49 / 84
第一幕
奇ノ四十六『この両手に守るもの』
しおりを挟む日々、成長していく。
紫藤と、俺だけの時間に加わった、新しい時の流れの中で。
子供達と。
主・紫藤蘭丸が。
強い絆で結ばれ、成長していっている。
守るべきものを見つけた紫藤の心は強く、そして温かくなっていく。彼の両手は、子供達をしっかりと抱き込んでいた。
二人を守ると、照れくさそうに顔を赤くしながらも、意思表示を伝えた。
俺は駄目な大人だ。
胸の奥が震え、どうしても心を制御できなくなった。
子供達の前だというのに、感情が抑えられないとは。
達也に大人のことを相談されたばかりだと言うのに。あまりこういったことを意識させないようにしてやりたいのに。
子供達を守る紫藤の姿に、愛しさが込み上げて仕方がない。
「……ぁ……清次郎……ぅん……!」
「蘭丸様……」
はだけたシャツから覗く、尖った突起に優しく口付けた。紫藤の中はとても熱く、俺を包み込んでいる。
服を脱ぐのももどかしく、性急に紫藤を求めてしまった。解しが甘く、狭い中をなるべくゆっくり押し進んでいる。その度に、もどかしそうな手が俺の腕を掴んでくる。
「ん……!」
苦しそうな声に、胸がざわついた。ベッドに散った長い白髪を整えるように撫で、赤味を差した頬に唇を当てる。啄ばむように口付け、紫藤の体が緩和するのを待った。
「……はっ……ぁ……はぁ……」
ベッドに沈んだ体が、受け入れ態勢を整えたことを教えてくれる。黒い瞳は潤み、俺を呼んでいる。
「……清次郎……はよぅ……!」
掠れた声に呼ばれ、奥を突き上げた。仰け反る喉元を見つめながら、腰を掴み、紫藤が感じる場所を突いていく。
「ぁ……ぁ……ああっ!」
久しぶりにベッドで抱いているせいか、紫藤が乱れた。胸元を反らせ、腰を揺らし、俺を煽ってくる。
「蘭丸様……!」
「もっと……来い……清次郎!」
紫藤の足が俺の腰を捕まえるように挟みこんでくる。期待に応えるため、抱き締めると突き上げた。風呂場のマットの上とは違い、紫藤の体が傷つくことはない。
だから俺も全力で抱いた。
愛しい人を。
たまらなく愛しい人を。
「蘭丸様……ほんに愛しゅうございます……!」
「ん……ん……清次郎……!」
俺の首にしがみ付き、感じる体に素直に涙を流している。俺の頬にも流れた紫藤の涙は、胸を熱くさせた。
互いを抱き寄せ、息を乱す。
紫藤の胸元、子供達には見えない場所に、口付けの跡を残していく。
「……清次郎……熱いぞ……たまらぬほど熱い……!」
「蘭丸様こそ……あまりの熱さに溶けてしまいそうです」
「お主が男前なことをするからぞ……!」
手の甲への口付けが、よほど気に入ったようだ。スッと差し出された白い手を取り、恭しく甲に口付けてやればキュッと後ろが締まる。
涙を流しながら微笑んだ紫藤は、俺の手を握ると、甲に口付けた。
そのまま唇が重なった。愛しい体を掻き抱く。腰が揺れるほど打ち続ける俺にしがみ付き、自らも腰を揺らし、汗ばむ体を寄せ合った。
やがて昇り詰めた絶頂に、紫藤の綺麗な胸が反らされる。余韻に震える姿さえ、愛しくて。
「ぁ……ぁ……はぁ……!」
中で吐き出した俺の熱に、フルリと震えている。全てを俺に任せ達した紫藤は、乱れた白髪を顔に掛けたままベッドに沈んだ。両腕を投げ出し、汗を噴き出した体のまま横たわっている。
俺を見上げている涙に濡れた黒い瞳と、口付けで赤く色づいた唇が、また胸をざわつかせた。
気付かない紫藤は終わったと思ったのだろう、額に滲んでいた俺の汗を拭うように手を当て、弾む息を整えながら首を傾げている。
「……清次郎。この間もそうだが……何ぞ嬉しいことでもあったのか? 達也達の前で私を浚うなど、お主らしからぬが……」
「蘭丸様……」
名を呼びながら、着ていたシャツのボタンを外していく。ボタンを一つ外すたびに、胸元が広がっていくからか、紫藤が息を飲んでいる。
ハラリと、広がったシャツ。汗で濡れたそれをベッドの下に落とし、熱い紫藤の中からそっと出る。抜き取る時に震えた紫藤は、履いたままだったジーンズを脱いでいく俺を見守っている。
全てを脱ぎ捨て、裸になった俺は、はだけさせていた紫藤のシャツも脱がせた。張りのある白い肌の全てを晒した彼に、重なるように寄り添うと、赤く染まった耳に囁いた。
「…………たまらぬほど熱いのです。蘭丸様が沈めて下され……」
「……ぉ……おおぅ……!?」
奇妙な驚きの声を上げた紫藤は、寄り添った俺の顔をまじまじと見つめ、鼻息を荒くするとすぐに覆い被さってきた。腕を突っ張って俺を見下ろし、そっと胸に触れてくる。
「ほ……ほんに良いのか!?」
「はい……」
「お主から誘われるとは……!!」
目が血走り、胸の突起を摘んでくる。喉を詰まらせ、感じる俺を凝視しながら、コリコリと突起を摘んでは転がした。
「……あっ……蘭丸様……」
名を呼ぶ俺に、次第に紫藤の息が荒くなった。指だけでなく、唇でも愛撫され、たまらず身を捩る。追いかけた紫藤の唇から伸びる熱い舌が、突起を転がした。
スルリと滑りこんだ彼の白い手が、後ろに当てられる。足を広げ、誘えば、ゴクリと生唾を飲み込みながら指が入ってきた。
「くっ……!」
白く長い指に解され、乱れそうになる息を整える。俺の黒髪を撫でる紫藤の手を感じながら、なるべく力を抜いて待った。
指が増え、丁寧に解される。顔に掛かる紫藤の白髪に手を通し、掻き上げてやれば、柔らかい口付けを受けた。
「……ほんに美しい男だ、清次郎……!」
興奮した目が血走り、俺の肩に噛み付くような口付けを落としている。そうして引き抜かれた指の代わりに、猛った紫藤のモノが入り込んだ。
「ぅん……!」
「清次郎……!」
「熱うございます……蘭丸様……!」
紫藤を抱き寄せ、熱に耐えた。入り込んだ紫藤のモノが脈打っている。もっと奥に来ても良いと、自ら腰を押し付けた。
「ぁ……せ、清次郎……!」
フルリと震えた紫藤が、思いきったように腰を動かし始める。俺に抱き付きながら、熱心に抱いてくれている。
滑らかな背中を撫で下ろし、見つめてくる熱い瞳に微笑んだ。
紫藤の手を、握り締める。
「この手で、子供らを守ってやって下され」
「……清次郎」
「達也も七海も、紫藤様を頼っております。俺は、二人を守る紫藤様をお守り致します」
赤く染まった頬を引き寄せ、唇に触れた。重なった唇は、すぐに熱い舌を感じさせてくれる。絡まる舌を受け入れ、触れ合わせ、紫藤の腰に触れると引き寄せた。
結合が深まる。奥まで紫藤を感じ、素直に体を震わせた。
「……蘭丸様……!」
息を吹き込めば、心得たように奥を探ってくれる。密着した肌が汗ばみ、乱れた紫藤の息遣いが耳を擽った。
しかと抱きとめた体が震え始める。絶頂が近い事を感じとった俺は、より感じてもらうため、後ろを引き締めた。
「うんん……!」
「あっ……!」
しがみつき、震えた紫藤が達した。奥で迸る熱に、俺も素直に感じることで達してしまう。
奥で暴れた紫藤のモノが大人しくなるまで、抱き締めた体を離さなかった。顔に掛かる長い白髪を掻き上げるようにして整えてやれば、震えながら体を起こしている。
俺の中から出ていくと、寄りそうように寝転んだ。潤んだ瞳に見つめられる。
「……共に守ろうぞ」
「はい」
「あの子らが、生きて、死ぬまで見守ってやろう」
「はい」
甘えるように抱きつく紫藤を受け止めた。そろそろ、隣の部屋に二人が入る頃だろう。
そうしたら一度シャワーを浴びて、さっぱりしてから二人のもとへ戻ろう。
からかう達也の顔と、恥ずかしそうに笑っている七海の顔を思い浮かべながら、紫藤の滑らかな額に口付けた。
***
三脚に置いたデジタルカメラのタイマーを確認し、ボタンを押すと急いだ。ソファーに座って待つ、紫藤と達也、七海の後ろに回る。後ろから三人を覗きこむようにして体を固定し、視線はカメラへ向ける。
タイマーが作動し、俺達四人を写し取る。俺が取りに行く前に、達也が駆け寄っていく。七海も一歩遅れて達也の横に立つと、デジタルカメラを覗きこんだ。
「撮れてるぜ!」
「うむ。この家の中であれば、霊の姿も映らぬでな」
満足そうに頷く紫藤に微笑み、俺も画像を確認した。紫藤を挟むようにして座っている達也と七海、その後ろに立っている俺の姿もきちんと映っている。
「引き伸ばして飾りましょう」
皆で生きている証だ。ぜひとも目に止まる場所に飾っておきたい。
「あんまでかいと恥ずかしいって」
「僕は嬉しいよ」
「そこそこなら良いけどよ」
渋る達也とは違い、七海は嬉しそうだ。そんな二人にデジタルカメラを構え、シャッターを押す。あっ、と達也が手を伸ばしてくる。
「ずりーぞ、清兄!」
「良い顔で笑っているからな、つい」
「……俺が撮る!」
俺の手からデジタルカメラを奪った達也が構えている。カシャッと音がすると、撮られてしまった。七海と一緒になって画面を確認した達也が舌打ちしている。
「ちぇっ。ドジ顔でも撮れたらおもしれぇのに」
「清兄さんだもん、難しいと思うよ」
「うむ、清次郎はどのような時でも男前故な」
胸を張った紫藤に、すかさずデジタルカメラを向けた達也がシャッターを押している。撮れた画像を確認した達也が吹き出した。
「すっげー偉そう!」
「偉そう、ではなく、私は偉いのだ。当然ぞ!」
ますます胸を張った紫藤に、俺も吹き出してしまった。そんな俺の腕を取った七海が引っ張り、紫藤の隣に座らせてくる。達也の元に戻った七海は、くっ付け、と両手を合わせている。
達也がデジタルカメラを構え、待っている。
期待に応えるため、紫藤の腰を引き寄せ、白い頬に口付けた。
シャッターが切られ、紫藤と俺を写し取る。
わなわな、わなわな、紫藤の手が震えているので、握り締めると今度は滑らかなおでこに口付けた。
再びシャッターが切られる。胸に抱き締めた姿も、長い白髪を撫でる姿も、撮られていく。
その間ずっと、紫藤はわなわな震えていた。唇はプルプル震え、白かった頬はもう、真っ赤になっていた。
そんな姿がとても愛しくて。微笑みながら、震えが止まるよう、両頬を挟むように撫でてやった。
「清兄おっとこ前~!」
「いっぱい撮れたね」
「どれ、今度はお前達を撮ってやろう。家でプリントするからな、面白い顔でも良いぞ?」
立ち上がり、達也の手からデジタルカメラを受け取った。七海と二人、どんな顔をしようかと相談している。シャッターチャンスを逃さないよう、いつでも撮れるよう構えて待った。
「……よし、行くぞ!」
「うん!」
何かを閃いたのか、二人は頷き合った。紫藤の目の前に立っている。
これでは俺に背を向けているので、二人の顔が撮れない。せっかく二人を写そうとしているのに、どうして背中を向けるのか。
紫藤もまた、何故目の前に二人が立っているのだろう、と赤い顔のまま見上げている。大人しくなっていた紫藤は、ぶっ、といきなり吹き出した。
「あは、あはは! な、何だその顔は! お、お主ら……こ、これ、止めぬか!」
達也と、七海の顔を見ては腹を抱えて笑っている。紫藤の、これほど吹き出す笑いは珍しくて。思わずシャッターを切っていた。
「た、達也……ぶっ! 七海も……!」
とうとう、体を折り曲げるようにして笑っている。そんな紫藤に、達也と七海が顔を寄せては笑わせていて。
気配を消すと、紫藤の背後に回りこんだ。笑わせるのに夢中になっている、達也と七海の面白い顔をデジタルカメラに収めていく。
口を引っ張り、白目を向いている達也と、両頬を自分の手で潰し、唇を尖らせている七海の、変顔をしっかり撮ってやった。
「凄い顔だな!」
何度もシャッターを押した俺に気付いた達也が、慌てて止めたけれどもう遅い。紫藤を笑わせた変顔は消させない。
「清兄! それは駄目だって!」
「良い顔だったぞ?」
「お願い! 消してくれ!」
「さて、どうしようか」
飛び跳ねる達也からデジタルカメラを守るため、高い位置まで持ち上げる。身長差で勝つ俺の方が有利だった。
「楽しみにしていてくれ」
「消してくれって~!」
達也の願いは却下し、デジタルカメラを守り続ける。根負けした達也が溜め息をつきながら紫藤の隣にどさりと座った。
「清次郎は強い男故、諦めるが良い」
「つか、蘭兄のひーひー顔も撮られてっぞ?」
「私は美しいからな、問題ない」
「……こうしてやる!」
達也の手が、素早く紫藤の頬を挟みこんだ。思わずデジタルカメラを構えてシャッターを押してしまう。
うにっと、上に引き上げられた紫藤の頬。つり目になった顔に、本気で吹き出した。
「あは、あはは!」
「こ、これ清次郎!? 笑うでない!」
「七海!」
「うん!」
紫藤の背後に回った達也が首に腕を巻きつけ、七海は長い白髪を広げるように持っている。笑いに震える手で、何度もシャッターをきっていく。
「……己わっぱども! 懲らしめてやろうぞ!」
紫藤が反撃に出る。まずは七海を腕に抱き、背後に居る達也を引っ張るようにして引き寄せた。二人の首に、腕を掛けている。軽く締めているのか、二人がもがいた。
「苦しいって蘭兄!」
「蘭兄さん……!」
「まだまだよの!」
ふんっ、と鼻息を吹き出し、二人を抱き寄せている。
その瞳は心底楽しそうに笑っていて。
苦しいと言っている達也と七海も笑っていて。
かしこまって撮った一枚よりも、何倍も良い顔をして笑っている三人をデジタルカメラに収めた。
11
お気に入りに追加
70
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

真面目系委員長の同室は王道転校生⁉~王道受けの横で適度に巻き込まれて行きます~
シキ
BL
全寮制学園モノBL。
倉科誠は真面目で平凡な目立たない学級委員長だった。そう、だった。季節外れの王道転入生が来るまでは……。
倉科の通う私立藤咲学園は山奥に位置する全寮制男子高校だ。外界と隔絶されたそこでは美形生徒が信奉され、親衛隊が作られ、生徒会には俺様会長やクール系副会長が在籍する王道学園と呼ぶに相応しいであろう場所。そんな学園に一人の転入生がやってくる。破天荒な美少年の彼を中心に巻き起こる騒動に同室・同クラスな委員長も巻き込まれていき……?
真面目で平凡()な学級委員長が王道転入生くんに巻き込まれ何だかんだ総受けする青春系ラブストーリー。
一部固定CP(副会長×王道転入生)もいつつ、基本は主人公総受けです。
こちらは個人サイトで数年前に連載していて、途中だったお話です。
今度こそ完走させてあげたいと思いたってこちらで加筆修正して再連載させていただいています。
当時の企画で書いた番外編なども掲載させていただきますが、生暖かく見守ってください。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)


牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。

兄たちが弟を可愛がりすぎです
クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!?
メイド、王子って、俺も王子!?
おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?!
涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。
1日の話しが長い物語です。
誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。
真面目な部下に開発されました
佐久間たけのこ
BL
社会人BL、年下攻め。甘め。完結までは毎日更新。
※お仕事の描写など、厳密には正しくない箇所もございます。フィクションとしてお楽しみいただける方のみ読まれることをお勧めします。
救急隊で働く高槻隼人は、真面目だが人と打ち解けない部下、長尾旭を気にかけていた。
日頃の努力の甲斐あって、隼人には心を開きかけている様子の長尾。
ある日の飲み会帰り、隼人を部屋まで送った長尾は、いきなり隼人に「好きです」と告白してくる。

目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。
彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。
……あ。
音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。
しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。
やばい、どうしよう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる