妖艶幽玄奇譚

樹々

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第一幕

奇ノ三十五『夜明け前の静かな攻防』

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「まったく、人手不足もいいところです。今月は残業代、たっぷり出してもらわないと」

 パンッと鞭を振るった白崎剣は、少し乱れていたブラウンの髪を掻き上げている。相変わらずワイシャツの裾を出し、ボタンを外している彼が鞭を振るうと、お臍が見え隠れした。

 数人の警官が、ごくりと生唾を飲む音をたてている。車を封鎖していた彼らは、一般市民の通行を制御していた。

 なるべく目立たないよう、迅速に動く。特別機関の隊長になっただけあって、手際が良い。

 公園の周りに結界を張り、悪霊を集めていた剣に合流した紫藤と俺は、周りを囲っている警察官が少し気になった。

「この者達は信頼できるのか?」

「見られても問題はありません。地方の警官の中にも、霊感が強い者が居ますからね。そう言った者達を臨時に召集できるよう、組織立てていますから。皆、悪霊が見えている者達ばかりなんですよ。悪鬼という厄介な存在を確認してから訓練をしていたんです」

「……ほう、お主にしてはやるの」

「うふ。褒めるなら体で褒めて下さい」

「……清次郎!」

 剣が片目を瞑って見せると、逃げるように俺に抱き付いた紫藤。カタカタ震えている紫藤を抱き寄せながら、クスクス笑っている剣に苦笑いを返した。

「あ、ただ、空は飛ばないで下さいね。もう、夜が明けてしまいますので。この辺は高いマンションやビルが多い。一般人を制御するのは大変で」

「だ、そうです。紫藤様。早々に片付けましょう。皆をはよう、解放してやらねば」

「……し、白崎が来ぬよう、見張っておれ。いや待て! あ奴に捕まるでないぞ!?」

 顔を上げた紫藤が必死の形相で言い放つ。腕を掴まれ、強く頷いた。

「承知しております故、俺のことはどうかご心配なきよう」

「……うむ。急ぐとしよう」

 紫藤がようやく、俺から離れた。公園の中は発生した悪霊でいっぱいだった。何体居るのか、広い公園内で蠢いている。

 俺も参戦するため、抜刀した。紫藤の力を込められた、仏字の描かれた刀を構える。

「……美しい。惚れ惚れしますね」

 ほうっと溜息をついた剣が、持っていた鞭を振り抜いた。結界の外に出ようと暴れた悪霊を追い払い、結界内に戻している。

「おいたはいけません。見張りは厳重にお願いしますね。外に出られると面倒です」

 周りを警備している警官に注意を促している。結界を張っているとはいえ、これから紫藤が力を使えば、結界が破れる恐れももある。それを警戒してのことだろう。

 絡みつく視線を感じながらも、仕事をこなす彼に外のことは任せた。

「行くぞ、清次郎!」

「はっ!」

 刀を構え、振り抜いた。紫藤に貰った力が刀を伝い、悪霊の一体を捕らえる。溜め込まれていた力が削れ、もがく悪霊が一斉に襲い掛かってくる。

 紫藤が両手を突きだし、札を噴き出させた。大量の札が宙を舞い、悪霊の体に貼り付いていく。続いて扇子を両手に取り出した紫藤は、純粋な破壊の力を放出した。

 風が、悪霊の体を切り裂いていく。その度に淀み溜まった力が消されていく。質量を減らしていく悪霊に、警官達が驚きの声を上げた。

 一体、滑り落ちてきた悪霊目がけて走っていく。本体の魂を傷付けてしまわないよう、注意しながら刀を滑らせた。

 まずは一体でも多く、力を削っていく。これだけの数だ、一人一人、送っていては間に合わない。ある程度数を減らす必要がある。大人しくさせてから、送ることになるだろう。

 紫藤が多くを裁き、俺が一体ずつ確実に力を削る。

 木刀とは違い、刀はより鋭く、細かく、力を使えるのでやりやすい。集中し、新たに落ちてきた悪霊の力を削った。

 空が、明け始めた。東の空から眩しい光が射し込んでくる。紫藤の背中が照らされ、夜明けを告げている。

「急いで下さい! 見られたら揉み消すのが難しいですよ」

「分かっておる!」

 剣に急かされ、紫藤が扇子を大きく振った。舞い上がった悪霊の質量がどんどん減っていく。もう、ほとんどの悪霊が力を削ぎ落とされ、ぼうっと虚空を見つめる魂へと変わっていた。

「残りは俺が! 紫藤様は先に送られて下さい!」

「うむ、頼んだぞ!」

 残りの悪霊は俺が引き受け、力を削ぎ落とした霊達を紫藤があの世へと送っていく。大人しくなった霊達は、一人、また一人と空へ昇っていった。

 太陽の光はますます強くなっていく。結界内に入ってきた剣もまた、札を手に、大人しくなった霊を送り出している。

 意外にも、その手は優しいものだった。札を媒介にし、霊の額を撫でると、あの世へ送っていく。

「次は私好みの男になって下さいね」

 余計な一言は忘れずに。特に男の霊に対して優しい手付きを見せた剣は、紫藤と協力して数を減らしていった。

 残り最後の一体の力を削った俺は、歩み寄ってきた紫藤が送り届けるのを見守った。悪鬼によって突如悪霊に変わってしまった霊達は、なんとか無事にあの世へ旅立つことができた。

「お疲れ様です、紫藤様」

「うむ。怪我はないな、清次郎?」

「はい。大丈夫……」

 ぞわっと、背筋が凍った。

 鳥肌が一気に噴き出してしまう。

「うふ、硬く引き締まった良いお尻です」

「己、何をしておるか!! 清次郎に触るでない!!」

 紫藤の手が俺を引いてくれたおかげで、わし掴みされていた尻から剣の手が離れた。全く気配を感じさせなかった剣。

 俺の侍としての能力が落ちたのか、彼が忍者のように気配を消すのが上手いのか。

 分からないけれど、紫藤の機嫌がすこぶる悪くなったのは分かった。

「清次郎は私の清次郎なのだ! 気安く触るでない!」

「良いではありませんか。一希の乱れたパジャマ姿を見ながら、何もできなかったのです。せめて清次郎さんのお尻を撫でるくらい……」

「ならぬ!!」

「では……」

 剣がふふ、と微笑んだ。

「蘭丸さんのアソコを一撫でさせて頂きたい」

「……あそことは何だ?」

 意味が分からなかった紫藤が、少し力を抜いた瞬間。

 剣の目がギラリと光っている。危険を察知した俺は、彼の手が伸びる前に紫藤を抱きしめ、一歩後方へ飛んだ。空を切った剣の手。

「……あん、いけず」

「どうした、清次郎?」

 剣から離れ、紫藤を背に庇うと苦笑した。

「申し訳ありませんが、触れさせる訳には参りませぬ」

「どんな感触なのか非常に興味があるんですけれどね~」

「ご想像だけに留めて頂きたい」

「……そうしましょう。今日のところは、ね?」

 微笑んだ剣は、片目を瞑って見せると乱れていた髪を掻き揚げた。周りを警戒していた警官達の方へと歩いていく。

「さて、皆さん。手早く終わらせましょう。撤去をお願いします」

 封鎖していた道を通し、いつも通りの公園に戻す。一般人に知られることなく処理を終わらせるため、彼は職務に戻っていった。

 ホッと肩の力を抜いた俺の腰に紫藤の腕が絡んでくる。

「のう、清次郎。あそことは何処だ? もしやブランコのことか?」

 細く長い指で、公園のブランコを指差した紫藤に、思わず吹き出してしまう。

「何だ? どうして笑う?」

「い、いえ! ある意味、勘がよろしいと思いまして」

「何だ、ブランコのことであったか。……意味が分からぬな。私はブランコなど持ってはおらぬぞ」

 ギュッと抱きつく紫藤に、声を出さずに笑った。

 剣が言っていたあそことは、紫藤の大事な所だ。それとは気づかずに、ブランコを指差した紫藤。少し下品な言葉であれば、当たらずとも遠からずだ。

 そう思うと、笑いが止まらない。

「こら、清次郎。何を笑うておる!」

「も、申し訳ございませぬ。……可愛いお人だと思うて」

「何だと!? 白崎のどこが可愛いと申すか!」

「白崎様ではありませぬ。……蘭丸様のことですよ」

 腰に抱きついている手をポンッと打った。紫藤がすかさず前に回りこんでくる。

「私が可愛いと申すか」

「はい」

「……そうか、可愛いか」

 照れたように白い頬を赤く染めた紫藤は、甘えるようにすり寄ってくる。その長い白髪を撫でながら、温もりを与え合った。

 そんな俺達の側の地面がバシッと音を立てる。見れば鞭が振り下ろされていた。

「私に甘えないのであれば、早々に次の現場に向かって頂きますよ」

「ふんっ! 清次郎が私にだけ、優しいからといって焼餅を焼くでない」

 俺を守るように抱きしめた紫藤は、戻っていく鞭を睨んでいる。邪魔されたとご機嫌斜めだ。

 涼しい顔をした剣は、鞭を巻き取り、警官に指示を出しながら手招きしている。

「さ、次へ行きますよ。力を使って興奮した時は、私が吸って差し上げますから」

「要らぬ! 清次郎がしてくれるでな!」

 叫んだ紫藤の口を押さえたけれど、一歩遅かった。

 剣の顔が恍惚とした表情へと変わっていく。

「……そうですか。清次郎さんが……うふふ」

「…………!!」

 うっとりとした顔で見つめられ、背筋が凍る気がした。

 つくづく思う。

 北条一希は強い男だ、と。

 毎日、毎日、飽きない剣の攻撃を受けていても、変わらない一希を心の中で尊敬した俺だった。



***



 福岡県に大量発生した悪霊は、剣が的確に人目が付かない場所へ誘導し、まとめておいてくれたおかげでずいぶん楽にあの世へ送ってやることができた。

 加えて、剣自身が、霊にまで戻った魂を送る力を持っている。彼がもう少し紫藤と信頼関係を築ける人間であったならば、珠を与えることができただろうに。

 そうすれば紫藤の負担を減らすことができる。悪鬼の存在がある限り、突如変わってしまう悪霊は増える一方だろう。

「……ん……清次郎……! はよう……!」

 午後九時に、ホテルまで戻った紫藤と俺は、剣が取ってくれた部屋に入っていた。力を使って熱を込めた体は、限界を迎えている。

 俺もまた、体が熱くて仕方がない。一刻も早く紫藤を抱きたいけれど。

「少々お待ちを」

「もう……待てぬ……!」

「承知しております。されどいま少し」

 紫藤を大きなダブルベッドに寝かせた俺は、しがみ付こうとした彼の手をそっと外し、携帯電話を取り出した。残されていた留守電を聞き、一つ頷いた。

 ベッド側のテレビを振り返る。

 大きな液晶テレビの側に、小さな置物がある。その置物を手に取ると調べた。

「……これだな」

 呟きながら、置物に付着していた小型の隠しカメラを外した。壊すと経費に関わるので、一希に教えられていたスイッチを切ってしまう。

 次にベッドの下を覗いた。仕掛けられていた盗聴器を外してしまう。電池を抜いて使えなくした。

「何を……しておる?」

「何でもありませぬ」

 息を弾ませる紫藤のため急いだ。二つを箱の中に入れて、洗面台の下に置いた。

 ベッドに戻り、汗を滲ませている紫藤の額に手を添えた。

「お待たせしました、紫藤様」

「はよう……!」

「はい」

 掛け布団をめくり、二人で包まった。スイッチを入れていた冷房が程よく室内を冷やしている。

 反対に、ベッドの中は熱く、俺達を溶かしている。


『隊長が取ったホテルには注意して下さい。必ず隠しカメラと盗聴器が仕掛けられるはずです』


 紫藤の服を脱がせながら、電話でやりとりした一希の言葉を思い出して密やかに笑ってしまう。


『弟の克二に見張らせます。分かり次第、留守電に入れておきましょう』


 隊長である剣と長い付き合いだからか、彼の行動を熟知していた一希。隠しカメラと盗聴器を外したおかげで、安心して紫藤を抱ける。

 そのことに、ほんの少しだけ、申し訳ない気持ちも混ざる。

「……清次郎?」

 手が止まったからか、紫藤が俺の黒髪を掻き揚げてくる。頬を撫でられ、何でもないと首を横へ振った。

「何でもありませぬ。それより紫藤様、もう、こんなに熱くなっておいでだ……」

 腫れていた場所を一撫ですれば、フルリと震えている。白い肌が急速に赤味を帯び、熱に潤んだ瞳が見上げてくる。

「……蘭丸様」

 囁きながら口付けた。

 重なった唇は熱くてたまらなかった。

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