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2.真夜中の訪い、初めての恍惚
初めてのキスの先 ★
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「へえ……、そうか。君は、そんなに俺と結婚したいのか。そんなに懸命に、俺に訴えるほどに……?」
レスターの声は、どこか嗜虐的な響きを持っていた。
思わず、クリスティーナはびくりと身を縮めた。
彼は、酷く怒っている。
クリスティーナにも、それだけはわかった。
しかし、逆らわないことで怒りを宥めるという方法しか、クリスティーナは知らなかった。
クリスティーナは、亡き叔父王に、いつもそうして自尊心を殺して従ってきたのだ。
戸惑いながらも、クリスティーナは小さく頷いた。
「はい……」
その返答に、レスターは残酷な声で笑った。
「クリスティーナ。それなら、この部屋で君がすべきことはよくわかっているな? 君は今夜……、この俺のものとなるのだ」
「!」
どくんと、心臓が跳ねる。
それがどういうことであるのか、……さすがに理解はできる。
ほとんど間を置かないうちに、クリスティーナは震えながら頷いていた。
「は……、い……」
答えると、クリスティーナの華奢な身体を、レスターの腕が強引に絡め取る。
思わず身じろぎすると、レスターが命じた。
「逃げるなよ。俺に抱かれたいんだろう?」
耳に甘く声を落とされ、クリスティーナは答えに迷った。
「そ、それは……。あっ……」
何か言おうとする前に、クリスティーナは再び唇を塞がれていた。
それは、最初に交わした唇が重ね合わされるだけのキスと異なり、深々としてきつく、まるで噛みつくようなキスだった。
急に息が苦しくなり、熱くぬめるような感覚が唇と舌を食んでいく。
「んぅ、ふっ……」
戸惑いと苦しさの間に声が漏れ、寝室の床へと落ちていく。
レスターの熱い舌は、抵抗できないクリスティーナの口腔を思うさまに蹂躙していった。歯列をなぞり、口蓋を舐め、不器用な動きを見せるクリスティーナの舌を絡め取る。
舌先をちゅっと吸われ、クリスティーナの舌はいつの間にかレスターの熱い唇の中へ入り込んでいた。
無理に彼と同じ動きをするように強いられたクリスティーナの舌は、いつの間にか甘くレスターの舌を舐め返していた。
くちゅくちゅと唾液を吸われる音が耳に響き、ねっとりとした感覚が間断なくクリスティーナの唇を襲う。
キスが幾度も重ねられるにつれ、クリスティーナの体は不思議な熱を帯び始めていた。
戸惑ううちに、レスターの男らしい大きな手がクリスティーナの体の線を確認するように背筋を這っていく。
「……っ」
思わず身を引きそうになり、それを何とかぐっとこらえる。
(た、耐えなくちゃ。これが、このクレフティス王国で、わたしに与えられた役割だというのなら……)
この人のものに、クリスティーナはなるのだ。
固く瞑った瞼の端に、涙が滲む。
激しいキスを受けるうちに、気がつけばクリスティーナは、レスターによって無理やりベッドへと連れられ、押し倒されてしまっていた。
一瞬解放された唇は、ベッドに二人の体がもつれ合って着地すると同時に、再びレスターに奪われた。
熱く濡れた舌が否応なく絡み合い、貪るように激しく唾液を啜られる。
まるで、何かに飢えているかのような唇と舌による愛撫だった。
「んぅっ……、ふぁっ……」
こんな風に男とキスすることが初めてなクリスティーナは、息を継ぐことさえも手間取ってしまう。
名残惜しく最後に下唇を噛むように吸われ、ようやく激しいキスが終わると、クリスティーナの瞳は熱く潤み、息は激しく切れていた。
息を吸って吐くリズムに合わせ、クリスティーナの豊かな胸が大きく上下している。
「はぁ……、はぁ……、はぁ……」
少しずつ、荒れていた呼吸も整っていく。
すると代わりに、室内の静寂が強調された。
静かすぎて、それが怖い。
眉間を寄せ、クリスティーナはおそるおそる瞼を開いた。
目を上げると、間近にレスターの顔があった。
……レスターは、ベッドに手をつき、クリスティーナを見つめていた。
クリスティーナの白い頬を、レスターが、その大きな手の甲でそっと撫でた。
手の動きに添って、レスターから落とされる視線が、クリスティーナの瞳から頬へと移っていく。
「――クリスティーナ……。俺は君を愛している」
ふいに落とされたその囁きに、クリスティーナは虚を衝かれた。
(え……?)
どういう意味なのかわからず、クリスティーナは目を丸くしてレスターの瞳を見つめた。
見つめ合ったまま、答えを待つように沈黙が流れ、クリスティーナは思案した。
そして、ようやく『今自分が彼に言うべき台詞』を見つけ出して口を開く。
「わ……、わたしも……」
彼は、この先クレフティス王国の王となる道を歩むエルザス王国のレスター王子としての役割を演じ、クリスティーナを愛しているという『台詞』を口にした。
だから、クリスティーナもまた、彼の治世に正当性を持たせるために、自らに与えられた役を演じなければならない。
「あ……、あなたのことを……、愛して、います……」
それでも、声が震えた。
(今日会ったばかりなのに……)
脳裏にそんな思いが過ぎるが、それは彼も同じことだ。
愛してもいない人に愛していると囁き、愛のない結婚をしなくてはならない運命。
彼と自分は、今夜からそれを共有するのだ。きっと。
しかし、再び流れた虚ろな沈黙とは裏腹に、それを破った彼の立てる笑う声は、……自嘲の響きに満ちていた。
「なるほど。俺たちは、愛し合う二人というわけだな」
嘲笑うように言われ、しかし首を振るわけにもいかず、クリスティーナは頷いた。
「そ……、そのように思います……」
彼の口にした『台詞』を思い返せば、そのはずだ。
意のままに、意に添うように。
彼の心がどこにあるのかわからないままに、クリスティーナはただレスターに従っていた。
頬に当てられていたレスターの手がクリスティーナの長い銀髪を掻き上げ、また頬を撫で、首筋をなぞり、薄手のナイトガウンを持ち上げる膨らんだ胸元に置かれる。
「‼」
クリスティーナは、目を見開いた。
こくりと白い喉を鳴らすと、胸元も合わせて上下する。
その胸を、レスターの手が椀を描くようにして包み、柔らかく揉み上げた。
恥ずかしさと体の奥から湧いた奇妙なしびれに、思わずレスターの整った顔から顔を背ける。
するとすぐに、男の眼前にさらさられた耳元に、レスターの濡れた舌が這った。
「あ、やっ……!」
予想外のところへ落ちたその感触に、クリスティーナは思わず声を上げていた。
レスターの熱い舌はそのまま首筋へゆっくりと唇が下り、クリスティーナは思わず脚をじたばたと動かした。
(だ、駄目……)
抵抗してはいけないと強く念じていたはずなのに、体が勝手に動いてしまった。
……けれど、いけないと思った時にはもう遅かった。
ふっと笑って、レスターは言った。
「君はいけない姫君だな。俺を愛していて……、今夜俺のものになろうとしているのに、こんな風に抵抗するなんて」
---
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
もしよろしければ、♥やお気に入り登録などなどをいただけたら大喜びします!
今後の活動の励みになりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
また、お気に入りや♥をくださった方、本当にありがとうございます。
とても嬉しかったです。
これからも活動を続ける励みになりました!
また、プロローグのところにキャラ紹介画像を添付してありますので、もしよければご覧ください!
5/17追記:5/26~公開予定の次作なのですが、やはりR18女性向け小説(逆ハー、現代舞台、大人ヒロイン)のみにすることにしました!
R18男性向け小説につきましては、調べてみましたところ、ここまで直球な内容はアルファポリス様では少ないようでして…!
活動を参考にしている同人作家様がこちらでもアップしていたので、自分もやってみようと思っていたのですが、やはり類似ジャンル作品が多いノクターン等でまずは活動してみることにしました。
レスターの声は、どこか嗜虐的な響きを持っていた。
思わず、クリスティーナはびくりと身を縮めた。
彼は、酷く怒っている。
クリスティーナにも、それだけはわかった。
しかし、逆らわないことで怒りを宥めるという方法しか、クリスティーナは知らなかった。
クリスティーナは、亡き叔父王に、いつもそうして自尊心を殺して従ってきたのだ。
戸惑いながらも、クリスティーナは小さく頷いた。
「はい……」
その返答に、レスターは残酷な声で笑った。
「クリスティーナ。それなら、この部屋で君がすべきことはよくわかっているな? 君は今夜……、この俺のものとなるのだ」
「!」
どくんと、心臓が跳ねる。
それがどういうことであるのか、……さすがに理解はできる。
ほとんど間を置かないうちに、クリスティーナは震えながら頷いていた。
「は……、い……」
答えると、クリスティーナの華奢な身体を、レスターの腕が強引に絡め取る。
思わず身じろぎすると、レスターが命じた。
「逃げるなよ。俺に抱かれたいんだろう?」
耳に甘く声を落とされ、クリスティーナは答えに迷った。
「そ、それは……。あっ……」
何か言おうとする前に、クリスティーナは再び唇を塞がれていた。
それは、最初に交わした唇が重ね合わされるだけのキスと異なり、深々としてきつく、まるで噛みつくようなキスだった。
急に息が苦しくなり、熱くぬめるような感覚が唇と舌を食んでいく。
「んぅ、ふっ……」
戸惑いと苦しさの間に声が漏れ、寝室の床へと落ちていく。
レスターの熱い舌は、抵抗できないクリスティーナの口腔を思うさまに蹂躙していった。歯列をなぞり、口蓋を舐め、不器用な動きを見せるクリスティーナの舌を絡め取る。
舌先をちゅっと吸われ、クリスティーナの舌はいつの間にかレスターの熱い唇の中へ入り込んでいた。
無理に彼と同じ動きをするように強いられたクリスティーナの舌は、いつの間にか甘くレスターの舌を舐め返していた。
くちゅくちゅと唾液を吸われる音が耳に響き、ねっとりとした感覚が間断なくクリスティーナの唇を襲う。
キスが幾度も重ねられるにつれ、クリスティーナの体は不思議な熱を帯び始めていた。
戸惑ううちに、レスターの男らしい大きな手がクリスティーナの体の線を確認するように背筋を這っていく。
「……っ」
思わず身を引きそうになり、それを何とかぐっとこらえる。
(た、耐えなくちゃ。これが、このクレフティス王国で、わたしに与えられた役割だというのなら……)
この人のものに、クリスティーナはなるのだ。
固く瞑った瞼の端に、涙が滲む。
激しいキスを受けるうちに、気がつけばクリスティーナは、レスターによって無理やりベッドへと連れられ、押し倒されてしまっていた。
一瞬解放された唇は、ベッドに二人の体がもつれ合って着地すると同時に、再びレスターに奪われた。
熱く濡れた舌が否応なく絡み合い、貪るように激しく唾液を啜られる。
まるで、何かに飢えているかのような唇と舌による愛撫だった。
「んぅっ……、ふぁっ……」
こんな風に男とキスすることが初めてなクリスティーナは、息を継ぐことさえも手間取ってしまう。
名残惜しく最後に下唇を噛むように吸われ、ようやく激しいキスが終わると、クリスティーナの瞳は熱く潤み、息は激しく切れていた。
息を吸って吐くリズムに合わせ、クリスティーナの豊かな胸が大きく上下している。
「はぁ……、はぁ……、はぁ……」
少しずつ、荒れていた呼吸も整っていく。
すると代わりに、室内の静寂が強調された。
静かすぎて、それが怖い。
眉間を寄せ、クリスティーナはおそるおそる瞼を開いた。
目を上げると、間近にレスターの顔があった。
……レスターは、ベッドに手をつき、クリスティーナを見つめていた。
クリスティーナの白い頬を、レスターが、その大きな手の甲でそっと撫でた。
手の動きに添って、レスターから落とされる視線が、クリスティーナの瞳から頬へと移っていく。
「――クリスティーナ……。俺は君を愛している」
ふいに落とされたその囁きに、クリスティーナは虚を衝かれた。
(え……?)
どういう意味なのかわからず、クリスティーナは目を丸くしてレスターの瞳を見つめた。
見つめ合ったまま、答えを待つように沈黙が流れ、クリスティーナは思案した。
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「わ……、わたしも……」
彼は、この先クレフティス王国の王となる道を歩むエルザス王国のレスター王子としての役割を演じ、クリスティーナを愛しているという『台詞』を口にした。
だから、クリスティーナもまた、彼の治世に正当性を持たせるために、自らに与えられた役を演じなければならない。
「あ……、あなたのことを……、愛して、います……」
それでも、声が震えた。
(今日会ったばかりなのに……)
脳裏にそんな思いが過ぎるが、それは彼も同じことだ。
愛してもいない人に愛していると囁き、愛のない結婚をしなくてはならない運命。
彼と自分は、今夜からそれを共有するのだ。きっと。
しかし、再び流れた虚ろな沈黙とは裏腹に、それを破った彼の立てる笑う声は、……自嘲の響きに満ちていた。
「なるほど。俺たちは、愛し合う二人というわけだな」
嘲笑うように言われ、しかし首を振るわけにもいかず、クリスティーナは頷いた。
「そ……、そのように思います……」
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「あ、やっ……!」
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レスターの熱い舌はそのまま首筋へゆっくりと唇が下り、クリスティーナは思わず脚をじたばたと動かした。
(だ、駄目……)
抵抗してはいけないと強く念じていたはずなのに、体が勝手に動いてしまった。
……けれど、いけないと思った時にはもう遅かった。
ふっと笑って、レスターは言った。
「君はいけない姫君だな。俺を愛していて……、今夜俺のものになろうとしているのに、こんな風に抵抗するなんて」
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