
♢ 〇 ♢
どれだけの時間が経っただろうか。
泣き疲れたクリスティーナは、ふいにそっと顔を上げた。
膝を抱えて泣いたまま、昨日から連続して起きた出来事の数々を一生懸命に思い起こしていた。
そのすべてが繋がりそうで繋がらず、泣き明かしてずきずき痛む頭でクリスティーナは迷い悩んでいた。
「……わたしは、処刑されるわけではないのね……」
ぽつりと呟く。
叔父のギデオンは、戦死したのだという。
ならば、曲がりなりにもこのクレフティス王国の王家の血を引くクリスティーナも、彼と同じ運命をたどるはずだとどこかで思っていた。
……いや、違う。
本当は、ギデオンに捕らえられていた頃から、クリスティーナは自分がいつか殺されるのだろうと思っていた。
その運命がふいに変わり、クリスティーナは戸惑っているのだ。
昨夜、レスター王子はクリスティーナに、結婚するだけでなく、『子を成せ』と言った。
無論、彼の子を、ということだろう。
その子を、いったいどうするというのだろう。
そっと立ち上がり、クリスティーナは呟いた。
「……クレフティス王国の王家に辱めを、ということなのかしら……」
レスター王子は、クリスティーナをこの国の姫だと誤解しているような口振りだった。
ならば、そういうこともあり得るかもしれない。
だが、クリスティーナはあくまで庶子で、姫の身分を持たない。
しかし、この大きすぎる誤解は、クリスティーナの力では解くことはできない。
それは、先刻よくわかった。
「……でも……。誤解を解いたって、解放してもらえるはずがないわ。ギデオン叔父様だって、わたしをずっと閉じ込めていたんだもの。この国の王位に関わる資格なんて、わたしにはなかったのに……」
半ば諦めの思いで、クリスティーナは窓に引かれた厚い金襴のカーテンを見つめた。
……あの向こうには、外の世界が広がっているのだろうか?
クリスティーナの胸が、どきんと鳴った。
長く胸の奥深くに沈み込ませていた渇望が、顔を出したのだ。
「外へ、出てみたい……」
自分でも気づかぬうちに、クリスティーナはそう呟いていた。
五年間も、クリスティーナはこの城の塔の最上階へと閉じ込められていたのだ。
外の世界への羨望は、抱えきれないほどに大きく膨らんでいた。
カーテンを開けてみたいという欲求と、そんな勝手なことをすればどんな罰が待っているかわからないという恐れ――そして、外の世界への大きな不安が、胸の中を渦巻く。
十四歳の時にこの城へ連れてこられて以来、クリスティーナが外の世界を見る機会は一度もなかった。
そう、十四歳の時以来……。
ふいに、クリスティーナの脳裏に、十四歳まですごしたハンフィ救貧院での出来事が再び蘇る。
……そういえば、彼は、レスター王子にどこか似ていた気がする。
あの青年は、本当にまた、クリスティーナを訪ねてハンフィ救貧院にやって来てくれただろうか?
……いや、きっと、来てなどはいまい。
ずいぶんと女性慣れした感じの青年だったし、クリスティーナにあんなことを言ったのも、冗談のつもりだったのだろう。
きっといろんな女性に、同じことを言っているに違いない。
彼にあんな風に言われたら、どんな女性でもきっと喜ぶはずだ。
……クリスティーナだって、嬉しかった。
彼は、救貧院で働く地味なクリスティーナを励まそうとして、あんなことを言ってくれたのだ。
優しい人である。
それに、万一来てくれていたとしても、クリスティーナは王宮へ連れ去られたあとだ。
どうせ逢えないのなら、来てくれなかった方がいいのだ。
そう思って、クリスティーナは、大切な想い出を胸にしまい直した。
あのほんの一瞬の邂逅は、クリスティーナの胸に深い印象を残していた。
わずかに交わした彼とのやり取りは、何度も反芻するうちに、ほとんど覚えてしまっている。
そのせいだろうか?
今でも時々、彼のことを夢に見ることがある。
そのささやかだけれど温かな想い出は、パルセノス王宮の一角で死んでいくだけの運命だったクリスティーナを、幾度慰めたか知れない。
レスター王子は、どこか面影が彼に似ている気がしたけれど……。あの青年とはたった一日、それもわずかな時間会話を交わしただけだから、はっきりと顔を覚えているわけではなかった。
(それに……。あの人は、左利きだったわ)
ハンフィ救貧院にやって来た青年は、左腕に怪我を負っていた。
そのため右手しか使えず、クリスティーナにバタークッキーを食べさせてほしいと頼んだのだ。
彼は、左利きであるはずだ。
しかし、レスター王子は、右利きだったように思う。
……昨晩の激しい行為を思い出し、クリスティーナは顔を真っ赤に染めた。
羞恥心をこらえて必死に思い出したが、やはり答えは変わらない。
(レスター様は、右利きのようだったもの。……似ている気がするけど、別人だわ)
いつか迎えに――助けに来てくれると、どこかで淡く夢見ていたあの人と、レスターはまったく違う男性なのだ。
どうしてだか、ほんの少しだけ寂しい気持ちで、クリスティーナはそう思った。
小さな溜め息が、豪奢な部屋で密かな音を立て、零れ落ちていった。
---
ここまでお読みくださって、本当にありがとうございます!
♥やお気に入り登録などなどしていただけたら本当に嬉しいです。
活動の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします。
なるべく毎日更新しようと思ってますので、展開ゆっくりめですが、もしよろしければぜひお付き合いください。
「どうした?」
「……大変申し上げにくいのですが……。……レスター様は、わたしのことで、大きく誤解なさっていることがあると思うのです」
そう打ち明けると、レスターは怪訝そうに眉間を寄せた。
けれど、説明を中断するわけにもいかず、クリスティーナは続けた。
「わたしは……、あなたの思うような者ではございません。せっかく綺麗なドレスやこの豪華なお部屋を用意していただいて、本当に申し訳ないのですが……。あなたがわたしと結婚しても、何の意味もありません」
「何? どういうことだ」
問い返す声に、棘が混じる。
それでも、これはこの人のためなのだ。
クリスティーナは、一生懸命に説明した。
「わたしは、あなたのお役に立てるような者ではないのです。陛下が……、ギデオン叔父様がわたしを捕らえて閉じ込めていたことには、何の意味もありません。ただ目障りだっただけなのです。ですから、あなたにはわたしと結婚する必要は……」
「……それは、君が俺と結婚したくないということか? 君は昨夜、俺を愛していると言ったはずだが」
レスターは、不快そうに顔をしかめた。
しかし、クリスティーナには彼が何に怒りを感じているのかわからなかった。
ただ、彼の自尊心を傷つけてはならないとだけ思った。
彼と自分の結婚が破談となるのであれば、それは彼から断ったという形にしなくてはならない。
自分は庶子なのだと告白するより先に、クリスティーナは続けた。
「それは……、昨夜申し上げた通りでございます。わたしはあなたのことを愛しております。ですが……」
「……」
「わたしには、あなたが妻とするほどの価値はありません。どうか、お考え直しいただけないでしょうか……」
しばらくレスターは険しい表情のまま沈黙していたが、やがて低い声で答えた。
「……断る。昨日、謁見の間で言った通りだ。君はこの俺と結婚する運命にある。君が俺を愛しているのならば、この話はこれ以上しない。俺は君以外の女と結婚するつもりはない」
苛立ちに満ちた声でそう残すと、レスターはさっさと部屋を出ていってしまった。
レスターの強い口調に一瞬身を縮めたあとで、クリスティーナは急いで声を上げた。
「レスター様……!」
彼の背にそう声をかけたのだが、レスターが立ち止まってくれることはなかった。
クリスティーナは、再びこの広い部屋に、一人取り残されてしまった。
(ああ……、なんてこと。すべては、誤解なのに……)
一人になるなり全身から力が抜け、クリスティーナはへなへなと絨毯の上に座り込んでしまった。
どうしてか、クリスティーナが大切なことを話そうとすると、……レスターは酷く怒ってしまう。
クリスティーナは、彼にとってよほど腹の立つ存在らしい。
そう悟ると、クリスティーナは彼に自分が姫でないことを説明することが怖くなった。
(いいじゃない、彼の気の済むまで従っていれば……。結婚をする前に、きっと彼のまわりの誰かが気がついて、忠告してくれるはずよ。庶子などと、結婚する価値はないって……)
でも、そうであれば、誤解のために、クリスティーナはレスター王子に体を奪われるのか……。
けれど、これ以上クリスティーナに、彼に自分と結婚すべきでないと進言をする勇気はなかった。
膝を抱え、クリスティーナはしばらく声を殺して泣いた。
♢ 〇 ♢
どれだけの時間が経っただろうか。
泣き疲れたクリスティーナは、ふいにそっと顔を上げた。
膝を抱えて泣いたまま、昨日から連続して起きた出来事の数々を一生懸命に思い起こしていた。
そのすべてが繋がりそうで繋がらず、泣き明かしてずきずき痛む頭でクリスティーナは迷い悩んでいた。
「……わたしは、処刑されるわけではないのね……」
ぽつりと呟く。
叔父のギデオンは、戦死したのだという。
ならば、曲がりなりにもこのクレフティス王国の王家の血を引くクリスティーナも、彼と同じ運命をたどるはずだとどこかで思っていた。
……いや、違う。
本当は、ギデオンに捕らえられていた頃から、クリスティーナは自分がいつか殺されるのだろうと思っていた。
その運命がふいに変わり、クリスティーナは戸惑っているのだ。
昨夜、レスター王子はクリスティーナに、結婚するだけでなく、『子を成せ』と言った。
無論、彼の子を、ということだろう。
その子を、いったいどうするというのだろう。
そっと立ち上がり、クリスティーナは呟いた。
「……クレフティス王国の王家に辱めを、ということなのかしら……」
レスター王子は、クリスティーナをこの国の姫だと誤解しているような口振りだった。
ならば、そういうこともあり得るかもしれない。
だが、クリスティーナはあくまで庶子で、姫の身分を持たない。
しかし、この大きすぎる誤解は、クリスティーナの力では解くことはできない。
それは、先刻よくわかった。
「……でも……。誤解を解いたって、解放してもらえるはずがないわ。ギデオン叔父様だって、わたしをずっと閉じ込めていたんだもの。この国の王位に関わる資格なんて、わたしにはなかったのに……」
半ば諦めの思いで、クリスティーナは窓に引かれた厚い金襴のカーテンを見つめた。
……あの向こうには、外の世界が広がっているのだろうか?
クリスティーナの胸が、どきんと鳴った。
長く胸の奥深くに沈み込ませていた渇望が、顔を出したのだ。
「外へ、出てみたい……」
自分でも気づかぬうちに、クリスティーナはそう呟いていた。
五年間も、クリスティーナはこの城の塔の最上階へと閉じ込められていたのだ。
外の世界への羨望は、抱えきれないほどに大きく膨らんでいた。
カーテンを開けてみたいという欲求と、そんな勝手なことをすればどんな罰が待っているかわからないという恐れ――そして、外の世界への大きな不安が、胸の中を渦巻く。
十四歳の時にこの城へ連れてこられて以来、クリスティーナが外の世界を見る機会は一度もなかった。
そう、十四歳の時以来……。
ふいに、クリスティーナの脳裏に、十四歳まですごしたハンフィ救貧院での出来事が再び蘇る。
……そういえば、彼は、レスター王子にどこか似ていた気がする。
あの青年は、本当にまた、クリスティーナを訪ねてハンフィ救貧院にやって来てくれただろうか?
……いや、きっと、来てなどはいまい。
ずいぶんと女性慣れした感じの青年だったし、クリスティーナにあんなことを言ったのも、冗談のつもりだったのだろう。
きっといろんな女性に、同じことを言っているに違いない。
彼にあんな風に言われたら、どんな女性でもきっと喜ぶはずだ。
……クリスティーナだって、嬉しかった。
彼は、救貧院で働く地味なクリスティーナを励まそうとして、あんなことを言ってくれたのだ。
優しい人である。
それに、万一来てくれていたとしても、クリスティーナは王宮へ連れ去られたあとだ。
どうせ逢えないのなら、来てくれなかった方がいいのだ。
そう思って、クリスティーナは、大切な想い出を胸にしまい直した。
あのほんの一瞬の邂逅は、クリスティーナの胸に深い印象を残していた。
わずかに交わした彼とのやり取りは、何度も反芻するうちに、ほとんど覚えてしまっている。
そのせいだろうか?
今でも時々、彼のことを夢に見ることがある。
そのささやかだけれど温かな想い出は、パルセノス王宮の一角で死んでいくだけの運命だったクリスティーナを、幾度慰めたか知れない。
レスター王子は、どこか面影が彼に似ている気がしたけれど……。あの青年とはたった一日、それもわずかな時間会話を交わしただけだから、はっきりと顔を覚えているわけではなかった。
(それに……。あの人は、左利きだったわ)
ハンフィ救貧院にやって来た青年は、左腕に怪我を負っていた。
そのため右手しか使えず、クリスティーナにバタークッキーを食べさせてほしいと頼んだのだ。
彼は、左利きであるはずだ。
しかし、レスター王子は、右利きだったように思う。
……昨晩の激しい行為を思い出し、クリスティーナは顔を真っ赤に染めた。
羞恥心をこらえて必死に思い出したが、やはり答えは変わらない。
(レスター様は、右利きのようだったもの。……似ている気がするけど、別人だわ)
いつか迎えに――助けに来てくれると、どこかで淡く夢見ていたあの人と、レスターはまったく違う男性なのだ。
どうしてだか、ほんの少しだけ寂しい気持ちで、クリスティーナはそう思った。
小さな溜め息が、豪奢な部屋で密かな音を立て、零れ落ちていった。
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